2022/03/13 - 2022/03/13
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and Relaxさん
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名前が印象的な土地に行ってみたかったので、ケント州の友人宅を訪れたついでに行ってきました。
英国にはダービーやラグビー、カーディガンと日常耳にする馴染みある名前の街があり、いつか話のタネに1つくらい行ってみたいと思っていました。
その命名のほとんどが土地に因んだ公爵、伯爵が関係しているそうで、どこも昔からの街なのでそれなりに観光を楽しめるようですが、このサンドウィッチも中世からの古く可愛い建物が多く残る秘かな観光地といった感じです。
アクセスはロンドンから電車で。乗り換えはあります。1時間20分くらい。
カンタベリーからだと30分程度のライドで毎時ごとバスが出ています。
気になるネーミングですが、よく言われるサンドウィッチ伯爵がギャンブルに凝っていてパンに具をはさんで食べたというのは、ちょっと信憑性に欠けるとも聞きました。
伯爵の名前はもともと土地があって、自分の治める領地の名がサンドウィッチなのでサンドウィッチ伯爵と付いたと言う事で、街の方が先だそう。
イングランド貴族、モンタギュー家の分流で軍人のサー・エドワード・モンタギューが1660年に1代目サンドウィッチ伯爵授爵されたのに始まり、今も11代目が当主だそうです。
この料理名の元となった第4代サンドウィッチ伯爵は「ジョン・モンタギュー (John Montagu Earl of Sandwich)」さんです。
余談ながら
モンタギュー家は本当の発音は語尾がGoo、モンタグーが正しいそう。
街の名をサンドイッチと書くと、より何かを挟んだパンの食べ物に近くなる。そういえばサンドウィッチで食べてきませんでした、残念!
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英国ケント州のサンドウィッチに向かっています。
近くの海岸の町ブロードステアーズからキャブを呼んで行きました。
ドライバーは元バンドのギターリストで、3回も来日していて世界中ツアーで行ったことのあるビーフさんと言う人物。参加した数あるバンドの1つはハードコアパンクと言うか、アンチ・ノーウエア・リーグといって、自分も80年代の当時、ロンドンでギグを観に行ったことがあるバンドでした。
なんか感動。この時代の英国はバンド音楽一辺倒だった。良き時代。 -
本来バスと鉄道でサンドウィッチまで行く予定でした。
しかし友人が調べた所サンドウィッチの駅は中心部から離れていて、この日は雨降り。移動は無駄に骨を折ることになると、キャブ代を払ってくれて親切楽々の旅。
途中には少しだけ海も見られ、でもこの程度。 -
ベルホテルに到着。
リノベーションできれいになった由緒あるホテルだそう。The Bell Hotel ホテル
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旅行バッグの置物。
レセプションでチェックインの時間には早いと言われ、レストランで食事することにしました。 -
部屋に上がる階段部。
ホテルにはリニューアルされたレストランが備わり、この先を行くとテーブル席が数部屋に分かれてあります。 -
いい席をちょうど準備。
席はレストラン入り口の横。 -
レストランの入り口に立つと見れる景色はこんな感じ。
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見晴らし最高。
目の前の景色に見とれました。
中世好きな私にとっては絶景です。 -
The Chanter's Houseなど古風な建物が並ぶストランド通りが目先に延びている。
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お向かいのクリスピン・インには1491年創業と書かれていますね。
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日曜日なので英国風にサンデー・ローストにします。
ローストビーフとたくさんの添え付けのベジ類。 -
グレーヴィーがかかったローストビーフとヨークシャープディング、別の小皿に添え付け野菜の盛り付け。
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ソースはいかがですかと、ホースラディッシュを持ってきてくれました。
白いペースト状のこれは練りワサビの原料。
といっても味はわさびとは違い甘めの酢漬けにしてある感じ。
全体に味は普通でした、量はちょうど。 -
バスやコーチのルートのため、時々こうしてカンタベリー行きのコーチが中世の道を通って行くのが面白かった。
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The Chanter's House
曲がっています。
ハーフティンバーの家はここが好き。 -
Sandwich Weavers - Strand Street
16世期のオランダ人移民の住居で仕事場だった建物。
線がきちんと揃っていないというのは誠にチャーミングです。 -
窓のラインがばらばら。屋根も可愛いなあ。
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14世期の料金徴収所バービカンもホテルの前にあり、その先にはストアー川が流れています。
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レストランの窓からも見えていますね。
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そろそろお部屋に。チェックイン。
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1階だけなら階段利用でもOK。
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窓があり外もちょっと見れる。
