バンコク・チェンマイ往復、新旧寝台特急2等下段に乗車0泊3日・乗り鉄旅

2021/11/26 - 2021/11/28

2021年12月にバンコクのフアランポーン駅発着の長距離列車が廃止になり、バンスーグランド駅に移転になる報を聞き、それではとフアランポーン駅発着で長距離寝台列車に乗らねばと思い行ってきました。今回は本当に乗り鉄になりバンコクから夜行でチェンマイへ行き、チェンマイではタイ国鉄最高地点にあるクンタン駅を往復、そしてまた夜行でバンコクに戻るという0泊3日の行程。　一緒に行った友人も鉄道好きの為、乗り鉄大歓迎だから問題なし！
行きは旧型寝台、帰りが中国製新型車両寝台に乗車するという感じで変化を付けました。

(今回の行程)
11月26日
バンコク　　19:35発 13列車・旧型2等寝台下段　841バーツ
11月27日
チェンマイ　08:40着(40分遅れ)
チェンマイ　09:30発 普通408列車　15バーツ
クンタン駅　10:55着
クンタン駅　13:29発 普通407列車(40分遅れ)　15バーツ
チェンマイ　14:35着(40分遅れ)
チェンマイ　18:00発 10列車・新型2等寝台下段　1,041バーツ
11月28日
バンコク　　06:50着オンタイムで到着

旧型と新型に乗り比べましたが、新型車両は良いですねー。乗り心地もさる事ながら、車内での快適さが全然違います。たった200バーツの差なら是非とも新型車両にご乗車下さい。

予約はタイ国鉄のオンライン予約サイトから購入出来ます。
先にアカウントを作成した後にログインすれば空席・席の場所が見れるようになります。
https://www.dticket.railway.co.th/DTicketPublicWeb/home/Home
言語を英語に切替可能です。
支払いはクレジットカードで対応、
その後にメールで届くチケットを印刷すればOK.

タイ国鉄も徐々に営業キロを伸ばし、地方への新線計画もあるのでこれからが楽しみです。

YOUTUBEに動画アップしました。
その1、旧型車両2等寝台で行くバンコク発チェンマイ行き
https://youtu.be/hYlbbKem7n4

その2, チェンマイからクンタン駅往復
https://youtu.be/QSgvse9Ywbc

その3、新型車両2等寝台で行くチェンマイ発バンコク行き
https://youtu.be/YgZL35qXBg4

エリア バンコク(タイ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回乗車するタイ国鉄バンコクからチェンマイへの地図

フアランポーン駅のライトアップ
18時から点灯される

フアランポーン駅のライトアップ

フアランポーン駅駅舎内
頭端式ホームなので欧米のような雰囲気がある
朝8時と18時丁度には国家が流れ、全員起立します。

行き先表示板

フアランポーン駅のホームにある看板

13列車は旧型車両利用、
10列車の新型は18時10分発で少々早く、
13列車は19時35分発なので丁度良い時間だ。

本日は6番線から出発
チェンマイ行き13列車

ホーム全景を見る
上の天井が良い雰囲気

13列車に連結されている3等車、エアコン無し座席車

13列車の2等寝台エアコン付き、
1等寝台エアコン付きも連結されている

13列車とフアランポーン駅の天井

2等寝台

2等寝台ｎ座席の雰囲気
出発後に係員が寝台に変えてくれる

下段を寝台にした感じ

ちなみに本日の寝台は満席です。
意外に若い女性たちが多いのが驚きました

寝台の雰囲気

上段の寝台はこんな感じ。
少々狭く感じます。
100バーツ程度の差額なので取れれば下段が良いですね。

寝台になった列車

ちなみに夜間もずっと明かりは点いているので、
寝ている時は真っ暗になりません。

あまり寝れませんが、朝日が登ってきました。
この時、左側から日が昇ってきていて、あれ？と思いました
列車はバンコクから北にあるチェンマイに向かってます。なのに左側だと西から登ってますよね？？？
ちょうど列車はランパン駅手前、この辺りは山が多く北向きになったり西向きになったり、南西に行ったりしている場所でした。納得です。

