静岡旅行　公共交通機関で行ったり来たり　その２　身延山久遠寺～富士宮　富士山本宮浅間大社

2021/11/20 - 2021/11/22

2021年11月20日（土）～22日（月）の2泊3日で静岡旅行に行ってきました。
新型コロナも少し落ち着いてきた様子ですが、まだまだ油断はできないので、できるだけ混雑は避けるように目的地を設定することにしました。
少し地味な観光スポットが多くなってしまったかもと心配していましたが、実際に行ってみたら大変面白い場所ばかりで、思いのほか充実した旅行ができました。
旅行記その２は身延線の旅になります。お隣山梨県まで足を延ばして日蓮宗総本山身延山久遠寺をお参りします。帰り道に富士宮駅で下車して富士山本宮浅間大社も見てきました。１日で２つの大きな宗教施設をお参りするという、とても日本的な観光になりました。

エリア 身延(山梨)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅行2日目。
朝食は富士駅中のVIE DE FRANCEです。
駅周辺に飲み屋以外のお店がほとんどないのが困ります。

本格的な観光に出かける前に富士駅北口側に下りてちょっと歩きます。

北口もいい感じの工場が建っています。

この辺りも製紙工場が多いようです。

朝から煙モクモクで元気に稼働中です。
駅前の工場ビュースポットを楽しんでから、身延線に乗って身延駅まで移動します。

富士駅から山梨県の身延駅までやって来ました。
日蓮宗総本山・久遠寺があるところです。

駅からバスで久遠寺に向かいます。

バスを降りて門前町を歩きます。
日曜日ですが時間が早いせいかあまり人がいません。

「日本三大三門」の一つに数えられる、身延山の三門にやってきました。

立派な門です。
この辺りに来るとさすがに観光客の数が増えてきます。

三門をくぐってすぐにある竹之坊という宿坊。
紅葉がとてもきれいでした。

菩提梯（ぼだいてい）。
287段ある階段です。

段数は少ないのですが、段差が大きいので登るのは大変です。
途中にいくつか踊り場があるので、そこで休憩しながら登りました。

菩提梯を登り切ったところにある五重塔。

正面に大きな本堂が見えます。

本堂から祖師堂、拝殿、納牌堂、大客殿などが続きます。それぞれの建物が渡り廊下でつながっていて、中を自由に歩けるようになっています。

さすがは総本山です。
とても立派な建物ばかりでした。

ここには身延山大学と身延山高等学校が併設されています。廊下でずいぶん若そうなお坊さんたちとすれ違います。おそらく学校で修行中の方々なのでしょう。
元気よく挨拶してくれます。

板の間の渡り廊下は歩いていて気持ちがいいです。

本堂裏側に回ります。
駐車場までのエレベーターがありました。

さらに奥に行くと、身延山ロープウェー乗り場があります。

山頂までロープウェーで登ります。

こんなところにまでアニメが進出して来ています。
キャラクターのグッズを買いたい人はロープウェーに乗って山頂に行かなければなりません。往復で1500円です。

いざ山頂へ。

絶景です。

日本三大急流のひとつ、富士川が良く見えます。
残念ながら富士山は見えませんでした。

山頂の奥の院を観光します。

思親閣という建物があります。
日蓮聖人が故郷安房の両親を追慕された場所ということです。

日蓮上人御手植杉。
全部で4本あるらしい。

仁王門をくぐります。
門の中に仁王様の顔出しパネルがあったりして、結構フレンドリーな施設です。

これが思親閣。

ロープウェーで山を下り、再び本堂の方へ戻ってきました。

建物を外側から良く眺めます。
日蓮宗についての知識がほとんどないので建物の特徴なども良くわかりませんが、カラフルでなかなかきれいだと思いました。

帰りは甘露門をくぐって山を下ります。

こちらは女坂という緩やかな坂道になります。

文殊殿という小さな社がありました。

文殊稲荷大菩薩とあります。

なかなか見ごたえのあるお寺でした。

バス停まで戻る途中、参道をブラブラ観光します。
国の登録有形文化財 いさご屋旅館というのがありました。ちょっといい感じです。

身延駅まで戻ってきました。駅前で昼食にしようとしたのですが、あまり良い店がなかったので、駅の自販機でパンを買って済ませてしまいました。
再び電車に乗って富士宮まで移動します。

静岡県に戻ってきました。
富士宮駅で下車して観光再開です。

富士山本宮浅間大社にお参りです。

全国に約1,300社ある浅間神社の総本社です。

先月に山梨県側の浅間神社を見て回ったので、今回は静岡県側を観光します。

でかくてきれいです。

奥宮は富士山山頂にあるそうです。

本殿横の池には水屋神社というのがあります。

ここも富士山の伏流水が湧き出るきれいな泉があります。

湧玉池。
毎日約30万t湧き出ており、水温は1年を通して13℃前後で安定しているそうです。

昨日の三島に続いて、富士山の恵みを堪能できました。

きれいな水の流れというのは見飽きないですね。

湧玉池から流れ出す神田川。

お宮横丁という飲食店の集まるエリアに来ました。
名物の富士宮やきそばが売っていましたが、ちょっと高い感じがしたのでやめました。

静岡県富士山世界遺産センターという施設に立ち寄ります。

世界遺産富士山についての映像展示があります。
新しい施設なのでとてもきれいです。映像も迫力があります。

面白い外観の施設です。
夜間ライトアップがとてもきれいでした。離れたところから見ると逆さ富士のようで、水面に映る姿が正富士のようになっています。

商店街を歩きます。
線路の反対側には巨大なイオンモールがあるので商店街はなかなか厳しいのではないでしょうか。

富士宮のセブンイレブンで夕飯を買い込んで富士駅に戻ります。

豪華コンビニ弁当の夕食です。とても美味しかったです。

コンビニ弁当に舌鼓を打っていたら、突然非常ベルが鳴り響きました。
火事か！！と思ってフロントに下りてみたら、外国人のスタッフが1人で右往左往しています。いつまでたっても鳴りやまないベルにとうとう消防まで出動です。
ホテルスタッフとしての最低限の訓練もできていないアルバイトで運営されているようです。これが本当の火災だったら、きっと大惨事になっていただろうな、と思いながら部屋に戻りました。

1時間ほどでやっとベルが鳴り終わりました。
格安ホテルというものが、宿泊客の安全と引き換えに成り立っているものだということが良くわかる出来事でした。
自分の身の安全は自分で確保しなければ、格安旅行はできません。
明日も旅行は続きますので早く寝ます。