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昔ながらのホテルの面影がたくさんある内部でした。
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シングルの部屋はホテルのサイトで60ポンド。
実は一度Booking.comで予約を入れたけれど68ポンドだったので、それをキャンセルして。 -
窓からの景色も良かったです。
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お部屋からバービカンが見れるロケーション。
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バスルームは大きく窓も両面にあるけれど、曇りガラスで景観はなく、景色が最高の建物コーナーのロケーションをもったいなく使っている。
窓を開けたらそこはレストランから見えていた景色でした。 -
バスルームからの眺めはこれ。
ただし田舎は静かなので、車が1台通るとすごく大きい音に聞こえるんです。 -
ホテルアメニティ。
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暖かく広い部屋。キャリーケース・ラックが便利でした。
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部屋には昔の地図があって、サンドウィッチは以前港町だったのがわかるかなと思って見ていたら、ここやカンタベリーは外海から川に(海峡?)入った港がある街だったよう。
昔の海岸線は埋もれて海が数キロ離れてしまったのです。
海峡も今や小川みたいに。
地図には近郊の「ハム」という地域もカバーされている。
この「ハム」と「サンドウィッチ」に行く道しるべがあるのが面白いと言われているので、写真だけ撮りに行きたかったのですが。 -
英国でこれが無いことはあり得ないです。
お茶セット。ケトルとたっぷりのコーヒー紅茶、ミルクとビスケット。
ビスケットはBorders。美味しいものを分かっていますね。 -
疲れていて雨ですが、暗くなる前に少し街を散策してきました。
ロビーには暖炉の飾りや昔のサンドウィッチの街の絵や写真など見るもの多し。 -
クラシックな回転ドア。
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レセプションはこの奥の白い囲い。
古い物を大事にしています。 -
ロータリークラブの椅子と自由に使っていい傘。
ありがたくお借りしました。 -
ドアを回転して出て・・。
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もう夕方。
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バービカンと歴史ある建物群の勇姿。
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このAdmiral OwenというPubは15世紀の木造の建物で素敵な外見でしたが、今は営業していないようでした。
コロナ禍であおりを受けてかなと思う。 -
泊まったベル・ホテル。
部屋は向こう側の角です。 -
雨が降っているような止んだような、微妙な天気。
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バービカンと逆の方向の道。
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Alleywayがあったのでここを歩きます。
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旅先の路地は楽しい。
Seven Post Aly -
そのまま行くとセント・ピーターズ教会の横を通って名前もMilk Alleyと変わる。
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街の中心部裏側あたりにいます。
この辺りの建物はほぼ全て歴史ありそう。 -
表に出ました。
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お店屋さんが並んでいるのを見るとほっとするのです。
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その名もマーケットストリート。
立派な建物が目に入ります。 -
膝小僧を抱えて座っている人物付きの建物でした。
いい顔してます。 -
他にもカラフルなのが何体か。
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古い街は道路が突然広くなったり細くなったりして、そこをカメラに収めようと努力してみました。
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可愛い路地です。
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ちょうどお店が閉まる時間でした。
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セント・ピータース教会の通り道。
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また大胆なスペース使いの道がありました。
名前のない道という名の道、「No Name Street」だそうです。 -
粋な田舎町のお店屋さんという感じ。
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このノーネーム通りの店はノーネームショップといい、フレンチのデリカテッセンとビストロという事。
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どっちに行こうか次は…と横を見て。
う~ん、こちらの道にはまたあとで。 -
道の幅が広い方に沿って行きます。
