北の国から2022春　3-3

2022/04/19 - 2022/04/21

田中邦衛さんが亡くなったニュースを聞いてから一年。
コロナのため飛行機を使った旅行は封印していましたが、もうそろそろ・・・ということで、旭川富良野へ２泊３日で行ってきました。
田中邦衛さんが主演した「北の国から」は2002年に最後のスペシャルドラマが放映され、私はその翌年2003年に初めて北海道を訪れました。すっかり北海道にはまってしまい、2015年までに10回旅行しました。今回は7年ぶり11回目の北海道です。
追悼の意味も込めて「北の国から」中心の旅行・記事になっていますので、知らない方には「なんのこっちゃ」な内容になっています。

１日目：旭川空港＞道の駅東川＞旭川ラーメン村＞旭川木工団地＞道の駅旭川＞富良野
２日目：麓郷（北の国からロケ地）＞フラノマルシェ＞富良野チーズ工房＞新富良野プリンスホテル
３日目：青い池＞拓真館＞美瑛＞旭川空港

エリア 北海道

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

３日目・最終日の朝。部屋から十勝連峰方面を臨みます。
今日も良い天気です。

朝食バイキングです。パン系メニューにしてみました。
宿泊者数が少ないのか、会場には10組もいません。
それを反映して、全体的に料理も少ないですね。ドリンクはピッチャーに３分の１程度しか入っていません。それ以前に富良野なのにミルクがなかった・・・。

レストランからスキー場が見えます。
昨晩は照明がすいていましたが滑ってる人はいませんでした。この雪の量では怖いですね。でもゴンドラは動いています。

ホテル内には富良野ドラマ館があります。昨日は休館日。この日は9:15から営業しています。この時間に合わせてホテルをチェックアウト。
ドラマ館と言っても関連商品のお土産屋さんです。

「北の国から」関連で純のボヤキバンダナと「子供が食ってる途中でしょうがラーメン」をお買い上げ。どうしてもおやじギャグ系が好きなんです。

「優しい時間」コーナー（ビデオ内のニノが若い！）や

「風のガーデン」コーナーもありますが、大半は「北の国から」関連です。

ホテルを出て、喫茶ギャラリー「あかなら」へ。
ここは元「北時計」という喫茶店でした。
「北の国から95秘密」で純とシュウ（宮沢りえ）が話したログハウスの喫茶店です。
ギャラリーになっているようですが営業時間前で、写真だけ撮って終了します。

有名なファーム富田へ向かう途中、リフトのあるラベンダーパークへ。
小規模ですが冬はスキー場になるみたいですね。
今は雪も花もありませんが。

ファーム富田横のトミタメロンハウスがまだ開園季節ではなかったので、国道に戻りサンタのひげへ。天気が良いのでソフトクリームを食べたくなったのです。

ハーフカットのメロンに大きめのソフトクリームが乗っています。さすがにこの時期のメロンは国内産ではありません。
ソフトクリームはミックスにしたのですが、お姉さんが間違えてバニラにしてしまいました。で、こちらも食べてくださいと出されたのが右のカップ。大盛りソフトになりました＾＾

７年ぶりに白金の青い池にやってきました。
前回はもっと白濁していましたが、今日は空よりきれいな青です。
観光地化するのも無理はないというか納得です。
初めて来たときは入山届を出し、空き地に車を停め、雑草をかき分けてきました。
２回目は駐車場が整備され、ライトアップの照明が置かれ、関連土産が南富良野の道の駅にまでおかれていました。
今回駐車場は倍になった上に有料500円となっています。
変われば変わるものです。でも池の中の樹は少しづつ枯死している気がします。

右を見ると山に雪が残っていて、なんとなくこっちの方がいいかな。
いつまでもこの風景が残っていますように。

拓真館は実に19年ぶりです。
「麦秋鮮烈」など美瑛の丘の風景写真で知られる前田真三氏の写真ギャラリーで、入場無料ですが内部撮影禁止です。
初めて訪れて以来ほぼ毎年、山と渓谷社発行のカレンダー「大地からの贈り物」を部屋に飾っています。
館内には別のカレンダーを売ってました。この時期なので半額です。お買い上げ。
メジャーな写真ばかりなので、カレンダー機能よりも保存版として。

ランチは美瑛のカフェレストラン「木のいいなかま」にしました。
名前の通り、ログハウスの造りが素敵です。

グラタンのセットにしました。サラダはすでに食べてしまっています。
グラタンは熱々で中には野菜がたっぷりで、とてもおいしかった。

店内には店主さんが白樺の木片で作ったという動物などが飾られていて、温かみを感じます。

玄関にも白樺の演奏家たち。そういえば富良野チーズ工房のエントランスにも木で作った音楽隊が展示されていました。あっちも上手でしたが、こちらも味わいがあります。

道の駅：美瑛丘のくらは石造りの倉庫のようです。
駐車場は狭いです

時間が無くなってきたので、美瑛の丘を足早観光コースで。
どうしても来てしまう北西の丘展望公園。ピラミッド型の展望台が目印です。

足の間から十勝連峰。

展望台からの十勝連峰。手前にはラベンダーが植えられているようですが咲くのはまだまだ先です。その頃はきれいでしょうね。

十勝連峰をアップにしてみました。
富士山などもそうですが、雪の残った山と青い空の組み合わせは最強ですね。
今日は空の青さがちょっと弱いかな。

右側にあるのがケンとメリーの木。ポプラです。
左側はペンションのようです。

かつてこの木の下で日産スカイラインのCMが撮影されたそうです。その時のキャッチコピーが「ケンとメリーのスカイライン」スカイラインはケンメリの愛称で呼ばれました。

空港近くにある木工製品のギャラリーに寄り、ガソリンを満タンにしてレンタカーを返却しました。空港近くの牧場を通りすがりに撮影しました。この写真では小さすぎて左端の牛は見えないでしょうね。

出発まであと１時間です。20:10の便が欠航になっていたことをこの時に知りました。その影響もあるのか、機材が変更になったという連絡がありましたが、座席は変わりません。そして今回もコードシェア便のため機内WiFiが使えません。

旭川空港から帰るのは初めてです。

今までの北海道はすべて3泊4日でしたが、今回は諸事情により2泊3日でした。丸１日使えるのが１日だけというのはせわしないですね。
3日間、好天に恵まれました。晴男宣言しようかと思いましたが、羽田に着いたら雨でした＾＾；

追悼黒板五郎という言葉に違和感を覚えましたが、倉本聰さんの中では「もう終わりにさせてあげよう」という思いもあるようです。
五郎さんのお墓を建てる話も出ているのだとか。
今回10数年ぶりにロケ地を訪ねて、物理的にも風化しつつあるその姿に寂しさを感じています。
遺言の冒頭には「純、蛍　俺にはお前らに残せるものが何もない。でもお前らには、うまくいえんが、遺すべきものはもう遺した気がする。金や品物は何も遺せんが、遺すべきものは伝えた気がする。・・・。」とあります。
SDGｓがらみばかりでなく、いろいろなものを「北の国から」で教わりました。「ロケ地めぐり」みたいにテーマを持って旅行することの楽しさを知ったのも、「北の国から」がきっかけでした。
自分の中にも何か遺されているのかもしれません。
ありがとう黒板五郎、ありがとう「北の国から」。
自己陶酔中ですｗｗ
読んでくださってありがとうございます。ラベンダーの季節がお勧めです。