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 自転車の旅 山陰編(5)最終回<br /><br /> 自転車の旅8日目の8月18日。<br /> 萩教会、快適なソファーの上で迎える朝。<br />

自転車の旅 山陰編(5)最終回

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1978/08/11 - 1978/08/19

1169位(同エリア1501件中)

旅行記グループ 自転車の旅 山陰編

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16

おく

おくさん

 自転車の旅 山陰編(5)最終回

 自転車の旅8日目の8月18日。
 萩教会、快適なソファーの上で迎える朝。

旅行の満足度
5.0
同行者
一人旅
交通手段
新幹線 JRローカル
  •  朝5:40起床。台風はどうなったかと、すぐ外に出て空模様を確認する。曇りで風は残っているが雨はない。どうやら大丈夫のようだ。自転車の用意をして6時過ぎに教会を出発する。今日は秋吉台への山登りがあるから早いのだ。なので昨晩のうちに神父さんには挨拶を済ませておいた。写真は昨日、台風の中で見つけた教会の看板があった所で、少し離れた後ろに見える建物が泊めて貰った教会です。台風の中だったので余計に有りがたかったです。

     朝5:40起床。台風はどうなったかと、すぐ外に出て空模様を確認する。曇りで風は残っているが雨はない。どうやら大丈夫のようだ。自転車の用意をして6時過ぎに教会を出発する。今日は秋吉台への山登りがあるから早いのだ。なので昨晩のうちに神父さんには挨拶を済ませておいた。写真は昨日、台風の中で見つけた教会の看板があった所で、少し離れた後ろに見える建物が泊めて貰った教会です。台風の中だったので余計に有りがたかったです。

  •  大きな橋を渡り、萩を後にする。萩は海と川にぐるりと囲まれたような街なので、入るにも出るにも必ず大きな橋を渡らなくてはない三角州のような珍しい街だった。地図を見ながら走るので色んな発見があるよ。

     大きな橋を渡り、萩を後にする。萩は海と川にぐるりと囲まれたような街なので、入るにも出るにも必ず大きな橋を渡らなくてはない三角州のような珍しい街だった。地図を見ながら走るので色んな発見があるよ。

  •  だらだらと続く山道を登っていき、道ばたにあった小さな店で食料を仕入れることにする。そろそろ人家が少なくなってきたので、買い物をするタイミングを逃すととても惨めな思いをしなくてはならないので真剣だ。店があって良かった。焼き肉とパイン缶詰、あとパンが欲しかったが運悪くここんちには無かったので代わりに「あられ」を仕入れる。あられも元は米なんだから食べないよりはよっぽどマシだ。少し走った道ばたで変な朝飯にする。ポリポリポリ

     だらだらと続く山道を登っていき、道ばたにあった小さな店で食料を仕入れることにする。そろそろ人家が少なくなってきたので、買い物をするタイミングを逃すととても惨めな思いをしなくてはならないので真剣だ。店があって良かった。焼き肉とパイン缶詰、あとパンが欲しかったが運悪くここんちには無かったので代わりに「あられ」を仕入れる。あられも元は米なんだから食べないよりはよっぽどマシだ。少し走った道ばたで変な朝飯にする。ポリポリポリ

  •  山道を30キロほどぐねぐねと走り、いよいよ秋吉台のあの有名な石灰岩がそこかしこに見えだしてきた。緑の山肌に点在する白い石灰岩、おーおー写真で見るのとおんなじ風景だよー。来た甲斐があったねー。<br /><br /> この辺りの標高は400m台と大したことはないが、周りに高い山はなく、秋吉台というように台地なのでとても眺めがいい。頂上付近には観光用の馬車までポコポコと走っていて整備された遊歩道まである。展望台に登って辺りを見回してから、店が名物だと主張している焼きちくわとアイスを食べる。焼いたちくわなんて旨くもまずくもない代物だが、名物を食べたと言う満足感は少しだけ味わえる気がする。<br />

     山道を30キロほどぐねぐねと走り、いよいよ秋吉台のあの有名な石灰岩がそこかしこに見えだしてきた。緑の山肌に点在する白い石灰岩、おーおー写真で見るのとおんなじ風景だよー。来た甲斐があったねー。

     この辺りの標高は400m台と大したことはないが、周りに高い山はなく、秋吉台というように台地なのでとても眺めがいい。頂上付近には観光用の馬車までポコポコと走っていて整備された遊歩道まである。展望台に登って辺りを見回してから、店が名物だと主張している焼きちくわとアイスを食べる。焼いたちくわなんて旨くもまずくもない代物だが、名物を食べたと言う満足感は少しだけ味わえる気がする。

  •  秋吉台は有名な観光地で、ふしぎな風景にも一応感動するのだが、ぐるりと見渡し終えるとそれ以上何もすることがないんだよね。昨日の萩では忙しくあちこち見物して回った後だから、尚更なんか知れないけど「あれ、この後なにするんだっけ?」なんて気持ちなってポカンと空洞が空いた気分。することないんだったら、ここにいても仕方ないので折角苦労して上がってきたのだが、次の予定の秋芳洞(しゅうほうどう)を目指して下っていく。