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ウィンドーにはもうすぐイースターなのを思い出させるディスプレイ。
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Sandwich Guildhall
Built in 1579,
ここはギルドホールです。
こんなに遅くならなかったら、日曜日の今日、中を訪ねてみようと思っていました。
博物館になっていて、16時まで無料で1300年発行のマグナ・カルタのオリジナルが見られるという事です。
歴史の時間に繰り返し聞いたあの大憲章ってやつですよ。聞いたそのあとすぐ忘れる「大憲章」、ここで焼き付けておかないと・・と思っていましたが、少々遅かったです。
ちなみに明日は本格的な街歩きをと計画していましたが、月曜日は休館日、残念でした。 -
この名前にとてもひかれた。
「ザ・カトル・マーケット」
これきっと広場で以前は牛を売りに出していたんですよと思いました。 -
いよいよ寂しそうになってきましたが、ここは観光地として大々的にプロモーションしていない穴場の街、これが普通と思います。
ギルドホールの広場前にはホテル兼レストラン・パブや色んな店がありました。 -
ローマ時代の遺跡もある、ギルドホール・ミュージアムと隣接するギルドホール・アーカイヴ。
このギルドホール前にコーチの乗り場があり、バスで移動したらここに着いていました。 -
サンドウィッチの旗のデザイン。
紋章は、ギュールズ(紋章において赤い色という意味)の3頭のライオンと、紺碧の船3隻付き。 -
カトルマーケット前は、いにしえの街のまま現代を迎えた様子。ちょっとカメラを別のモードにしたらもっとアンティークさが出るかも。
道路と建物の並びが昔風! -
Moat Soleという道に入りました。
カトルマーケットに続く無駄に広い道筋は、前世紀までたくさんの牛たちを並べて競売にかけていたため人や馬車などでごった返していたでしょう。 -
入るならこのパブと直感的に。
まだ日があるのでのちに真っ暗になってから来ました。 -
モート・ソールの道を探検してみます。
普通なら街の端っこだな・・と引き返す所。 -
道の先にあった建物は、以前病院だったのをお家として分譲されているもの。
カンタベリー大司教で当時の王様に暗殺され聖人となったトーマス・ベケットの名前、セント・トーマス・ホスピタルは14世期に造られた建造物。
St Thomas's Hospital in Moat Sole -
案内ポイントが立っていて参考になり、街はさほど広くないながら、昔は壁で覆っていた旧市街エリアだけ歩いても私の興味の範囲では丸1日はかかると思いました。
古いものがいっぱいあるので写真を撮ったり忙しく。 -
案内のボードによると、14世期から残っている部分はゲートだけながら、建物自体ヴィクトリア朝で再建されているけれどオリジナルのパーツを使っているのだそう。
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元々は独立したゲートではなく、玄関にゲートウェイとして建物と続いているデザインでしたが、これはこれで趣がありいい感じ。
街の紋章がここにも。
ギュールズ3ライオンは通行人の守護者、サンドウィッチは重要な五港(チンクエ港)の1つだったので、その紋章の青い3隻の船。 -
街外れに見えた先には鉄道の線路が見えていて、明日は駅に行かなければならないのがあり、どこにあるのか確かめに行きました。
そこに駅はなく、線路だけでした。手前にあったのがこのThe Rope Walk。
緑の藻が張り詰めた水路Butts Streamに沿って歩く道があり、これがロープ・ウォーク。以前旧市街地を囲む壁が存在した場所が歩道となっているもの。
名の由来は、長くて真っ直ぐなスペースを必要とする船舶用のロープを作っていた事による。 -
気になったので駅を見に行くことにして、またセント・トーマス病院の前を通ってサンドウィッチ駅に向かいました。
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ロープ・ウォークが線路沿いなのでそれを伝っていけば駅なのでしょうが、人通りのない緑の道、せっかくなので街の様子を観光しながら行きます。
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上に行くほど出っ張っている建物も少なからず見かけました。これは3段階ですね。
こういう造りの建物はイギリスの北にあるヨークにも多かったけれど、サンドウィッチはヨーロッパから、特にフランダース、ワロン地方からの移民が多い時代があったので、その辺の影響も受けているはずです。
隣のニュー・ストリート20番地に暖かそうな灯りがついているコテージは1759年トマス・ペインがここに家と店を構え現在指定建造物。
Thomas Paine (トーマス・ペイン)さんはイギリス出身のアメリカ合衆国の哲学者、政治活動家、政治理論家、革命思想家。 -
ずっと歩いていたら水路が現れた街中。
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桜が咲く季節になり、お花も同時に咲き始めコテージが飾られている様子。
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更に先に入った住宅地の中に小さな駅があり、これで安心。予約番号で機械から明日のチケットを発券してタウンセンターにUターン。
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Mill Wall
旧市街の城壁が残るミル・ウォールと表示された壁。
今も白い風車(Mill)が1つありますが、
昔は街に風車が8つあり、その1つがこの場所に建っていたからだそうです。 -
もう真っ暗ながら街歩きを続けました。
なかなか素敵なハーフ・ティンバードの建物が道分かれに建っているのですが。 -
営業していなさそうだったけれど現在はバーというThe Old Pharmacy。
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