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 気恥ずかしくて「結婚記念日」という言葉は使ったことがありません。 子供たちも知らないでしょうし、妻もたぶん忘れていたと思います。 私も意識したことはありません。<br /> ではありますが、妻が死んでからは秘かにその日だけいつもより高い酒を飲んだりしていました。 今年が50回目、つまり金婚式の年だということも分かっていました。<br /> 人様を集めるようなことではありませんが、仏壇に向かって「50周年だな」と言うだけというのもなんだか可哀想だと思い、せめて神社に詣でて、縁結びの神様とやらに報告でもしたら、少しはいつもと違う記念日になるかもしれないと・・・。<br /> 茨城県の常陸国出雲大社。 知りませんが、出雲大社というからにはたぶん縁結びの神様でしょう。

金婚旅行は日帰りで 《 茨城県・石切り山脈ほか 》

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2022/03/26 - 2022/03/26

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37

55

ねんきん老人

ねんきん老人さん

 気恥ずかしくて「結婚記念日」という言葉は使ったことがありません。 子供たちも知らないでしょうし、妻もたぶん忘れていたと思います。 私も意識したことはありません。
 ではありますが、妻が死んでからは秘かにその日だけいつもより高い酒を飲んだりしていました。 今年が50回目、つまり金婚式の年だということも分かっていました。
 人様を集めるようなことではありませんが、仏壇に向かって「50周年だな」と言うだけというのもなんだか可哀想だと思い、せめて神社に詣でて、縁結びの神様とやらに報告でもしたら、少しはいつもと違う記念日になるかもしれないと・・・。
 茨城県の常陸国出雲大社。 知りませんが、出雲大社というからにはたぶん縁結びの神様でしょう。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
同行者
一人旅
交通手段
自家用車
旅行の手配内容
個別手配

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  • 【 笠間稲荷神社門前通り 】<br /><br /> 館山道・京葉道・東京外環道・常磐道と渋滞もなく進み、9時過ぎ、茨城県笠間市の笠間稲荷神社に着きました。<br /> でも、この門前通り、まったく記憶にありません。 こんなきれいな通りだったっけ?<br /> 言い訳が見つかりました。 <br /> この路面、2016年にアスファルトをはがして地元産の御影石を敷き詰めたのだそうです。 それにこの鳥居、もとは石でできていたのですが、十数年前に地震で損壊したため、一回り大きい鉄製のものに取り換えたのだそうです。<br /> どうりで見覚えがない筈だ・・・ナ~ンチャッテ。<br /> それにしてもこのしめ縄、なんだかだらしなくないですか?

    【 笠間稲荷神社門前通り 】

     館山道・京葉道・東京外環道・常磐道と渋滞もなく進み、9時過ぎ、茨城県笠間市の笠間稲荷神社に着きました。
     でも、この門前通り、まったく記憶にありません。 こんなきれいな通りだったっけ?
     言い訳が見つかりました。 
     この路面、2016年にアスファルトをはがして地元産の御影石を敷き詰めたのだそうです。 それにこの鳥居、もとは石でできていたのですが、十数年前に地震で損壊したため、一回り大きい鉄製のものに取り換えたのだそうです。
     どうりで見覚えがない筈だ・・・ナ~ンチャッテ。
     それにしてもこのしめ縄、なんだかだらしなくないですか?

  • 【 絵馬殿 】<br /><br /> 参道の突き当りに楼門がありますが、その手前左には絵馬殿があります。 <br /> どこかの連が奉納したらしい額が架かっていますが、そこに「胡桃下神社」と書かれているのは何でしょう?<br /> この辺りは昔、胡桃の木が密生する原野だったそうで、そこに建てられたこの神社は胡桃下(くるみした・くるみがした)神社と呼ばれていたのだとか。 シラナカッタ!

    【 絵馬殿 】

     参道の突き当りに楼門がありますが、その手前左には絵馬殿があります。 
     どこかの連が奉納したらしい額が架かっていますが、そこに「胡桃下神社」と書かれているのは何でしょう?
     この辺りは昔、胡桃の木が密生する原野だったそうで、そこに建てられたこの神社は胡桃下(くるみした・くるみがした)神社と呼ばれていたのだとか。 シラナカッタ!

  • 【 楼門 】<br /><br /> 楼門です。 装飾彫刻もなく、色もよく見る朱色ではなく錆色で地味な感じですが、それが却って落ち着いた雰囲気を醸し出していて、悪くないと思います。<br /> ちなみにこの色、最近は「笠間朱色」と呼ぶことになって、商店街などでシンボルカラーとして使われているそうです。 ま、どうでもいいですが。

    【 楼門 】

     楼門です。 装飾彫刻もなく、色もよく見る朱色ではなく錆色で地味な感じですが、それが却って落ち着いた雰囲気を醸し出していて、悪くないと思います。
     ちなみにこの色、最近は「笠間朱色」と呼ぶことになって、商店街などでシンボルカラーとして使われているそうです。 ま、どうでもいいですが。

  • 【 随身 】<br /><br /> 楼門の多くが随身を擁していて随身門とか随神門と呼ばれていますね。 ここ笠間稲荷神社の楼門も立派な随身に守られています。<br /> で、思うのですが、どこの神社でも随身像がそこそこ高齢な人物の風貌をしているのはなぜでしょう? 随身はいわば近衛兵で、いざというときに備えて武器を持っていますよね。 だったら、もっと若い方が頼りになるのでは?

    【 随身 】

     楼門の多くが随身を擁していて随身門とか随神門と呼ばれていますね。 ここ笠間稲荷神社の楼門も立派な随身に守られています。
     で、思うのですが、どこの神社でも随身像がそこそこ高齢な人物の風貌をしているのはなぜでしょう? 随身はいわば近衛兵で、いざというときに備えて武器を持っていますよね。 だったら、もっと若い方が頼りになるのでは?

  • 【 拝殿 】<br /><br /> 拝殿です。 ここに来て、やっと前回の記憶と目の前の建物とが重なりました。<br /> 日本三大稲荷の一つと言われていますが、他の二社に比べると神域も狭いし、建物も小さくてシンプルだし、色も地味です。<br /> あとの二社って? ワカリマセン。<br /> 私がこれまでに行って「日本三大稲荷」と説明されたオイナリサンはたぶん6~7社あって、それぞれ「俺っちが」「俺ほが」と言って譲らないのです。 <br /> ですから、あとの二社というのはどこでもいいと思います。

    【 拝殿 】

     拝殿です。 ここに来て、やっと前回の記憶と目の前の建物とが重なりました。
     日本三大稲荷の一つと言われていますが、他の二社に比べると神域も狭いし、建物も小さくてシンプルだし、色も地味です。
     あとの二社って? ワカリマセン。
     私がこれまでに行って「日本三大稲荷」と説明されたオイナリサンはたぶん6~7社あって、それぞれ「俺っちが」「俺ほが」と言って譲らないのです。 
     ですから、あとの二社というのはどこでもいいと思います。

  • 【 本殿 】<br /><br /> この本殿は来る前から楽しみにしていました。 <br /> 建物に彩色を施さない素木造りは、私の子供のころの遊び場であった八幡様と同じで、神社というもののイメージとして私の体に沁みついています。

    【 本殿 】

     この本殿は来る前から楽しみにしていました。 
     建物に彩色を施さない素木造りは、私の子供のころの遊び場であった八幡様と同じで、神社というもののイメージとして私の体に沁みついています。

  • 【 本殿外壁の彫刻 】<br /><br /> 本殿で最も目を引くのは外壁に飾られた彫刻だと思います。<br /> 曲水の宴の様子を描いているとのことですが、そういうことを知らなくても流れる水、頭上を覆う松、さらに連歌に興ずる人物などの詳緻な彫り込みには我を忘れて見入ってしまいます。

    【 本殿外壁の彫刻 】

     本殿で最も目を引くのは外壁に飾られた彫刻だと思います。
     曲水の宴の様子を描いているとのことですが、そういうことを知らなくても流れる水、頭上を覆う松、さらに連歌に興ずる人物などの詳緻な彫り込みには我を忘れて見入ってしまいます。

  • 【 狐塚 】<br /><br /> 本殿の柵の外側には狐塚があります。<br /> 愛知の豊川稲荷の狐塚に比べると、なんとも迫力に欠けますが、なになに、大きさを競うというものでもないでしょう。<br /> それに、妻との幸せな50年も、もしかしたらキツネに化かされていたのかも知れないと思うと、一匹一匹がありがたく見えてもきます。

    【 狐塚 】

     本殿の柵の外側には狐塚があります。
     愛知の豊川稲荷の狐塚に比べると、なんとも迫力に欠けますが、なになに、大きさを競うというものでもないでしょう。
     それに、妻との幸せな50年も、もしかしたらキツネに化かされていたのかも知れないと思うと、一匹一匹がありがたく見えてもきます。

  • 【 八重の藤 】<br /><br /> 拝殿前に戻り、藤棚の下に来ました。 <br /> 2004年の5月に来たとき、こんなに花序の長い藤を見たことがなかった私が興奮して、「藤娘が持ってるヤツだ!」と言って妻に笑われたことを覚えています。<br /> 今改めて数えてみると、あれは32回目の結婚記念日の少し後だったということになります。 金婚式なんて、ずっと先だと思っていたんでしょうね。

    【 八重の藤 】

     拝殿前に戻り、藤棚の下に来ました。 
     2004年の5月に来たとき、こんなに花序の長い藤を見たことがなかった私が興奮して、「藤娘が持ってるヤツだ!」と言って妻に笑われたことを覚えています。
     今改めて数えてみると、あれは32回目の結婚記念日の少し後だったということになります。 金婚式なんて、ずっと先だと思っていたんでしょうね。

  • 【 ご神木 】<br /><br /> その藤棚の隣りにご神木がありました。 胡桃下神社らしく、胡桃の木です。<br /> でも、私はご神木より、その向こうに並んだ絵馬の方が気になりました。 どうやら有名人のサインらしいです。 行ってみましょう。

    【 ご神木 】

     その藤棚の隣りにご神木がありました。 胡桃下神社らしく、胡桃の木です。
     でも、私はご神木より、その向こうに並んだ絵馬の方が気になりました。 どうやら有名人のサインらしいです。 行ってみましょう。

  • 【 有名人のサイン 】<br /><br /> うわーっ! ありました。 有名人のサインがずらりと並んでいます。<br /> 桑野みゆきさん。 いましたねぇー。 きれいな女優さんでした!<br /> 石塚英彦さん。 妻がファンでしたよー。 私も妻の料理に「まいうー」って言うべきだったかなぁ?<br /> 由美かおるさん。 イレブンPM・・・ワッカンネーだろうなぁ。 入浴シーン・・・オットットーッ!<br /> 緒形拳さん。 『楢山節考』・・・泣きましたよ。 『砂の器』も良かったですねぇ。<br /> 林家木久蔵さん。 ・・・・。 ・・・・。

    【 有名人のサイン 】

     うわーっ! ありました。 有名人のサインがずらりと並んでいます。
     桑野みゆきさん。 いましたねぇー。 きれいな女優さんでした!
     石塚英彦さん。 妻がファンでしたよー。 私も妻の料理に「まいうー」って言うべきだったかなぁ?
     由美かおるさん。 イレブンPM・・・ワッカンネーだろうなぁ。 入浴シーン・・・オットットーッ!
     緒形拳さん。 『楢山節考』・・・泣きましたよ。 『砂の器』も良かったですねぇ。
     林家木久蔵さん。 ・・・・。 ・・・・。

  • 【 絵馬 】<br /><br /> 有名人のサイン絵馬もいいですが、一般の方の絵馬も見たいと探してみました。 自分では書いたことがありませんが、人様の書いた絵馬を読むのは結構楽しいものです。<br /> よくもまあと思うようなムシの良い願い事を羅列したものが多いのですが、中にはほんわかするようなものも。<br /> このときも見つけました。 <br /> 「いつもありがとうございます。 自分も努力しますので、人生のパートナーに出逢わせてください」<br /> お礼から始まる書き方もいいし、何より「自分も努力しますので」という文言がいいじゃあござんせんか。<br /> もう一枚。<br /> 「平和とラーメン」<br /> ナンノコッチャ!?<br /> 

    【 絵馬 】

     有名人のサイン絵馬もいいですが、一般の方の絵馬も見たいと探してみました。 自分では書いたことがありませんが、人様の書いた絵馬を読むのは結構楽しいものです。
     よくもまあと思うようなムシの良い願い事を羅列したものが多いのですが、中にはほんわかするようなものも。
     このときも見つけました。 
     「いつもありがとうございます。 自分も努力しますので、人生のパートナーに出逢わせてください」
     お礼から始まる書き方もいいし、何より「自分も努力しますので」という文言がいいじゃあござんせんか。
     もう一枚。
     「平和とラーメン」
     ナンノコッチャ!?
     