     秋吉台は有名な観光地で、ふしぎな風景にも一応感動するのだが、ぐるりと見渡し終えるとそれ以上何もすることがないんだよね。昨日の萩では忙しくあちこち見物して回った後だから、尚更なんか知れないけど「あれ、この後なにするんだっけ?」なんて気持ちなってポカンと空洞が空いた気分。することないんだったら、ここにいても仕方ないので折角苦労して上がってきたのだが、次の予定の秋芳洞(しゅうほうどう)を目指して下っていく。

  •  秋芳洞は秋吉台のすぐそばに有るのかと思っていたが、暫く下ったところにあった。秋吉台の下が秋芳洞になってるそうだから考えたら当たり前か。入り口で大枚500円のキップを買い、渓流沿いの木立の中を歩いていく。やはり東洋一の大鍾乳洞ともなると、キップを買ったらハイ中にどうぞとはならないようで、洞窟に入る迄のセレモニーがあるようだ。<br /><br /> ここで津和野を見下ろす道路で一緒になったサイクリストの兄ちゃんと再会する。津和野で会った時は前に会ったというのは覚えがなかったが、さすがに私も朝のことは覚えているので「やぁやぁ」と挨拶する。何だか恩返しができたような気分だ。もう既に鍾乳洞の中を見てきたそうで、私とはすれ違いになった。

     秋芳洞は秋吉台のすぐそばに有るのかと思っていたが、暫く下ったところにあった。秋吉台の下が秋芳洞になってるそうだから考えたら当たり前か。入り口で大枚500円のキップを買い、渓流沿いの木立の中を歩いていく。やはり東洋一の大鍾乳洞ともなると、キップを買ったらハイ中にどうぞとはならないようで、洞窟に入る迄のセレモニーがあるようだ。

     ここで津和野を見下ろす道路で一緒になったサイクリストの兄ちゃんと再会する。津和野で会った時は前に会ったというのは覚えがなかったが、さすがに私も朝のことは覚えているので「やぁやぁ」と挨拶する。何だか恩返しができたような気分だ。もう既に鍾乳洞の中を見てきたそうで、私とはすれ違いになった。

  •  歩いていくと、先の方に岩山がザックリ割れたような秋芳洞の入り口が見えてきた。この川の流れはその洞窟から轟々と流れ出していたのだった。さすが東洋一。洞内へ入るには、川に掛かっている大きな木の橋を渡って入るようだ。まるでギリシャ神話に出てくる一つ目の怪物が棲んでいるような洞窟なので、ちょっとゾクゾクする。<br /><br /> 一歩入ると中は天然の冷蔵庫で、ホントにゾクゾクして鳥肌が立ってくる。中はとても整備されていて、洞内の道沿いには照明があって柵もあるからボチャンと落ちるようなことはない。さすが東洋一というだけあって、広いところでは天井が遙か上にあり、ビルがすっぽり入ってしまいそうだよ。凄いスケールだ。<br /><br /> 整備はされているが、自然の鍾乳洞の雰囲気を壊さずに上手に整備されていたので感心する。百枚皿、洞内富士、黄金柱というように、命名された場所があちこちにある。なるほどと思うネーミングもあれば、少々無理が感じられる名前もあったな。<br /><br /> ゆっくりと見て回り最後に辿り着いた所から外に出られるようだが、私は入った方に自転車を置いてあるのでまた元の入り口に戻ってみると1時間以上中にいたことになり、もうお昼を過ぎていた。<br /><br /> 秋芳洞の出口で、津和野で会ったという別のサイクリストが声を掛けてくる。駅にいた二人組じゃなく道であったというのだが、こっちは「あん時かなー?」程度で自信がない。あちらは偶然の再会をとても喜んでいる風なのだが、良く覚えてないのに合わせるわけにも行かないのでボケをかましていると残念そうに行ってしまった。悪かったかなー、こういう場合は調子を合わせた方が親切なのかな。<br /><br /> カメラのフィルムが終わってしまったが、そろそろ旅の終点が近づいてきている今、この先そんなに撮ることもないだろうからと土産物屋で12枚撮りフィルムを仕入れる。1番少ない12枚撮りなのにとても高い。さすが観光地だ。こんなことなら安く買える下界の店で買っておけば良かったな。<br /><br /> 昼飯を食べようと別の店に入ったが、どれも観光地値段でとても高い。観光地は何でも高くて叶わないです~。一番安いのがラーメンと冷やし中華だけど、この夏の盛りの真っ昼間に熱いラーメンもないので、余り好物ではないが冷やし中華にする。量が少なくてまずい。高いまずい少ないの三重苦の店だ。観光地には得てしてこの手の店が多い。だから余り観光地で飲み食い買い物はしたくないんだが、こう山の中では致し方ない。お店の方でも「この山ん中、ほかで食べられるもんなら食べてみな」なんだろう。

     歩いていくと、先の方に岩山がザックリ割れたような秋芳洞の入り口が見えてきた。この川の流れはその洞窟から轟々と流れ出していたのだった。さすが東洋一。洞内へ入るには、川に掛かっている大きな木の橋を渡って入るようだ。まるでギリシャ神話に出てくる一つ目の怪物が棲んでいるような洞窟なので、ちょっとゾクゾクする。

