2021/10/01 - 2021/10/05
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すなふきんさん
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9月から10月にかけて、中国国内のコロナが落ち着いた。国慶節にツアー参加しチベットへ。コンディション不良で乗り込み、高山病に苦しんだが、なかなか見ることのできないチベット仏教の生活や高地の美しいな風景に心を揺さぶられた記録。まずは西寧から列車に乗ってチベットへ。
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早朝。浦東空港に来るのは入国以来。本来なら何度か日本へ帰っていてもおかしくないのだが、コロナというのは本当の厄介なものだ。
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OK(奥凱)航空という、OK牧場的なエアラインで一路、西寧へ。準備に手間取り結局一睡もできず搭乗することになった。これが後の苦しみの原因となるとは知る由もなく。
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OK航空は一応LCCという扱いなので狭いし、コロナ中のせいか機内販売もない。
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ゴツゴツした茶色の山肌が見えてくると西寧が近い。上海を遠く離れるとまた知らない中国を見れそうでワクワクする。
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西寧空港。気持ちよく空が晴れわたっている。
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国慶節らしいモニュメント。コロナが落ち着いてる今こそ旅行のチャンス。
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心無しか田舎臭い料金所。遠いところまで来たなと実感させられる。
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内陸でもこの開発ラッシュである。ホンマに住む人いるんか?と疑いたくなる。
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タール寺の風景区に到着。おじいさんが帽子を得っている。ここでは30元だが、後の土産物通りでは20元だから出張プレミアムということか。
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マニ車が売られている。チベット仏教の地であることを実感。学生の頃行ったネパールを思い出す。
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何の獣か分からないが、フワフワの毛皮。
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朝早くて疲れてきたのでアイスクリームを食べる。蜂蜜味で元気が出る。
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中国お決まりの観光カートに乗ってタール寺へ移動する。
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タール寺観光の前にチベット料理屋でランチタイム。
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バター茶はそんなに高くない。物価も全般的に安い。上海の半額以下というところか。
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で、これがバター茶である。茶というかもはや塩っけが強くてスープに近い。高山病に効くというが果たして...。
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チベット名物のモモである。これもネパールで食べた。これは鉄板である。普通に美味しい。
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牛肉を豪快にスパイスで食らう。これもチベットらしい。変な臭いもなく、これもいける。
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水餃子。これはチベットらしくない、食べなれたソレである。
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腹ごしらえしたらタール寺に向かう。チベット仏教ゲルク派六大寺院の一つとされる。
塔爾寺 寺院・教会
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如来八塔。ずらっとストゥーパが並ぶ。いきなりハイライトとも言える見どころ。
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チベット仏教のお祈り、五体投地。膝まづいて熱心に祈る。
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青い空、白い雲。ではなく白い塔。なむなむ。
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壁画、タンカ(刺繍)、バター彫刻(酥油花)は「タール寺の三絶」と言われており必見。ただし寺院内は全て撮影禁止。自分の目で見るしかない。
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小銭がびっしり張り付けられている。いかにチベット仏教への信仰が厚いか物語っている。
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大経堂の広場。ここの見どころは祈りを捧げる大きな講堂とタンカの刺繍。
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バターで作られた彫刻は冷蔵管理されている。仏像や動物など様々なものがあるが、どれもこれも繊細な作りだ。匂いで吐きそうになるから長時間は無理。
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チベット仏教に特徴的なものはマニ車だ。中にお経を入れて回せば1回読み上げたのと同じと言われる。
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ツォンカパ様を祀るために建てられた大金瓦殿。
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中には大きなマニ車があり、観光客が面白がって回しているが、とりあえず回さずにはいられない気持ちはよく分かる。
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大きな広場に出てきた。少し離れて見ると金の屋根が神々しく光っている。
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元々3000人を超えるたくさんの修行僧がいたらしいが、文化大革命や少子化、厳しい修行への嫌気などを経て今や数百人程度になったとのこと。
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タール寺の後は大きな曼荼羅が描かれたタンカを見る予定だったが、残念ながら今日は閉館していた。
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西寧都心部。この界隈だけ賑やか。少し車で走ればたちまち荒野なのだ。
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青海省の地ビールか。やや薄いが飲みやすい。
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青寧のハム。スパイスを付けて食べる。羊肉のサテーなど食べたが、疲れが出て他の食事の写真を撮り忘れた。残念無念。
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青寧の麻婆豆腐。これはごくごく普通のお味。
