2018/08/01 - 2018/08/01
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frau.himmelさん
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中学生と一緒の南ドイツ旅…、
前回で孫たちは帰国してしまいましたが、旅行記はまだ最終日のアルテピナコテーク編が残っております。
と言っても作品を羅列しただけのものですから、旅行記とはとっても言えないかもしれませんが、私の楽しみとして、最後にとっておきました。
ヨーロッパの美術館はフラッシュさえ焚かなければ、自由に何枚もバシャバシャ写真が撮れます。
帰国して、その写真を眺めながら、画家や絵の題名やその絵にまつわる物語、歴史などを調べるのは私の至福の楽しみなのです。
それに今回はもう一つ。
初ヨーロッパの孫娘は、学校の授業で教わった、名前だけは知っている有名な画家の数多くの作品を、アルテピナコテークで鑑賞することができました。しかし残念なことに、画家や作品の題名・説明はドイツ語か英語ばかりなので、よく理解できなかったと思います。
せめて、この旅行記で、孫娘に日本語のリストを残してあげたい、という思いもあります。
日本語の題名は、通常使われているものはそれを参考にしましたが、日本語訳がみつからない作品は翻訳ソフトや私の拙い訳でしのぎました。ですからとんでもない題名があるかもしれません(笑)。
-
27番のトラムでピナコテーケンで下車。
ここにはアルテ、ノイエ(新)、モダンの3つのピナコテークが隣り合って建っています。
私たちが向かうのはアルテ・ピナコテーク。 -
アルテ・ピナコテーク。
バイエルンの領主だったヴィッテルスバッハ家の膨大な美術品が所蔵されている美術館です。
歴代の王はヨーロッパの名画を精力的に集めてきました。 -
アルテ・ピナコテークは1836年にバイエルン王・ルートヴィヒ1世によって開館。
ルートヴィッヒ1世は、今までのヨーロッパのように美術品は王家の宝物としてでなく、広く一般公開することを目的として設立しました" -
チケットを買って入場します。
私はこの美術館は何度目だろう。 -
館内は国別の絵画にわかれています。
一応それに従って載せていきます。
まずはドイツの絵画の部屋。
ドイツ中世紀の大巨匠たちの作品が目白押し。
デューラーやクラナッハ、アルトドルファーなどの作品が見えます。 -
まずはなんといってもドイツルネッサンス絵画の大巨匠アルブレヒト・デューラー(1471-1528)の作品を。
「自画像」
真正面を見据えた自画像。
当時はキリスト以外の肖像画では正面画はご法度でした。デューラーはタブーを犯して、自身をキリストになぞらえた作品。 -
アルブレヒト・デューラー((1471-1528)
「四人の使徒」
四人の使徒とは聖ヨハネ、聖ペテロ、聖パウロ、聖マルコのこと。
そのころ起こった宗教改革で、デューラーはマルティン・ルターを支持しました。聖ヨハネが持っているのはルターが翻訳したドイツ語の聖書。 -
アルブレヒト・アルトドルファー(1480-1538)
「アレキサンドロス大王の戦い/イッソスの戦い」。
アルテ・ピナコテークの代表的収蔵品です。
この絵は、バイエルン公ヴィルヘルム4世の依頼によりアルトドルファーが特別に描いた歴史画大作。 -
「アレキサンドロス大王の戦い/イッソスの戦い」(部分)
まあ、なんて緻密な絵であることか!
この絵の中には2000人以上の兵士が描かれているそうです。
イッソスの戦い(紀元前330年)で、ギリシャのアレクサンドロス大王がペルシアのダリウス3世を破った戦いがモチーフになっています。
このゴマ粒みたいな兵士の中から、逃げるダリウス3世(青○)と追いかけるアレクサンドロス大王(赤○)の姿を見つけましたよ。 -
アルブレヒト・アルトドルファー(1480-1538)
「聖母マリアの誕生」
マリアの誕生を天使たちが輪になって祝っているところ、面白い構図ですね。
アルトドルファーはレーゲンスブルクの資産家で、市議会議員(市長?)としても活躍した権力者だったそうです。 -
アルブレヒト・アルトドルファー(1480-1538)
「スザンナの水浴」。
これもアルトドルファーの作品。
パッと見ると、まず豪華な宮殿が目に留まります。しかし主題はそこではありません。絵の下の方で小さく、スザンナが水浴(足浴)しているところ。
それを覗き見する二人の長老(どこにいるのか見えません)と、その後石打ちの刑に処されている長老が描かれているそうですが、これなど見つけることも困難です。
アルトドルファーはレーゲンスブルク市の建築家でもありましたから、スザンナに名を借りて、素晴らしい建築物の宮殿を描きたかったのかもしれません。 -
アルブレヒト・アルトドルファー(1480-1538)
「栄光の聖母子」
大勢の天使に囲まれた優しい表情の聖母子像もアルトドルファーの作品です。 -
ハンス・ホルバイン(父)1460-1524
「聖セヴァスティアヌスの祭壇画」1516.
