2021/12/12 - 2021/12/12
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sallyさん
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えひめ旅2日目。
前日は松山市→今治市と北上して「しまなみ海道」の「伯方島」に泊まり~の、、
や、実はどこに行こうか決まっていなかったこの日(え?)。。。
朝、インターネットで調べていて
「そうか、このすぐ向こうは広島なんだな。お好み焼きとか食べられるんだよな」ってところから、
「しまなみ海道」で一番近い広島県、「生口島(いくちじま)」に行ってみようと思った。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- JALグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
朝食@しまなみ旅館 in 伯方島・愛媛県。
特筆すべきは「納豆」ですねぇ。
納豆がでたんですよ。驚きました。
“愛媛の方も召し上がるんですね“って聞いてみたかったが、ここのお宿では、というか、こういう時期という事もあってか、アンタッチャブルなコミュニケーションが推奨されているのを感じていたので、聞けなかったなー。
あと、ここのお味噌汁はお魚が入っていて、とても美味しかったです。 -
さようなら、しまなみ旅館 @伯方島
「伯方の塩」を買うことはなかったけれど、これからは、この文字を見るたびこの旅館を思い出すんだろうな。
8時過ぎ、旅館のお母さんの見送りを受けて出発。 -
伯方島を出て、しまなみ海道(=つまり高速道路)に乗り、10分ほどで広島県へ。
そう、愛媛と広島の県境は海上にあり、橋の上でありました。 -
そして、「尾道市」 -
多々羅大橋(たたらおおはし)
向こう側は愛媛県、こちらは広島県です。 -
高速道路のサービスエリアがここにはありまして、「上り(広島行き)」は、売店が充実しておりました。
(「下り」は自動販売機しかない。その差・・・) -
瀬戸内のレモンのケーキたち
-
さっき走ってきた橋を、今度は島から見上げるようにして、
くぐり抜ける感じで通ってゆくことになりました。 -
多々羅大橋から生口島上り出口を出て
島の西側を走り、耕三寺へ -
島の南から北にむかって走る道すがら、
レモン!!!! -
大興奮で車を降りて写真を撮る
-
こちらはみかん!
-
みかんを収穫する“みかん農家“?の方のお車。
-
生口島出口を出て、車で15分ほどで、島のこっちの端から、向こうの端に着いた。
そして、ここが「耕三寺」(こうさんじ) -
時刻はまだ9時半くらいで、誰もいず、天気も曇っていて、少しさみしい感じ。
でも、でも、建っているものはハンパなーい、の 五重の塔。 -
で、ここ「耕三寺」さんって何かって言うと、
溶接技術で特許を取られた方が、母親一人で自分を育ててくれた事に感謝し、亡くなった母親を弔うためお坊さんになったお寺。
敷地にある沢山の建物は、、、
なんだったかな、あれ? 忘れました。 -
これがね、、日光東照宮の陽明門、を模したものなんですよ(!)
-
これを確認しにきたのです、
日光東照宮の“地元“として「どんなもんじゃーい」くらいの“上から目線“で。
(や、ま、それほどでもないけど)
、、が、しかし、 -
立派なもので、、
-
細部こそ、違うけれど。
(日光東照宮の陽明門には12本の柱があって、柱の模様が1本だけ逆なのです。
次へ↓) -
ここは、柱に模様ではなく、ハスのお花に乗ったお釈迦様のようですね
(至るところにお母さんをイメージするものを配したかったのかな、と思いました) -
ただ、びっくりするのは、縮尺加減、いやいや、これって大きさ加減が一緒じゃん(!)ってこと。
で、そこにあった説明看板を読んでみると、
日光東照宮陽明門の設計図面は、当時の文科省しか持っていないものだったらしい。
それを取り寄せて、忠実に作ったらしいです。
どおりで。。。
ちなみに、東照宮は上下部分、全体部分で黄金比になっていたと思います。 -
12月に、紅葉が見られるとは。