  • 【 大鳥居へ 】<br /> <br /> そろそろ次へ。 先ほど歩いた参道を逆に大鳥居まで戻りましょうか。<br />

    【 大鳥居へ 】
     
     そろそろ次へ。 先ほど歩いた参道を逆に大鳥居まで戻りましょうか。

  • 【 仲見世通り 】<br /><br /> いやいや、折角ですから仲見世を冷やかしながら戻りましょう。<br /> と言っても、小心者の私はお店の方から声を掛けられるのが大の苦手で、いつもまっすぐ前を向いて、かたき討ちでもするような顔で足早に歩いてしまいます。<br /> このときも、年配の男性に声を掛けられましたが、わざとらしく脇腹を抱えて小走りに通り過ぎました。

    【 仲見世通り 】

     いやいや、折角ですから仲見世を冷やかしながら戻りましょう。
     と言っても、小心者の私はお店の方から声を掛けられるのが大の苦手で、いつもまっすぐ前を向いて、かたき討ちでもするような顔で足早に歩いてしまいます。
     このときも、年配の男性に声を掛けられましたが、わざとらしく脇腹を抱えて小走りに通り過ぎました。

  • 【 石切り山脈 】<br /><br /> 次にやって来たのは石切り山脈です。<br /> 石切り山脈? 私も聞いたのは最近なのですが、何枚か写真を見て、ふーん・・・というだけで終わっていました。<br /> それが、4トラ会員のチーママ散歩さんが動画を駆使した旅行記で紹介されているのをたまたま拝見してびっくり仰天。 すぐに見学の予約を入れたというわけです。<br /><br /> 株式会社・想石さんという会社が業務展開する採石場。 それが石切り山脈です。

    【 石切り山脈 】

     次にやって来たのは石切り山脈です。
     石切り山脈? 私も聞いたのは最近なのですが、何枚か写真を見て、ふーん・・・というだけで終わっていました。
     それが、4トラ会員のチーママ散歩さんが動画を駆使した旅行記で紹介されているのをたまたま拝見してびっくり仰天。 すぐに見学の予約を入れたというわけです。

     株式会社・想石さんという会社が業務展開する採石場。 それが石切り山脈です。

  • 【 石材加工工場 】<br /><br /> 想石さんが切り出している稲田石は誰もが知る有名な御影石ですが、それが茨城県笠間市で産出されるものだということを、私は全然知りませんでした。<br /> 範疇としては白御影に属するらしく、白い貴婦人と呼ばれているとか。 その上品な石肌から墓石としての需要が高いということを知り、両親の墓がある市営霊園に行って探してみました。 何基か見つかりましたが、それにしても墓石というのは大小形態千差万別で、人は死んでも貧富の差から逃れられないのだなと、変な納得をして帰りました。<br /><br /> 門を入って右に、その稲田石を加工する工場があります。

    【 石材加工工場 】

     想石さんが切り出している稲田石は誰もが知る有名な御影石ですが、それが茨城県笠間市で産出されるものだということを、私は全然知りませんでした。
     範疇としては白御影に属するらしく、白い貴婦人と呼ばれているとか。 その上品な石肌から墓石としての需要が高いということを知り、両親の墓がある市営霊園に行って探してみました。 何基か見つかりましたが、それにしても墓石というのは大小形態千差万別で、人は死んでも貧富の差から逃れられないのだなと、変な納得をして帰りました。

     門を入って右に、その稲田石を加工する工場があります。

  • 【 チケット売り場 】<br /><br /> 左側に、見学のためのチケット売り場があります。<br /> 門から入って適当に歩くだけなら300円、後述のプレミアムツアーに参加するならプラス1000円。 もちろんプレミアムツアーですが、これは事前に予約が必要です。

    【 チケット売り場 】

     左側に、見学のためのチケット売り場があります。
     門から入って適当に歩くだけなら300円、後述のプレミアムツアーに参加するならプラス1000円。 もちろんプレミアムツアーですが、これは事前に予約が必要です。

  • 【 前山採石場・第一展示場 】<br /><br /> チケット売り場の周りは前山採石場といって、以前石を切り出していた跡地です。<br /> そこには第一展示場があり、「いなだストーンエキシビション」という展覧会に出品された作品が展示されています。

    【 前山採石場・第一展示場 】

     チケット売り場の周りは前山採石場といって、以前石を切り出していた跡地です。
     そこには第一展示場があり、「いなだストーンエキシビション」という展覧会に出品された作品が展示されています。

  • 【 地図にない湖 】<br /><br /> 展示作品の間を先に進むと、池のようなものが見えてきます。 「地図にない湖」としてSNSなどで騒がれているようですが、パソコンで「いつもNAVI」を見たらちゃんと載っていました。 まあ、直径が300m もあるそうですからねぇ。<br /> 最近まで石を採掘していたあとに地下水や雨水が溜まった、いわば水溜まりですが、背後にそびえる崖と相まって、なかなかの景観です。

    【 地図にない湖 】

     展示作品の間を先に進むと、池のようなものが見えてきます。 「地図にない湖」としてSNSなどで騒がれているようですが、パソコンで「いつもNAVI」を見たらちゃんと載っていました。 まあ、直径が300m もあるそうですからねぇ。
     最近まで石を採掘していたあとに地下水や雨水が溜まった、いわば水溜まりですが、背後にそびえる崖と相まって、なかなかの景観です。

  • 【 第一展示場を対岸から遠望 】<br /><br /> さていよいよプレミアムツアーに参加です。<br /> 参加者はたしか11名だったと思いますが、2台のワゴン車に分乗して、ドライバーを兼ねたガイドさんの説明を聞きながら、現在も稼働中の採石場に入っていきます。<br /><br /> まずは前の写真で湖の向こう岸にそびえ立っていた崖の最上部に登ります。<br /> そこから対岸を遠望すると、さっきいた第一展示場が見えています。

    【 第一展示場を対岸から遠望 】

     さていよいよプレミアムツアーに参加です。
     参加者はたしか11名だったと思いますが、2台のワゴン車に分乗して、ドライバーを兼ねたガイドさんの説明を聞きながら、現在も稼働中の採石場に入っていきます。

     まずは前の写真で湖の向こう岸にそびえ立っていた崖の最上部に登ります。
     そこから対岸を遠望すると、さっきいた第一展示場が見えています。

  • 【 水面に突き刺さる岩塊 】<br /><br /> こわごわ足下を見ると水面に突き刺さっているような御影石が見えますが、そのままほぼ垂直に50m の深さまで落ち込んでいると聞くと神秘的ですらあります。

    【 水面に突き刺さる岩塊 】

     こわごわ足下を見ると水面に突き刺さっているような御影石が見えますが、そのままほぼ垂直に50m の深さまで落ち込んでいると聞くと神秘的ですらあります。

  • 【 切断面 】<br /> <br /> あとで述べますが、稲田石の切り出しは大谷石や房州石のように割るのではなく、人工ダイヤモンドを仕込んだ糸(ワイヤーソー)で切っていくのだそうです。<br /> ですから切断面には「ノミ跡」がなく、のっぺりした、いわば豆腐の切り口のようになっているのですが、以前は手掘りだったり、ドリル堀りだったこともあり、残された岩にはいろいろな模様ができています。<br /> 中にはこんなきれいな面も。 すだれのようにも、ソーメンのようにも見えます。

    【 切断面 】
     
     あとで述べますが、稲田石の切り出しは大谷石や房州石のように割るのではなく、人工ダイヤモンドを仕込んだ糸(ワイヤーソー)で切っていくのだそうです。
     ですから切断面には「ノミ跡」がなく、のっぺりした、いわば豆腐の切り口のようになっているのですが、以前は手掘りだったり、ドリル堀りだったこともあり、残された岩にはいろいろな模様ができています。
     中にはこんなきれいな面も。 すだれのようにも、ソーメンのようにも見えます。

  • 【 落ちそうで落ちない 】<br /><br /> 写真では実感できませんが、一辺が4~5m ほどもある巨大な岩です。<br /> 手前の岩の一部でしたが、東日本大震災でひびが拡がり、ズルッと落ちてしまったのだとか。<br /> ところがそのまま湖にドボンとはならず、他の石に引っかかって、今にも落ちそうな位置でもう10年以上そこに止まっている・・・となればもう先が読めますね。 「落ちない岩」という話に受験生が飛びつき、合格祈願の客が押し寄せているという話です。<br /> ったくもー! どうして日本人ってこうも軽いんでしょう?

    【 落ちそうで落ちない 】

     写真では実感できませんが、一辺が4~5m ほどもある巨大な岩です。
     手前の岩の一部でしたが、東日本大震災でひびが拡がり、ズルッと落ちてしまったのだとか。
     ところがそのまま湖にドボンとはならず、他の石に引っかかって、今にも落ちそうな位置でもう10年以上そこに止まっている・・・となればもう先が読めますね。 「落ちない岩」という話に受験生が飛びつき、合格祈願の客が押し寄せているという話です。
     ったくもー! どうして日本人ってこうも軽いんでしょう?

  • 【 砕石作業 】<br /><br /> いよいよ奥山と呼ばれる採石現場に向かいます。<br /> 途中、こんな作業をしている場所がありました。 高級石材として知られる稲田石もすべてが良質なわけではなく、墓石や建築材としては使えない部分もあり、それは片手で持てるほどの大きさに砕いて住宅の外構や基礎に使うグリ石にするのだそうです。<br /> 写っている重機は先がハンマーのようになっていて、次々と石を砕いていきます。 <br /> 稲田石のグリ石を通販で探してみたら、おおむね1個600円くらい。 ホームセンターにも行ってみました。 やっぱり600円くらいです。 そんなこと調べても、買うわけではないんですけどね。

    【 砕石作業 】

     いよいよ奥山と呼ばれる採石現場に向かいます。
     途中、こんな作業をしている場所がありました。 高級石材として知られる稲田石もすべてが良質なわけではなく、墓石や建築材としては使えない部分もあり、それは片手で持てるほどの大きさに砕いて住宅の外構や基礎に使うグリ石にするのだそうです。
     写っている重機は先がハンマーのようになっていて、次々と石を砕いていきます。 
     稲田石のグリ石を通販で探してみたら、おおむね1個600円くらい。 ホームセンターにも行ってみました。 やっぱり600円くらいです。 そんなこと調べても、買うわけではないんですけどね。

  • 【 良質の石材 】<br /><br /> 良質の石は細かく砕かず、こうして大きな塊として切り出します。<br /> これはたぶん、門柱などにするのでしょう。 洋館の柱かも知れません。

    【 良質の石材 】

     良質の石は細かく砕かず、こうして大きな塊として切り出します。
     これはたぶん、門柱などにするのでしょう。 洋館の柱かも知れません。

  • 【 ガイドさんから説明を受ける 】<br /><br /> 青い服を着た女性は1号車のガイドさん。 明るい声で見学者を引きつけていました。<br /> 見学者はヘルメットをかぶらされます。 屋外で、上から何も落ちてこない場所なのになぜヘルメットが必要なのか? 私は上を見るにも下を見るにもいちいちヘルメットがずれるので、ずいぶん煩わしい思いをしました。

    【 ガイドさんから説明を受ける 】

     青い服を着た女性は1号車のガイドさん。 明るい声で見学者を引きつけていました。
     見学者はヘルメットをかぶらされます。 屋外で、上から何も落ちてこない場所なのになぜヘルメットが必要なのか? 私は上を見るにも下を見るにもいちいちヘルメットがずれるので、ずいぶん煩わしい思いをしました。

  • 【 切断面 】<br /><br /> 石は垂直に切り進みますが、4m の高さごとに重機の足場として平らな面を作ります。 つまり遠目には垂直の壁のように見えますが、実際は階段状になっているのですね。<br /> ということは、崖の層のように見える1段が4m ということになります。

    【 切断面 】

     石は垂直に切り進みますが、4m の高さごとに重機の足場として平らな面を作ります。 つまり遠目には垂直の壁のように見えますが、実際は階段状になっているのですね。
     ということは、崖の層のように見える1段が4m ということになります。