左翼「聖女バルバラ」、右翼「聖女エリザベト」。
聖セバスティアヌスは裸の身体を木に縛り付けられ、矢を射抜かれた姿が象徴です。
彼は黒死病(ペスト)の守護聖人。
現代のペストとも言うべきコロナには守護聖人はいないのでしょうか。 -
マティアス・グリューネヴァルト(1475-1528)
「辱められるキリスト」1503.
グリューネヴァルトも私の好きな画家。
彼の名作「イーゼンハイムの祭壇画」を見るためにコルマールに行ったことを思い出します。 -
ルーカス・クラナッハ(父)1472-1553
「磔刑のキリストの前に跪くブランデンブルク枢機卿アルブレヒト」1520/30年ごろ。
ドイツの巨匠たちが続々登場ですね。
ここからしばらくルーカス・クラナッハが続きます。 -
ルーカス・クラナッハ(父)1472-1553
「キリストの磔刑」1503年
二人の盗賊とともに処刑されたキリスト。
下で嘆き悲しんでいるのは母のマリアとヨハネでしょうか。 -
ルーカス・クラナッハ(父)1472-1553
「キリストの磔刑図」。
ここにも同じく二人の盗賊と共に十字架にかけられたキリスト。上と同じ題材なのにまるで別人が描いたようにかき分けているのですね。
今にも気を失いそうになっている聖母マリアを支えているのは聖ヨハネ。
そして下で跪いて祈っているのはマグダラのマリア。
私には美輪明宏さんに見えてしまいます・・・。 -
ルーカス・クラナッハ(父)1472-1553
「聖母子と聖アンナ」 -
ルーカス・クラナッハ(父)1472-1553
「アダムとイヴ」 -
ルーカス・クラナッハ(父)1472-1553
「ルクレチアの自害」1524/30 -
ルーカス・クラナッハ(父)1472-1553
「黄金時代」1530。
ギリシャ神話の黄金時代は、何の憂いもなく人々が春を謳歌する幸せな時代。
クラナッハのこの絵を見て、同じような絵を思い出しました。
(下↓の絵) -
ルーカスクラナッハ(父)
「青春の泉(若返りの泉)」ベルリン絵画館
左に若返りを願う老男女がいて、泉に入るとあらあら不思議、右から若返った身体に生まれ変わり出てきます。そして再び青春を謳歌するという、羨ましい絵でした。
2012年ベルリン絵画館にて。 -
ルーカス・クラナッハ(父)1472-1553
「聖母子像」 -
イタリア絵画の部屋
アルテピナコテークを設立したルートヴィヒ1世は、18歳のイタリア旅行中にルネッサンス絵画と出会い、その素晴らしさに魅了されたということです。
そのせいかイタリア絵画の所蔵は素晴らしいものがありました。 -
ティントレットやティツィアーの大作がずらり。
気の向くまま撮影したものを順不同で紹介していきます。 -
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 1488-1576
「カール5世の肖像」1548年頃。
まずこの絵が目に留まりました。
神聖ローマ皇帝カール5世。この絵の複製はいろんなところで見かけます。有名な皇帝です。
帝国議会のために訪れたレーゲンスブルクでカール5世は町娘を見初め、嫡子ドンファン・アウストリアが生まれました。
2018年6月にシニア3人旅でレーゲンスブルクを訪れた際、そのゆかりのホテルで食事をしました。 -
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 1488-1576
「荊冠のキリスト」 -
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 1488-1576
「夕刻の風景の中の聖母子」1560年ごろ -
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 1488-1576
「穢れの愛(虚栄心)」 -
ジョヴァンニ カリアーニ1485/90-1547
「Madonna mit Kind Johannesknaben und Abt Antonius」1540