つくづく、“西に来たんだなぁ“と思いました。 -
で、急に変わるこの空間は何!? ってなりますよね。
この「耕三寺」のある丘(山?)の上の方は、大理石の彫刻の空間なのでした(驚き!) -
「未来の丘」
-
イタリアのなんとか言う地方から、全ての大理石を運んで、日本の彫刻家の方が築いたそうです。
(ちなみに、ここは、その丘のてっぺん、です) -
制作風景。
-
公園に上がってゆく途中で見つけたオリーブの木
-
「未来の丘」にあった喫茶室で、「ブラッドオレンジジュース」を頂きました。
あの白い空間の先は、のんびりとしたこんな風景が広がっているのでした。 -
そして、そして、
丘を下ってきたら、気になる日本家屋が。
行ってみましょう。 -
こちらは何かというと、
お母さんのために建てたお家らしいです。 -
これまた、立派で、「贅を尽くしてこの上ない」という感じなんだけれども、
でも、煌びやかではなく、落ち着いていて、こじんまりとしていて、とても素晴らしいお宅でした。
ちなみに、この床板は、樫の木だったと思う。
広い広い幅の木材で、まず、そこに圧倒されました。。。 -
こちらは応接間
中国のなんとかいう時代の家具や様式にしているみたいなことが書かれてあったかな。 -
外からみるとこの部分の一階が「応接間」です。
和室部分と洋室部分が渡り廊下でつなっているのです。 -
そして中国といえば、「段通」(だんつう)。
-
応接間を挟んだ裏側の空間は、脱衣所
この洋館の方は、誰かを泊めるところでもあったのかな? -
浴室と、丸窓。
丸窓は、光を通すステンドグラス。 -
ステンドグラスを浴室の外側の廊下から見たところ。
美しい★ ! -
確か、お母様の部屋。
折り上げ格天井です。引き戸の桟のデザイン、そのお仕事、全て、すべてが細やかでどれも手の込んだもので、、ずっと見てられる感じ。 -
二間続きの和室。
-
和室。
-
和室部分の「表玄関」
-
表玄関を上がったところの4畳くらいの空間と ゆったりとしたカーブを描く花頭窓
-
仏間
このシャンデリアみたいなシャンシャンと鳴りそうな“天蓋“? が天井から下がっているのをみるのは、、、お寺とか、神社?くらいしかなかったような、、
違うかな。 格天井には賑やかに、一枚一枚に絵が描かれておりました。 -
日本家屋の、縁側、 こういう“廻る縁側“は
自然の風景をたっぷりと取り入れる方法で、とてもとても良いなと
いつも思います。 -
裏の台所から、退出です。
大きな土間の空間。 -
このお宅は、これまで沢山見てきた中でも、かなり上位に入るような豪華だけれど、決して派手だったり見せびらかし趣味のない、素敵な、記憶に残るお宅でした。
かなり、満足の時間となりました。 -
さて、「耕三寺」を後にし、次に目指すは、
「広島のお好み焼き」♪
Googleマップを片手に、地元の商店街に入り、、、 -
タコやら、イカやらが熨された干物屋の前を通り、
-
縦の桟が細かく美しいお宅(お店だった?)の前を通り、、
-
裏の路地に入り、、、
-
「こっちであってる?」とか言いながら、、
路地の進んだ先にありました、お目当てのお店が。 -
「リカーショップ・マツシゲ」さん。
や、お好み焼き食べに来たんだけど、なんでお酒屋さん?
お母さんに説明するのが、ちょっと面倒かった。
「Googleマップで、お好み焼きで探したらレビューが高かったのがこのお店だったのよ」って通じないでしょ、きっと。
とにかく入ってみた。 -
やっぱり、お酒屋さん。
でも、お店の真ん中に、ダイニングテーブルが2台あって、すでに先客(どっぷり地元の方)の3人の男性が楽しくやっておられたので、
「ここでお好み焼きが食べられるのは間違いなさそうだ」と、私たちも座ってみた。 -
隣のおじ様の一人が立って、私たちにお水を出してくれた。
「はい、どうぞ」
私は思わず、このおじさまがお店の方だと思って、お好み焼きを注文してしまった。
すると、おじさん、そのまま奥まで行ってそれを伝えていた。
そう、おじさんは、ただのお客さんだったのだ。
そして、またおじさまたちは、このお刺身をつまみに、ハイボールとかビールとかで楽しくお喋りを始めた。 -
(これか、お刺身! 330円だって!)
