2016/11/26 - 2016/11/26
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エンリケさん
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2016年秋の台湾旅行2日目後半。
台湾北東部の平溪線沿いの街、十分(シーフェン)にて台湾一の瀑布を観賞した後は、台北に戻って小籠包のランチ。
その後は中正紀念堂近くの國立歴史博物館にて、故宮博物院の収蔵品にも匹敵する中国五千年の歴史を物語る文物を鑑賞。
歩いて、食べて、見て、大満足の一日を過ごすことができました。
<旅程表>
2016年
11月25日(金) 成田→桃園→台北
〇11月26日(土) 台北→瑞芳→十分→台北
11月27日(日) 台北
11月28日(月) 台北→桃園→松山→羽田
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
11月26日(土)
11時45分、台湾北東部の平溪線沿いの街、十分(シーフェン)にて、勢いよく流れ落ちる台湾最大の瀑布、十分瀑布を観賞。
水しぶきの先には、太陽の光に映えて虹が架かっています。十分大瀑布 滝・河川・湖
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瀑布の上の観賞スポットからも、ほぼ垂直に流れ落ちる瀑布の全景をパチリ。
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なるほど、この十分瀑布、大きさよりも、水量が多いときの下に流れ落ちるかたちが美しく、“台湾一の瀑布”とはよく言ったものです。
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上からも瀑布の先に架かる虹をパチリ。
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瀑布へとつながる水は、垂直の崖を滑るように落ちていきます。
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天気も良く、瀑布を訪れた観光客は皆、満足そう・・・。
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こうしてみると、インフィニティプールのようにも見えますね(笑)。
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そんなこんなで壮麗な瀑布を眺めながら過ごしていたら、時刻はいつの間にか12時。
もう十分でやることもなくなったので、そろそろ台北に戻ることにします。 -
帰路は瀑布へと続く基隆河沿いの道をてくてく。
こちらの遊歩道に設置された馬の置き物は何だか兵馬俑のよう・・・。 -
こんな自然の中の遊歩道を他の観光客とともにてくてく。
十分遊歩道 散歩・街歩き
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12時05分、基隆河に架かる觀瀑吊橋に到着。
人が擦れ違えるくらいの幅しかない、まさに観光のための人道橋です。 -
その觀瀑吊橋を横からパチリ。
何とも風光明媚な眺めですね。 -
そんな素晴らしい自然の眺めを楽しみながら、觀瀑吊橋を渡っていきます。
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台湾というと、これまでグルメとか日本統治時代の足跡とか、都市部の旅のイメージしかなかったですが、こんな自然を巡る旅もいいものですね。
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12時10分、遊歩道を抜けて、幹線道路に出てきました。
それでも、あまり車の通らないのどかな田舎道を駅の方向に向かっててくてく。 -
道路脇にはこんな草間彌生チックな仏像も。
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さらに10分ほど歩いて十分車站に到着。
天燈上げや瀑布など大観光地がある割には、駅は素朴で、普通のローカルな駅といった感じですね。十分駅 駅
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十分車站では12時39分発の平溪線の列車でまず瑞芳へ。
車内はこんなふうにちょっぴり中華風です。 -
13時19分、列車は瑞芳車站に到着。
ここから13時26分発の列車で台北へ向かいます。瑞芳駅 駅
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列車は50分ほどで台北車站に到着し、まずは昼食にしようとお店探し。
14時40分、前回2012年の台湾旅行で訪れた、中正紀念堂のすぐ裏の通りにある“杭州小籠湯包”が印象に残っていたので行ってみると、混んでいてすぐには入れない模様・・・。
ガイドブックを見ると、すぐ近くに“盛園絲瓜小籠湯包”というやはり小籠包のお店があるようなので、入ってみることにします。盛園絲瓜小籠湯包 中華