     一歩入ると中は天然の冷蔵庫で、ホントにゾクゾクして鳥肌が立ってくる。中はとても整備されていて、洞内の道沿いには照明があって柵もあるからボチャンと落ちるようなことはない。さすが東洋一というだけあって、広いところでは天井が遙か上にあり、ビルがすっぽり入ってしまいそうだよ。凄いスケールだ。

     整備はされているが、自然の鍾乳洞の雰囲気を壊さずに上手に整備されていたので感心する。百枚皿、洞内富士、黄金柱というように、命名された場所があちこちにある。なるほどと思うネーミングもあれば、少々無理が感じられる名前もあったな。

     ゆっくりと見て回り最後に辿り着いた所から外に出られるようだが、私は入った方に自転車を置いてあるのでまた元の入り口に戻ってみると1時間以上中にいたことになり、もうお昼を過ぎていた。

     秋芳洞の出口で、津和野で会ったという別のサイクリストが声を掛けてくる。駅にいた二人組じゃなく道であったというのだが、こっちは「あん時かなー?」程度で自信がない。あちらは偶然の再会をとても喜んでいる風なのだが、良く覚えてないのに合わせるわけにも行かないのでボケをかましていると残念そうに行ってしまった。悪かったかなー、こういう場合は調子を合わせた方が親切なのかな。

     カメラのフィルムが終わってしまったが、そろそろ旅の終点が近づいてきている今、この先そんなに撮ることもないだろうからと土産物屋で12枚撮りフィルムを仕入れる。1番少ない12枚撮りなのにとても高い。さすが観光地だ。こんなことなら安く買える下界の店で買っておけば良かったな。

     昼飯を食べようと別の店に入ったが、どれも観光地値段でとても高い。観光地は何でも高くて叶わないです~。一番安いのがラーメンと冷やし中華だけど、この夏の盛りの真っ昼間に熱いラーメンもないので、余り好物ではないが冷やし中華にする。量が少なくてまずい。高いまずい少ないの三重苦の店だ。観光地には得てしてこの手の店が多い。だから余り観光地で飲み食い買い物はしたくないんだが、こう山の中では致し方ない。お店の方でも「この山ん中、ほかで食べられるもんなら食べてみな」なんだろう。

  •  秋芳洞を後にすると道は徐々に下って行き、丘程度のアップダウンを繰り返しながら段々と平地になっていくようだ。何だかホントにゴール間近のセレモニーみたいな道でちょっと淋しい。ついに坂の途中に「下関市」の看板が見えてくる。何でもない普通の看板だけど記念に写真を撮っておく。パチリ。 12枚撮りだけど入れ替えたばかりなので撮る気になったが、残り枚数が少ないなら絶対に撮らない被写体だ。<br /><br /> 走っている右手に「高杉晋作墓」の看板が見えるが、何キロも回り道になるので面倒くさいから止めとく。旅も終盤となってくると、ゴールが目の前にちらつきだしてきてしまい、興味も意欲も減退して段々面倒がるようになる。<br /><br /> 2時過ぎ、町の中に入ってくると手作りパン屋が旨そうなので思わず自転車を止めてしまう。さっきの冷やし中華がロクなお昼じゃなかったから玉子サンドとあんドーナッツを買い、道ばたの日陰を探して腰を下ろしてパクつく。無精ひげはやして汚い格好だからホームレスと間違われそうだが、そこはほれ、サイクリングの格好してるから道行く人も好意的に見てくれるはず(だよね?)。こんなことしてても恥ずかしがることはない、へっちゃらだ。<br /><br /> この辺りから同じ方向へ走るひげ面のサイクリストと時々挨拶を交わすようになる。重装備のキャンピング仕様の自転車なのでロングランなのは分かるが、聞いてみたら日本一周中だそうだ。彼は千葉のあんちゃんで、仕事をやめてのツーリングだそうだ。出発してから40数日経っていて既に北海道は走破しており、自転車のメーターは4000キロ以上になっている。フロントバッグには宗谷岬を始めとして、あちこちのバッジが誇らしげにくっついている。この後は九州へ渡り、できたら沖縄にも足を延ばしたいという。う、うらやましい。<br /><br /> そう言えば、萩と秋吉でもこいつを見た覚えがある。長髪のひげ面で空色のタンクトップ上下を着ているから特徴がありすぎる。間違いなくこいつだ。<br /><br /> 炎天下を走るには熱中症にならないように時々日陰を見つけて休まなくてはならないので、何度も後先が入れ替わり、そのつど挨拶を交わす。こういうでかい国道を同じ方向に走っていると、大体どこへ行くのか決まってしまうから、しょっちゅう顔を合わすことになるのだ。この国道では誰でももう下関を目指す意外にない。

