2021/12/30 - 2021/12/30
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ishigantouさん
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巡礼とは宗教を問わず、はるか昔から精神的肉体的な試練としても行われてきた。容易にたどり着ける道では神様に失礼である。日本で知られている巡礼路は、四国八十八所巡礼、西国巡礼、坂東三十三所巡礼、秩父巡礼などであろう。
以前観た映画で、チベットを舞台にした中国映画「巡礼の約束」では巡礼中は五体投地(額、両手、両足を地面に付けての礼拝)をしながら進むと言う過酷な巡礼。
巡礼の約束公式サイトはこちら→ http://moviola.jp/junrei_yakusoku/
今はアニメやドラマ、映画のロケ地を軟弱に巡るのが聖地巡礼などと言っている時勢だ。
巡礼路が世界遺産に登録されているのは、熊野古道といつかは行ってみたい′サンティアゴ・デ・コンポステーラ’でこちらは巡礼者と認められる巡礼手帳がもらえるのが総距離100km以上と厳しい旅である。
と御託を並べて、軟弱者の私の今回の巡礼路は、初心者中の初心者コース「中辺路(なかへち)の一部の曼荼羅の道」で片道7~8kmで3~4時間コース。
往時は歩き、復路はバスにて元来た駅へ。歩いた感想ではまだ歩ける感覚。これから少しづつ距離が延びるコースに挑んでいきたいと思う。
コロナ禍と季節柄さらに年末だったためか、訪れる人は少なかった。山林の中では人とすれ違う事もなかった。天候は天気雨ならぬ天気雪で、晴れていながら雪がぱらついていた天気であった。
12/30日 のぞみ295号
品川駅8:25発~名古屋駅9:54着
乗り換えにて 特急南紀3号
名古屋駅10:01発~新宮駅13:37着
駅のロッカーで荷物を預け、熊野速玉大社参拝。速玉大社の摂社「神倉神社」に参拝。
紀伊勝浦 ビジネスホテルブルーハーバー 泊
12/31日
紀伊勝浦駅~那智駅(電車)
熊野古道ー浜の宮王子、浜の宮大神社、補陀洛山寺~尼将軍将軍供養塔~荷阪の五地蔵~市野々王子~大門坂~他冨気王子~熊野那智大社、那智山青岸渡寺~那智の滝~(バス)那智駅~新宮駅
徐福公園~阿須我神社~紀伊勝浦駅
紀伊勝浦 ビジネスホテルブルーハーバー 泊
1/1日
特急くろしお16号
紀伊勝浦駅8:49発~白浜駅10:19着
バスにて 白浜駅~南紀白浜空港
JAL 214便
南紀白浜空港13:35発~羽田空港14:40着
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- JALグループ 新幹線 JR特急 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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当日朝早く起き、地元の駅(市川駅)から総武線快速で品川。品川から新幹線で名古屋で乗り継いだのは特急南紀。JR東海、伊勢鉄道、JR西日本をつないだ特別急行列車で、紀伊半島に入ってからの海沿いの景色はとても良かった。
やっとのおもいで辿り着いた新宮。ここから熊野速玉大社はバスで向かう。思ったよりも近いので帰りは徒歩で駅まで戻った。
熊野速玉大社の大鳥居 -
古くから新宮と呼ばれていた熊野速玉大社。熊野三所大神(他熊野本宮大社、熊野那智大社)降臨の地で、後から行く神倉神社の元宮に対してこちらが景行天皇の時代に社を奉ったことから新宮と呼ばれていた。主神は、熊野夫須美大神と熊野速玉大神。神仏習合の時代には修験道の行場としても栄えた。熊野権現信仰の主祭神では薬師如来である。
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入口入ってすぐの所に、八咫烏神社・手力男神社がある。
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神門
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礼殿・社務社
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さざれ石
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熊野恵比寿神社
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新宮神社
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拝殿
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拝殿
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速玉宮の千木
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上三殿・八社殿
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上三殿
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熊野にて神武天皇の道案内をした三本の足がある、八咫烏。
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大社東門を出ると茶店があったが、休店中。
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こちらの窓にも八咫烏
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イチオシ
神倉神社に向かう途中にあった「妙心寺」
尼寺で、天仁二年(1109)鳥羽院の熊野御幸に供奉した永信尼が住み、大治三年(1128)に白河院の女院が霊夢を得た事から寺を建立したとある。 -
元宮である神倉神社に詣でる
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神倉神社は神倉山にあり、天磐盾と呼ばれていて熊野の神々が最初に降臨された場所とされている。
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鎌倉積みの石段の参道は、源頼朝の寄進と言われていて538段ある。
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途中休憩しながら登る
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イチオシ
こちらが神倉神社のご神体'ゴトビキ岩’
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ゴトビキ岩の周辺からは、銅鐸片なども多数発見されているらしい。
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神倉神社からの新宮の町並み
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イチオシ
神が鎮座する磐座。自然信仰の原点である。
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イチオシ
復路の下りの様子
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新宮には江戸時代に新宮藩主水野氏が築城した、新宮(丹鶴)城跡がある。
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<ここからは翌日熊野古道を歩いた後、時間がまだあったため再訪>
全国各地に伝説があるが、ここ新宮にも徐福が紀元前3世紀に不老長寿の薬を求めて、秦の始皇帝の命で渡来したと言う伝説の地に立つ徐福公園。 -
徐福伝説の由来は、ここ新宮・阿須賀に蓬莱山と呼ばれる丘陵がありここを訪れたとされる。
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徐福像
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徐福公園裏門
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阿須賀王子跡に建つ'阿須賀神社’
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熊野古道には王子と呼ばれている場所がある。九十九王子と呼ばれていたが、実際には九十九は無く数が多かったとされている。その王子とは、古来儀式を行う場所とされていた。儀式の内容は、奉幣(幣を奉ること)と経供養(般若心経など読む)を行う場所であったとされる。<小山靖憲著 熊野古道 参考>
大晦日、新年の準備をしていた。 -
社殿
主神 事解男名(ことさかしのおのみこと)。平維盛も参拝したとある。背後の山が蓬莱山。 -
ホテルに戻り初日を終える。
宿泊した紀伊勝浦はマグロ水揚げが西日本一。夕食は早速マグロを食べにホテル近くを散策。「おがわ」と言う食事処でマグロ定食とビール、その前に捕鯨発祥の地′太地’が近いためかクジラ料理も注文。おそらく地元でしか食べられないであろう鯨の内臓「うでもの」は美味だった。
呑み足りないので、ホテルに帰って地酒′鯨えびす’を。
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