  • 【 切り出し作業現場 】<br /><br /> それがよく分かるのが、今まさに石材を切り出している作業現場です。<br /> ちゃんと重機が通れるだけの棚ができていますね。<br /> このときも、写真の右側では重機がうなりを上げていました。

    【 切り出し作業現場 】

     それがよく分かるのが、今まさに石材を切り出している作業現場です。
     ちゃんと重機が通れるだけの棚ができていますね。
     このときも、写真の右側では重機がうなりを上げていました。

  • 【 稲田石の切断面 】<br /><br /> 先ほど書いた「豆腐の切り口のような」切断面です。<br /> 辺りが広いせいか、一辺が4m もあるキューブには見えません。

    【 稲田石の切断面 】

     先ほど書いた「豆腐の切り口のような」切断面です。
     辺りが広いせいか、一辺が4m もあるキューブには見えません。

  • 【 映画の舞台? 】<br /><br /> 無機質な岩壁と転がる岩塊・・・そう、ここはよく特撮映画やミュージックビデオの撮影に使われるのだそうです。 あの小林幸子さんもこの岸壁をバックに豪華な衣装で歌ったのだとか。<br /> ガイドさんの勧めで何人かの若い男性が岩の上でヒーローポーズを決めて写真を撮りました。 <br /> 私は勧められませんでしたが、ま、そりゃそうですね。<br /> 

    【 映画の舞台? 】

     無機質な岩壁と転がる岩塊・・・そう、ここはよく特撮映画やミュージックビデオの撮影に使われるのだそうです。 あの小林幸子さんもこの岸壁をバックに豪華な衣装で歌ったのだとか。
     ガイドさんの勧めで何人かの若い男性が岩の上でヒーローポーズを決めて写真を撮りました。 
     私は勧められませんでしたが、ま、そりゃそうですね。
     

  • 【 採掘跡 】<br /><br /> 稲田石の採掘は明治時代に始まったそうですが、先述のとおり、最初は手彫り、その後にドリルが使われるようになり、さらに近年はワイヤーソーの導入と技術が進歩したため、採掘面の高さ、つまり時代によって切断面の文様が違っているようです。<br /> おっと! 高さと書きましたが、採掘は露天掘り、つまり上から下に掘り下げていったのですから、高さというより深さと言った方がいいかもしれません。

    【 採掘跡 】

     稲田石の採掘は明治時代に始まったそうですが、先述のとおり、最初は手彫り、その後にドリルが使われるようになり、さらに近年はワイヤーソーの導入と技術が進歩したため、採掘面の高さ、つまり時代によって切断面の文様が違っているようです。
     おっと! 高さと書きましたが、採掘は露天掘り、つまり上から下に掘り下げていったのですから、高さというより深さと言った方がいいかもしれません。

  • 【 石切り山脈 】<br /><br /> さて、最初に石切り山脈という言葉を使いましたが、「山脈」とはまた大袈裟な、と思われたかもしれません。<br /> 実は私たちがワゴン車で通ってきた道や採石現場、さらに最初に見た湖などはすべて岩層だったものが掘られ削られた跡で、この稲田石の層は東西10km、南北6km 、深さ1.5km にも及ぶのだそうです。 山脈という言い方、決して大袈裟ではありませんね。

    【 石切り山脈 】

     さて、最初に石切り山脈という言葉を使いましたが、「山脈」とはまた大袈裟な、と思われたかもしれません。
     実は私たちがワゴン車で通ってきた道や採石現場、さらに最初に見た湖などはすべて岩層だったものが掘られ削られた跡で、この稲田石の層は東西10km、南北6km 、深さ1.5km にも及ぶのだそうです。 山脈という言い方、決して大袈裟ではありませんね。

  • 【 オオヤシャブシ 】<br /><br /> ガイドさんが、湖の周りにはオオヤシャブシの木が沢山あると教えてくれました。<br /> オオヤシャブシ? 大夜叉武士? 大家者節?<br /> 家に帰ってから図鑑で調べたら、ヤシャブシというのが見つかりました。 夜叉五倍子と書くのだそうで、漢字だけ見たら絶対読めません。<br /> とげとげの実が夜叉に見えるところからついた名前だとか。 ・・・見えません。

    【 オオヤシャブシ 】

     ガイドさんが、湖の周りにはオオヤシャブシの木が沢山あると教えてくれました。
     オオヤシャブシ? 大夜叉武士? 大家者節?
     家に帰ってから図鑑で調べたら、ヤシャブシというのが見つかりました。 夜叉五倍子と書くのだそうで、漢字だけ見たら絶対読めません。
     とげとげの実が夜叉に見えるところからついた名前だとか。 ・・・見えません。

  • 【 水面に映る御影石の崖 】<br /><br /> 湖の水面ぎりぎりまで戻ってきました。<br /> この日はいまにも降り出しそうな曇り空だったのですが、一瞬、雲が薄くなり、水面に採石跡の崖が映りました。<br /> この崖、85m あるとのことでしたが、よく聞くと、見えるのは35m、水面下、つまり掘られた穴の深さが50m だということでした。

    【 水面に映る御影石の崖 】

     湖の水面ぎりぎりまで戻ってきました。
     この日はいまにも降り出しそうな曇り空だったのですが、一瞬、雲が薄くなり、水面に採石跡の崖が映りました。
     この崖、85m あるとのことでしたが、よく聞くと、見えるのは35m、水面下、つまり掘られた穴の深さが50m だということでした。

  • 【 ドライバー兼ガイドのお二人 】<br /><br /> 堅い石と険しい岩塊ばかりの荒涼たる風景で痛めつけられた眼を癒してくれたのがこのお二人。 この日のガイドさんです。<br /> 専門的な内容を平易に、そしてユーモラスに説明してくれて、私のように一つ聞いて二つ忘れるようなモウロクジジイでも、ずいぶん稲田石に詳しくなりました。<br /> 向かって左が私の乗った2号車の小塙君江さんです。

    【 ドライバー兼ガイドのお二人 】

     堅い石と険しい岩塊ばかりの荒涼たる風景で痛めつけられた眼を癒してくれたのがこのお二人。 この日のガイドさんです。
     専門的な内容を平易に、そしてユーモラスに説明してくれて、私のように一つ聞いて二つ忘れるようなモウロクジジイでも、ずいぶん稲田石に詳しくなりました。
     向かって左が私の乗った2号車の小塙君江さんです。

  • 【 第二展示場 】<br /><br /> ガイドツアーが解散になったあと、前山にあるもう一つの展示場を見に行きます。

    【 第二展示場 】

     ガイドツアーが解散になったあと、前山にあるもう一つの展示場を見に行きます。

  • 【 第二展示場の彫刻 】<br /><br /> 稲田石は密度が高く、吸水性がほとんどないということでしたが、それでも雨水の付着はあるのでしょうか、よくある屋外の大理石像などに見られるような汚れが見られる作品もありました。<br /> たまには磨いてあげないと、せっかくの「白い貴婦人」が台無しですね。

    【 第二展示場の彫刻 】

     稲田石は密度が高く、吸水性がほとんどないということでしたが、それでも雨水の付着はあるのでしょうか、よくある屋外の大理石像などに見られるような汚れが見られる作品もありました。
     たまには磨いてあげないと、せっかくの「白い貴婦人」が台無しですね。

  • 【 水面を見下ろす 】<br /><br /> 第二展示場も元は採石場だったそうで、崖はそのまま湖まで切り込まれています。 <br /> ちょっとだけ雲が薄くなり、水面が明るく見えました。

    【 水面を見下ろす 】

     第二展示場も元は採石場だったそうで、崖はそのまま湖まで切り込まれています。 
     ちょっとだけ雲が薄くなり、水面が明るく見えました。

  • 【 トンネル? 】<br /><br /> 第二展示場の一角に、石を組み合わせて作ったトンネルのようなものがあります。<br /> たぶん遊び場として作られたものでしょうが、組まれた石に仏教絵画の天女のような絵が描かれていたりして、なんだか意味ありげに見えます。

    【 トンネル? 】

     第二展示場の一角に、石を組み合わせて作ったトンネルのようなものがあります。
     たぶん遊び場として作られたものでしょうが、組まれた石に仏教絵画の天女のような絵が描かれていたりして、なんだか意味ありげに見えます。

  • 【 トンネル内部 】<br /><br /> トンネルに入ってみましょう。<br /> 大きな石が組まれ、ちょっとばかり古墳の石室のような雰囲気もあります。

    【 トンネル内部 】

     トンネルに入ってみましょう。
     大きな石が組まれ、ちょっとばかり古墳の石室のような雰囲気もあります。

  • 【 トンネル内部 】<br /><br /> やっぱり遊び場ですね。 それ以外の用途があって作られたとは思えません。

    【 トンネル内部 】

     やっぱり遊び場ですね。 それ以外の用途があって作られたとは思えません。

  • 【 常陸国出雲大社 】<br /><br /> さあ、この日最後の目的地は常陸国出雲大社です。<br /> 冒頭にも書いたとおり、妻との50年を縁結びの神様に報告し、それを金婚式の代わりにしようという浅い考えからここを目指しました。<br /> ただそれだけのことで、この神社のことは何も知らず、「出雲大社」というからには島根の出雲大社の親戚だろうぐらいのいい加減な考えしかなかったのですが。

    【 常陸国出雲大社 】

     さあ、この日最後の目的地は常陸国出雲大社です。
     冒頭にも書いたとおり、妻との50年を縁結びの神様に報告し、それを金婚式の代わりにしようという浅い考えからここを目指しました。
     ただそれだけのことで、この神社のことは何も知らず、「出雲大社」というからには島根の出雲大社の親戚だろうぐらいのいい加減な考えしかなかったのですが。

  • 【 駐車場からの参道 】<br /><br /> 第一・第二駐車場とも満車。 遠くの第三駐車場から歩くはめに。<br /> つづら折りの参道で早くも気が滅入りましたが、なんとか歩いていると、なんと第一駐車場に着きました。<br /> なんだ、ここが空いていれば近かったんだと恨めしい気分の私の目に「奉祝・御鎮座三十周年」と大書された看板が飛び込んできました。<br /> えっ? 30年? この神社、そんなに新しいの? こちとら結婚50年の報告に来たっていうのに。

    【 駐車場からの参道 】

     第一・第二駐車場とも満車。 遠くの第三駐車場から歩くはめに。
     つづら折りの参道で早くも気が滅入りましたが、なんとか歩いていると、なんと第一駐車場に着きました。
     なんだ、ここが空いていれば近かったんだと恨めしい気分の私の目に「奉祝・御鎮座三十周年」と大書された看板が飛び込んできました。
     えっ? 30年? この神社、そんなに新しいの? こちとら結婚50年の報告に来たっていうのに。

  • 【 できたてホヤホヤの神社 】<br /><br /> 駐車場の縁石に腰かけてケータイでこの神社のことを調べました。<br /> もともとは出雲大社教という組織の常陸支部みたいな存在で、神社ではなかったのですが、30年前に島根の出雲大社から分霊をいただいて神社になったのだそうです。<br /> その後、永谷園の販売キャンペーンに加担して出雲大社教から、キャンペーンに関わるなと言われたものの従わず、それなら出雲大社との関係を切れと迫られたものの、それにも従わず、独立して単立の宗教法人になったのだとか。<br /> そして今も、島根の出雲大社から名称の使用停止と分けた霊の返還を求められているとのことです。<br /> いやはや、えらいとこに来ちゃったなぁ! くわばら、くわばら、つるかめ、つるかめ! 

    【 できたてホヤホヤの神社 】

     駐車場の縁石に腰かけてケータイでこの神社のことを調べました。
     もともとは出雲大社教という組織の常陸支部みたいな存在で、神社ではなかったのですが、30年前に島根の出雲大社から分霊をいただいて神社になったのだそうです。
     その後、永谷園の販売キャンペーンに加担して出雲大社教から、キャンペーンに関わるなと言われたものの従わず、それなら出雲大社との関係を切れと迫られたものの、それにも従わず、独立して単立の宗教法人になったのだとか。
     そして今も、島根の出雲大社から名称の使用停止と分けた霊の返還を求められているとのことです。
     いやはや、えらいとこに来ちゃったなぁ! くわばら、くわばら、つるかめ、つるかめ! 