     秋芳洞を後にすると道は徐々に下って行き、丘程度のアップダウンを繰り返しながら段々と平地になっていくようだ。何だかホントにゴール間近のセレモニーみたいな道でちょっと淋しい。ついに坂の途中に「下関市」の看板が見えてくる。何でもない普通の看板だけど記念に写真を撮っておく。パチリ。 12枚撮りだけど入れ替えたばかりなので撮る気になったが、残り枚数が少ないなら絶対に撮らない被写体だ。

     走っている右手に「高杉晋作墓」の看板が見えるが、何キロも回り道になるので面倒くさいから止めとく。旅も終盤となってくると、ゴールが目の前にちらつきだしてきてしまい、興味も意欲も減退して段々面倒がるようになる。

     2時過ぎ、町の中に入ってくると手作りパン屋が旨そうなので思わず自転車を止めてしまう。さっきの冷やし中華がロクなお昼じゃなかったから玉子サンドとあんドーナッツを買い、道ばたの日陰を探して腰を下ろしてパクつく。無精ひげはやして汚い格好だからホームレスと間違われそうだが、そこはほれ、サイクリングの格好してるから道行く人も好意的に見てくれるはず(だよね?)。こんなことしてても恥ずかしがることはない、へっちゃらだ。

     この辺りから同じ方向へ走るひげ面のサイクリストと時々挨拶を交わすようになる。重装備のキャンピング仕様の自転車なのでロングランなのは分かるが、聞いてみたら日本一周中だそうだ。彼は千葉のあんちゃんで、仕事をやめてのツーリングだそうだ。出発してから40数日経っていて既に北海道は走破しており、自転車のメーターは4000キロ以上になっている。フロントバッグには宗谷岬を始めとして、あちこちのバッジが誇らしげにくっついている。この後は九州へ渡り、できたら沖縄にも足を延ばしたいという。う、うらやましい。

     そう言えば、萩と秋吉でもこいつを見た覚えがある。長髪のひげ面で空色のタンクトップ上下を着ているから特徴がありすぎる。間違いなくこいつだ。

     炎天下を走るには熱中症にならないように時々日陰を見つけて休まなくてはならないので、何度も後先が入れ替わり、そのつど挨拶を交わす。こういうでかい国道を同じ方向に走っていると、大体どこへ行くのか決まってしまうから、しょっちゅう顔を合わすことになるのだ。この国道では誰でももう下関を目指す意外にない。

  •  本州の下関と九州を結ぶ関門橋が見えてきた。橋の向こう側に見えるのは九州だ。関門橋はもの凄い大きさで、もの凄い高さの橋の上をマッチ箱のように見える大型トラックが走っている。遠近感覚が狂ってしまうスケールだ。橋をバックにゴールだバンザイのポーズをして記念写真を撮る。<br /><br /> 最初の予定では、あの橋を渡って向こう側の九州まで行ってみようと思ってたのだが(そうすれば北海道から九州まで自分の足で走ったのが繋がるから)、手を伸ばせば届くほどの所に九州があるのを見たら、そんなのこだわる程のモンでもなかろうって気になり、面倒が先に立ち止めにする。<br /><br /> 千葉のあんちゃんは、いつも駅に行っては記念写真を撮ることにしているそうだ。なるほど、そういう記念の残し方もあったのか。私も駅に行くので、下関市内をあんちゃんと一緒につるんで走る。いつのツーリングでも単独で走る一方なので、たまに連んで走るのは仲間と一緒にサイクリングしている気がしてワクワクするものがある。

     本州の下関と九州を結ぶ関門橋が見えてきた。橋の向こう側に見えるのは九州だ。関門橋はもの凄い大きさで、もの凄い高さの橋の上をマッチ箱のように見える大型トラックが走っている。遠近感覚が狂ってしまうスケールだ。橋をバックにゴールだバンザイのポーズをして記念写真を撮る。

     最初の予定では、あの橋を渡って向こう側の九州まで行ってみようと思ってたのだが(そうすれば北海道から九州まで自分の足で走ったのが繋がるから)、手を伸ばせば届くほどの所に九州があるのを見たら、そんなのこだわる程のモンでもなかろうって気になり、面倒が先に立ち止めにする。

     千葉のあんちゃんは、いつも駅に行っては記念写真を撮ることにしているそうだ。なるほど、そういう記念の残し方もあったのか。私も駅に行くので、下関市内をあんちゃんと一緒につるんで走る。いつのツーリングでも単独で走る一方なので、たまに連んで走るのは仲間と一緒にサイクリングしている気がしてワクワクするものがある。