地図でみるとこんな感じですね。
ランパン手前付近を走行中

途中の車窓より

ランパンからチェンマイ方面への車窓

ランパンを過ぎてから後2時間でチェンマイです。
この辺になってくるとだんだん起き始め、寝台が座席に変わっていきます

山の中を進みます
峠越えなのでスピードも緩やか

クンタン駅から販売の方が乗ってきました

3名くらいの方が車内で販売。
丁度朝ごはんに良いですが、濃いものでした。
パンとか卵とか、カフェとか販売をして欲しいね。

チェンマイに到着しました
約40分遅れでの到着です。

予定ではそのまま折返し8時30分に乗車しようと思いましたが、
寝台とは言え疲れてるので少し休憩し、9時30分の普通列車に乗ることにしました。

チェンマイ駅

無事にチェンマイに到着です。
チェンマイ市内に行くには、ここでチェンマイチャナというものに登録をしないと駅から出ることが出来ません。

駅のトイレ
トイレの他にシャワーも有るようですが。
見当たりませんでした

次に乗る普通列車のチケットを購入しました

チェンマイ駅

チェンマイ発ナコンサワン行き普通列車に乗車
3両編成の気動車

オンタイムでチェンマイを出発出来そうです

1時間30分程かけてクンタン駅に到着です。
このクンタン駅はタイ国鉄の中でも有数の名所です。峠の駅
タイ国鉄最高標に位置し、さらにクンタントンネルという名物もあります。

クンタン駅を出発する普通列車

トンネルに入っていく普通列車

トンネルに入っていく普通列車

峠の駅、
列車が居なくなると静かです

駅

クンタン駅とトンネル
こんな小さな駅なのに全列車が停車する。もちろん特急列車も停車です。
この辺りは全線単線なので、ここでの退避という事も関係がありますね。

クンタン駅の駅名標

クンタン駅の駅名標

クンタン駅

クンタントンネルまで徒歩5分
ここが写真撮影スポット

トンネル付近から見たクンタン駅

クンタン駅の駅名標とトンネル

観光客も結構来ます。
一応車でもこれる場所です

時刻表
1日数本しかありません。
これでも全列車が停車します。

駅の乗車券発売所

駅舎

のどかな峠の駅

駅前にある食堂

せっかくなので食堂で簡単に、ガッパオムー+カイダオを注文
40バーツ。
辛くしないでって言ったので唐辛子なし。美味しい

同じ食堂の売店
時間もあるのでカフェを頼む、
カフェと言ってもインスタントの3イン1。10バーツ

2時間程度時間待ちをし、ようやく折り返しの普通列車ナコンサワン発チェンマイ行きが入ってきました。 40分遅れでの到着

トンネルから出てくる風景も良いものです

駅に入線です

クンタン駅に入線

早速乗車
動画を回しながら写真撮影

途中駅

3等普通車の雰囲気

クンタン駅を出てからの風景

車窓風景、タイ国鉄の名所、ターチョンプー橋も見えてきました。

バンコクから来たら右手側に景色が広がります

ターチョンプー橋をもうすぐ通る

右側車窓にゴルフ場が見えます

ガッサン・クンタン・ゴルフ場

途中駅

チェンマイに到着後、2時間30分程時間があるので、
ソンテウに乗ってターペー門へ

ターペー門付近は観光客の姿は無く、タイ人ばかりです

ターペー門

ターペー門
午後は裏からの方が綺麗に見えます

ターペー門近くにあるマッサージ屋

マッサージ屋で交渉し、
タイ式マッサージ1時間250バーツ+シャワー50バーツでOK

行きにシャワーがなく昼間も移動で汗をかいたし、髪もバサバサなのでシャワーをしたかった。マッサージ屋でシャワーを借りるという感じの良いアイデアが浮かびました。
安いゲストハウスに3時間か、美容院でシャンプーか？と考えててマッサージ屋でシャワーも一つの選択肢。最高でした。

チェンマイ市内。ターペー門近く

マッサージ後に再びチェンマイ駅に戻りました。

今日の夜行列車は新型車両
中国製ですがなかなか快適な車両です。

1等車は1両のみ

2等車はこの日は6両程連結

この新型車両には係員が多く、乗車前にチケットを確認する

10列車12号車、チェンマイ発バンコク行き

10列車の外観

2等寝台の座席型

この日は結構空いてて、下段が埋まってて上段は空きがある様子
ただこの新型車両には車内販売が一切無く、途中から物売りも乗ってこないので要注意
夕食や飲み物は、事前に済ませるか準備しましょう。
途中駅での販売も期待出来ません。

寝台になった下段

見ず1本無料サービスあり

ナコン・ランパン駅到着
ここで5分ほど停車するのでホームに下りたが何も無かった。
夕食なしになってしまった・・・。

ランパン駅に停車中の10列車

寝台になった10列車

広めで快適
ただ夜中でも明かりは点きっぱなしです。

コンセントに読書灯あり
小さな網もあり

バンコクに定刻通り到着

停車してから列車からタオル類が降ろされてます

フアランポーン駅
今回は0泊3日のスケジュールでしたが、非常に楽しめました。
乗り鉄旅。1泊くらいは宿泊しても良かったですが、
金曜夜発、日曜朝帰りで無理の無い？スケジュールです。

次は何処に行こうかな？ ウボンラチャタニかノンカイか？
ラオスの国境が開けば、ラオス鉄道を乗りに行きたいですね！