2021/09/10 - 2021/09/12
29位(同エリア94件中)
kiyoさん
新型コロナ波に翻弄されながら2021年夏に八幡平を旅したとき、日本秘湯を守る会の宿・彩雲荘に宿泊し、スタンプ帳を勧められました。そこで、日本一早い紅葉と次のスタンプをもらえる宿を探していたところ、旭岳温泉の湧駒荘(ゆこまんそう)を発見!、一人旅を計画しました。
丁度この頃、「ひとり酒、ひとり温泉、ひとり山」(月山もも著)や「お一人さま逃亡温泉」(加藤亜由子著)などを読んでいたので、それになお背中を押され、旭岳温泉に向かいました。また、日本秘湯を守る会の宿を10泊すれば1泊ご招待、というキャンペーンにめっぽう弱いので、すぐにスタンプ帳をコンプリートするぞという気になって、次はどこへ行けるかなという楽しみも沸いてきたのです。しかし、その思いはANAのプレミアムポイント2倍キャンペーンによって頭の片隅に追いやられ、優柔不断にも2021年のうちはダイヤモンド修行を最優先させてしまいました。
そのような事情はさておき、今回の目的は、
1.日本秘湯を守る会の宿、湧駒荘に泊まる(スタンプ2つ目)
2.糠平温泉中村屋の湯に入る
3.糠平湖のタウシュベツ橋を見る
という3つが主で、それに付随して、
4.旭岳・姿見の池散策
5.青い池の川との接続部を探索
6.吹上温泉リベンジ、十勝岳温泉に入る
7.ファーム富田でメロンを食べる
8.十勝牛を食べる
を追加して、少しは楽しそうな旅のメニューとなった!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ
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旅は松山空港から始まります。
飛行機での移動も、非日常的で癒やされます。空港の景色も細かく見るといつもちがっていて、「あの飛行機に乗れば、どんな旅ができるだろう?」など、次の旅への空想が広がります。 -
松山平野がくっきりと広がっていました。
松山空港、重信川河口、石鎚連峰など、いつもの景色ですが、旅に行ってくるぞという気持ちにさせてくれます。 -
遠くに石鎚山天狗岳が、雲の合間から頭を出しています。
ここ2,3年松山から羽田への飛行ルートが変わり、石鎚山の直ぐ近くを飛行しなくなりました。 -
紀伊半島に差し掛かります。田辺湾から白浜一帯が眼下に見えました。
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2本の滑走路が見える、白浜空港
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A滑走路に向かって進入。なかなか複雑な東京湾アクアライン入口ジャンクション
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赤組の勢揃いした翼を横目に見ながら、青組のエリアへ移動中
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空港で働く車も、いろいろと機能的で面白い。航空システム自体が合理的にできていると思います。
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到着後、乗り継ぎゲートへの移動中、正面に対峙する飛行機を見ていても、何故はワクワクする。
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旭川行きの機材は、AIR DOのコードシェア便で、B737です。グッとボーディングブリッジを下って行く感じ
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C滑走路から西向きにテイクオフ。第2ターミナルと管制塔を横目に見ながら、高度を上げていきます。
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第2ターミナルのお隣には、小さなターミナルビルなどが増えてきました。タラップを使うのと、機能的にメリットがあるのかな?と思います。まあ、近代的になったと言えば、そうですが。
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ごちゃごちゃに詰め込んで置かれていた飛行機が、少し減った?気のせいかも。
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こっちは、あまり出し入れがないくらい、グッシャに並べている。ちょっと、悲しい気分
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レインボウブリッジを見ながら右旋回
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お台場とフジテレビ本社
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いつもお世話になっている、東九オーシャンフェリーが晴海に停泊中。夕方出航となるはず
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東京スカイツリーを中心に左旋回して、北へと向かいました。
これくらいすっきりと景色を楽しむことができると、本望です。 -
新潟・山形県境付近上空から見た粟島
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やや後方には佐渡島も見えました。
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庄内平野。
最上川の河口付近が見えているので、酒田辺りです。 -
鳥海山。雲の真ん中に頭を出している
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男鹿半島と八郎潟。調整池がバッチリ確認できます。
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美瑛上空から旭川空港に進入します。
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パッチワークの丘とは、正にこのことです。翌日、見に行くのはこの辺りか。
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旭川空港に到着。滑走路の向こうが旭川市内
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登山のためなど、結構旭川空港の利用頻度は高い。大雪縦走、十勝岳、美瑛の丘観光などなど、有効活用させてもらってます
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赤組の機材を見上げながら、スポットに到着。負けている。。。
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到着ロビーの手荷物受取カウンター。
やっぱり、旭山動物園とフェーム富田が地域の自慢であることが伝わってきました。 -
空港でレンタカーを借りて、旭岳温泉を目指します。トヨタレンタカー。
トヨタレンタカーの支払いをTSキュービックカードで行うと、後で決まってトヨタファイナンス名義のフィッシングメールが何通か届きます。何とかして欲しい!!情報が漏れている、あるいは、内通者がいるのか?