  •  私は下関駅から輪行だし、あんちゃんは関門橋を渡り九州へ行くので、駅前で一緒に写真を撮って別れる。余談だが、このあんちゃんを十日後に何と沖縄で見かけることになる。あんちゃんはホントに九州を走り抜けて沖縄に渡ってきたのだ。見慣れた水色のタンクトップでキャンピング自転車で走っていたので間違いない。その時こちらは人の車に乗せて貰ってて、中央分離帯の向こう側を走っているあんちゃんとすれ違いざまの出会いだったので声は掛けられなかったが、何とも頼もしくも羨ましい千葉のあんちゃんであることか。(私もこの年はまぁ良く遊んだね)<br /><br /> 話は元に戻って、下関駅構内に時刻表を見に行く。電車にはとんと縁がない上、下関から前橋へ帰る電車なんて、まぁどうするんでしょうねぇてなもんだが、関東には東京という日本中の電車が集まる大目印があるので大助かり。何しろ東京まで辿り着ければあとはどうにでもなるので、取りあえずは東京を目標に電車の時刻をチェックする。<br /><br /> しかし、時刻表を見ている内にある事実に気づいてしまった。まもなく夕方である。今から東京へ向かったとしても、いくら新幹線と言えども本州の西の果てから2、3時間で東京まで行けるはずがない、東京へは深夜に到着だろう。その後の前橋への電車なんてあるはずが無かろう。生き馬の目を抜くという大東京の駅前で恐怖の夜明かしをする姿が目に浮かぶ。<br /><br /> 色んなパターンを考えた末、途中には倉敷と言う行ったことのない有名な所があるじゃないかという結論に達し、同じ夜明かしなら倉敷で野宿ということに決める。<br /><br /> 計画に添った電車を探すが、これがどれも普通じゃない。夕方の今頃、この西の果てから出る上り電車というのは殆ど寝台特急だったのだ。駅員さんに「席(寝台)なくてもいいから倉敷まで乗れますかねー」と尋ねても、そうは問屋がおろさないらしい。その代わり、新下関まで行けば「ひかり」が出ているというのを教えてくれた。ひかりなら倉敷まで行けるそうだ。そうすることにする。何でも聞いてみるモンだ。<br /><br /> 自転車を携行して電車に乗るには、手回り品切符というものを手に入れなくてはならない。まだこの時代には、自転車を電車に持ち込むには「日本自転車振興会」の会員証がないと切符が買えない仕組みになっているので、会員証のない私としては券売所で毎度のように「会員証忘れた!」と芝居しなくてはならないのである。今回もいつものように倉敷までの切符を買って置いてから手回り切符を売っている所に出向いて、「もう乗車券は買っちゃってる」事実を強調するために切符をちらちら見せながら手回り品切符を買いたいと申し出る。でも国鉄としたら、そんなモンはどうでもいいことなので、切符が買えなかった試しはない。せいぜい「今度は忘れないでくださいね」くらいで済んでしまい、今回も難なく購入できる。ちなみに現在では会員証無しでも堂々と買えるようになったらしいです。<br /><br /> なぜ自転車振興会の会員証が必要かと言うと、競輪選手が列車内に自転車を持ち込むための措置だったそうです。自家用車が普及した現代では無用のことのようですね。<br /><br /> 早速自転車を分解して専用バッグに押し込み、シュラフやその他全ての荷物をスキー用リュックに詰め込んだら、これでやっと電車に乗り込む準備が完了。でっかいリュックを背負い、肩には自転車が入ったでかいバッグ、片手には貴重品が入ったフロントバッグを抱えてと相当な荷物だ。これで広い駅の中を上へ下へとガチャガチャ歩き回るのはそこそこしんどいです。<br /><br /> 18時33分の小郡行きで新下関に行って、大阪行きの新幹線に乗り換える。列車は年に一回乗るか乗らないかで不案内だけど、行けば行ったでどうにでもなるもんだ。<br /><br /> 車内で弁当の引き売り(新幹線ではこうは言わないのかな?)がきたので、丁度夕飯時だし「博多弁当」を一つ買ってみる。ばかに高い弁当なので、さぞいい物が入ってるんだろうとワクワクしながら開けてみたら何と入っていたのは真っ赤なめん太子だけだ。ガビーン!「博多めんたーい」と言ってるのを勝手に「博多弁当~」と聞き間違えたのだった。弁当が食べたいと思っているので勝手に弁当と聞こえてきたってことか。仕方ないので土産にすることにする。頼みの本物の弁当売りはとうとうやって来なかった。腹へったよ~。<br /><br /> 9時半ころ新倉敷駅に着く。ここも下関同様、本当の倉敷へいくにはまた電車に乗り換えていかなくてはならないらしい。面倒くせーと思っても行くっきゃない、こんな廻りに何もなさそうな新倉敷なんて所はまっぴらだ。<br /><br /> どうせ明日の朝にはここの駅に戻るんだから、余分な荷物を持ってくことはない。自転車を入れたでっかいバックはプラットホームの端っこにチェーンの鍵で繋いどいて本物の倉敷駅へ向かうことにする。<br /><br /> 本物の倉敷駅は改装中らしく、工事現場のようだった。倉敷は予定外なので何の予備知識もないから地理もまったく分からない。時間が時間だから早いとこ食堂を見つけないと今夜は飯抜きになってしまうぞ。取りあえずなるべく賑やかそうな方向へ歩って行き、何とか開いている食堂を見つけてやっと夕食にありつける。ビーフシチュー定食に生ビールだ。<br /><br /> 長いような短いような旅も今日で最後の泊まりだ。3回に分けた本州縦断もやっとやっつけることが出来た。今夜は生ビールが一段と旨い。<br /><br /> 食事を終えると、もう10時を回っていた。さて、これから難問のねぐら探しだ。当てがある訳ではないが、倉敷といえばあそこしかないでしょうという名所へ行ってみる。市内案内の看板を見ておよその方向を見当つけて歩いていく。<br /><br /> 川端に柳があり、倉が並ぶ風景は写真で見るのとおんなじようだ。さすが超有名観光地で、10時を過ぎてるのにまだ人がふらついている。ヒゲ面にでっかいリュックを背負った汚い男が歩っててもここでは普通の観光客にみえてしまうから不思議だ(そうか?)。<br /><br /> この付近を一通り見てまわったが、特に野宿に適したところもないようだ。駅もあいにく工事中だしなー。ということで、でっかい観光客用駐車場内のベンチに決定。ザックからシュラフを引っ張り出してもぐり込む。<br /> <br />