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“盛園絲瓜小籠湯包”の名物は、名前のとおり“絲瓜”(へちま)の小籠包ということで、“絲瓜小籠湯包”(150元=約550円)と、それからカニみその入った“蟹黄湯包”(220元=約800円)、そして油揚げ入りの春雨スープ、“油豆腐細粉”(80元=約290円)を注文。
欲張って頼み過ぎましたが(笑)、いずれも美味しく(特にカニみそ入りの小籠包は絶品!)、昼間からたらふく食べて幸せな気分を味わうことができました。 -
食後の15時30分、前回の台湾旅行でも訪れた中正紀念堂の敷地を横切ります。
相変わらず大陸のようなだだっ広い敷地です。国立中正紀念堂 建造物
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ここで小雨が降りだしてきて、傘をさす人も。
台湾の旅で毎回晴れというのはなかなかないことなのでしょうけれども。 -
紀念堂から正門方向をパチリ。
向こうでは何やら人が集まっている様子・・・。大中至正門 / 自由広場門 建造物
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正門に近づいてみると、雨模様の中、制服を着て楽器を演奏する一団の人々が。
ギャラリーは少ないですが、何かの記念行事、あるいはそのリハーサルでしょうかね。 -
16時、すでに夕方の時間ではありましたが、台北でもどこか観光しようと、中正紀念堂の南西にある國立歴史博物館へ(入館料30元=約110円)。
1955年に開館した、台湾というよりは中国国民党が持ち込んだと思われる大陸中国の歴史的文物を展示している博物館で、収蔵数は故宮博物院の約68万点に比べて少ない約6万点であるものの、展示されているのはどれも歴史的価値が高いものばかり。
まず最初は、こんな南北朝から隋・唐にかけての仏教美術の回廊。国立歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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こちらは北魏時代の466年の作とされる九層千佛石塔。
北魏時代(386-534年)は華北で異民族侵入の嵐が吹き荒れた時代ではありましたが、雲崗(山西省大同市)や龍門(河南省洛陽市)に石窟寺院が造られるなど、仏教が隆盛した時代でもありました。 -
こちらは北齊から隋にかけての時代(550-618年)に作られたという千佛造像柱。
石の柱の表面に、たくさんの仏像が刻まれています。 -
こちらは北齊時代(550-577年)の四面佛龕像碑。
“四面”ということで、前面や両脇だけでなく、裏側にも仏像が彫られていますね。 -
こちらも北齊時代の佛陀立像。
仏教が日本に伝わってきた時代に近いこともあって、我が国にもある初期の仏像とよく似た印象となっています。 -
隋時代(581-618年)の佛坐五尊像碑。
南北朝の戦乱が終わって統一王朝ができた後も、まだまだ人の心は仏教を必要としたということでしょうかね。 -
唐時代(618-907年)の釋迦牟尼像。
こちらも日本でもありそうなスタイルの仏像となっているところです。 -
こちらは“飲中八仙”と名付けられた彫刻。
これまでの展示と比べてやけにリアルだと思ったら、1994年から1995年にかけて作られたものとのこと。
手前の右から2体目は、酒飲みでも知られる唐の時代の詩仙、李白(701-762年)だそうです。 -
時代はかなり遡って、こちらは戰國時代(BC403-BC221年)の錯金銀獸面銅鋪首(ドアノッカー)。
まだまだ殷の時代の呪術的な信仰を引き継いでいるような感じの作品ですね。 -
同じく戰國時代の蝠紋銅鋪首(蝙蝠文銅鋪首)。
コウモリをかたどったものなのでしょうが、ドラゴンクエストに出てきそうなモンスターにも見える、不思議な形態をしていますね。 -
漢時代(BC206-220年)の鄂璽多斯(オルドス)式羊首青銅刀。
よく見ると刀の柄の部分が羊の頭の形をしていますね。 -
戰國時代の銅鎏銀虎噬羊紋帶扣。
羊を喰らう虎の姿を描いた銅製のベルトのバックルです。 -
同じく戰國時代の銅鎏金熊虎噬鹿紋帶扣。
こちらは熊や虎が鹿に嚙みついている姿が刻まれています。 -
こちらは戰國時代の貨幣。
上から2段目は齊や燕で使われたという大刀銭で、遥か昔に学校の教科書で見たもの。
まさかこんなところにあったとは・・・。 -
春秋時代(BC770-BC403年)晩期の玉衝牙。
玉(翡翠)と言えば、中国文明を代表するシロモノですね。 -
こちらは西漢時代(前漢時代、BC206-9年)の玉璧と宋時代(960-1279年)の秋葵沁璧。
遠く離れた時代の二つの玉製品は、色を除けばほとんど変わりがなく、同じ形のものを信奉する文化がこんな長い間続いているのは、よくよく考えてみるとすごいものです。 -
さらに時代は遡って、こちらは長江下流の杭州市付近で栄えた良渚文化時代(BC3300-BC2200年)の玉璧。
中国には遥か殷の前の時代から玉文化があったのですね。
しかし、4000年後の宋の時代とまったく形が変わらないのがスゴイ。 -
こちらは黄河上流の現甘粛省を中心に栄えた齊家文化時代(BC2500-BC1500年)の玉。
黄河上流から長江下流まで、中国文明の原型となるものは、殷の時代より前に、すでに現在の中国全域に広まっていたのですね。 -
こちらも黄河上流の現甘粛省辺りに栄えた馬家窯文化馬廠類型(BC2350-BC2050年)の彩陶圏形菱格紋雙耳壺。
壺の表面には呪術的とも言える文様が描かれていますね。 -