(何と訳せばいいのか?) -
パオロ・ヴェロネーゼ(1528-1588)
「あるヴェネチュア婦人の肖像」 -
ティントレット(1518-1594)
「マリアとマルタの家のキリスト」
有名な聖書の物語ですね。
キリストは女弟子マルタとマリア姉妹の家に迎えられる。
客人のために忙しく働くマルタと、手伝いをしないでキリストの傍で話に聞き入るマリア。マルタはそんなマリアを詰る。
しかしキリストはマリアの行いが良いとした。 -
フラ・フィリッポ・リッピ(1406-1469)
「受胎告知」1450頃 -
フラ・フィリッポ・リッピ(1406-1469)
「聖母子像」。
フィリッポ・リッピの聖母マリアのお顔、いいですね~~。 -
ルーカ・シニョレルリ(1445/50-1523)
「聖母子」1495頃
背後に見える人物は「棘を抜く少年」。 -
レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519)
「カーネーションを持つ聖母」
窓から見える背景は「モナリザ」と似ている。
私の近くで孫娘も写真を撮っていたので、「レオナルド・ダ・ヴィンチよ。これは撮ったほうがいいわよ」と教えてあげる。 -
ラファエロ(1483-1520)
「垂れ幕の聖母」1513/14。
ラファエロだって有名だから名前は知っているでしょうけど、説明がドイツ語だから読めないよね。
それに聖書の物語、ギリシャ神話なんてまだちょっと難しい。こういう名画で徐々に覚えていくといいわね。
と教育ばあば炸裂! -
ラファエロ(1483-1520)
「カニジャーニの聖家族」1505/6頃 -
ラファエロ(1483-1520)
「テンピ家の聖母」1507頃
フレンツェの貴族テンピ家にあったものをルートヴィヒ1世が購入した。 -
ピエトロ・ペルジーノ(1445-1523)
「聖母の聖ベルナルドゥスへの顕現」1490/94頃
意味がわからない題名です。 -
更にイタリア絵画の部屋です。
中央の長い絵(左矢印)はティエーポロ「東方三王の礼拝」1770.
右端の矢印はグイド・レーニ「アポロはマルシャスを殴る」ローマ神話より。 -
ルカ・ジョルダーノ(1634-1705)
「あるキニク学派の哲学者」1660
キニク学派とは何ぞや?
「犬のような」という意味のようです。反文化的な犬のような乞食生活を送る哲学者の一派のことだそう。 -
グイード・レーニ(1575-1642)
「聖母マリアの被昇天」1631/42
大勢の天使に支えられ天に昇っていく聖母マリア。
下の二人の天使はドレスデンの「システィーナの聖母」の頬杖をついていた可愛い天使を思い出します。 -
お次はフランドル絵画の部屋。
ヨルダーンスやヴァン・ダイクの人物画が見えます。 -
ヤコブ・ヨルダーンス(1593-1678)
「サテュロスと農夫」1620.イソップ寓話より。
サテュロスは半人半獣の森の精。足の部分が動物の足。テーブルの下から見えますね。
いつも嫌われているサテュロスですが、なんだか今日は楽しそうです。 -
アンソニー・ヴァン・ダイク(1599-1641)
「若き日の自画像」
フランドルのバロック期を代表する画家です。 -
アンソニー・ヴァン・ダイク(1599-1641)
「紳士の肖像、婦人の肖像 -
アンソニー・ヴァン・ダイク(1599-1641)
「エジプト逃避途上の休息」1627/32。
ヘロデ王の追手から逃れるためにエジプトへ旅立つ聖マリアとキリストとマリアの夫ヨセフ。その途中で休息をとっている。 -
アンソニー・ヴァン・ダイクの絵はここにも。
下左:「スザンナと二人の長老」
水浴しているスザンナを二人の長老が覗き見している。
下右:「聖セバスティアン」
なお上は:フランス・スナイダース(157-1657)「野菜と果物の屋台」 -
フランス・フランケン2世(1581-1642)
「アントワープ市長ロックス家での晩餐」1630/35.