     私は下関駅から輪行だし、あんちゃんは関門橋を渡り九州へ行くので、駅前で一緒に写真を撮って別れる。余談だが、このあんちゃんを十日後に何と沖縄で見かけることになる。あんちゃんはホントに九州を走り抜けて沖縄に渡ってきたのだ。見慣れた水色のタンクトップでキャンピング自転車で走っていたので間違いない。その時こちらは人の車に乗せて貰ってて、中央分離帯の向こう側を走っているあんちゃんとすれ違いざまの出会いだったので声は掛けられなかったが、何とも頼もしくも羨ましい千葉のあんちゃんであることか。(私もこの年はまぁ良く遊んだね)

     話は元に戻って、下関駅構内に時刻表を見に行く。電車にはとんと縁がない上、下関から前橋へ帰る電車なんて、まぁどうするんでしょうねぇてなもんだが、関東には東京という日本中の電車が集まる大目印があるので大助かり。何しろ東京まで辿り着ければあとはどうにでもなるので、取りあえずは東京を目標に電車の時刻をチェックする。

     しかし、時刻表を見ている内にある事実に気づいてしまった。まもなく夕方である。今から東京へ向かったとしても、いくら新幹線と言えども本州の西の果てから2、3時間で東京まで行けるはずがない、東京へは深夜に到着だろう。その後の前橋への電車なんてあるはずが無かろう。生き馬の目を抜くという大東京の駅前で恐怖の夜明かしをする姿が目に浮かぶ。

     色んなパターンを考えた末、途中には倉敷と言う行ったことのない有名な所があるじゃないかという結論に達し、同じ夜明かしなら倉敷で野宿ということに決める。

     計画に添った電車を探すが、これがどれも普通じゃない。夕方の今頃、この西の果てから出る上り電車というのは殆ど寝台特急だったのだ。駅員さんに「席(寝台)なくてもいいから倉敷まで乗れますかねー」と尋ねても、そうは問屋がおろさないらしい。その代わり、新下関まで行けば「ひかり」が出ているというのを教えてくれた。ひかりなら倉敷まで行けるそうだ。そうすることにする。何でも聞いてみるモンだ。

     自転車を携行して電車に乗るには、手回り品切符というものを手に入れなくてはならない。まだこの時代には、自転車を電車に持ち込むには「日本自転車振興会」の会員証がないと切符が買えない仕組みになっているので、会員証のない私としては券売所で毎度のように「会員証忘れた!」と芝居しなくてはならないのである。今回もいつものように倉敷までの切符を買って置いてから手回り切符を売っている所に出向いて、「もう乗車券は買っちゃってる」事実を強調するために切符をちらちら見せながら手回り品切符を買いたいと申し出る。でも国鉄としたら、そんなモンはどうでもいいことなので、切符が買えなかった試しはない。せいぜい「今度は忘れないでくださいね」くらいで済んでしまい、今回も難なく購入できる。ちなみに現在では会員証無しでも堂々と買えるようになったらしいです。

     なぜ自転車振興会の会員証が必要かと言うと、競輪選手が列車内に自転車を持ち込むための措置だったそうです。自家用車が普及した現代では無用のことのようですね。

     早速自転車を分解して専用バッグに押し込み、シュラフやその他全ての荷物をスキー用リュックに詰め込んだら、これでやっと電車に乗り込む準備が完了。でっかいリュックを背負い、肩には自転車が入ったでかいバッグ、片手には貴重品が入ったフロントバッグを抱えてと相当な荷物だ。これで広い駅の中を上へ下へとガチャガチャ歩き回るのはそこそこしんどいです。

     18時33分の小郡行きで新下関に行って、大阪行きの新幹線に乗り換える。列車は年に一回乗るか乗らないかで不案内だけど、行けば行ったでどうにでもなるもんだ。

     車内で弁当の引き売り(新幹線ではこうは言わないのかな?)がきたので、丁度夕飯時だし「博多弁当」を一つ買ってみる。ばかに高い弁当なので、さぞいい物が入ってるんだろうとワクワクしながら開けてみたら何と入っていたのは真っ赤なめん太子だけだ。ガビーン!「博多めんたーい」と言ってるのを勝手に「博多弁当~」と聞き間違えたのだった。弁当が食べたいと思っているので勝手に弁当と聞こえてきたってことか。仕方ないので土産にすることにする。頼みの本物の弁当売りはとうとうやって来なかった。腹へったよ~。

