2022/02/09 - 2022/02/13
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mom Kさん
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馬というと、真っ先に思い出すのは、セビージャの花祭りの馬たち。
騎乗の凄みのある美女、男性のこれ以上恰好よくしようがないほどの
衣装と相まって、エレガントで凛々しい馬たち。
その毛並みの色と艶の光り輝いていたこと!
20年以上前のことなのに目に焼き付いたまま。
それから・・下北半島の寒立馬・・・ばんえいの馬。際立って心に
残っている馬たちだ。
ここ与那国の馬は、優美でも哀し気でも雄々しくもなく、
私を愛おしい気持ちいっぱいにしてくれた。
小柄な馬。蹄鉄のない馬。
その瞳と言ったら、どんな人でもぞっこんだと
思う。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- 高速・路線バス JALグループ JRローカル 徒歩 Peach
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-
与那国の第一夜が明ける。
7時を過ぎて、ようやくこの空。 -
女将さんに「与那国馬に乗りたいんですが・・・。」と、打ち明けた。
「乗ったことありますか?」
思い出してみる。ラクダはある・・象もある・・そういえば、・馬は、ない。
「ありません。」
彼女は、少し考え、あそこがいいかなとつぶやきながら、すぐに問い合わせてくれた。
たいていは予約でいっぱいらしいが、この時節か、早速、明日空いていると。
10時に決まりました。 -
7時半に下に降りると、私一番が乗り。
お味噌汁の美味しさに身体も大喜び。
お出汁が濃いのに、お味噌が濃くない。 -
スタッフのSさんが、「珈琲も飲んでみてくださいね」と、入れたばかりのサーバーを指さす。・・・で、これまたびっくり。
彼女、そうでしょうと言わんばかりに、焙煎プロのお客さんが送ってくれるコスタリカ産よと教えてくれる。 -
若い女性がお迎えにきてくれ、山の中へずんずん進んで、ぽっかり開いた牧場に
到着。まりさん、ひろさん夫妻の「ちまんま牧場」
あぶみにかかとは、外しておく。
知らなかったああ。これから時代劇の見方も深まるなあ。 -
「小指は、下に」
なあるほど。スルっといかないようにだ。
歩き出す呼びかけを教えてもらって、出発。
彼女の名は、「アマルちゃん」。お母さんだそうです。 -
ひろさんにカメラを渡して、「アマルちゃんを中心に写してしてください。」と
念を押して頼んでおく。
まりさんが引綱で、与那国馬についてのお話してくれながら、ポクポク。
「今日、ほんとにお天気でよかったですねえ。最近ずっと雨だったので、
珍しいんですよう。」はい、幸運な私です。 -
帰り道、アマルちゃん、つと止まり、道端のサトウキビの茂みに勝手に入っていく。
(まりさん)「わかっているんです。帰りにここで食べるのが楽しみなんです。」 -
よかった。アマルちゃん、私を乗せるお仕事に喜びを持ってくれて。
-
小さな坂でもこわごわ、小さな背中の揺れにこわごわ、半時足らずでした。
-
アマルちゃん 会ったばかりなのに たまらなく好きですよ。
きっとまた会いに来るね。約束する。 -
まりさんもきっとそんな気持ちになられたんだろう。
初めて訪れ、一目ぼれ。飛んで帰って、一人1年間準備をし、
ご両親に頑張って気持ちを伝え続けた・・・。 -
やっとやっとご自分の牧場を開いたばかり。
お二人でなんでも作り、今日まで来られたこと、あちこちに垣間見られる。 -
まりさんがどうぞと出してくださった。
今季出来立て与那国純黒糖。
ここでいただく・・・与那国馬に乗せてもらって、青草の風に吹かれて、
今日は青空・・。
贅沢、贅沢。 -
帰りの道、黒糖工場外観だけ見せてもらった。
大きく開きっぱなしの門。警備室等は見えない。 -
島のサトウキビをここに一手に集めて、加工するようだ。
地図に載っていた黒砂糖工場は、ただ一つ。 -
ここまで大きなさとうきび加工施設を見るのは、初めて。
-
警棒も何も持たずに存在感発揮門番。
現代の装備では魔除けは不可能ですから、正しいと思います。
ご苦労様です。 -
この時を待っていました。
いよいよ午後の私のメインイベント。
テレビ前に正座しました。カメラをスタンバイ。
彼が、登場!
あーーーーこのコスチュームは、あなたのスタイルじゃない。(と思う)
私の好みじゃない。あなたのクールさ損なう。
ネイサン チェン、君が選んだ?まさかあ・・・と思いたい。もったいない。 -
まだ「あのコスチュームはいただけない」とぶつくさ思いながら、前原商店へ。
昨夕発見して、お楽しみにしていたお店。
期待たがわず、店内もお店の人も私のお好みです。
(この後、与那国滞在中最も通ったお店。5軒の中で最も小さく、雰囲気がいい。) -
今回の旅、石垣のコンビニにもなぜか琉球新報のみが多い。
お宿は、八重山毎日新聞。
閲覧用新聞を置いているところは、
ほぼ八重山毎日新聞。
前原商店、沖縄タイムス。
レジ横でなんとなく手が出たこのクッキー、おいしさ驚き。
以後何度も何度も、
帰る朝も行ってみたが、ない!