裕福な市長が所有する美術品を鑑賞しながら晩餐を楽しんでいる。壁には見たことがあるような絵が。
右側の上の絵(○印)はどうみてもクインティン・マサイスの「両替商」ですよね。 -
フランドル絵画の中でもルーベンスの作品は驚くほど充実していました。
ルーベンスの部屋は2つもありました。しかも巨大なスペクタクルな絵が多く、部屋にはいると一瞬おおーっとなります。
しばらくルーベンスの絵が続きます。
ルーベンスは16世紀〜17世紀 アントワープを拠点とした、バロック絵画を代表する画家です。 -
ルーベンスの絵で最も巨大な作品は
「大いなる最後の審判」。なんと高さが6mもあります。
図の右側が地獄に堕とされる人々、左側が天国に引き上げられる人々。 -
ルーベンス
「黙示録の女としての聖母」1623年ごろ。
黙示録の一節。
画の左上にはドラゴンを退治する大天使ミカエル、中央には聖母子。 -
ルーベンス
「天使の墜落」。
堕天使ミカエルが悪(竜)と戦っている。 -
「ライオン狩り」
-
ピーテル・パウル・ルーベンス(1577-640)
「レウキッポスの娘たちの略奪」1618頃。ギリシャ神話から。
神々の長であるゼウスの息子たちが、叔父レウキッポスの娘たちを妻とするために誘拐する話。 -
ルーベンスの部屋。
上「ローマ人とサビニ人の和解」
左「死にゆくセネカ」
中央「メレアグロスとアタランテ(ギリシャ神話より」
右「キリストと罪を悔い改めたマグダラのマリア」 -
ルーベンスの部屋。
左:酔っぱらったシレヌス
右:「美徳の英雄の戴冠式」 -
ピーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)
「パオラの聖フランチェスコはペスト患者を治癒する」 -
ピーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)
「聖クリストフォロス」1485。
お馴染みのキリストを背負っているクリストフォロス。 -
ピーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)
「牛の群れがいる風景」1618年ごろ -
ピーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)
「結婚衣装をつけたエレーヌ・フールマン」。
エレーヌ・フールマンはルーベンスの2番目の妻。 -
ピーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)
「手袋をつけたエレーヌ・フ-ルマン」
と言っても、フールマンつながりで顔だけ撮ったので手袋は見えませんが。 -
ピーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)
「田園風景:シルビアとコリドン」1638頃 -
ピーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)
「二人のサテュロス」1617/19。
サテュロスはギリシャ神話に登場する半人半獣の聖霊。
先ほどヨルダーンスの絵で登場しています。 -
ピーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)
「呪われたものの地獄堕ち」621年ごろ。
呪われし者の阿鼻叫喚が聞こえそうな凄惨な地獄絵。 -
ピーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)
「キリストの埋葬」1616年ごろ -
ピーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)
「聖ローレンツの殉教」1615 -
ピーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)、
ピーター・スナイアーズ (1592?1667)
「アルケスの戦いでのハインリッヒ4世」1630。
ルーベンスの作品にしては随分穏やかな画風と思いましたら、共作でした。 -
ヨハネス・フェルメール(1632-1675)
「手紙を読む青衣の女性」1663
ここからは17世紀のオランダの絵画です。 -
ヘリット・ファン・ホントホルスト(1590-1656頃)
「愉快な仲間」1622 -
ヘリット・ファン・ホントホルスト(1590-1656頃)
「だらしない学生」1625 -
上(↑)の学生たちが読んでいた本。
何を見て盛り上がっていたのでしょうね。 -
マティサウ・シュトム(1600-1649)
「ケレスの嘲笑」1640/45
この絵にも何か面白いドラマがありそう。 -
フェルディナント・ボル(1616-1680) "
「ワイン商会のギルドの長老たち」
オランダ絵画と言ったら集団肖像画。
17世紀のオランダの画家にとって、身分の高いギルドの集団肖像画はもっとも割りのいい仕事でした。 -
フェルディナント・ボル(1616-1680)
「紳士の肖像」1645/46、「婦人の肖像」1648 -
フランス・ハルス(1581-1666)
「ウィレム・ファン・ヘイトゥイセンの肖像。1625/30.