     9時半ころ新倉敷駅に着く。ここも下関同様、本当の倉敷へいくにはまた電車に乗り換えていかなくてはならないらしい。面倒くせーと思っても行くっきゃない、こんな廻りに何もなさそうな新倉敷なんて所はまっぴらだ。

     どうせ明日の朝にはここの駅に戻るんだから、余分な荷物を持ってくことはない。自転車を入れたでっかいバックはプラットホームの端っこにチェーンの鍵で繋いどいて本物の倉敷駅へ向かうことにする。

     本物の倉敷駅は改装中らしく、工事現場のようだった。倉敷は予定外なので何の予備知識もないから地理もまったく分からない。時間が時間だから早いとこ食堂を見つけないと今夜は飯抜きになってしまうぞ。取りあえずなるべく賑やかそうな方向へ歩って行き、何とか開いている食堂を見つけてやっと夕食にありつける。ビーフシチュー定食に生ビールだ。

     長いような短いような旅も今日で最後の泊まりだ。3回に分けた本州縦断もやっとやっつけることが出来た。今夜は生ビールが一段と旨い。

     食事を終えると、もう10時を回っていた。さて、これから難問のねぐら探しだ。当てがある訳ではないが、倉敷といえばあそこしかないでしょうという名所へ行ってみる。市内案内の看板を見ておよその方向を見当つけて歩いていく。

     川端に柳があり、倉が並ぶ風景は写真で見るのとおんなじようだ。さすが超有名観光地で、10時を過ぎてるのにまだ人がふらついている。ヒゲ面にでっかいリュックを背負った汚い男が歩っててもここでは普通の観光客にみえてしまうから不思議だ(そうか?)。

     この付近を一通り見てまわったが、特に野宿に適したところもないようだ。駅もあいにく工事中だしなー。ということで、でっかい観光客用駐車場内のベンチに決定。ザックからシュラフを引っ張り出してもぐり込む。

  •  出発から9日目の8月19日、今日は日曜日だ。<br /> 7時前に起床。町中の大きな駐車場が幸いしたのか、蚊が出なくて良かった。駐車場に設置してある自販機の缶コーヒーでモーニングコーヒーとする。こんな所で迎える朝でもコーヒーを飲むことで何となくゆったりした気分になれるから不思議だ。それに、今日帰るんだと思うと、安堵感と同時に気が抜けた気分も味わう。

     出発から9日目の8月19日、今日は日曜日だ。
     7時前に起床。町中の大きな駐車場が幸いしたのか、蚊が出なくて良かった。駐車場に設置してある自販機の缶コーヒーでモーニングコーヒーとする。こんな所で迎える朝でもコーヒーを飲むことで何となくゆったりした気分になれるから不思議だ。それに、今日帰るんだと思うと、安堵感と同時に気が抜けた気分も味わう。

  •  シュラフをザックに押し込んで、近くの有名な掘割にまた行ってみる。朝早くから観光客がゾロゾロ出ている。昨夜は遅くて開いてなかった店も、みんな朝早くから開いている。やっぱり観光地はこの方が来た気がするなー。有名な大原美術館は開館前なので外から写真だけ撮っておく、パチリ。

     シュラフをザックに押し込んで、近くの有名な掘割にまた行ってみる。朝早くから観光客がゾロゾロ出ている。昨夜は遅くて開いてなかった店も、みんな朝早くから開いている。やっぱり観光地はこの方が来た気がするなー。有名な大原美術館は開館前なので外から写真だけ撮っておく、パチリ。

  •  倉敷は有名な町だが、見るところというのはこの辺りしかなさそうなので、一通り歩った後、駅へ行って電車に乗ることにする。特急券と乗車券で13000円。おぃおぃ行き先の「高崎駅」が手書きの切符だよ。記念にもらっておきたいが、返さなくちゃならんだろなー。<br /><br /> 地元は高崎の隣の前橋市だが、やっぱり新幹線が停まる高崎の方が名前が通っているだろうと思って高崎にしたが、駅員さんとしたら関係なかったかな?前橋市は群馬の県庁所在地だが、利根川が邪魔をして東京からの主要な路線は高崎経由になってしまい、新幹線さえ前橋には来ないと言う憂き目にあっている。情けないけど利根川の流れは変えられないので仕方ないのです。<br /><br /> これで新幹線が停まる新倉敷駅まで行ったは良かったが、改札で引っ掛かる。倉敷から新倉敷へは群馬とは逆方向になるので、その分の料金が必要だと言うのだ。細かいことを言うやっちゃのうと思ったが、払わんことには帰れないので倉敷、新倉敷の往復分の240円の内、半分は清算所で支払い、残り半分は切符で買わされる。まったく細かいことさせやがる。でもこの切符だけは改札を通らなかったので記念に持って帰れる。<br />

     倉敷は有名な町だが、見るところというのはこの辺りしかなさそうなので、一通り歩った後、駅へ行って電車に乗ることにする。特急券と乗車券で13000円。おぃおぃ行き先の「高崎駅」が手書きの切符だよ。記念にもらっておきたいが、返さなくちゃならんだろなー。