商(殷、BC1600-BC1027年)晩期の獸面紋鼎と獸面紋斝(酒器)。
殷まで来ると、いよいよ歴史時代に入ってきた感です。 -
春秋時代中期、河南省新鄭市の鄭公大墓から出土した蟠龍方壺。
国宝に指定されていることもあり、見事な造形の青銅器です。 -
春秋時代中期、やはり鄭公大墓から出土した螭鈕鎛鐘。
日本の寺院にもある後の時代の鐘によく似ていますね。 -
こちらも春秋時代中期の鄭公大墓から出土した品々で、いちばん手前にあるのは雲龍罍(酒器)。
こんな手間ひまかけた銅製品が大量に埋葬されるあたり、鄭の国の財力や技術力は相当高かったことが推測されます。 -
同じく鄭公大墓から出土した虎形尊(酒器)や蟠螭圓壺(酒器)。
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そして、奇妙な形をした帶蓋鋪(食器)と獸形器座。
いずれも、故宮博物院に展示されている文物に勝るとも劣らない品々ですね。 -
また時代は遡って、黄河中流域の二里頭文化から商(殷)の時代(BC2300-BC1027年)にかけての紅陶袋足盉、紅陶鬲、そして圈泥白彩大罐。
貴重な太古の文物が、惜しげもなく展示されているものですね。 -
時代が遥かに下って、こちらは唐の時代(618-907年)の唐三彩。
歴史の教科書でもお馴染みの品々ですね。 -
洛陽で出土した三彩駱駝。
日本でいうと飛鳥時代から平安時代初期にかけての時代ですが、古代の鮮やかな彩色が残っているのがすごいところですね。 -
西域を旅するのに適したフタコブラクダの唐三彩。
その右にあるのは顔の彫りの深い、西域人の唐三彩でしょうか。 -
こちらは文官の姿をした三彩文官俑。
官僚の唐三彩とは、皇帝など権力者の墓に埋葬されていたものでしょうかね。 -
武官の姿をした三彩武俑。
こちらも黄色と緑の色遣いが鮮やかです。 -
こちら、左は隋時代(581-618年)、洛陽から出土した黄釉武俑。
右は北魏時代(386-534年)、同じく洛陽から出土した彩繪武俑。
唐三彩のような鮮やかな色は残っていませんね。 -
そして唐三彩の三彩天王神像。
前の時代と比較すると、鮮やかな色遣いが一層引き立ちますね。 -
こちらも唐三彩の三彩加藍人面鎮墓獸。
日本の仏教美術にも影響を与えていそうな面構えです。 -
唐の時代の加彩貴婦像。
当時の中国でも平安美人のような顔がもてはやされたのですね(笑)。 -
同じく唐の時代の漢白玉菩薩坐像。
この辺りも日本の仏教美術に影響を与えていそうです。 -
こちらも唐の時代の白釉雙龍尊。
三色でなくとも、透明感あふれる真っ白な陶磁器が残っているのも貴重なものですね。 -
こちら、右は漢時代(BC206-220年)の加彩油燈(燭台)。
中央は東漢時代(後漢時代、25-220年)の菱花圖壁磚。
まだまだ貴重な文物は出てくるものです。 -
北魏時代(386-534年)、洛陽で出土した彩繪樂舞俑。
衣服や髪型など、当時の風俗をよく伝える作品です。 -
漢時代の灰陶撫琴屋。
当時の家屋も、現代とそう変わらない感じですかね。 -
唐時代の彩繪舞俑。
これまた、平安美人がもてはやされていますね(笑)。 -
唐時代の黄釉加彩騎馬樂團。
色は残っていませんが、演奏の楽しさが伝わってくる作品です。 -
東漢(後漢)時代の緑釉俳優俑組。
“俳優”というと、当時のスター達でしょうかね。
ちょっとお腹が出ている感じがしますが(笑)。 -
こちらは時代がかなり下って、清時代(1644-1911年)の石雕天女散花立像。
こうしてみると、やや写実的になってきたものの、中国の彫刻技術は古代からほとんど変わっていないように見えますね。
それだけ、中国古代の文化や技術は、現代と比べても遜色ないほど完成されていたということなのでしょう。 -
さて、以上で大陸の文物の展示は終わり、ここからは現代台湾の芸術家達の作品展示。
こちらは“風花雪月”と題された、台湾の四季を描いた作品群です。 -
こちらは“天燈祈福”と題された、日中に十分で見た、天燈上げの様子を描いた作品。
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こちらは現代台湾における水墨画の第一人者、李源海の作品群。
展示品がとても多く、閉館時刻が迫ってきていることもあり、落ち着いて鑑賞できなかったのが残念でした。
【嶺南畫境-李源海的水墨世界~國立博物館HPより】
https://event.culture.tw/NMH/portal/Registration/C0103MAction?useLanguage=ja&actId=00814&request_locale=ja -
そして18時、閉館時刻となり、追い出されるように國立歴史博物館の外へ。
とても2時間では見足りないほど、充実した内容の展示でした。
まさか台湾には、故宮博物院のほかにも、こんな超古代の文物を集めた博物館があるとは驚き。 -
その後はライトアップされた總統府を眺めながら、宿への帰途に就きます。
秋の台湾旅行、実質初日のこの日は、歩いて、食べて、見て、大満足の一日を過ごすことができました。
夕方から天気が崩れてきたのが気になりますが、翌日も台北市内の見どころをゆるりと回っていきます。
(秋爽やかな台湾旅行3日目~台北市内観光に続く。)中華民国総統府 建造物
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