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西寧駅へ移動。いよいよここから青蔵鉄道に乗ってチベットへ向かう。
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翌日の夜19時に着く予定なので、ほぼ24時間乗ることに。
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ラサ行きのプレート。ワクワクが止まらない。
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中国では近年高速鉄道に急速に置き換わり、緑の列車は少なくなった。
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新台列車は楽しい。同乗の若い女性とも仲良くなり、下手な中国語で少し会話。蘭州で学校の先生をやっているそう。
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夜中のゴルムド駅。列車の切り離しと連結が行われる様子。
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さすがに夜中は車内の通路もひっそりしている。
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空が明るんできた。夜明けだ。
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果てしない荒野に登る幻想的で美しい朝陽。ゴトゴトと静かに響く列車の音がまた心地よい。
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たっぷり朝陽を堪能したら食堂車へ。
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朝食をいただく。結構ボリューミーだ。こちらはセットで25元。
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食堂車のメニュー。思ったより良心的な値段設定。
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座席車両。車両が新しいので近代的なつくり。上海の近郊列車より整然としている。
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標高4000m超えの荒野を列車はゆく。時々牛やヤクなどの動物が草を食んでいる。
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同部屋の女性から月餅をいただいた。フォルダンショコラ風月餅だという。割と伝統的な食にはこだわりがあると思ったが、中国の変化を実感するよね。
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列車は酸素が補充されているが気圧が低くてフワフワする。早朝出発で寝れておらず体調がすぐれない故に嫌な予感がする。
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タングラ峠付近でチョケだした同部屋の美女(メイニュウ)達。気持ちはわからないでもないぞ。
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青海省を抜けて西蔵自治区に入ったあたり。本当にこういう景色がずーっと続く。
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日常で往来する現地の方々は旅情に耽ることもなく爆睡を決め込んでいる。そりゃそうだろう。
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最高地点である標高5000mのゴルムド駅以外にもいくつか駅がある。しかし停車はしないし、使われている様子もない。青函トンネルの龍飛海底駅みたいなものか。
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まさに天空の湖。空気が澄んでおり、遠くで雨が降っているのが分かる。いつかアメリカの荒野で見た光景を思い出す。
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ここにも駅が!列車すれ違いのために停車したものの降りることはできず。
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错那湖という湖。ゴミなどもなく、有機物が少ないためか美しい青に染まっている。
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高度が高いので気圧が低く、パンパンになっている。高山病という形で人体に影響が出るのも無理はない。
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那曲駅 に停車。チベット文字が併記されており、中国とは別の国に来た様な感覚を覚える。
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停車時間があるのでタバコを吸う人、写真を撮る人、乗客が想い想いのことをしている。下界から来た身としては空気が薄くて長くは出れない。
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青蔵鉄道。高地を力強く駆け抜ける勇敢なフェイスである。
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ラサに近づくにつれて山が目立つようになってきた。人家も点在してきたね。
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こういう激烈な環境で生活したり生活したりする人もいるのだから、人間もなかなか逞しいものだと思う。
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ラサ市内に入ると近代的なマンション建設現場が目に飛び込んできた。こんなところにまで開発の波が。
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西寧駅から22時間かかってラサ駅に到着。お疲れ様でした。
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標高約3600mの高地で頭がフワフワする。電車を降りると改めて空気が薄さを実感。この環境で数日過ごすのか...。
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外国人ツアーはここで入域の審査を受ける。ホテルの予約やガイドの存在を確認される。要らないはずのPCR検査の結果も求められた。これだから中国は。
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ラサ駅前に停まっているタクシー。外国人は自由な行動に制約があるため使うことはないだろう。
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西蔵自治区でも中国共産党である。これについてはコメントしづらい。
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ラサ駅。発着する電車も少ない正直言って寂しい雰囲気である。
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国慶節だがホテルの稼働が少なく気がする。やはり観光客が激減しているのだろう。
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夕食はチベット料理。スパイスの効いた料理は高山病にはきつい。中座してさっさと寝ることにする。
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ホテルの部屋。酸素缶を買って吸ってみたが、大して吐き気や頭痛が収まることはなく、かなりしんどい。何度も夜中に起きてしまった。ここまで辛いか高山病...。
vol.2へ続く。
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