2010/04/18 - 2010/04/18
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tzpapa10さん
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2007年~2012年ごろにかけて四川省の省都である成都市の仕事をしており頻繁に出張し、1か月単位の滞在もありましたが、中々休日がなく観光はできませんでしたが、時間を見つけて観光地である世界遺産の都江堰へ。
成都からは都江堰までバスで往復。
2008年5月12日に四川省では大地震が発生し、都江堰もかなりの被害を受けていたので、その影響がどれくらいあるのかは心配していきました。それなりに影響を受けている部分はありましたが観光自体はそれほど問題なく廻ることができました。都江堰の先端の「魚嘴」部分にひび割れが入り、二王廟などの寺院群が倒壊するなどの甚大な被害が出たが、堰の機能には大きな影響はなかったそうです。
2000年に青城山とともにユネスコの世界遺産に登録され、2019年には国際かんがい排水委員会(ICID)のかんがい施設遺産にも登録されています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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入口部にある「世界遺産・都江堰」の碑。
紀元前3世紀、戦国時代の秦の蜀郡郡守李冰(りひょう)が、洪水に悩む人々を救うために紀元前256年から紀元前251年にかけて原形となる堰を築造したそうです。李冰は完成を見ることができず、彼の息子の李二郎が工事を引継ぎ完成。都江堰 建造物
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岷江を背景に。
都江堰は、岷江が龍門山脈を抜けて成都平原(四川盆地の西部)に出るところに形成された扇状地の扇頂部に設けられてます。 -
都江堰景区
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都江堰市街の様子
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都江堰景区駐車エリアより。正面の建物は都江堰南橋で出口になるところで、入口は次の写真の門から。
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都江堰入口の門1
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都江堰入口の門2
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国家級旅游景区AAAAAの碑。
都江堰は成都市の郊外に位置し、およそ2,200年前に建設された水利施設。その近くに道教の発祥地として有名な青城山の峰々が広がっています。不老不死の秘法を得たという仙人を求めて多くの修行者が集まり、100もの寺院が建立された景勝地。この2つが1物件として世界遺産に登録されています。 -
都江堰の国家重点風景名勝区の碑。1982年に批准とあります。
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都江堰入口門から入ってすぐのところにある離堆公園の噴水
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堰功道入口。中央花壇手前部に「堰功道」とあります。
都江堰の人々は賢人を記念して、長さ150メートル、幅14メートルのこの都江堰を建設し、左右には堰建設・維持管理に貢献した役人を表す12の銅像を配置しているそうです。写真では2体しか確認できないですが。 -
堰功道途中で撮影。
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道解都江堰と左に書いていますが、これは現存する世界最古の灌漑施設である都江堰を舞台にしたショーのことです。都江堰とそこに生きる人たちの歴史と文化を表現した5章からなる舞台で、2000人を越えるダンサーが華麗なショーを繰り広げます。このショーは桂林の印象・劉三姐、少林寺の禅宗少林・音楽大典などを手がけた世界的に有名な舞台監督梅粋元が総指揮をとる光と音と水を使った壮大なショーだそうです。私は観ていませんが、行かれるときはご覧になっては如何でしょうか。
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岷江。奥左にある白い看板は「宝瓶口」とあります。
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「宝瓶口」
ここは、玉塁山の断崖に切り抜かれた狭い導水路で、名前の通り瓶の首のように細くなっていて、ここで灌江から用水路へ水が導かれ、ここから入れない余った水が 120 m 離れた飛沙堰を乗り越え本流へ排出されます。 -
岷江にかかる橋にて
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伏龍観の裏から見る内江部分
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伏龍観の裏から見る魚嘴のある中洲部分
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都江堰榮列世界文化遺産両周年記念碑とあります。都江堰市人民政府が建てたものです。
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「伏龍観」の入口
伏龍観はまたの名を老王廟、李公詞、李公廟とも称され、呼名は、李冰という人が孽龍を降伏させる伝説に由来し、離堆というところの上に建てられています。伏龍観左側は宝瓶口にあたるところで、最高所には観瀾亭と呼ばれる東屋があります。2層8角形の建物で、そこに立つと、魚嘴、索橋、岷江の激流と西嶺雪峰が楽しめます。 -
「伏龍観」
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「伏龍観」
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全国重点文物保護単位「都江堰」の碑
1982年2月23日公布され、四川省人民政府が建立 -
伏龍観の裏から見る魚嘴のある中洲部分と内江
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内江にかかる索橋
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正面に「離堆」とあります。この上にあるのが「伏龍観」
「伏龍観」の大殿には3m近い李冰の石像が陳列しているそうです。 -
都江堰景区内には写真の様な電動カートに乗って移動もできます。かなり人が並んでいます。
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同じく景区内電動カート
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「安瀾索橋」
都江堰の安瀾索橋は、内江と外江の分流にかかる中国五大名橋の1つで、古代の有名な索橋です。最初は縄橋、竹籐橋などと呼ばれ、宋の時代には「評事橋」と呼ばれていたそうです。 -
魚嘴の説明碑。中韓日語で記載。英語は反対側にあったのか?