モデルはハールレムの裕福な糸商人です。 -
"フランス絵画の部屋。お部屋がぱーーっと明るくなったような感じがします。
フランソワ・プーシェ(1703-1770)
「ポンパドゥール公爵夫人の肖像」
ロココ絵画の巨匠プーシェの代表的な作品。
ポンパドゥール夫人はルイ15世の愛妾で政治に関心が薄かったルイ15世に代わって政治にも口出しをするようになりました。
オーストリアのマリア・テレジア、ロシア帝国のエリザヴェータと連携してプロイセンに抵抗した「3枚のペチコート作戦」は有名です。 -
ポンパドゥール夫人の華やかな衣装、夫人が読んでいる難しそうな本。
ポンパドゥール夫人はプーシェのパトロンでもあり、多くの肖像画を描かせています。 -
フランソワ・プーシェ(1703-1770)
「黄金のオダリスク」
少女はプーシェのお気に入りのモデル。
この絵を見たルイ15世は、この少女をついに愛人にしてしまったそうです。
ポンパドゥール夫人といいその他大勢の愛人の存在といい、ルイ15世は博愛主義者ですね(笑)。 -
フランソワ・プーシェ(1703-1770)
「牧歌的な風景」1735 -
ジャン=パティスト・シャルダン(1699-1779)
「野菜の皮むき」1748
シャルダンの台所を主題とした絵画は人気があったそうです。 -
ジャン・マルク・ナティエ(1685-1766)
「恋人たち」1744 -
ジャン・マルク・ナティエ(1685-1766)
「フローラに扮したバリオン侯爵夫人」1746 -
ジャン=エティエンヌ・リオタール(1702-1789)
「朝食」。
召使いが若い女主人に差し出しているカップの中にはホットチョコレートが入っている。 -
ジャン=バティスト・グルーズ(1725-1805)
「王立絵画彫刻アカデミーのディレクター、ルイ・ド・シルヴェストルの肖像画」1754頃。 -
サイモン・ヴェ(1590-1649)
「ユーデット」
ホロフェルネスの頭を持つユーデット、旧約聖書のユーデット記より。 -
ヴァレンタン・ド・ブローニュ(1571-1632)
「荊冠のキリストへの嘲笑」 -
スペイン絵画の部屋。
スペイン絵画と言ったら代表的なこの人。
エル・グレコ(1541-1614)
「聖衣剥奪」1590/1600頃。
キリストが身につけている赤い聖衣がとても印象的。このあと兵士により聖衣を剥ぎとられます。
左隅には聖母マリアとマグダラのマリア。 -
フランシスコ・スルバラン・イ・サラサル(1598-1664)
「聖フランチェスコの幻視」1660頃
聖フランチェスコと言ったら茶色の僧衣、それに髑髏。
「聖フランチェスコの祈り」(一部抜粋)
「主よ、わたしをあなたの平和の道具としてください。
憎しみがあるところに愛を、いさかいがあるところにゆるしを、
絶望があるところに希望を、闇に光を、悲しみあるところに喜びをもたらすものとしてください」
いまこそ、この祈りが必要な時ではないでしょうか。
プーチンさんに聞かせてあげたい。 -
バルトロメ・エストバン・ムリーリョ(1618-1682)
「足なえを治癒するヴィラノーバの聖トマス」1670年ごろ
ムリーリョも私の好きな画家の一人。 -
ムリーリョ(1618-1682)
「果物を食べる二人の少年」
貧しい子供たちに焦点を当てた、ムリーリョの優しいまなざしが感じられる一連の絵画はついじっくり見てしまいます。 -
ムリーリョ(1618-1682)
「ぶどうとメロンを食べる少年たち」1645/46頃 -
ムリーリョ(1618-1682)
「さいころ遊びをする少年たち」1670 -
ムリーリョ(1618-1682)
「小さな果物売り」 -
ホセ・クラウディオ・アントリネス(1635-1675)
「スタジオのシーン」
バロック時代のスペインの画家。 -
フアン・パントハ・デ・ラ・クルス(1553-1608)
「敬虔なオーストリア大公アルベルト7世の肖像画」1600 -
ここもドイツ絵画の部屋。
2連3連の重厚な絵画や祭壇画などがありました。 -
ハンス・ヴェルティンガー(1465/70-533)
「バイエルン公ヴィルヘルム4世(1508-1550)の肖像」