  • 【 拝殿 】<br /><br /> でも、私ごときが神様のごたごたに口を挟めるものでもなし、お詣りはお詣りとしてちゃんとしましょうか。 なんたって今日は金婚式ですし。<br /> 見えてきました、あのしめ縄。 やっぱり出雲大社ですね。

    【 拝殿 】

     でも、私ごときが神様のごたごたに口を挟めるものでもなし、お詣りはお詣りとしてちゃんとしましょうか。 なんたって今日は金婚式ですし。
     見えてきました、あのしめ縄。 やっぱり出雲大社ですね。

  • 【 本殿 】<br /><br /> 我々下賤の者が本殿にお詣りするなどということは不敬のそしりを免れぬ所業だとは思いましたが、お詣りではない、建築様式の確認だ、と口実を作り、拝殿の裏に回ってみました。<br /> 

    【 本殿 】

     我々下賤の者が本殿にお詣りするなどということは不敬のそしりを免れぬ所業だとは思いましたが、お詣りではない、建築様式の確認だ、と口実を作り、拝殿の裏に回ってみました。
     

  • 【 本殿 】<br /><br /> 本殿は島根の出雲大社同様瑞垣に囲まれていて、むろん近づくことはできません。<br /> ですが垣の隙間に顔をくっつけて覗いてみると、まさしく島根の大社と同じで、正方形の社殿、妻方向の出入り口、屋根が前に下がった向拝など、私のようなシロウトでもすぐに分かる大社造りそのままでした。<br /> 実はこのとき見落としていたのですが、その向拝は島根の大社が本殿に向かって右側に寄っているのに対し、ここでは真ん中に作られています。 それに気づかず、帰ってから写真を見て気づいたというのは我ながらお粗末の限りでした。

    【 本殿 】

     本殿は島根の出雲大社同様瑞垣に囲まれていて、むろん近づくことはできません。
     ですが垣の隙間に顔をくっつけて覗いてみると、まさしく島根の大社と同じで、正方形の社殿、妻方向の出入り口、屋根が前に下がった向拝など、私のようなシロウトでもすぐに分かる大社造りそのままでした。
     実はこのとき見落としていたのですが、その向拝は島根の大社が本殿に向かって右側に寄っているのに対し、ここでは真ん中に作られています。 それに気づかず、帰ってから写真を見て気づいたというのは我ながらお粗末の限りでした。

  • 【 樹木葬霊園 】<br /><br /> 本殿のほかに、もう一か所見たいところがありました。<br /> 参道のあちこちに「樹木葬」と書かれた幟が立っていたのです。 樹木葬という言葉は最近よく聞きますが、漠然としたイメージだけで、実際にその場所を見たことがなかったので、偶然とはいえ良い機会だと思って案内に従って社殿の裏山に回ってみました。<br /> ご覧のように一区画ごとに木が植えられ、小さな名標が立てられています。 1区画が50万円で年間管理料として8000円というのが高いのか安いのか分かりませんが、雰囲気としては安らぎを覚えるような場所でした。<br /> ただ、「イノシシ出没注意!」という札が立っていたのが少々・・・。

    【 樹木葬霊園 】

     本殿のほかに、もう一か所見たいところがありました。
     参道のあちこちに「樹木葬」と書かれた幟が立っていたのです。 樹木葬という言葉は最近よく聞きますが、漠然としたイメージだけで、実際にその場所を見たことがなかったので、偶然とはいえ良い機会だと思って案内に従って社殿の裏山に回ってみました。
     ご覧のように一区画ごとに木が植えられ、小さな名標が立てられています。 1区画が50万円で年間管理料として8000円というのが高いのか安いのか分かりませんが、雰囲気としては安らぎを覚えるような場所でした。
     ただ、「イノシシ出没注意!」という札が立っていたのが少々・・・。

  • 【 拝殿前の狛犬 】<br /><br /> 拝殿に戻ってきました。<br /> 堂々とした狛犬が辺りを睥睨しています。<br /> ところで狛犬と書きましたが、4トラ会員のしにあの旅人さんによれば、犬の場合は頭に角の生えているものが多いとのことです。 角がなくてたてがみがあり、体か台座に渦巻き模様があるのは獅子だとか。<br /> これは角も渦巻きもありませんが、たてがみはありますね。<br /> 尻尾が炎みたいに分かれていますが、宮島の厳島神社で見たものと同じような・・・。<br /> 一口に狛犬と言っていますが、奥が深いんですねぇ。

    【 拝殿前の狛犬 】

     拝殿に戻ってきました。
     堂々とした狛犬が辺りを睥睨しています。
     ところで狛犬と書きましたが、4トラ会員のしにあの旅人さんによれば、犬の場合は頭に角の生えているものが多いとのことです。 角がなくてたてがみがあり、体か台座に渦巻き模様があるのは獅子だとか。
     これは角も渦巻きもありませんが、たてがみはありますね。
     尻尾が炎みたいに分かれていますが、宮島の厳島神社で見たものと同じような・・・。
     一口に狛犬と言っていますが、奥が深いんですねぇ。

  • 【 結婚式 】<br /><br /> その拝殿前では、結婚式を終えた新郎新婦とそれを祝う人たちが。<br /> いいですねえ。 幸せになってくださいよ。 え? 言われなくたって? もうとっくに幸せになってるよってか? こりゃまた、スンズレイいたしやした!<br /><br /> 50年経ったら金婚式ですよ。 50年。 50年ですよーっ。<br /> 

    【 結婚式 】

     その拝殿前では、結婚式を終えた新郎新婦とそれを祝う人たちが。
     いいですねえ。 幸せになってくださいよ。 え? 言われなくたって? もうとっくに幸せになってるよってか? こりゃまた、スンズレイいたしやした!

     50年経ったら金婚式ですよ。 50年。 50年ですよーっ。
     

  • 【 拝殿内部 】<br /><br /> 拝殿内部に入って、金婚式のつもりでお詣りします。<br /> 柱に書かれた「幸魂(さきみたま)奇魂(くしみたま)守給(まもりたまひ)幸給(さきはへたまへ)」という言葉を、近くの人に聞こえないように小声で読みます。<br /> 意味はどうもよく解りません。 その代わり、50数年前に妻と出逢わせてくれた神様に心中でお礼を申し上げ、人生で初めてかもしれない、音のしないお賽銭を上げました。 紙でできたお金、3種類の中で、一番安いヤツです。

    【 拝殿内部 】

     拝殿内部に入って、金婚式のつもりでお詣りします。
     柱に書かれた「幸魂(さきみたま)奇魂(くしみたま)守給(まもりたまひ)幸給(さきはへたまへ)」という言葉を、近くの人に聞こえないように小声で読みます。
     意味はどうもよく解りません。 その代わり、50数年前に妻と出逢わせてくれた神様に心中でお礼を申し上げ、人生で初めてかもしれない、音のしないお賽銭を上げました。 紙でできたお金、3種類の中で、一番安いヤツです。

  • 【 大国主大神像 】<br /><br /> 拝殿内ではご祭神である大国主大神の木像がひときわ威容を放っています。<br /> 出雲一刀彫というそうですが、そういう言葉すら知らなかった私には技法についての感想はありません。<br /> ただ、漠然と抱いている「だいこくさま」のイメージとはやや離れ、厳しいお姿に見えました。 まあ、心やましき者の性で、猫も虎に見える己を恥ずべきなのかも知れません。

    【 大国主大神像 】

     拝殿内ではご祭神である大国主大神の木像がひときわ威容を放っています。
     出雲一刀彫というそうですが、そういう言葉すら知らなかった私には技法についての感想はありません。
     ただ、漠然と抱いている「だいこくさま」のイメージとはやや離れ、厳しいお姿に見えました。 まあ、心やましき者の性で、猫も虎に見える己を恥ずべきなのかも知れません。

  • 【 おみくじ 】<br /><br /> 金婚式というのは、50年連れ沿った夫婦を祝う式なのでしょうから、「やもめ」の前では話題にすることも遠慮するのが普通だと思います。<br /> 私は今でも妻と一緒にいるつもりでいますが、それはあくまでも「つもり」であって、人様の目には金婚夫婦として映る筈がありません。<br /> ですから、金婚式も私だけの「つもり」でいい。 子供たちにも言わずにおきましょう。 <br /> つもり、つもりのひとり金婚式・・・いや、それもやっぱりおかしいですね。 やめておきましょう。<br /> 笑いのタネにおみくじでも買って、これからの50年を占ってみましょうか。 いや、やっぱりやめておきましょう。 生まれてこのかた買ったことのないものに手を出して「大凶」なんて出ても困りますからね。

    【 おみくじ 】

     金婚式というのは、50年連れ沿った夫婦を祝う式なのでしょうから、「やもめ」の前では話題にすることも遠慮するのが普通だと思います。
     私は今でも妻と一緒にいるつもりでいますが、それはあくまでも「つもり」であって、人様の目には金婚夫婦として映る筈がありません。
     ですから、金婚式も私だけの「つもり」でいい。 子供たちにも言わずにおきましょう。 
     つもり、つもりのひとり金婚式・・・いや、それもやっぱりおかしいですね。 やめておきましょう。
     笑いのタネにおみくじでも買って、これからの50年を占ってみましょうか。 いや、やっぱりやめておきましょう。 生まれてこのかた買ったことのないものに手を出して「大凶」なんて出ても困りますからね。

  • 【 50年前 !? 】<br /><br /> おっと! こりゃまた・・・。<br /> ちょうど50年前の今日、結婚式での写真です。 左が妻であることは確かですが、右が私なのかどうか・・・なにせ古いことで・・・記憶が曖昧です。<br /><br /> 妻はこのとき、19になったばかりで夢もチボーもいっぱいあっただろうに、よりもよって私なんかで妥協して、それからの人生を私と子供たちのために使い切ってくれたのですから、私としては言葉もありません。<br /> 生きて話せたのは45年間でしたが、その後の5年間だって私の杖とも柱ともなってくれていることは間違いなく、私の心の中では、この日を金婚旅行とすることに抵抗はありませんでした。

    【 50年前 !? 】

     おっと! こりゃまた・・・。
     ちょうど50年前の今日、結婚式での写真です。 左が妻であることは確かですが、右が私なのかどうか・・・なにせ古いことで・・・記憶が曖昧です。

     妻はこのとき、19になったばかりで夢もチボーもいっぱいあっただろうに、よりもよって私なんかで妥協して、それからの人生を私と子供たちのために使い切ってくれたのですから、私としては言葉もありません。
     生きて話せたのは45年間でしたが、その後の5年間だって私の杖とも柱ともなってくれていることは間違いなく、私の心の中では、この日を金婚旅行とすることに抵抗はありませんでした。

  • 【 夕飯 】<br /><br /> 食に興味のない私ですから、旅行先で名物を探すということはまったくないのですが、なんたってこの日は金婚式のつもりですから、予めネットで調べて、笠間稲荷の門前通りで「くるみ稲荷寿司」というのを買いました。 さらに帰りの守谷SAで笹餅も買い、帰宅後、妻と一緒に祝宴ということに。<br /><br /> 良い一日でした。 50年・・・しつこいようですが、50年経ちました。

    【 夕飯 】

     食に興味のない私ですから、旅行先で名物を探すということはまったくないのですが、なんたってこの日は金婚式のつもりですから、予めネットで調べて、笠間稲荷の門前通りで「くるみ稲荷寿司」というのを買いました。 さらに帰りの守谷SAで笹餅も買い、帰宅後、妻と一緒に祝宴ということに。

     良い一日でした。 50年・・・しつこいようですが、50年経ちました。

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この旅行記へのコメント (37)

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  • ユキゴローさん 2023/03/06 14:36:18
    笠間稲荷神社 懐かしいです
    ねんきん老人さん こんにちは
     2017年3月初旬、水戸偕楽園に行く途中に笠間稲荷神社に立ち寄りました。
     地方の小さな神社とばかり思っておりましたので、立派な大鳥居と本殿に驚いたのを覚えております。
     当時の写真を見たら大鳥居のしめ縄はもう少ししっかりと、まあ、普通の状態で掛かっておりました。(笑)

     金婚式の記念旅行、やはりいいものだと思います。たとえ二人揃っていなくても、気持ちが二人なら十分だと思います。奥様もきっと楽しまれたことと思います。
     僕たち夫婦も来年4月が金婚式でした。僕たちは結婚式以来、写真館で写真を撮ったことがないので、金婚式には正装をして写真を撮りましょう、そして新婚旅行の足跡を辿りましょう、などと話していたのですが、それもかなわぬ夢となってしまいました。来年元気でいられたら、ねんきん老人さんと同じように、妻の遺影をもって新婚の思い出の地を訪ねようかと思っております。
                        ユキゴロー
     

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2023/03/06 16:22:42
    新婚の思い出の地を訪ねる・・・是非実現を。
     ユキゴローさん、こんにちは。 拙稿に書き込みをしてくださり、ありがとうございました。
     ユキゴローさんも笠間稲荷に行かれたのですか。 仰るとおり、あの社殿の立派なことには驚きますね。 鳥居のしめ縄もちゃんとしていたとか。 私のときはなんだったのでしょう?