と思いながらも、大人しくお好み焼きを待つお母さんと私。。。
その間にも、やはり地元の方なのだろう、男性が一人入ってきて、頼んでおいたお好み焼きを、“おたふくソース“をたっぷりかけて、無言で食べて、忙しく出て行かれた。。。 -
そして! 私のお好み焼きが来ました。
広島に来たなら「焼きそばの入った軽くて甘いお好み焼きを食べないとね(!)」
そしてそして、先ほど、お水を出してくれたおじさんや、そのおじさんのお友達とおしゃべり。
おじさまによると、「耕三寺」は小さい頃の遊び場だったそうな。
「どこから来たの?」
と聞くので、ちょうど写真に入ってパネルになっていた“耕三寺“の「東照宮陽明門」を指差して「ここの県」とこたえた。
が、おじさまたち、分からず。
というか、日光ってやっぱりどこの県か認識されてないんだなって再確認したりして。
でも、そんなことよりも、
「なんでこのお店に来たの?」って聞かれて
「写真で見て、雰囲気が良さそうだったから」と、こたえたら
とっても嬉しそうな顔をしたのが、とても良かった。
こちらも嬉しくなる気分だった。 -
お会計をし、おじさまたちと別れ、お店を後にしました。
黄色いポストがかわいいね。 -
時刻は、12時半過ぎ。
この日は、80キロ先の、松山市道後温泉まで辿り着かなくてはいけなかったのだ。 -
多分、生口島は、レモン色を町のカラーにしているよね。
-
ほら、レンタサイクルも。。
-
通ってきた商店街の、行きも、帰りも気になったレトロな美容室。
うん? 理容院かな? -
そして、車を停めておいた駐車場まで辿り着いたー! と思ったら、このみかん屋さんに遭遇。
お店の暖簾に沢山のみかんの品種が下がってる! -
お母さま、、やっちゃったね。
「一袋200円で詰め放題、っていうから」、と。。。
“ねぇねぇ、それ、どうやって持って帰るつもり?“
って言うと旅がつまんなくなるので、ふふふ、、、と笑っておいた。 -
そうそう、この松山旅、、と言っても、ここは広島だったわけだけれど、
この旅で気になったのは、屋根の瓦が、どの面もびっしり、隙間なく
どの屋根も全部瓦で覆うこと。
小さな屋根だったら違う材で葺いたりしないんだなぁって、、思った。
ってわけで、帰ります。 -
その帰る道すがら、やはり、「レモン谷」は寄っておかないと。
「多々羅橋」を望むこの丘が、、、 -
「レモン谷」と呼ばれるところ、らしい。
-
もうね、「レモン谷」と言う名前だけで、生口島に来てみたくなった、と言うのは
あります。
だって、レモンがなっているのなって、なかなか見られないもの(!) -
そして、この急な坂を登った先に、
-
ガチャガチャがあった。
これね、Googleマップで「レモン谷ガチャガチャ」となっている所な訳で。
や、中身はただのピンバッチなんだけど、でも、マップに「地名として」そうあると、こういうレモンやみかんの畑に入ってゆく理由が付くようで、有難いっていうか。 -
ちなみに、このみかん畑の農家の方々も感じよく挨拶してくださって、“ホっ“でした。
-
さて、愛媛県に戻りましょう。
-
この地図の上の端っこ(生口島)から
地図の左側、真ん中の松山市道後温泉を目指します。 -
4キロメートル超の「来島海峡大橋」を越えると、愛媛県“本土“(本土って言い方あってる?)、今治市市街地です。。
-
ここから先、道後温泉のホテルまで途中の写真がありませんが、そこまでは、山道を通りました。
そして、その山道は、自分の田舎と錯覚するほど、何か変わったところがなく、
ただ、黙々と走りました。
写真がないのは、曇っていたのと、暗くなる前に道後温泉に着きたかったからでした。 -
16:00過ぎ、ホテル到着です。
クルマから荷物をだしたら、、、
みかん散らばってるし。
どうやって持ち帰る? -
道後温泉ホテル「ふなや」 -
部屋は6階で、有難いことに松山城が見えました。 -
17時から道後温泉ガイドツアーに参加です。
ちょっと疲れたけど、楽しくて、忙しい(!)
「えひめ旅その2」おしまい。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- mom Kさん 2023/10/04 09:53:20
- あこがれています
- 道後の”ふなや”。母となら私も選びたい。(叔母たちとももうできない😢)
「なんでこのお店に来たの?」とローカルに声かけられそうなお店に私も行くタイプです。お返事を用意しておきます。
瀬戸内は、春のイメージだけれど、こんなに檸檬たわわが見られるなら、師走もいいですね。
- sallyさん からの返信 2023/10/05 20:25:04
- Re: あこがれています
- 道後のふなや、そんな呼び方がいいですね。
景色の良いお部屋でした。
生口島のレモン谷は忘れられません。
12月でどうかと思ったけれど、瀬戸内は暖かいですね。
書き込みで感想寄せていただき、ありがとうございます。
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旅行記グループ しまなみ海道、ちょっと広島の島& 道後温泉 3泊4日
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