     地元は高崎の隣の前橋市だが、やっぱり新幹線が停まる高崎の方が名前が通っているだろうと思って高崎にしたが、駅員さんとしたら関係なかったかな?前橋市は群馬の県庁所在地だが、利根川が邪魔をして東京からの主要な路線は高崎経由になってしまい、新幹線さえ前橋には来ないと言う憂き目にあっている。情けないけど利根川の流れは変えられないので仕方ないのです。

     これで新幹線が停まる新倉敷駅まで行ったは良かったが、改札で引っ掛かる。倉敷から新倉敷へは群馬とは逆方向になるので、その分の料金が必要だと言うのだ。細かいことを言うやっちゃのうと思ったが、払わんことには帰れないので倉敷、新倉敷の往復分の240円の内、半分は清算所で支払い、残り半分は切符で買わされる。まったく細かいことさせやがる。でもこの切符だけは改札を通らなかったので記念に持って帰れる。

  •  昨晩、新倉敷駅のプラットホームにチェーン錠で繋いどいた自転車を入れたバッグはつつがなくあったので一安心。駅員さんがこの不審なバッグに興味を示さない筈はなかっただろうが「この自転車の人は倉敷の町を見てから、またここから新幹線に乗るんだな」と、こっちの目論見を理解してくれたんだろう、放っといてもらって良かったぁ。バッグには昨晩発行の手回り品切符がついてたし。<br /><br /> 8時22分の新幹線に乗り込む。今回のツーリングで初めて新幹線に乗ったけど、もう2回目だしシートも確保できたので車内を探検してみる。何とまぁきれいな洗面所があるじゃないか、お湯もでるよ。お湯が出るんじゃぁと備え付けの石鹸でシャンプーして歯磨きもする。さっぱりした所で、本物の幕の内弁当を買って朝飯とする。冷たい水は飲み放題だし、エアコンも心地良く快適な列車の旅だ。これが先で、しんどいサイクリングが後でなくて良かったこと。ごくらくごくらく。<br /><br /> 岡山で人がどっと降りたので窓側に座れる。もう言うことありませんね。こうなると欲が出てきて、伸ばしっぱなしのヒゲが気になってくる。さっきの快適洗面所へ行き、今度はヒゲを剃ってくる。T字剃刀は持ってたけど面倒なので放っといたんですよ。あとは車窓の風景を見るも良し、寝るも良しの気楽な時間を過ごしていれば勝手に東京まで運んでもらえるってもんです。あ~、今回も誠に良いツーリングだったなー。<br /><br /><br /> 自転車の旅 山陰編 おわり<br /><br />●旅のデータ<br /> 期間 1979/8/11 - 19(9日間)<br /> 走行距離 約 900km<br /> 使用金額 44,300円(うち電車代 28,740円)<br /> パンクなし怪我なし病気なし<br /> 宿泊<br />  バス停1(京都)<br />  教会 3(西舞鶴、津和野、萩)<br />  駅  1(竹野駅)<br />  歩道橋1(米子)<br />  ドライブイン1(江津市外)<br />  駐車場1(倉敷)<br /><br />

     昨晩、新倉敷駅のプラットホームにチェーン錠で繋いどいた自転車を入れたバッグはつつがなくあったので一安心。駅員さんがこの不審なバッグに興味を示さない筈はなかっただろうが「この自転車の人は倉敷の町を見てから、またここから新幹線に乗るんだな」と、こっちの目論見を理解してくれたんだろう、放っといてもらって良かったぁ。バッグには昨晩発行の手回り品切符がついてたし。

     8時22分の新幹線に乗り込む。今回のツーリングで初めて新幹線に乗ったけど、もう2回目だしシートも確保できたので車内を探検してみる。何とまぁきれいな洗面所があるじゃないか、お湯もでるよ。お湯が出るんじゃぁと備え付けの石鹸でシャンプーして歯磨きもする。さっぱりした所で、本物の幕の内弁当を買って朝飯とする。冷たい水は飲み放題だし、エアコンも心地良く快適な列車の旅だ。これが先で、しんどいサイクリングが後でなくて良かったこと。ごくらくごくらく。

     岡山で人がどっと降りたので窓側に座れる。もう言うことありませんね。こうなると欲が出てきて、伸ばしっぱなしのヒゲが気になってくる。さっきの快適洗面所へ行き、今度はヒゲを剃ってくる。T字剃刀は持ってたけど面倒なので放っといたんですよ。あとは車窓の風景を見るも良し、寝るも良しの気楽な時間を過ごしていれば勝手に東京まで運んでもらえるってもんです。あ~、今回も誠に良いツーリングだったなー。


     自転車の旅 山陰編 おわり

    ●旅のデータ
     期間 1979/8/11 - 19(9日間)
     走行距離 約 900km
     使用金額 44,300円(うち電車代 28,740円)
     パンクなし怪我なし病気なし
     宿泊
      バス停1(京都)
      教会 3(西舞鶴、津和野、萩)
      駅  1(竹野駅)
      歩道橋1(米子)
      ドライブイン1(江津市外)
      駐車場1(倉敷)

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