     来年の4月が金婚式ですか。 是非奥様とご一緒に思い出の地に行かれてください。 夫婦ともに健在の人が聞いたら何だと思うでしょうが、私はあの笠間旅行で改めて妻が今も私のそばにいるんだということを実感しました。その感覚は今でも続いています。
     私は年齢的にも体力的にもこの先はいつどうなるか分かりませんが、不思議と死ぬことは怖くありません。 それは次の世というものを妻が先に下見してくれて、私はその妻と同じ所に行くのだと思うからです。
     妻は私の人生の半分以上を支えてくれて、さらに次の世への不安までも拭ってくれているのですから、私としてはどんなに感謝しても仕切れるものではありません。
     ユキゴローさんが新婚の思い出の地に行かれたとき、改めて奥様の存在の大きさを痛感されることと思います。 是非、是非、実現なさってください。

    ねんきん老人
  • ちいちゃんさん 2023/01/06 12:12:50
    石切り場で愛を叫ぶ
    金婚式をお一人で祝う旅、辛すぎて今まで避けていましたが、お正月の目出度さに押されて読ませていただきました。愛にあふれ充実した結婚生活でも、60代で逝かれると残された方には無念の思いが残るんですね。ぜひ石切り場で愛を叫んでほしかった。こだまのような残響音が天まで届いたような気がします。

    さて先日は赤裸々な食の実態をご報告いただいたので、私も少しだけ。我が家のお正月支度は12月15日に始まります。そうです、その日は年金日。隣の市の激安スーパーへステーキ肉を買いに出かけます。前沢牛に代表される岩手のお肉はきめが細かくて脂の甘みもしっかり。年金日にはスーパーも心得ていて品ぞろえも豊富。軍艦マーチが流れる店内を、目当ての肉を求めて歩く私はハンター。クリスマスや年末だとグラム当たり300円から500円値上がりするので、この時を逃してはいけません。お正月用の切り花もクリスマス前がねらい目です。そんなに早いと枯れてしまうとお疑いのお気持ちごもっともだけど、切り花の寿命は意外に長くて、手入れさえ怠らなければ二か月は大丈夫。

    こんなに節約に節約を重ねる理由は、年末に諭吉さんが団体で家出してしまうから。お年玉から外食代、「交通費の足しにしてね」なんて言いながら手渡す日本銀行券。お一人で祝う金婚式よりずっとせつない気分になりませんか。

    ちいちゃん

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2023/01/06 15:20:36
    「交通費の足しに」・・・言ってみたいですねえ。
     ちいちゃんさん、愉快な書き込みをありがとうございました。
     年金頼りのしょぼくれジジイをお気遣いくださってのコメントと承知はしておりますが、それでもクリスマスから正月にかけてのスーパーのぼったくりに天を仰いでいる身にしてみると、思わず「あるある!」と叫びたいようなエピソードが満載で笑ってしまいました。 さすがは「星の下リゾート」のネーミングをご教示くださったちいちゃんさんの機知と、舌を巻いたところです。
     実は正月に娘家族が遊びに来ました。 予告を受けたときに、はたと困ったのは、仏壇への供え物に正月らしい物が何もないことです。 これでは娘に叱られると思い、やむなくスーパーに行って最低限の伊達巻だの栗きんとんだのというものを買ってきたのですが、娘が持ってきた物の方がはるかに立派で、忸怩たる思いを禁じ得ませんでした。(焼いてない餅は事前に隠しておきました)
     墓参りにも行きましたが、賽銭箱の前で私が孫に渡したお金はそれぞれ10円玉が1個ずつ。 前に息子から「せめて100円玉にしなよ」と言われたことはあったのですが・・・。
     帰りに「交通費の足しに」と日本銀行券を渡したら、いいお爺ちゃんという評価を得られたのでしょうが、それもためらい、つくづく「幸せはカネで買える」と実感した正月でした。

     金婚旅行記をお読みいただいて、石切り場で(愛を)叫んだらとおっしゃっていただきましたが、切り立った岩の上などで大声を出したら、それだけで目まいがして、足下の湖に真っ逆さまということになりかねませんし、「愛」などという言葉を使ったら、妻から「何それ?」と言われるのがオチですから、せいぜい小さな声で「婆さんや、50年経ったのう」と言うぐらいにしておいた方が無難なようです。

     今晩、老人会の新年会があります。 女は嫁の悪口、男は自慢話。 それ以外に話題のない退屈な会ですが、今回は私も大ボラを吹きましょうか。 
     「アンタたちはなあ、俺が女房を亡くしたと思ってんだろうけど、とんでもねえ、おらあ、いつだって女房と一緒だっちゃ。 こないだもな、茨城の石切り山脈ってとこん行ってな、岩の上でよう、大声で愛を叫んできたっちゃ」

    ねんきん老人
  • tacさん 2022/12/20 21:15:10
    いつもありがとうございます。
    いつも、気にかけて頂きまして恐縮です、ありがとうございます。
    奥様とのご関係がとても素晴らしいモノでらっしゃった事がとても素敵だと思いました。
    私も見習らなければ!と心の底から感じました(御察し下さい・笑)。
    また常陸国!我がご先祖様が北の方で一時期、栄華を誇っていた様で子孫的にも気になる地域なので、より興味深く拝見させて頂きました。
    また楽しい旅行記、楽しみにしております。
    良いお年を。

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2022/12/21 19:55:29
    常陸の国にご縁が!
    tac さん、こんばんは。 書き込みをありがとうございました。
     常陸の国にご縁がおありでしたか。 私の住む千葉県とは隣り合った地域ですが、実際に行き来することはほとんどなく、隣県という感じはあまりしていませんでした。
     tac さんのご先祖様が活躍なさった土地だそうで、そこそこの思い入れがおありなのだろうと拝察し、ならば是非足を運ばれるようにと思います。
     茨城は県別魅力度が下から1~2番目だということですが、どうしてどうしてなかなか魅力的な所で、私は、実際に行ったことがないものの是非行ってみたいと思っている所が沢山あります。
     そのうちと思っているとなかなか実現しませんので、近々のうちにご夫婦で温泉にでも浸かりながらゆっくり旅をされますよう、期待とお祈りを申し上げます。
     
     これからもどうぞよろしくお願いいたします。

    ねんきん老人
  • nikoさん 2022/10/24 10:42:54
    涙が出ました。
    ねんきん老人さん。

    金沢の旅行記への書き込みありがとうございました。
    石切山脈の旅行記・・・旅行記の内容もですが、結婚式の写真を拝見してほっこりすると同時に涙が出てしまいました。
    これほどまでに大事に思われて奥様は幸せですね。

    幸いうちの旦那様は今の所元気ですが、ついついないがしろにしてしまっているような・・・もっと大事にしなくちゃなぁ、と反省しきり。

    niko

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2022/10/24 11:25:16
    恥を知る歳なのに・・・。
     niko さん、書き込みをありがとうございました。
     結婚式の写真がお目に止まったようで、穴があったら入りたい気分です。
     ただ浮かれていただけの若造時代の写真を載せるなど、いい歳をして分別が無さすぎました。
     私などと結婚するのは相当な覚悟と、なによりも妥協があったことと思い、妻には感謝しかありません。 そのため無くなって5年以上経っている今も、寝ても覚めても妻のことが頭にあり、ついくだらない自分の思いを旅行記に書き込んでしまいます。
     恥を知る歳なのに・・・反省しきりです。

     ご主人様はお元気だということで、それだけで十分ですね。
     niko さんご夫婦の楽しく、お幸せな毎日をお祈りしております。 もちろん、お嬢様も。

    ねんきん老人
  • 前日光さん 2022/09/15 15:58:22
    わーかかったぁー♪ 何もかもがぁー♪
    あの、スニーカーは。。。どうされましたか?
    こんにちは、ねんきん老人さん

    常陸国出雲大社、本家本元とはトラブっているのですね?
    そこで結婚式を挙げているカップルって、どうなんでしょ?
    でも、愛があるから誓いを立てた神社がどうだっていいんですよね(^^;)
    笠間稲荷に行く途中、私も「出雲」という文字に惹かれて立ち寄ったことがあります。
    ほとんど人がいませんでしたが。
    しめ縄は本家と同じで太いなと思いました。

    50年前の奥様との写真、シアワセそうですね(^_-)
    しあわせな思い出があれば、なんとかなりそうですね。
    ねんきんさんは、自分のことをいつまでもウジウジしているとか仰っていますが、私はそれは大いにけっこうと思います。
    ウダウダイジイジしているののどこが悪い!とも思います。
    自分の気持ちを無理矢理押し殺して元気に振る舞うなんて、ちっともカッコイイと思いません。
    人は悲しいときは悲しいと言って、その思いに浸っていいと思います。
    メソメソ大いにけっこう!
    顔で笑って心で泣く?いいえ、顔も心も泣きたいときには泣いていいと思うのです!
    私もイイ歳をして、未だに少女趣味の考えが捨てきれない人間です。
    (シニアさんへのコメントを読んでいただければ、お分かりとは思いますが^^;)

    これからも、体力気力の続く限り、気持ちのこもった旅行記、拝読させてくださいね(^_^)v


    前日光

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2022/09/15 20:02:42
    顔も心も泣きたいときには泣いていい・・・
     前日光さん、こんばんは。 拙稿への書き込み、ありがとうございました。

     前日光さんも常陸国出雲大社に行かれたのですか。 まあ、名前もしめ縄もパクリだとは思いましたが、本家の出雲まではいかにも遠いので、何も知らずに出かけたのです。
     でも、そこで結婚式を挙げている二人を見て、パクリだろうと何だろうと、二人の誓いは誓いですから、それでいいと思いました。

     前日光さんが、私の踏ん切りの悪さについて、それでいいと仰ってくださって、救われました。 私の周辺ではいつまでも死んだ者のことを考えているのはダメなやつだという空気が支配的ですので、私は妻のことは一切口にしないようにしています。
     でも、心の中ではいつも妻のことを考えていますし、近くに人がいない場面では、ときに涙が出ることもあります。 仏壇はもとより、家中に置かれた妻の写真にはいちいち話しかけています。 
     それを前日光さんが、それでいいと仰ってくださって、本当に嬉しい気持ちです。 妻だって、自分のことをいつも考えている夫が「ダメ男」と言われ続けるより、「それでいい」と言われる方が嬉しいに決まっています。 本当にありがとうございました。

     前日光さんは少女趣味が捨てきれないのですか? いいですねえ。 見た目も心もオバサンというのは付き合っていてウンザリします。
     私もよく「青臭い」とか「いい歳をして」とか言われますが、身体中老化しているのに、心まで老化してたまるか!と思っています。
     どなたの参考にもならない独りよがりの旅行記を自分なりに推敲しながら書いているのも、「どうせ誰も読まないから」と割り切るのが嫌だからです。
     そして、それを前日光さんのようにちゃんと読んでくださる方がいらっしゃると知ったときの嬉しさは格別です。
     それこそ青臭いことですが、仏壇に向かって「金婚旅行のことを読んでいただけたよ」と話しかけたい気分になるのです。
     来年私は80になりますが、体がもてば、もう少し4トラのお世話になりたいという気持ちはありますので、どうぞもうしばらく、よろしくお願いいたします。 ありがとうございました。

    ねんきん老人
  • mistralさん 2022/09/11 15:24:44
    良い一日。
    ねんきん老人さん

    こんにちは。
    金婚式をお一人で密かにお祝いされるためという目的と、茨城県にあると言う石切り場との見学と
    二つの大きな目的を持たれての日帰り旅の旅行記に感激でした。