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天人峡分岐。
左の旭岳温泉方面へ行きます。 -
道路の進行方向正面に、大雪山最高峰旭岳2290mが突然現れました。感動。
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旭岳温泉入口まで来ると、バッチリ旭岳が見えます。ただ、これくらいクッキリ見えるのは珍しいかも
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お目当ての湧駒荘は、旭岳温泉入口付近にありました。
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日帰り温泉もやっています
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湧駒荘。
目下のところ、外構が改修中 -
日本秘湯を守る会のシンボルの提灯。どことなく、安堵感が漂う
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元からある岩をそのまま利用したという、内湯(ユコマンの湯)
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露天風呂。源泉が数カ所あるらしい。さすが、湯元。
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ユコマンの湯の解説。岩の下からも、温泉が湧くらしい
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夕食はなかなか豪華なもので、地元の食材を活かした立派なお料理が並びました。
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塩蒸しは何かと思いきや。。。
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蝦夷アワビでした。
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黒毛和牛のしゃぶしゃぶも
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部屋はシングルユースでのんびりできます。ロッジ風なイメージ
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湧駒荘の娘が、ソチオリンピック・スノーボード大回転の銀メダリスト竹内智香さんで、最上階には記念の品々が展示されていました。
兄が社長で、料理長をしているそう。手を抜いていない夕食は、その賜だったわけです。 -
2日目。
天気がとても良いので、姿見の池まで朝食前に散策しようと、朝6時の始発ロープウェイに乗ります。まだ、駐車場は閉鎖されていました。 -
そのため、手前のビジターセンターに車を駐めました。
もう、駐車場は満車状態 -
ロープウェイの駐車場は有料だったので、ビジターセンターに駐めれてラッキーでした。入れないし、仕方ない。。。
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ロープウェイ乗り場。こっちの駐車場もかなり広い
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まだ、入口が開いておらず、数人が待っていました。
ということは、ビジターセンターに駐車してあった人たちは、自力で登って行ったわけか。。。 -
テスト運転のロープウェイが降りてきます
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ポツポツと登山者も乗り場に集まってくるようです
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あっという間に、長い列が出来て、やがて、ゲートオープン
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そのまま2階のチケット売り場へとみんな向かいました
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始発のロープウェイ
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姿見駅から見た、旭岳の映像が届けられています。すっきりと晴れている!
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始発のロープウェイに乗り込みます
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ロープウェイからは素晴らしい十勝連峰が広がる
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中央やや右の噴煙の上がっている辺りが十勝岳。
ただし、噴煙は前十勝の62Ⅱ噴火口からモクモクとでているので、実際の山頂は煙の立ち上るところから少し左の尖った所でした。 -
ロープウェイを降りて、山頂駅へと歩きます
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この地図で見たところ、姿見の池から夫婦池を周遊するのがメインルート。もっと、小回りをすることもできそうだが、天気が良いので左回りで回ることに決定!
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姿見駅を出発。左へと進みます。
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駅のすぐ前の池。すでに、紅葉の気配を感じました。
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旭岳右肩からの日の出。姿見平に日の光が差し込んできました
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チングルマはすでに綿毛となっています
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先行する男性二人の登山者も、秋の高山植物を撮影しながら歩いていました。
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エゾオオヤマリンドウも力強く育っています
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この坂道を右に登れば、姿見の池。
十年ほど前に、黒岳からお鉢平を通り間宮岳から旭岳へと縦走したときは、姿見の池から姿見駅まで結構あるなあ、と思ったものですが、気持ちの良い朝に歩くと、あっという間でした。 -
チングルマの群生も見られました。
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姿見平とその先にロープウェイの姿見駅
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姿見の池横の旭岳石室。
非常時の宿泊場所のようなもので、携帯トイレ用ブースがあります。 -
大雪の鐘。
霧が出たときなどに、鐘の音を聞くと自分の位置がだいたいわかる、と言います。 -
姿見の池から見た旭岳
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姿見の池の、吐水口
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当麻岳2076m斜面は、紅葉のピーク
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吐水口を越えて、噴気孔があるところを目指します。
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大雪の鐘は丁度良い休憩場所なので、多くの人が集まる
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大雪の鐘から、朝日岳山頂を目指すには、この稜線を2時間半上ります。
山頂から下ってきた時は、一本調子に下るためしんどいなどと感じもしなかったのですが、ここから登となるときっと大変でしょう。石鎚山へ土小屋から登るようなものかあ。 -