「ヴィルヘルム4世夫人マリア・ヤコベアの肖像」
ヴィルヘルム4世はビール純粋令を制定した人。
この人のおかげでドイツでは美味しいビールが飲めるのですね。 -
ハンス・バルドゥンク(1484/85-1545)
「クリストフ1世 (バーデン辺境伯)」 -
ハンスミューリッヒ(1516-1573)
「アンドレアス・リグザルツ」
ドイツの貴族、銀行家。 -
ハンス・ブルクマイア父(1473-1531)
「聖ヨハネの祭壇の翼の図。
左:洗礼者ヨハネ、右:福音伝道記者聖ヨハネ」 -
ハンス・ブルクマイア父(1473-1531)
「磔刑祭壇」1519。
中央パネルは十字架のキリスト、右翼は悪い盗賊と聖マルタ、左翼は善い盗賊と聖ラザロ -
ベルンハルト・シュトリンゲル(1460-1528)
「コンラット・レーリンガーとその子供たちの肖像画」1517
神聖ローマ皇帝マクシミリアム1世のお気に入りの画家。
マクシミリアム1世の肖像画や家族の肖像画を何枚も描いています。 -
アウクスブルガーマイスター
「聖ナルシスとマティウスの祭壇」(?)1513。
左翼:聖母子、右:福音記者ヨハネ -
ミヒャエル・パッハー(1435-1498)
「教会の父の祭壇」1480頃
キリスト教に特別な(決定的な)貢献をした教会の父たち。
左から聖ヒエロニムス、カバの聖アウグスティヌス、ラテン教会の父グレゴリー大王、そしてミラノの聖アンブローズ。
この祭壇画は4人の教父たちの有名な一部分だそう。 -
ハンス・フライス(1465-1518頃)
「最後の審判」の一部分。
最後の審判を下しているキリストは描かれていませんが、左側が地獄へ堕ちる人々、右側は天国に引っ張り上げられる人々です。 -
ハンス・プライデンヴルフ (1420-1472)
「ホーファー祭壇の翼」
キリストの受難と復活が描かれています。
左より、ゲッセマネで祈るキリスト、十字架のキリスト、十字架降下、キリストの復活 -
Meister der Pollinger Tafeln(ポーリンガーの板絵のマイスター)?
上:聖母マリアの受胎告知、下:三王の崇拝 -
ベネディクトボイラの十字架のマイスター
「キリストの磔刑」1455頃 -
ハンス・ホルバイン父(1465-1524)
「カイスハイマー祭壇画」
外側、イエスキリストの生涯が描かれています。
エッケ・ホモ(この人を見よ)、十字架を背負ったキリスト、荊冠、オリーブ山での祈り、キリストの復活など -
左:エッケ・ホモ(この人を見よ)
右:荊冠のキリスト。 -
「カイスハイマー祭壇画」
内側は聖母マリアの生涯が描かれています。 -
「受胎告知」、「キリストの降誕」「キリストの割礼」、「東方三博士の礼拝」など
-
ガブリエル・アングラー(1404-1483)
「磔刑図」
面白い単色使いの「磔刑図」です。
二人の盗賊とともに磔刑に処されているキリスト。十字架の下には聖母マリア、ヨハネ、マグダラのマリア、それに聖顔婦を持ったヴェロニカなどオールキャストの登場です。
絵の4隅に立っているのは聖人たちでしょうか。 -
イタリアの風景画の部屋。
フランチェスコ・グアルディ(1712-1793)
「サンタマリアデッラサルーテとドガーナの眺め」1775頃
グアルディの作品がならんでいました。 -
フランチェスコ・グアルディ(1712-1793)
「サンマルコ広場の時計塔」1775 -
フランチェスコ・グアルディ(1712-1793)
「ベネチアのガラコンサート」1782 -
フランチェスコ・グアルディ(1712-1793)
「リアルト橋とカメルレンギ宮の眺め」1760 -
フランチェスコ・グアルディ(1712-1793)
「サンマルクオーラ地区の火災」1790 -
フランチェスコ・グアルディ(1712-1793)
「サンジェレミアの大運河」1760 -
随分長い時間鑑賞したつもりでしたが、やはりピナコテークは広い。とうてい1日で廻れる美術館ではありませんでした。
孫娘は、名前だけは知っている世界に名だたる画家の名作を目の前にして、何かを感じ取ってくれたでしょうか。