    壮大な石切り場の景観に圧倒され、かつての石切りの断面は、そこをバックにして人物が立ったら
    素晴らしいコマーシャルフォトが出来上がりそうと思えました。
    手彫りだった頃のノミ跡の細かいスジは、雨足のスジのようで美しいものですね。
    それに比べると、最新技術によってスッパリとカットされてしまうお豆腐状態の石たちは
    やはり味わいに欠けるように思われました。
    何事も手仕事に勝るものはないのでしょう。

    常陸国出雲大社にて金婚式を迎えられた旨の参拝を。
    ねんきん老人さんのこころの中には、常に奥さまがおられて、どこに行かれるのも同行二人。
    本家本元の出雲大社とは何やら係争中の様子のこちらの出雲大社ですが、
    ねんきん老人さんの想いはきっと神さまは聞き届けられた事でしょう。

    それにしましても、50年前の結婚式のお二人のお写真が良いですね。
    若さに光り輝いているご様子。
    若くしてお亡くなりになられた奥さまも、結婚式のその日から亡くなられる日までずっと、
    お幸せだったことでしょうし、今でもきっと。
    今でもこうして金婚式を一緒に祝ってくださっているのですもの。

    mistral

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2022/09/11 21:43:09
    いい歳をしてはしたないことでした。
     mistral さん、こんばんは。 なんとも節操のない独りよがりな雑文にお付き合いいただき、羞恥の極みと身の縮む思いです。

     巨石が最新技術によってスッパリとカットされた断面は味わいに欠けるとのご指摘、まさに同感です。
     私は、ガイドの方が「ワイヤーソーを使って豆腐のように切っていく」という説明をされたあと、なにかひとつしっくりこない気分でいました。 古い石切り跡に見とれ、感じ入っていた私ですが、どうも最近切り出された石に惹かれる思いがせずにいたのです。 今、mistral さんの「手仕事に勝るものはない」というご指摘を読んで、そうだ、俺がイマイチ感動しなかったのは、あの石に職人の汗が染みていなかったからなんだ、と改めて自分の心にあった物足りなさの原因が分かりました。 そうですね。ありがとうございました。

     一人金婚式なんて、いい歳をした男が考えることではありませんし、ましてそれを旅のクチコミサイトである4トラに投稿して人様に読んでいただくなど、無節操にもほどがあると思います。
     思えば私は昔から「青臭いことを言うなよ」というようなことをよく言われていました。 世の中が正義や理想で動いていると思うなよ、とも言われました。 とっくに死んだ人間が今も一緒にいるとか、死んだ人間が悲しむとか、そういう非現実的なことを考えず、早く忘れろということも、よく言われます。
     ですから45年しか一緒にいなかった妻との金婚式なんて言い出せば、また何を言われるか分かりませんので、誰にも言っていません。 それなのに、それをまた場違いな旅行記のサイトに載せてしまったのは、何と言っても私自身の弱さであって、ただただ恥ずかしいことです。
     それをmisural さんはじめ多くの4トラ会員様たちが広い心で受け入れてくださって、励ましてくださることに、つくづく嬉しさと申し訳なさを感じております。
     超後期高齢者の私がこの先、心身ともに強くなる筈もありませんので、これからもこんな調子で4トラにお邪魔することと思いますが、どうぞ、これまで同様お付き合いくださいますよう、お願いいたします。
     本当にありがとうございました。

    ねんきん老人
  • crambon1948さん 2022/09/09 04:33:22
    おめでとうございます。
    「ねんきん老人」さんなりの金婚式が挙げられて良かったですね。
    短くも、長くもあった50年・・・
    これからは千草八千草が咲き始める季節。
    亡くなられた奥さんも、きっと草葉の陰から喜んでおられることでしょう。

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2022/09/09 10:11:50
    美しい日本語
     crambon1948 さん、おはようございます。
     拙稿への書き込み、ありがとうございました。
     仰るとおり、短いような長いような50年でした。 世の夫婦、それぞれにかけがえのない幸せを得ていることと思いますが、私の場合も神はよくぞこの妻を私に与えて下さったものだと、感謝の念が尽きません。
     
     crambon1948 さんが「千草八千草が咲き始める季節」と書いてくださったその言葉、久しぶり、たぶん何十年ぶりかで目にしました。 そういう美しい日本語がどんどん使われなくなって、やたら略語ばかりが横行している昨今の世相を嘆かわしく思っておりますので、とても嬉しい気分です。
     これからもいろいろご教示いただけますと幸いです。 ありがとうございました。

    ねんきん老人
  • nimameさん 2022/09/04 18:25:36
    金婚式おめでとうございます(^^)
    ねんきん老人さん・こんばんは。

    今お邪魔してビックリです。
    今年金婚式だったんですね!
    実はnimameも3月に子供達から金婚式をしてもらい・
    自分の親の時は凄い年寄りに見えたのに自分が50年と不思議な気持ちがしたものです。
    そして奥様との50年前の写真、素晴らしいですね。
    この旅にねんきん老人さんの気持ちが凝縮されています。
    奥様19歳だったのね^^
    横顔拝見すると面影ありますね。
    19歳で嫁ごうなんて思いませんでしたよ!
    ねんきん老人さんが余程気持ちの良い方だったんですね!
    それが奥様に伝わって晴れて50年。
    何か読んでいて奥様への溢れる気持ちがとても伝わりますよ(#^.^#)

    そして石切山脈
    その石切場・nimameは大谷石しか知らなくて・
    でもこうして詳しく説明して下さってるので・
    そうなんだ~と読ませて頂きました。
    まだまだ知らない事がいっぱいあるのですね!
    とても勉強になります。
    可愛い奥様にも会えたし・明日は良い日になりそう♪
    お互いに歳には負けずに過ごしましょうね(^^)
    nimame

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2022/09/04 20:08:46
    ビックリ×2 !
     nimame さん、ビックリもビックリ、nimame さんも今年が金婚式だったのですか? それも3月! つまり1972年の3月に、私もnimame さんも結婚したということなんですね。
     ご両親の金婚式ですごい年寄りに見えたということは、ご両親も50年寄り添っていらっしゃったということ、すごいですね。
     私の妻が19歳だったということは、nimame さんが仰るように妻が私を気に入ったということではなく、妻がまだ人を選ぶ目が育っていないうちに私が妻をかどわかしたということなんです。
     今となっては妻に悪いことをしたと思いますが、それだけに私は妻を守る責任があり、それはずっと意識していました。
     それなのに64歳で死なせてしまい、自分だけまだのうのうと生きているのですから、私は今でも妻への罪滅ぼしをかたときも忘れることができないのです。
     nimame さんはどうぞご夫婦仲良く、60周年、70周年と幸せな年をお迎えください。

     石切り山脈は私も初めて行ったので、とても勉強になりました。 というより、知らないことばかりなので、どこに行っても勉強の連続です。
     知るは楽しみなりという言葉を聞いたことがありますが、旅はその貴重な機会ですね。 それをまた人様にお伝えできるフォートラベルというのもありがたいサイトで、おかげで nimame さんともこうしてお付き合いいただけるようになり、つくづく身の幸せを感じます。
     どうぞこれからもよろしくお願いいたします。 ご丁寧な書き込み、ありがとうございました。

    ねんきん老人(1972年同期会)

    ねも

    ねもさん からの返信 2022/09/04 22:41:58
    Re: 金婚式おめでとうございます(^^)
    横から失礼します。
    同期のお二人に乾杯! わが家は、あと10年ちょっとです。

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2022/09/05 07:13:00
    10年後に幸あれ!
     ねもさん、おはようございます。
     nimame さんと私の金婚組にエールを送っていただき、ありがとうございました。
     nimame さんご夫婦は正真正銘の金婚ですが、私の場合は自分だけがそう思っているインチキ金婚夫婦ですから、乾杯していただくと、いささか気が咎めます。 でも、そう仰っていただくと、やっぱり妻は今も私のそばにいるんだなという気がしてきて、嬉しい思いです。
     ねもさんは、あと10年余。 そのとき私はこの世にいませんが、もしあの世から見えていたらお祝い申し上げますので、どうぞお幸せにその日をお迎えください。

    ねんきん老人
  • 三昧さん 2022/09/03 13:28:02
    金婚式おめでとうございます。
    50年の節目の金婚式ですか、おめでとうございます。
    奥様も、あの世で喜んでくれている事でしょうね。常陸国出雲大社の しめ縄、写真で見て立派だな~!と、感心しました。
    自分は、来年で40年(ルビー婚)になります。亡き妻が鳥取だったので、来年は鳥取の隣県の出雲大社へ行ってみたくなりました。

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2022/09/03 19:50:06
    つくづく恥ずかしくなりました。
     三昧さん、こんばんは。 拙稿への書き込み、ありがとうございました。
     三昧さんは来年ルビー婚ですか? それなら来年は是非出雲大社にいらっしゃってください。 三昧さんが出雲大社に何度も行かれていることは知っていましたが、奥様が鳥取のご出身だということは知りませんでした。
     三昧さんの旅行記を拝読しながら奥様が早くに亡くなられたことは察していましたが、いつもその事実をさらっと書かれているので、こちらから何だかんだとそれに触れたことを申し上げるのは憚っておりました。
     その三昧さんの気丈なスタンスに比べて、私はいつもめそめそして、どうしようもない繰り言を述べ立て、恥ずかしい限りです。
     この5月に下関から富山までの車旅をしまして、その際出雲大社にも行き、鳥取にも行きました。 そのときも、かつて妻と行ったあとを辿るような気持ちで、やはり寂しさ悲しさを抱えての毎日でした。 三昧さんが釣りやツーリングを続けていらっしゃるように、私も行動的でありたいとは思うのですが、気力・体力とも末期状態で、我ながら情けない限りです。
     しかし、今回の書き込みをいただいて、私も三昧さんのダンディさには及ばなくても、せめてはったりだけでもいいから元気にしていなければ妻にも馬鹿にされるのではないかという気になりました。
     そう遠くない将来に妻と再会しても恥ずかしくないよう、三昧さんの影の端でも追いかけながら、もう少し頑張ろうと思います。
     ありがとうございました。

    ねんきん老人
  • イメ・トラさん 2022/09/03 11:19:23
    いいね、ありがとうございます
    冒頭のコメントを読ませていただき、涙があふれてきました。
    お幸せな結婚なのですね。心と心がしっかり結ばれて、奥様はいつも傍で笑っていらっしゃる。私も頑張ろうと思いました。ありがとうございます
    コロナや怪我で出かけることが少なく、旅行記を書く気になりませんでしたが、
    年金老人さんのたびたびのフォローに励まされて、また書いてみようかな
    と、心が復活してきました。ありがとうございます

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2022/09/03 12:22:47
    嬉しいお言葉ありがとうございます。
     イメ・トラさん、こんにちは。
     我ながらくだらぬ私事を書いてしまったと後悔していましたのに、望外のお言葉をいただき、救われました。
     仰る通り、近所のコンビニに行くのさえためらってしまうようなコロナ騒ぎで、なかなか旅行もできませんが、イメ・トラさんも昔のご旅行を思い出して是非旅行記を投稿してください。
     家や服は何かの弾みで失われてしまいますが、旅行の想い出はたとえ家が火事になろうと消えるものではありませんね。 それが旅行の良いところですので、昔の旅行でも読む者にとっては興味が薄れることはありません。
     むしろ、「ああ、そうだったな」というような共感と懐かしさを覚えることが多いので、私は人様の古い旅行記を読むのが好きです。
     また、書く人にとっても次の旅行への励みになりますので、イメ・トラさんも、昔のご旅行を振り返って、これからのご旅行への意欲を燃え上がらせてください。
     私も自分の旅行を思い出しながら、次は、次はと気持ちを奮い立たせていこうと思っています。
     嬉しいお言葉を、ありがとうございました。

    ねんきん老人
  • yamayuri2001さん 2022/08/25 10:57:49
    結婚して50年・・・
    ねんきん老人さん、こんにちは。
    奥様が亡くなってからの年月を
    ずっと奥様と一緒に過ごしてこられたからこその
    この旅行記・・・
    50年とは一口に言うものの、とても長い年月です。

    金婚式を迎えられるカップルは、一体 全体のどれくらいの割合なのでしょう・・・
    昨日読んだニュースには、熟年夫婦の離婚率が20%を越したとか・・・
    遠い昔に、来年金婚式だと言うのが解っていて、
    癌で亡くなった祖父の無念を思い出します。
    祖父は、死期を感じ取っていたので、
    親戚中に、金婚記念の花瓶を配りました。
    それぞれの人に合わせて、一人ひとり違うものでした。
    私には、織部鶴首の一輪挿しでした。
    その色が素敵で、今でも時々眺めます。
    でも、どうしても普段使いには出来ません。

    深い愛を注いでこられたねんきん老人さんは、今 奥様に
    守られ、感謝されていますね!

