2022/02/11 - 2022/02/13
74位(同エリア336件中)
CITさん
2月の3連休に、流氷が押し寄せている知床半島の羅臼と、海面の凍った野付半島を訪れました。
流氷は想像を超える規模感で圧倒されました。
また、事前情報なしで訪れた野付半島の内側の海面は完全に凍結しており、海の上を歩くという貴重な体験が出来ました。
航空券はANAのトクたびマイルを利用し、片道3,000マイルで取得しています。
■旅程
1日目 東京⇒中標津⇒羅臼
ANA377 HND 12:20 ⇒ SHB 14:00
2日目 羅臼
3日目 羅臼⇒野付半島⇒中標津⇒東京
ANA378 SHB 14:45 ⇒ HND 16:40
■宿泊先
・陶灯りの宿 らうす第一ホテル
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
昼頃に羽田空港へ。
羽田空港 第2旅客ターミナル 空港
-
コロナウイルスの影響で開催されなかった花火を可視化する現代アートが展示されていました。
-
3連休初日という事もあり、そこそこ混雑していました。
-
ANAラウンジに寄る時間がなく、搭乗ゲートに近いカードラウンジへ。
羽田空港 エアポートラウンジ (第2旅客ターミナル2F ゲートラウンジ) 空港ラウンジ
-
慌ただしく搭乗ゲートへ向かいます。
-
機材はA320。
-
ほぼ定刻通りに離陸。
1日1便しかなく、連休初日という事もあり機内はほぼ満席です。
この日の前日は、関東地方に大雪警報が出たものの、私の住んでいる神奈川では全く降らずに肩透かしを食ったのですが、千葉方面は雪景色が広がっており、こちら側では結構降ったようです。 -
機内で崎陽軒のシュウマイ弁当を頂きました。
シュウマイが食べたかったと言うより、売り切れと混雑でこれしか選択肢が無かったのですが、中々美味しかったです。 -
1時間ほどで北海道上空へ。
厚岸が見渡せます。 -
根室中標津空港周辺は一面の雪景色でした。
-
定刻通りに着陸。
中標津空港 (根室中標津空港) 空港
-
天気は快晴です。
かなりコンパクトな空港です。 -
予約したトヨタレンタカーの窓口へ。
かなり混雑しているとの事で番号札を渡され、この場で待つように言われました。 -
レンタカーを待つ皆さん。
-
木材の温もりを感じる空港です。
-
30分弱待って漸く番号を呼ばれ、送迎バスでレンタカーの店舗へ。
-
レンタカー各社は同じ場所に同じ建物を並べて営業していました。
-
3日ぐらい前に空き状況を確認した際は十分に空きがありましたが、前日に予約しようとしたら軽自動車しか残っていませんでした。
-
一路、羅臼へ向かいます。
-
30分ほど走ると海に出ます。
彼方に流氷らしきもの見えました。 -
更に知床半島に向けて北上すると、徐々に流氷が見え始め、30分もすると間近に見る事が出来るようになりました!
-
羅臼の街に到着し、先ずは高台にある羅臼国後展望塔へ直行しました。
尚、凍った坂道を登る必要があり、雪道の運転に不慣れな私は少々怖かったです。羅臼国後展望塔 名所・史跡
-
展望台からの景色。
羅臼の街と流氷を見渡す絶景が広がっていました。 -
国後島もはっきりと見ることが出来ます。
ここからの距離は僅かに24km程度です。 -
周辺の地図。
-
プロと思しきカメラマンが数人撮影をしていました。
-
流氷は港にまで入り込んでいます。
-
30分ほどで日が暮れてきました。
-
日没後は、幻想的な雰囲気になり、異国感がありました。
-
恐る恐る雪道を下山します。
-
夕食は羅臼道の駅に隣接している「知床食堂」へ。
知床食堂 グルメ・レストラン
-
5時半ラストオーダーでしたが、ギリギリ2分前に到着。
私達の3分後に到着した人は断られていました。 -
奮発して「うに・かに丼」を注文。
絶品です。これまで食べた中で最も質が高かったかもしれません。 -
食後はセイコマートへ。
惣菜や日用品が揃っていて、北海道での暮らしのニーズに沿ったラインナップだと感じました。
ここで、翌日の朝食や飲料を買い込みます。
香典返し?のようなものが並んでいました。 -
街から少し内陸部に進んで、2泊する「陶灯りの宿 らうす第一ホテル」へ。
陶灯りの宿 らうす第一ホテル 宿・ホテル
-
氷柱がすごい。
-
梟型の陶器でかわいい雰囲気を作っていました。
-
部屋は和風ツイン。
必要十分な部屋ですが、壁が薄くて天井が低い為か、上の階の人の足音がうるさく、翌朝も翌々朝も朝5時に叩き起こされました…。 -
ユニットバス。
-
早速、温泉へ。
設備は古く、アメニティも皆無ですが、泉質は素晴らしく、長時間入っていました。
部屋に戻って晩酌タイム。北海道名物のガラナサワーは飲みやすく、しかもたったの100円でした。結構飲みすぎました。 -
翌朝。
先ずは9時に予約した、クルーザーによる「流氷&バードウォッチング」へ向かいます。
上の階の人に足音で5時に起こされたので寝不足です…。 -
先ずは事務所へ。
乗船時間が2時間半で、一眼レフカメラ持ち込みありの場合は11,000円、なしの場合は8,800円と割と高額の印象。
13時の便は1時間で4,400円なので、撮影したい人以外は13時の便の方がいいかもしれません。知床ネイチャークルーズ 乗り物
-
港へ移動してクルーザーに乗り込みます。
-
予約したのに集合時間に現れない客がいた為、15分ほど待たされました。
その間は氷上を歩くカモメ(ウミネコ?)を観察。 -
予定時間を過ぎて漸く出港。
-
港が綺麗に見えます。
-
鳥はかなり多いです。
-
漁船と国後島。
かなり距離が近いです。 -
反対側の羅臼方面。
-
漁を終えて港に戻る漁船を何隻か見かけました。
-
10分程で早速オオワシが!
