2021年12月　路面電車を訪ねて久々の広島旅（その2・12年ぶりの宮島駆け足旅）

2021/12/04 - 2021/12/05

プロ野球の日本シリーズが終わった1週間後の12月最初の週末。

神戸市電の廃止50周年を記念し、広島電鉄で通常は平日の朝にしか運用されない元神戸市電の電車が休日ダイヤでも運行されており、どうしても撮りに行きたいと思っていたので、週末を利用して広島に向かうことに。

後半は、2日目にのんびりホテルをチェックアウトし、駆け足で宮島まで往復した際の一部始終をお届けします。

その1（幻の神戸市電を訪ねて）はこちら
https://4travel.jp/travelogue/11734279

エリア 宮島・厳島神社(広島)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 船 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

宿泊先の「アパホテル広島駅前大橋」の朝食はビュッフェ形式。
広島の郷土料理が多数揃っており、牡蠣醤油で食べる豆腐や広島菜の漬物を使ったお茶漬けが美味しかったです。

アパホテル＜広島駅前大橋＞ 宿・ホテル

前夜かき小屋で飲みすぎた影響もあり、ゆっくり目にチェックアウト。

アパホテル＜広島駅前大橋＞ 宿・ホテル

アパホテルから広島駅に通じる駅前大橋では、路面電車の工事が進められていました。
2027年にはこの橋の上を、広島電鉄の路面電車が走るようになります。

本当は広島電鉄の路面電車でのんびり宮島口を目指したかったのですが、ホテルをチェックアウトするのが遅くなり、昨日買った広島電鉄の24時間券が失効してしまいました。
てなわけで、山陽本線の普通電車で宮島口に向かいます。

広島駅 (JR) 駅

広島駅から大野浦行きの普通電車に乗車し、宮島口駅で下車。
車輌は最新鋭の227系です。

宮島口駅 駅

学生時代以来のJR宮島口駅。
駅舎は、近年になり大規模なリニューアルが実施されたようです。

宮島口駅 駅

宮島口のフェリーターミナルは2020年に新築されたばかりで、広島電鉄の商業施設「etto」が入居しています。
2022年には広島電鉄の広電宮島口駅が、このフェリーターミナルの隣接地に移設される予定だそうです。

広電宮島口駅 駅

立派な切符売り場が設けられた、JR西日本宮島フェリーの乗り場。

宮島フェリー 乗り物

もっとも、今回は紙の乗船券を買わず、JR西日本のICカード「ICOCA」を使って乗船します。
JR西日本の子会社が運航している宮島フェリーは、「ICOCA」をはじめとする交通系ICカードが利用できて便利です。

宮島フェリー 乗り物

次の宮島行きフェリーは、12時20分発。

宮島フェリー 乗り物

乗船のため、ひとまず桟橋へ。
宮島口～宮島間ではJR西日本宮島フェリーと、宮島松大汽船の2社がフェリーを運航しており、利用者は必要に応じて使い分けることができます。
左が宮島松大汽船、右がJR西日本宮島フェリー。

宮島フェリー 乗り物

宮島松大汽船の「安芸」丸。

宮島松大汽船 乗り物

JR西日本のフェリーが、宮島口桟橋に近づいてきました。

宮島フェリー 乗り物

宮島口桟橋に接岸する、JR西日本宮島フェリーの「ななうら丸」。
往路はこの船で、宮島に渡る形になります。

宮島フェリー 乗り物

「ななうら丸」という船は、私が1993年と2000年、2009年に宮島を訪れた際にも運航されていましたが、現在の「ななうら丸」は2016年より就航している最新鋭の3代目だそうです。
船内はバリアフリー化が図られており、インバウンドに対応してか外国人向けの案内も充実していました。