    神社本殿外壁の彫刻!私も、そう言う所に目が行きます。
    そして、じっと見惚れます。
    宮大工が、何時間もかけて掘ったであろう彫刻の美しさ。
    しかし、目立ちはしない・・・
    価値ありますよね!

    由美かおるさんも、緒形拳さんも懐かしいですね!
    今なら放送禁止の番組や、映画・・・
    まだまだ自由が謳歌していた時代でした。

    稲田石の切り出しは、ダイヤモンド!
    私には滝に見えました。

    樹木葬、ちょっと憧れます。
    人は土に戻る・・・
    これは土葬の文化のある国は勿論ですが、
    日本でも土に返ると言うので、こんな葬られ方も
    良いなと思うのです。
    勿論、遺骨をですけれどね・・・
    直接埋められた方が気持ちが良いのでしょうか?
    って、その時はもう感覚が無くなっていますね。

    常陸国出雲大社のしめ縄は、出雲のしめ縄と同じなんですね。
    ギターを弾いていらっしゃるねんきん老人さんの横で
    とっても幸せそうなお顔の奥様、
    長い事、幸せだったに決まっていますよ!
    「あなたの妻で良かった!」って・・・

    深い人生のお話、心に沁みました。

    yamayuri2001

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2022/08/25 18:49:50
    日記にでも書いておけばいいものを。
     yamayuri2001さん、こんにちは。 4トラの趣旨をはき違えて、人様にとっては意味の無い一日を書き綴ったことを、恥じ入り後悔していましたのに、望外の優しいコメントをいただき、恐縮に身の置き所もありません。 ありがとうございました。

     熟年離婚の記事、私も読みました。 5組に1組が離婚するとは!
     私の友人にも離婚したヤツがいて、私に40年(当時)も続いている秘訣は何だと聞いたことがあります。 「秘訣と言われればただ一つ、俺の忍耐強さだな」と答えたところ、「馬鹿言ってんじゃねえよ。 お前じゃなくて、嫁さんの忍耐強さだろう」と言われました。
     まあそうかも知れませんが、ともあれ生涯一緒にいることができたのはありがたいことです。

     尊祖父様は金婚式を意識しながら亡くなられたとのこと。 さぞかしお辛かったと思いますが、そんな中で金婚式の記念品をご用意され、お一人お一人に配られたというのですから、その気丈さに尊崇の念を覚えます。
     それはyamayuri2001 さんが普段使いできないと思われるのも当然ですね。
     それを伺って、私は子供たちにすら言わず自分だけの「つもり」で済ませてしまったことを恥ずかしく思います。

     笠間神社本殿の外壁の彫刻について、yamayuri2001 さんも心を惹かれるとのお話、意を強くしました。 そうですよね。 極彩色の彫刻に飾られた神社ももちろん見事ですが、色付けをしない分、一刀々々に精魂を込めて彫ったであろう彫刻にはまた別の味わいがありますね。

     人はいつか土に還るという事実。 私の両親はごく普通の墓に入っていますが、兄が死んだときに、兄を同じ墓に入れました。 そのとき石屋さんが私に、両親の骨壺を墓の底にあけて、両親の骨を敷き詰めるようにと言ったのです。
     ちょっと乱暴なようですが、石屋さんの話では、いつまでも壺の中にいたのでは土に還れない、普通は三十三回忌が済んだらこうして土に撒くのだということで、なるほどと思いました。
     世の中には知床遊覧船の事故や東日本大震災のように遺体がどこでどうなっているかも分からない人が沢山いるのですから、子や孫の手で土に還してもらえるのは幸せなのかも知れませんね。
     樹木葬というのは、土に還る年月を少し早めるという意味でも、悪くない方法だと思います。火葬後に埋めるか直接埋めるかは人それぞれの考え方でしょうか。
     私の遠縁にあたるおばあさんは常々火葬は熱いから嫌だと言っていたので土葬にしました。 でも私は徐々に腐敗したりミミズや微生物によってだんだん崩されていくのは嫌なので、火葬がいいと思っています。

     おっとっとっと! またしても要らぬことをくどくどと書いてしまいました。

     yamayuri2001さんのお言葉を真に受けて、妻が私の妻で良かったと思っていたということにして、いつか再会したときに、「だろう!?」と言ってやります。 ありがとうございました。

    ねんきん老人
  • ふわっくまさん 2022/08/24 12:51:42
    藤の花・・
    ねんきんさん、こんにちは。
    2004年5月 笠間稲荷神社の藤の花が、とってもキレイでしたね(^_-)-☆
    ・・思わず拡大して、鑑賞させていただきました。
    奥様の素敵な笑顔から18年が経って、この3月に金婚式だったのですね・・

    ところで日本三大稲荷が6,7社あるというクダリに、またプッとウケました。
    日本のへそがたくさんあるとか、日本最大級のーーが何ヶ所も!とか・・
    ・・あるある話、ですねー

    石切り山脈のプレミアムツアーへも、行かれたのですね。
    落ちそうで落ちない、一辺が4,5mある巨大な岩に受験生が飛びつくって・・
    ほんと落ちそうにない落ち着いた岩の方がいいのにーなんて、余計なことを思いました。

    それから、ねんきんさんはギターを弾かれるのですね。
    お二人が幸福そのものの微笑みで、何ともホッコリさせていただきました。
    ・・今のなお、奥様は幸せでいらっしゃいますね。
                 ふわっくま

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2022/08/24 20:15:59
    ツボを押さえていただいて。
     ふわっくまさん、こんばんは。
     いつもながら丁寧にお読みいただいて、こちらが狙って書いたツッコミも見逃さずにつかんでくださって、書く方としてはとても張り合いになります。
     また、落ちそうで落ちないよりも本当に落ちない落ち着いた岩の方がいいのに、というふわっくまさんのご指摘、膝を打ちました。 まったくその通りですね。 でも、今まで同じようなパワースポットでそういうツッコミを聞いたことがありません。 ふわっくまさんのセンスに拍手です。

     金婚式なんて、まったくの私事ですから旅行記に書くことはかなり迷ったのですが、老い先短い老人のたわごとということで済ませていただければ有難い限りです。
     ギターは今も弾きますが、聴こうという人は一人もいません。
     50年前の写真もまた私事の極みですが、幸いなことに写真からは音が出ませんので、当時の私のヘロヘロ演奏もバレることがありません。
     妻はその後もときどき私のギターを聴かされていましたが、妻の友達の前で弾いてくれと言ったことはありませんので、内心はうんざりしていたのだと思います。

     次の旅行記は、ふわっくまさんのご実家のある山口県での体験を書こうかなと思っています。
     思っているだけで、いつになるか分かりませんし、お目に止まったら「山口を分かっていない!」とお叱りを受けるのではないかと心配でもあります。

     今年は10月まで暑いとテレビで言っていました。 身近でコロナ感染者も出ました。
     ふわっくまさんもくれぐれもお気をつけて、お元気でお過ごしください。

    ねんきん老人

  • mikikoママさん 2022/08/20 17:04:55
    50周年記念 おめでとうございます 
    ねんきん老人さんへ
    長い長い道のりをお二人で寄り添いながら本当に先に旅立たれてしまった奥様の気持ちを思うと涙が止まりませんでした 
    わたしたちも 今年で40周年記念  知り合って51年目ですのでつかず離れずで 今は姉弟のような感じです
    どちらが欠けても寂しくならないように 今から 練習も必要かなと思いますが 今の時間2人でまだ まだ 元気に過ごせてることにお互いに感謝したいと思いました 
    この旅行記で いろんなことを考えさせられました  有難うございます
           mikikoママ

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2022/08/20 19:53:27
    練習は不要と考えます。
     mikikoママさん、こんばんは。
     くだらない私事にわざわざの書き込み、ありがとうございました。
     いつもmikikoママさんの旅行記で仲良く写真に納まっているお二人を拝見して、なんてステキなご夫婦だろうと羨望を覚えています。
     「どちらが欠けても寂しくならないように 今から 練習も必要かなと思い」と書かれていますが、その練習はまったく不要だと思います。
     むろんいつかはその時がくるわけですが、そのときにはとことん寂しくなればいいと思うのです。 私は妻を亡くしてから、周囲の人々が好意で「早く忘れなさい」「なにか気が紛れる楽しみを見つけなさい」などと言ってくれる度に腹を立てていました。
     「誰が忘れるものか!」「気を紛らせるとは何事だっ、俺は24時間悲しみ続けるんだ!」と言い返したいのをぐっとこらえていたのです。
     世間の人は、私の妻の死なんて、あっという間に忘れます。 私は、誰が忘れようと俺だけは忘れないというつもりで、いつも妻のことを考えています。当然寂しいし、当然悲しいです。 でも、世界中にお前がいないことを悲しんでいるのは俺だけだよ、俺はいつかお前に再会するまで、ずっと寂しさの中で生きていくよ、といつも妻に語り掛けています。
     寂しかったら寂しがればいいじゃないですか。 悲しかったら悲しめばいいじゃないですか。 そうできるのは自分だけですよ。 そう私は思います。
     mikokoママさんご夫婦がお二人で元気に過ごせていることはすばらしいことです。 どうぞこの時間を大切に。 寂しさの練習などに時間を割かず、いつも仲良く、楽しくお過ごしください。
     そう生きることが周囲の人々(たとえば私)への力強いメッセージになると思います。

     おっと、自分の考えを押し売りするようなお返事になってしまいました。
     どうぞお気を悪くなさらず、これからもよろしくお願いいたします。
     重ねて、ありがとうございました。

    ねんきん老人
  • チーママ散歩さん 2022/08/20 10:13:31
    石切山脈・・それより思い出話にホロリ涙。
    先生こんにちは。

    お盆も終わり、ご帰宅された奥様を思い寂しいお気持ち
    でいらっしゃるのでは?とお便りしようと思っておりましたら….
    先生の旅行記がアップされました。

    石切山脈へのおでかけが素敵なお出かけになったようで
    ほっとしております。
    先生のご自宅からも結構な時間がかかりますからお出かけ
    というより旅行ですね。
    「観光大使の使いぱしり」という役職の関係で、少し大げさな
    前評判を与えがっかりなさっていないかと心配しておりました。
    でもとても丁寧にご見学された様子。
    何よりもガイドさんがお気に召したようで、元気のパワー
    をもらってこられたようで安心しました。

    石切山脈のお話というよりも、先生の50年の記念日への
    思いがとてもステキで心が熱くなりました。
    普段は「恋人の聖地撲滅委員会会長」という肩書きで、
    軽々しく恋・愛を語る記念碑に “おしおき”をして回って
    おられるかたわら、本当はとっても純粋に、そして真剣に
    ”愛”する気持ちをお持ちである方であることも存じております。
    「男子たるもの、そんな言葉を口にするな!」 
    そんな時代背景もあって照れていらっしゃるのですね。( ´艸`)

    そんな奥様との思い出話。
    ホロリ涙がこぼれます。
    19歳という若さで嫁がれたのですね。 
    フォークソングが流行していたそんな時代。
    先生もギター片手に素敵なお写真ですね。

    『22才の別れ』という曲にあるように、その当時は19歳
    での結婚は決して早いものではなかったのでしょうね。
    愛方さんが以前歌っていたのを思い出しました。
    古い曲ですが 女性心を唄った歌ですね。
    22歳で女性の一番輝く時間が終わる前に、
    愛する人と結ばれたい。
    でもそれがあなたでなければ 
    さようならを告げる・・。
    そんな歌詞ですよね。
    奥様は一番綺麗に輝く時期に、信頼できる先生と出会え、
    夢と希望を一緒に叶えてこられたのですね。 
    幸せな女性としての生涯だったと思います。
    そして今も杖となり柱となり先生を支えてくれている。
    本当にステキです。
    私は賞味期限が切れた後の廃棄処分の時に拾ってもらいましたけれど。
    金婚式を迎えられるよう元気でいたいものです。