この勢いよく立ち上る噴気が、旭岳の名山として格調を高めていると思います。もし、この噴気がなかったら旭岳は大人しい小野小町のようになってしまいそう。
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このゴーゴーという勢いある噴気が、上杉謙信か武田信玄のような存在感を主張しているのです。
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噴気孔群からみた、大雪の鐘と姿見の池。他にはない景色
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姿見平と美瑛方面
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遊歩道で行けるのはここまで。この先は立ち入り禁止
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旭岳は山体崩壊を起こして、地獄谷ができ、そこから噴気を上げている
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噴気が大量で、勢いがある。
旭岳全体から姿見の池に地中を通して水が集まり、その染みこんだ水がマグマで熱せられて、この地獄谷の下端で噴気となって地上に出ていると、勝手に思った。 -
この姿見の池は、昔は噴火口だった模様
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姿見の池に大雪の鐘が映る。風もなく穏やかだからこその景色
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姿見の池からさらに左回りで歩を進めます
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噴気孔も複雑に、たくさん見られました。
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姿見の池から続く姿見平 -
姿見平は日本で一番早い紅葉が見られる、と聞きますが、9月11日でこの色づき。
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この平らで広い姿見平は、姿見の池や夫婦池の小噴火口からの噴出物を初め、旭岳の山体崩壊の時の爆裂火口からの噴出物などが堆積して、平らな台地になった。
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姿見の池エリアはここまで
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ここから先は、夫婦池のあるエリア
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下って行くと夫婦池が見えてきました。
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右側の大きな池が鏡池
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夫婦池全景
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左の小さな池が摺鉢池
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夫婦池も、かつての噴火口に水を湛えたものであることが説明されている
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鏡池の向こうに紅葉した当麻岳2076mが見えて、秋の訪れを感じた
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山麓の忠別湖を望む
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旭岳と摺鉢池
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ここを上ると、姿見駅周辺の散策コースとなるが、ここから右に折れて、満月沼を見に行く
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満月沼
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一番の紅葉スポット。背景は十勝岳
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このまま姿見駅へ行き、ロープウェイで下山すると、丁度宿の朝食に間に合う感じ。
朝食後は朝湯をいただいて、ゆっくりと出発しようなどと考えました。 -
やっぱり、大雪の秋は9月上旬に始まるのだった!
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何回もここを訪れていますが、また来るかもしれないと微かに感じつつ。もう一度、旭岳を登ってみるかあ。などと、根拠のない希望を抱いたりしました。これだけの天気に恵まれたら、登らないのが悔いとなってしまう。
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姿見の池散策は、そもそも主目的ではなかったけれど、素晴らしい秋空に誘われて道草を食ってしまいました。
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ちょうど予定通りの良い時間に駅まで帰ってきました。
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姿見駅売店。まだ、人影はなし
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下りのロープウェイに乗ります。
誰も乗ってこない。この天気の中、みんな旭岳山頂へ向かったんだ。 -
紅葉は姿見駅付近が始まったところです。
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少し下ると、紅葉の気配がないようです。
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登りのロープウェイには多くの登山者が乗っていました。
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山麓の旭岳駅に帰ってきました。
思い切って早起きして、食事前に姿見の池まで歩いて気持ちの良い時間を過ごせました。こんなに良い天気の中、大雪の日本一早い秋を感じることが出来て、ラッキーだったと思います。 -
朝来たときは、ガラガラだった大駐車場も混み合っていました。
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貴重な青空の旭岳でした。また、来ます。
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ビジターセンターのすぐ下にある、ベアモンテ。何回か宿泊しましたが、温泉は湧駒荘の方に軍配があがると思います。元祖温泉という意味でです。
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湧駒荘の朝食。
二食とも食事は満足できるものでした。この後、ゆっくり温泉に入ってのんびり出発。自分の旅にしては、ゆったりするのは珍しい方ですが、これからはそんな温泉旅が増えるのかもしれない、と思います。 -
予定にない姿見の池散策のため、出発がえらい遅くなりましたが、青い池に向かいます。行かなくてもいいのですが、月並みに何度でも訪れるというわけです。
そして、吹上温泉でリベンジを!この前は、水着を持っていなかったので、熱い湯に入ったはいいが、アベックなんかが温泉見学にやって来て、ゆっくり出来なかった。そのため、もう一度入りたいと思っていました。
青空に聳える旭岳を後にします。 -
ガマ岩。
何の説明もないが、7~8mの高さで溶岩が固まったものらしい。溶岩堤防の一部で、溶岩が流れた縁にできたものと言われている。ダムと旭岳温泉の間にある。 -
忠別湖
青い池に続きます。
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旅行記グループ 北海道大雪山・旭岳姿見の池散策とタウシュベツ橋
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