-
船は流氷帯の中に進みます。
-
スタッフの方が、魚をひたすら流氷に向けて投げていました。
-
鳥が集まってきます。
ただ、6時の便で既に沢山餌をもらったのか、あまりお腹が空いている感じはありませんでした。 -
お魚くわえたウミネコ。
-
クルーザーの様子。
大砲レンズを持ったプロかハイアマチュアが多くいました。 -
オジロワシ。
かなり間近に見ることが出来ます。尚、写真は200mmの望遠レンズを使用して撮ったものです。 -
オオワシ。
-
流氷に登っている姿は絵になります。
-
羽を広げると更に美しいです。
-
国後島とオジロワシ。
-
流氷にちょこんと乗ったウミネコ。
-
2時間半のはずでしたが、2時間で港へ帰投。
天候や状況に応じて乗船時間は変化するようです。 -
港へ。
-
クルーザーから下船します。
あっという間の2時間でした。
最大限の防寒対策をしており、風もなかった事もありますが、然程寒いとは感じませんでした。 -
昼食はラーメン屋など何件か検討しましたが、どこも店を開いておらず、昨日と同じ知床食堂へ。
知床食堂 グルメ・レストラン
-
昨夜とは大違いで、大混雑しており、20分近く並びました。
-
昼食は「羅臼昆布羅~メン」を頂きました。
羅臼昆布を使ったスープが濃厚で非常に美味。
これはまた食べたいです。 -
店内からも流氷を見渡せました。
-
食後は知床半島の東海岸を北上し、凍結しているセセキの滝を目指します。
途中、流氷を見渡せるスポットがあったので羅臼山波切不動寺の辺りで車を降りてみました。 -
鹿と思われる足跡が沢山ありました。
-
海を見ると、壮大な流氷と国後島が綺麗に見渡せました。
-
更に北上。
-
しかし、なんと通行止めになっており、これ以上北上できず!
後で調べた所、北浜~相泊間は雪崩の恐れがあるため通行止めになっていました。
昨年もなっていたようなので、冬は厳しいのかもしれません。 -
来た道を戻ります。
途中、沢山のウミネコ(カモメ?)がテトラポッドにとまっていました。 -
続いて、羅臼の少し北にある「クジラの見える丘公園」へ。
-
入り口が雪に閉ざされていて気付かずに、一度通り過ぎて戻ってきました。
-
夏は車で登ることが出来るようですが、冬は完全に雪に覆われていて、徒歩で登る事になります。
途中、誰かが設置した定点自動撮影している一眼レフカメラがありました。 -
15分ほど雪道を登って「クジラの見える丘公園」へ到着。
公園と名前がついていますが、展望台の方がイメージが近いです。クジラの見える丘公園 公園・植物園
-
すぐ横には灯台が。
-
クジラなどの海洋生物の案内板。
-
国後島と流氷を見渡せます。
-
国後島の泊山がはっきり見えます。
-
羅臼港も綺麗に見渡せました。
-
雪道を下山します。
-
流氷をレンタカーと共に。
-
羅臼の街を抜けて、国道334号知床横断道路で内陸方面に向かいます。
世界自然遺産の看板がありました。 -
冬の間は大部分が除雪されない為、通行止めになっています。
それにしても雪の厚さがすごい。 -
引き返して、知床羅臼ビジターセンターへ。
知床国立公園知床羅臼ビジターセンター 自然・景勝地
-
新しい綺麗な建物です。
-
知床半島の模型。
-
シャチの骨格標本。
想像していたよりもずっと大きいです。 -
この日の流氷情報。
羅臼周辺はかなりの流氷が流れ込んでいました。 -
近くに間欠泉があり、噴出時間が近いので行ってみることにしました。
-
場所は知床羅臼ビジターセンターから徒歩5分程度ですが、雪道を進むことになります。
-
5分程度で到着。
知床羅臼ビジターセンターのルート案内に写っていた目印が、ほとんど雪に埋もれていたので、若干分かりづらかったです。 -
ここから更に奥に進むと羅臼岳に登山道に入るようです。
冬山登山をする人もいるようで、足跡が複数ありました。 -
間欠泉の噴出を待ちます。
私達以外には男性1人だけがいました。 -
予定時間から数分経過してから噴出開始。
すぽっという音と共に大きな噴出が発生し、その数十秒後に小さな噴出があり、その後は静かになりました。
私の感想は「思ったより小規模」でしたが、妻の感想は「大迫力!」と意見が割れました。 -
それにしても積雪がすごいです。
1m以上は積もっていました。 -
知床羅臼ビジターセンターを後にして羅臼の町中へ。
夕食の店を探しますが、数件回っても全て休業中。