宮島フェリー 乗り物

最前列の座席に陣取り、しばし瀬戸内海のパノラマを楽しみます。

宮島フェリー 乗り物

宮島フェリーのうち、昼間時間帯の一部の便は厳島神社大鳥居の沖を経由するルートで航行しています。

厳島神社 寺・神社・教会

ただ、現在厳島神社の大鳥居は改修工事中で、シートに覆われていました。

厳島神社 寺・神社・教会

「ななうら丸」の船室。

宮島フェリー 乗り物

15分ほどの短い船旅で、宮島桟橋に到着。

宮島桟橋 乗り物

厳島神社方面を望んだスナップ。

宮島桟橋 乗り物

桟橋からは、厳島神社の五重塔がよく見えました。
今回は時間の関係で厳島神社には立ち寄りませんでしたが、大鳥居の修復が完了したら是非再訪したいものです。

厳島神社 寺・神社・教会

中央に、シートで覆われた大鳥居が見えます。

厳島神社 寺・神社・教会

ひとまず、宮島桟橋を出て宮島の町へ。
戦前の昭和６年に建てられた、「特別史蹟及び名勝　厳島」の標柱。

ひとまず、桟橋の近くの軽食店（海鮮バル）で、ハイボールを注文し乾杯。

昨日たらふく牡蠣を食べたところですが、今日も焼き牡蠣をいただきました。
今にして思えば、ガンスや穴子も頼んでおけばよかったと後悔。

宮島の食べ歩きグルメといえば、焼き牡蠣もいいですが、どうしても食べておきたかったのがもみじ饅頭のソフトクリーム。

やまだ屋 宮島本店 グルメ・レストラン

やまだ屋さんの本店で、しゃもじ形のクッキーともみじ饅頭がトッピングされたソフトクリームをいただきました。

やまだ屋 宮島本店 グルメ・レストラン

もみじ饅頭ソフトクリームですが、トッピングのないリーズナブル版もありました。
もみじ饅頭の餡をふんだんに使ったソフトクリームはまさに絶品。

やまだ屋 宮島本店 グルメ・レストラン

そろそろ帰りの新幹線の時間なので、宮島口に戻ることにします。
復路は宮島松大汽船を利用。
これまで3回宮島を訪れていますが、宮島松大汽船を利用するのは初めてだったり。

宮島桟橋 乗り物

お洒落なクルーザーのような雰囲気の船でした。

宮島松大汽船 乗り物

10分ほどで、宮島口の桟橋に帰着。

宮島松大汽船 乗り物

その後は往路と同様、227系の山陽本線普通白市行きで広島へ。
数年前まで国鉄時代に製造された電車の天下だった広島地区の在来線ですが、今では全ての電車が227系に統一されています。

広島駅 (JR) 駅

復路はJR西日本の「新幹線直前割切符」で、広島15時3分発の新大阪行き「こだま854号」に乗車。
新大阪までは3時間。
「のぞみ」号や「みずほ」号に比べて時間はかかりますが、安く気軽に関西と広島を行き来することができるコストパフォーマンスの高い割引切符です。

山陽新幹線 乗り物

乗車前に、広島駅在来線コンコースのアントレマルシェ広島にある「カルビープラス」でフライドポテトを購入。
車内でいただきます。

途中の岡山駅で、のぞみ号の通過待ちの間に福山駅・浜吉さんの駅弁「あなごめし」を調達。
軽く腹ごしらえとします。

おかやま駅弁 グルメ・レストラン

「あなごめし」の中身。
「あなごめし」は瀬戸内一帯では定番の駅弁メニューですが、福山駅のものもなかなか美味しかったです。

おかやま駅弁 グルメ・レストラン

「こだま854号」の車輌は、JR西日本の700系8000番台。
かつて「ひかりレールスター」として一世を風靡した車輌ですが、近年は本来の用途での運用がめっきり増え、山陽新幹線の「こだま」号を中心に活躍しています。

「ひかりレールスター」時代に指定席車として使用されていた横2+2列の座席は快適で、岡山駅からはコンセント付きの座席が空いたので、車掌さんに許可を得てそちらに移動することもできました。

山陽新幹線 乗り物

18時12分、「こだま854号」は終点新大阪に到着。

新大阪駅 駅

「こだま854号」として新大阪駅に到着後、博多への折り返しを待つ700系8000番台。
「ひかりレールスター」の事実上の後身である九州新幹線直通「みずほ」・「さくら」用のN700系と並びました。

新大阪駅 駅

フライドポテトと駅弁だけではお腹が空いたので、帰りのおおさか東線に乗る前に新大阪駅の「だし茶漬け　えん」で改めて夕飯をいただきました。

久しぶりの広島旅行は路面電車の撮影がメインになり、それ以外のスポットであまりのんびりできなかったりもしましたが、なかなか収穫の多いものだったように思います。
今度は宮島でのんびり過ごして、話題の店のグルメを食べ歩いたり、20年以上ぶりに厳島神社をゆっくり見て回りたいものです。

だし茶漬け えん エキマルシェ新大阪店 グルメ・レストラン