岷江の流れを適切な比率で本流と灌江に分ける「魚嘴」は最も重要な構造物。外側の本流の広さは 150 m 、内側の灌江の幅は 130 m で、川の地形も活用して水量を配分している。春の水量が少ない時期は4割が本流へ、6割が灌江へ流れ農業用水を確保。春や夏の増水時には水が「魚嘴」の先端を乗り越えるため、6割が本流へ向かい灌江があふれるのを防ぐ -
金剛堤北端の「魚嘴」と岷江上流
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魚嘴から望む岷江
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イチオシ
右手の突出した人がいる部分が「魚嘴」
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岷江上流
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外江の堰で魚嘴につながっている。
1974年に本流側に完成した閘門。 -
岷江にかかる索橋
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外江の沙黒河閘門
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索橋を渡るために正面の建築物に入って渡ります。
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今から安瀾索橋を渡ります。
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安瀾索橋から見る岷江01
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安瀾索橋から見る岷江02
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安瀾索橋出入口を抜けて対岸へ到着
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渡ってきた安瀾索橋
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「東苑」入口門。地震の影響か工事中でした。二王廟の東側にある庭園で、四川西部の庭園様式を色濃く残しているそうです。
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同じ工事現場内にある建物で扁額には「王廟」(王の文字しか見えませんが、「二王廟」ではない。二王廟は東漢の時代に初めて建てられた。南朝の斉明帝の建武年間(494-498)に蜀の王である杜若の「王牌廟」を記念して、益州司の劉季が「王牌廟」を碧仙県に移し、ここに李冰を祭ったので「崇徳寺」と呼ばれるようになったそうです。その他、「江都廟」、「黎明廟」、「王廟」、「秦の最高総督黎明廟」、「鎮長道廟」など、多くの名称がある。
四川大地震の影響で工事中だったのだろうと思いますが、近くで見れず残念。 -
2008年5月12日に発生した地震の「地震遺跡」碑。
工事中の場所からすぐの所にありました。 -
これも5.12地震遺跡。14時28分に発生した。汶川地震とも呼ばれていましたが、直ぐ近くにある汶川県が震源でした。
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都江堰景区の玉塁山頂上付近からの鳥瞰。
内江と安瀾索橋が見えます。 -
都江堰景区の玉塁山頂上付近からの鳥瞰
右が内江と安瀾索橋、左が外江と閘門で岷江上流を望みます。 -
「玉塁関」
別名「棋盤関」と呼ばれます。「玉塁は雄大な峠で、山の色は川と左右に均等に分かれており、黄金川は遠くを流れ、水の光は岸と東西に澄んでいる」と門前に句があります。 -
「川西鎖鍵」とある「玉塁関」反対側。
千年以上前から古代の堰のそばの景勝地であったため、「四川西部の鍵」と呼ばれるようになったそうです。川西は四川西部のことを意味します。 -
「宣威門」
宣威門の明城壁は都江堰南橋と西街の中間に位置します。実は玉塁関入口から数分と非常に近い場所にあります。 -
イチオシ
玉塁峠と都江堰、岷江の全景
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「同心杯遠楼」
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玉塁山からの眺望
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「飛沙堰」:堰の中ほどにある幅 200 m ほどの開口部で、灌江側から本流側に土砂や余分な水を戻すためのもので、洪水になっても灌江側が氾濫しないように、灌江側の水流が岷江本流へ戻るような仕組みとなっているそうです。
もとは「侍郎堰」といい、唐の高宗の龍朔年間(661年 - 663年)に建設。
四川大地震の影響で工事中なのかは? -
イチオシ
「飛沙堰」
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「馬王殿」門の両側には馬の像があります。
馬王殿の近くには、「楚江王殿」、「伍官王殿」、「下城王殿」、「転輪王殿」などの王殿が集まっている。 -
「十殿」:馬王殿から20-30m程度のところにあります。
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「十殿」
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十殿からは玉塁山広場を抜けて南橋の方へ行きます。玉塁山広場に向かう。
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玉塁山広場内
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玉塁山広場内
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玉塁山広場からの都江堰景区入口門
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玉塁山広場にある都江堰景区入口門向かって左側にある大照壁
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玉塁山門付近から大照壁と都江堰景区入口門を撮影
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玉塁山広場にある玉塁山門
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玉塁山門を通ってからの古街
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南橋前の古街。中央奥にあるのが南橋。
左右に土産物店や食べ物屋などが並ぶ。 -
南橋を今から渡ります。大体40mくらいの橋です。
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橋をもうすぐ渡り切ります。岷江の内江支流になる蒲陽河にかかっています。
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イチオシ
「南橋」の全景はこんな感じ。写真奥から手前に渡り切ってから撮影。
南橋を渡りきると、南橋広場があり、そこから大駐車場につながっています。 -
南橋広場側からの南橋
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南橋広場から都江堰市客運中心へ行く間に撮影。都江堰奎光塔公園の奎光塔。
奎光塔は明代に建てられ、大光11年(1831年)に再建。高さ52.67m、重さ約3460t、17階建て、軒が密集した六面体、中国最大の階数の古代レンガ塔で、仏教や道教の古代塔ではなく、文体の貯蔵に建てられた風水塔 -
都江堰市の客運中心(バスターミナル)
都江堰景区南橋広場付近から約3㎞弱あり、歩くと40分近くかかります。 -
都江堰⇔成都の旅客バス。この黄色バスで帰路に。
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成都旅游集散中心(成都旅客バスターミナル)の茶店子分中心という支部に到着しました。
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