無念。 -
外側入り口横の張り紙。
-
お宿への帰り道、発見。機織り機は、本土でよく見かけるのより小さめ。
与那国馬とおんなじ。
腰掛スタイルは、読谷とは異なります。 -
普通のおうち。ひんぶんは、築山風。
-
壁に地下書きポスター。ぐるりみたところ、工場でも店舗でもないみたい。
-
コロナ禍で今は入館ストップですが、窓から中を見たところ、お一人年配女性が
一心に機織りされていました。 -
まだ与那国の海は見ていない。集落を突き抜け、山側を背に歩く。
-
風が吹きつける。やはりここへは船で渡るのは無理でした。
冬の海の表情は、晴れの日でもこれ。 -
前方にお墓群。
-
なんとなくそこに足を踏み入れるのがはばかられ、右手に離れて見つつ、海へ。
-
君、どこから来たの?
波に洗われたのか、お風呂上がりのようなからだ。
負傷してしていないサメくん。 -
あんなに朝はぽかぽか陽気に青空も見せていたのに、この異様な雲に変貌。
-
集落に向かって海岸沿い道路を歩く。
-
亀くんの背中に小鳥。一体デザインかと目を凝らしたら、小鳥くん、キョロっと私を見たが、飛び立たず。亀は、海の方向を向いている。
-
若者の楽し気な声が、浜と遮る茂みの向こうから、道路の私に聞こえてきた。
入ってみると、ゆんたく,宴たけなわ。男女二人に向かって、気のよさそうな若者がご機嫌で話しかけ、二人は笑って笑って合いの手。
立ってお話夢中の彼の後ろからそーっと近づく。座っている若者二人には
私が見えるが、気づかないふりをしてくれる。ノリノリ彼は、まだ気づかない。
私は、げんこつを彼の耳の近くに差し出す。気配で振り向いた彼。ギョッ。
すぐに立ち去る私の後ろから、大爆笑があがった。してやったり。 -
ナンタ浜
ニュースの軽石を目の当たリにすると、呆然。 -
あの崖だったかなあ。女将さんが教えてくれたところ。
-
全てサンゴ礁のかけら。ベージュストーンに見えるけれど。
-
昨日の探検お散歩でも気になった入船旅館。出発10日ほど前に、電話したけれど、
つながらなかった。島で一番古いと予想していた。いい建物。泊り客の気配も人の
気配もない。空き家でもなさそうな手入れの良さ。建物は生きている風情。 -
夕食にグルクン登場。今夜はお客様数組。
お隣テーブル、壮年男性組の一人から「これ、与那国のグルクンですか」の声が
上がる。
(女将さん)「いいえ、よそからなんですよ。与那国の漁師は、グルクン獲らないんです。カジキ1本。だから与那国のグルクンは大きくて・・・。」
明日はいよいよ”台湾”
会ってくれるかなあ。 -
<無事、本土に帰宅>
これから毎日眺めますね。
こうちゃん、アマルちゃん。
おばちゃんを忘れないで。 -
海が暖かくなると、私だって、これができるんですって。
-
与那国馬のルーツは、モンゴルの草原
倭の国に渡って来たのち、一方は南部地方へ。他方南に進み、
最終地点がここ、与那国と、まりさんたちが教えてくれた。
そうかあ。君たち「スーホの白い馬」が御先祖様なのですかあ。
道理で・・・・・
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この旅行記へのコメント (4)
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- gachinさん 2022/02/26 16:44:15
- ネイサン・チェン♪
- mom Kazukoさん こんにちは。
私も御贔屓のスケーターが何人かいまして、ネイサン・チェンもその一人。
確かに!あの赤いのは衝撃でしたね。笑
黒い上着だけでも「!」でしたが彼はやはり黒ハイネック、シンプルが似合います。
同じく米国のジェイソン・ブラウンも大好き。オリンピックは全部見せてくれるので嬉しいです。
脱線コメントでした。失礼。
gachin。
- mom Kさん からの返信 2022/02/27 07:02:04
- Re: ネイサン・チェン♪
- おはようございます gachinさん。
おかげで、今日もご機嫌な一日の始まり。ほんの少しためらったんですが、書きました。私の旅の重要な出来事でしたもの。きっと誰かが呼応してくれるに違いないと願って。
それがジャカランタのgachin!うれしいです。
申し訳ない、J・Bさんは、心に留めていない。オリンピックは、旅のこの時、初めて。だから、ホテルでスイッチした途端彼!ですよ。私の愛は本物だったと、自己納得感激。
彼が上着無しタートルネックのみでベラッジオでワンマンショーをすれば、飛びます。現地でお会いしましょう。二十世紀バレエ団なら、なお狂気する。
ありがとうございます、私の熱烈を共感共有してくださって。
あなたにも良い一日を!!!
-
- pedaruさん 2022/02/23 06:07:53
- 与那国島
- mom Kazukoさん おはようございます。
人間でも人をおんぶできるのだから、馬にとっては人を乗せて歩くのは大変じゃないと
思いますが、あの可愛い馬さんが、重労働や食肉になることのないように、祈っています。
一人旅のようですが、ちょっと普通の旅ではない様子、「まだ海をみてなかった」というあたり、気ままな旅のように見えました。
pedaru
- mom Kさん からの返信 2022/02/23 21:36:36
- Re: 与那国島
- pedaruさん こんばんは。
馬と人は一緒に生きてきた歴史が長いですから、案外喜んでくれたかもしれませんね。与那国馬は、一時絶滅の恐れに近づくほど少なくなったのが、保存の努力でようやく戻りつつあると現地で知った次第です。
「島」といったら、すぐそこに海という感覚のままで、二日目にしてまだ海を見ていないことに気づきました。集落中心の位置が海岸から下ってのところという地形が、山の中にいるようでしたよ。
目的は持っているのですが、行程スケジュールは持たない最近の旅です。立てられないというのが実感です。
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