    ねぇどうして すごく愛してる人に
    愛してると言うだけで ルルルルル
    涙が 出ちゃうんだろう・・・

    先生も 聞いたことがあるでしょうか。
    DREAMS COME TRUEの『LOVE LOVE LOVE』
    想いを言葉にするのに涙が出てしまうほど愛おしい。
    夢で会いたいと願っているのに出てきてはくれない。
    先生が奥様と思い出の旅をされる時に、私の頭にはこの曲が流れます。
    でも、そんなおせっかい女将はお邪魔虫。
    先生のお心の中にはいつも奥様がいらっしゃるのですね。
    由美かおるさんの絵馬で入浴シーン( ´艸`)
    先生いつまでもお元気でお過ごしくださいませね(^_-)
    悪いことはできませんね。

    なんだかとりとめのないお話をしてしまいましたね。
    石切山脈や笠間稲荷神社そして常陸国出雲大社と組み合わせて
    金婚式のお出かけされて。
    ニッ木のおいなりさんにデザートまでつけて祝宴。
    素敵な1日でしたね。
    長距離運転は大変心配です。
    どうぞお気を付けて。
    先生のお住まいの・私の好きな千葉のご紹介を沢山リクエスト
    いたします。
    また新作お待ちしております。

    チーママ散歩

    チーママ散歩さん からの返信 2022/08/20 10:23:03
    Re: 石切山脈・・それより思い出話にホロリ涙。
    そう、そう。言い忘れました。
    湖の水面ぎりぎりまで下りたかったのですが
    コースになかったので行けなくて。
    今は連れて行ってもらえるのですね。
    いいですね。

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2022/08/20 13:22:18
    悪いことはできないもの・・・アチャー!
     チーママ散歩さん、二番煎じの石切り山脈見学記に丁寧な書き込みをいただき、恐縮しております。 ありがとうございました。
     悪いことはできないもの・・・その通りです。
     久しぶりに見た若い女性に血迷ってガイドさんの写真を載せてしまったり、神社参拝の最中に由美かおるの入浴シーンを思い出したり・・・。 それをチーママ散歩さんに鋭く見破られて、今日はバタバタの一日になりそうです。
     さらに言えば、チーママ散歩さんの旅行記に刺激されて石切り山脈に行くのに、わざわざ金婚旅行だなどと理由をつけて、それを正当化するために常陸国出雲大社でアリバイ作りをしたり、苦しいポーズの取り続けでした。

     石切り山脈の見学は期待以上のものでした。
     ただ、それを旅行記に書き込むのはとても大変な作業で、どの写真を使おうにも、チーママ散歩さんの旅行記がちらついてしまい、読み返すたびに削除・訂正の連続になってしまいました。
     結果的に、チーママ散歩さんの旅行記と私のものと両方をご覧になった方には私の駄作ぶりを笑われるだろうが、片方しか目に留まらなかった方にはその違いを見られることはない、と開き直り、エイヤッとばかりに投稿ボタンを押してしまったのです。
     そのあとになって気づいたのですが、文中にチーママ散歩さんの旅行記に刺激されて行ったことが書いてあり、それを読んでチーママ散歩さんのサイトを検索する方がいたらもうアウトですね。

     何をやってもダメ。 私が私らしく活き活きしているのは夜ビールを飲んでいるときぐらいでしょうか。
     今夜はチーママ散歩さんが思い出させてくださった「風」や「ドリームカムズトゥルー」の曲でも聴きながらゆっくりビールを飲みましょうか。

     いつもお元気なチーママ散歩さんですが、残暑とコロナにはくれぐれもご注意くださいますよう。

    ねんきん老人

     ※ 仰るとおり、私が結婚したころは、女性の結婚年齢は平均的に若かったと思います。 私も意識したことはありません。 困ったことといえば新婚旅行の代金を「ツーリストローン」で払うために、10代だと申し込めないので、一人分だけ現金で払ったことぐらいでしょうか。

     ※ 「地図に載っていない湖」の湖面ぎりぎりまで降りることについて。
    あの湖は「水たまり」なので、雨が降るたびに水位が上がり、来年はたぶん今回降りた岩は水没しているだろうということでした。

     ※ 5か月も前の旅行記をやっと投稿して、気が抜けてしまいました。 夏バテ解消ができる前に寒くなって動けないかもしれません。 山陰・北陸の旅行記をという気がないわけではありませんが、いつになりますことやら。

     
     
  • olive kenjiさん 2022/08/20 09:59:38
    ひとりぼっちの金婚式
    師匠は偉いです。亡き奥様との金婚式を祝うため、遠い茨城県まで行かれたのですから。おそらく、私は行くことのないだろう地域だと思い、真面目に読みました。

    私の住む地も石の産地ですが、石切り場の跡は展示場も無く、ほったらかしですので恥ずかしい限りです。ただ見学が無料ではなく有料1,300円もかかると知り、身を引きました。でも11人の見学者に2人のガイドが付くのですから、当然も当然、3,000円払ってもいいぐらいでしょう。それにしても二人のガイドさんの一人は顔隠しですが、ブログ公表を拒否されたのでしょうか。私は無断で顔公表していると、2回程4トラ事務局から高圧的指導が入り、やむやむ消去しました。難しい世の中になりました。

    石のトンネルにあった天女の絵は見事です。私は師匠がここにて第二の高松塚古墳を発見したのかと勘違いしました。
    また石を一個600円で買うとは知りませんでした。石などはタダで拾うものだと思っていましたから。そんな石を一個買って何にするのでしょうか。失礼しました!砂の収集家の方が目の前に居ることを忘れていました。紙面を借りてお詫び申し上げます。

    常陸国出雲大社は本家出雲大社と争っているのですね。いわゆる商標権の問題みたいですが、大きな会社では村田製作所や正露丸が裁判で争そったと思いますが、私の近くのラーメン屋・宝来軒は、他県にも同名があると言うのに争っていません。不思議です。

    あの狛犬は獅子です。シニアの旅人さんが、そうおっしゃっているのですから絶対です。シニアの旅人さんの旅行記は難し過ぎて私は読まないのに、私の旅行記にはちゃんといいねして下さって、頭が下がる思いです。だから獅子なのです。

    奥様の写真がとても幸福の絶頂期のような雰囲気を出していて最高です。
    おそらく、隣の男性は師匠と思いますが、今師匠が街を出歩いても、写真の青年と同一人物とは絶対思わないでしょうから、安心してお歩きになって下さい。

    こんなに長く書くつもりではなかったのですが、一応金婚式のご祝辞にかえさせて下さい。この度はおめでとうございました。

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2022/08/20 11:42:51
    これを金婚式というのは無理がありますね。
     olive kenji さん、今日の未明に投稿しましたのに早速見つけていただき、かつ書き込みまでしていただき、ありがとうございました。
     石切り場の見学料 1300 円は確かに高いですね。 でも、そこまで往復するガソリン代、高速道路料金を考えると、そっちの方が税金のぼったくりを含めてバカ高いので、見学料に文句をつけるのはやめておきました。
     ガイドさんについては、私の乗った車の担当者さんに手紙を出して顔出しとお名前の記載を許可していただきました。 もうお一人は拒否されたわけではありませんが、そもそも連絡をとらなかったので、お顔を隠したのです。
     でも、そのために写真そのものが不自然になり、せっかくのガイドさんの明るい雰囲気が消えてしまいました。
     仰るとおり、いやな時代になったと思います。 さらに言うなら、4トラの投稿者の皆さんの多くがご自分の顔を場違いなマークなどで隠していることにも違和感を覚えます。
     そんなことをしなくたって、知らない人は旅行記の写真の顔など覚えていませんし、知っている人は全身を隠しでもしない限りすぐに「ああ、あの人だ」と分かってしまうのですから、無意味だと思います。

     1個 600 円の稲田石については、買ったわけではなく、ただいくらぐらいするのかと思っただけです。 そう思っただけでホームセンターまで見に行った自分に呆れます。 暇を持て余している老人そのものですからね。

     常陸国出雲大社はなんともありがたみを感じない、言ってみれば神社型の観光施設のように感じました。 その本殿前にあった狛犬は、とくに印象に残るものでもありませんでしたが、確かにしにあの旅人さんのご指導によれば獅子ですね。
     私もしにあの旅人さんの旅行記は専門的な知見に満ちていて、読むほどに己の無知を責められているような気さえしていますが、とても刺激になっています。 食べた物すべての写真を並べてハイ終わりという旅行記が多い中で、熟読に値する読み物だと思います。

     最後に、50年前の結婚式の写真ですが、olive kenji さんが長髪でパンタロンを履いていた昔の写真に似ていないでしょうか?
     あのころは、猫も杓子もフォークギターを抱えて「戦争を知らない子供たち」なんて歌を歌っていました。
     今の私は作務衣を着て、沖縄の三線を弾きながら「安里屋ユンタ」など唄っていますが、狭い家で前の道路を歩く人に聞こえてしまうので、小声でコソコソと唄っている始末です。

     なにもかも変わりました。

    ねんきん老人
  • nana-papaさん 2022/08/20 08:45:01
    金婚式おめでとうございます!!!
    年金老人さま

    おはようございます!
    いつもながらホコリ楽しい旅行記拝見いたしました。

    そしてまたまたのニアミス(笑)、、いやミスではありませんが(笑)
    昨年ここ常陸国出雲大社へ行って来たばかり(笑)
    で大笑いしてしまいました。

    どうしてこんなところに?と疑問のまま・・がなんとなく疑問が解けたたような気がいたしました(笑)

    昨年たまたまこちら最寄りJR 福原駅から陶芸家の自宅展示会へ出掛けついでにとっ言ったらバチアタリになるかもしれませんが、帰りの電車時間待ちを利用して行ってきました。

    どうしてこんなところに出雲大社があるんだろうね?とかあさんと話ながら30分もあればお参りできるね~と言いながら(笑)

    まだ出来て30年、話題作りに永谷園、樹木葬1区画・・昨今の旧統一教会じゃあありませんが、何か胡散臭い臭いがプンプンする気もしますね。歴史の教科書に免罪符という言葉もありましたね。







    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2022/08/20 09:32:14
    あの神社の雰囲気を体験なさった「わが同志」へ
     nana-papa 様、おはようございます。
     あまりに趣旨がくだらないので、投稿しようかどうか迷いに迷ったものですが、早速にお付き合いくださり、ありがとうございました。
     nana-papa 様が常陸国出雲大社に行かれていたとは! それも大した思い入れもなく、電車の待ち時間を潰すためにということで、何も知らずに出かけて行った私と大差ないご参拝。 笑っては失礼ですが・・。
     仰るとおり、なんとも深みのない神社で、「出雲大社」のパクリでひと稼ぎしようかという地元の金持ちの思い付きからできた神社のように感じました。
     でもまあ、イワシの頭も信心からと言いますので、ありがたいと思ってお詣りすれば、それはそれで良いことだと思います。 あの日あそこで式を挙げていた二人が気持ちを新たにして新婚生活に入れば、それは大変結構なことですから。
     島根の出雲大社とのゴタゴタが解決してこのまま神社として存続していければ、いつか重みも風格も出てくるでしょう。 私がそれを確かめる術はありませんが、あの二人が50年後に同じ場所で金婚式を挙げられることを祈ります。

     またどこかの旅行記でニアミスが起きることを楽しみにしております。

    ねんきん老人
  • nksssさん 2022/08/20 02:35:21
    金婚式おめでとうございます!
    ねんきん老人さま
    金婚式おめでとうございます!
    天国の奥様も喜んでいると思います!!!
    我が家は昨年、銀婚式でしたが、相も変わらず内戦中です。
    あと24年闘い続けて金婚式を無事に迎えたいと思います。
    nksss

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2022/08/20 07:42:36
    まだずっと先ですね。
     nksss 様、おはようございます。 私事も私事、人様に読んでいただくような内容ではありませんでしたのに、書き込みまでいただいて恐縮しております。 ありがとうございました。
     nksss 様はあと24年で金婚ですか? まだ半分しか来ていないということで、今まさにご夫婦としての絶頂期というところでしょうか。
     夫婦の内戦は活力の証。 羨ましい限りです。
     
     天国の妻が喜んでいると仰っていただきましたが、それは私から解放されたという喜びかも知れません。 なのに私がいつまでもつきまとっているので、実はうんざりしているということも考えられます。
     そう遠くない将来に再会することになると思いますが、そのときに妻の本音が分かるでしょう。 楽しみなような、怖いような。

     どうぞnksss 様はこの世で本音を言い合いながら、とりあえず金婚式に向かって仲良くお過ごしください。
     重ねて、ありがとうございました。

    ねんきん老人

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