それではアルテピナコテークを後にします。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- blumentalさん 2022/04/18 19:50:44
- 旅行記の域を超えた美術図鑑
- frau. himmelさん、
ずいぶん久しぶりとなりますが、お邪魔します。himmelさんの最新作拝見しました。
すごい旅行記ですね。旅行記の域を超えた美術図鑑のようです。よくこれだけの絵画を撮影され、しかもその全てに解説入りとは、大変感動しました。私も以前はこれらの作品の前を通ったはずなんですが、記憶にあるのは「アレキサンドロス大王の戦い」だけです(情けない)。今回この旅行記で再鑑賞させていただきました。ほんと、労作ですね。
この旅行記を拝見して、ひとつスッキリしたことがあります。実は4トラで2018年夏のアムステルダム旅行記をいろいろ見ていたのですが、ほとんどのトラベラーさんが国立美術館を訪問していながら、フェルメールの「手紙を読む青衣の女」の写真をアップしていないのです。通常ならこの作品を撮らないはずはないので、ずっと謎でした。
今回こちらの旅行記に「青衣の女」が登場し、謎が解けてすっきりしました。まさかミュンヘンに来ているとは、思いもよりませんでした。アルテの常設に加えてフェルメールの人気作も見られ、お得な訪問でしたね。この旅行記の写真配置ではわかりませんでしたが、やはり「青衣の女」は特別待遇だったのでしょうか。
それにしても、お孫さんと旅行や美術鑑賞ができていいですね。himmelさんの解説にも力が入ったのでは。でもお孫さんには、ミュンヘンにフェルメールがあるって誤解されないようにしないといけませんね。
また関連旅行記を拝見させていただきます。
blumental
- frau.himmelさん からの返信 2022/04/18 23:07:56
- Re: 旅行記の域を超えた美術図鑑
- blumentalさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
いつも旅行記でお会いしていますので、久しぶりのような気がしません。
最近の旅行記、ヴィッテンヴァルト、ヴァイマール、ナウムブルク、エアフルトなど、私も訪れた地ばかりですので懐かしく拝見しています。そして詳しい説明を読みながら、もう一度訪れたような気になっています。
さて、過分なお誉めの言葉、恥ずかしいです。
絵の解説を調べるのは、私の老化防止・ボケ防止のための勉強なのです。
あれだけ写真を撮っても、アルテは広過ぎてまだ一部分しか見ていないのですね。
ところでフェルメールの「青衣の女性」
えっ?そうなんですか?
てっきりアルテのものとばかり思っておりました。
もう一度写真を見返しましたら、アルテ美術館の入り口に「青衣の女性」ののぼりが何本も立っていました。旅行記の上から3,4枚目あたりにもぼんやりですが見えます。あの絵は「ご来賓」だったのですね。
>この旅行記の写真配置ではわかりませんでしたが、やはり「青衣の女」は特別待遇だったのでしょうか。
特別待遇ではなかったような気がします。他のオランダ絵画の作品と同じ部屋にありましたから。(壁の色が同じでした。)
ただ、その前のルーベンスの部屋を出て、まず最初にこの「青衣の女性」を撮っていますから、オランダ絵画の部屋の中では最も目立つ場所にあったのかもしれません。または私がその絵を見つけて、いの一番に駆けつけたのか・・、定かではありません。
その時の状況を確認したくて、もう一度「青衣の女性」の写真を見て見ました。絵の横に説明表示がありました。
そこには、ヤン・フェルメールの「手紙を読む青衣の女性」はアムステルダム市より貸与の特別展示である(アムステルダム国立美術館)、とあります。
更にネットで調べたら、アルテピナコテークには2018年7月3日~9月30日まで貸し出されていたようです。
blumentalさんがおっしゃるように、私たちは大変ラッキーだったのですね。
こういうのを調べるのも面白いですね(笑)。
ありがとうございました。
himmel
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