まん防が出ている間は、店を開くよりは給付金を貰う方が効率が良いのかもしれません。 -
どこも開いていないので、3度目の知床食堂へ。
コロナウイルスの影響下の冬の羅臼を訪れる場合は、宿で食事を用意してもらうか、知床食堂へ行くか、セイコーマートで購入するぐらいしか選択肢がないのかもしれません。知床食堂 グルメ・レストラン
-
今回はミックスフライ定食を頂きました。
内容は、ホッケ、カキ、エビ、ドスイカ、カニ爪のフライでしたが、どれも美味しいです。
食後はホテルに戻って温泉に入ってから就寝。 -
3日目。
上の部屋の人の足音がうるさいので耳栓をして寝ましたが今日も5時に足音で起こされました…。陶灯りの宿 らうす第一ホテル 宿・ホテル
-
再度温泉に入ってからチェックアウト。
-
ロビーの様子。
-
宿の全景。
-
今日は雪が降っています。
当然国後島は見えず、寒々とした景色に。 -
昨日乗った流氷&バードウォッチングのクルーズも今日はかなり寒そうです。
-
羅臼道の駅を見て回る事にします。
道の駅 知床 らうす 道の駅
-
地元の港で取れた魚たち。
-
信じられないほど安く売られていました。
-
熊肉の缶詰なども売られていました。
ここでほとんど人のいなかった道の駅に観光バスが乗り付けて来て、10分程度だけ大混雑になりました。 -
展望台があったので登ってみました。
-
今日は眺望は望めず。
-
最後に奮発して雲丹を買いました。
帰る日であれば、保冷剤をつければ東京まで持ち帰ることが可能とのことです。
お店の人が、羅臼のうに事情について色々教えて下さいました。 -
羅臼を後にし、オホーツク海沿いをひたすら南下して1時間ほどで野付半島へ。
オホーツク海に腕を伸ばすようにして広がる、全長約26kmの日本最大の砂嘴です。 -
最初は民家が数件ありましたが、徐々にそれもなくなりました。
-
事前情報なしで来たのですが、なんと野付半島内側の海が全て凍っています!
-
恐らくワカサギ釣りをしていると思われるテントが複数ありました。
-
丁度近くに駐車場があったので車を停めて散策します。
-
オホーツク海側は霞がかかっていてなんとも幽玄な雰囲気でした。
-
反対側。
野付半島と北海道の間の海面を完全に凍っていました。 -
まるで乾季のウユニ塩湖のような景色です。
-
氷は大きな亀裂が複数ありました。
-
大きな段差になっており、氷が如何に厚いかが伺えます。
-
ワカサギ釣りをするテント。
-
車を更に野付半島の先に進むと、遠くに鹿の親子の姿が見えました!
-
子鹿がトコトコと母親についていっており、なんとも可愛らしいです。
かなり距離が離れているのに、鹿の母親はこちらに警戒していました。 -
鹿が見られて運が良いなと思っていたら、すぐ先に鹿の群れが。
-
立派な角を持った雄の鹿。
-
野付半島の先まで行きたかったですが、フライト時間が迫っているので急いで来た道を戻ります。
事前情報を調べずに訪れて全く想定しなかった事もありますが、冬の野付半島は想像以上に魅力的な場所でした。 -
給油してから車を返却し、離陸時間の30分前に中標津空港に到着。
かなり慌てて到着しましたが、まだチェックインの列が出来ていました。
地方空港は融通が効く場合が多いですが、羽田空港だったら完全にアウトですね。中標津空港 (根室中標津空港) 空港
-
何故かフライトシミュレーターがありました。
やってみたかったですが、当然時間がなく断念。 -
制限エリアに入り、即搭乗しました。
こんなにギリギリの搭乗になったのは久しぶりです。 -
機材は、当然行きと同じでA320。
-
機内はほぼ満席でした。
ほぼ定刻通りに離陸した為、ギリギリに空港に来た私達は新幹線に乗るぐらいのスピード感で搭乗する事が出来ました。 -
1時間ちょっとで無事に羽田空港に到着。
雨が降っていますがバス移動でした。羽田空港 第2旅客ターミナル 空港
-
羅臼の自然は想像以上に雄大で、感動の連続の旅でした。
食事も美味しく、是非また訪問したい思います。
また、思っていたより国後島が近く、北方領土問題をより身近に感じることが出来ました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
羅臼(らうす)(北海道) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
139