アイスランド（3）　レンタカーで絶景のゴールデン・サークル巡り！

2021/11/17 - 2021/11/17

レンタカーを借りてアイスランド三大名所をまわりました。
１．「グトルフォス」という大きな滝
２．「ゲイシール」という間欠泉（地面から突如吹き上がるお湯）
３．「シンクヴェトリル」ではプレートが生まれる大地の境目を見学

シングヴェトリルは世界遺産ですが、プレートの話ではなく、世界最古の民主議会が行われた場所として文化遺産となっています。

天気に恵まれないアイスランド旅行でしたが、この日は晴れてくれて素晴らしい一日になりました。

レンタカーの注意は他のサイトにも書かれていますので確認した方がいいです。
今回はざっとこんな感じ。
・パスポート、国際免許と日本の免許証を持参
・AT/MT→今回はAT
・ガソリンの種類（95Oktan/ディーゼル）→95Oktan
・車体の傷→PDFで送られてきたものと照合
・保険の補償範囲を確認
　CDW（自車両損害補償）
　SCDW (スーパー自車両損害補償）
　GP（砂利による損害の補償）
　TP（盗難補償）
　SAAP（砂・灰による損害の補償）
　TPは不要と思いますが、全部つけた方が安かったのですべて加入。
・保険がおりない場合もチェック
・借りる前に独特な道路標識の確認
・冬は暗いうちから出発すべし。
・道路状況は以下のサイトで事前に見た方がよいです。
http://www.vegagerdin.is/english/road-conditions-and-weather/

エリア ゴールデンサークル周辺(アイスランド)

• 旅行の満足度: 5.0

朝8時。レンタカー会社にやってきました。
車が凍てついています・・・。

事前チェックインしていたので、動作確認したりわからないことをきいて10分くらいで手続終了。
スタッフは海外にしては協力的で良い感じ。

今回借りたのはトヨタRAV4。
大きい車は市内中心部は走りにくいですが、郊外の凍てつく道路を走るときには頼もしい味方になります。
Wifiもつけてみましたが、つながらないときはつながりませんｗ

レンタカー（3日間）
本体　ISK 38,557
GPS, 4G Wifi ISK 4,650
保険全部　ISK 14,070
合計　ISK 57,277（51,375円。一部前金制）

カーナビ設定していざ出発！
非常に聞き取りやすい音声で助かりました。

9:40

最初はグトルフォスに向かっていたのですが、途中フォトストップ。
「井」という文字の四隅が丸くつながった標識（どうか伝わってー！）が観光スポットの意味です。

ここはシンクヴェトリル国立公園のビジターセンターの手前8kmほどの場所。

なんたるいい景色！
遠くに見えているのはシンクヴァトラヴァトン湖。

ちょうど朝焼けで美しいです。
内陸に向かっているからか、レイキャビクより断然寒い！
寒すぎて数分外に立っているのも厳しいのですぐ車に戻ります。

11:03

グトルフォスの駐車場に到着しました。
2か所駐車場がありますが、一般車は分岐の左側へ。
もう一個の駐車場は坂の下にあるのですが、観光バスと障碍者用です。

ここでは下からも上からもグトルフォスを見られます。

まずは下へ。

シグリズル・トマスドッティルという少女の記念碑。
グトルフォスの水力発電計画に反対し断念させたとのことで、その功績をたたえています。

グトルフォスを近くで見ることができます。
太陽光により黄金になることから黄金の滝＝グトルフォスなのですが、冬は日が当たらないのかな・・・。

この先はClosedでした・・・。

今度は上から見てみましょう。
人がいると規模感がわかりますね。

上から見ても迫力十分！

こちらは奥の方まで歩けました。
横からみて、思った以上の落差があることに気付きました。

大自然を感じますね。
日が出てはいますが、角度が低くて滝に日が当たりません。

上流のほうは日が当たって、とてもきれいに見えました。

12:12

グトルフォスから20分くらいで、次の見どころゲイシールに到着です。
写真撮ってる背中側から入場します。
駐車場からは道路を渡って入場するため、車には注意です。

こちらの注意書き。
最後の「最寄りの病院は62km離れています」というのが最も適切な警告かもしれません。

看板によれば、遊歩道沿いに行けば最も活発なストロックル、その奥に活動休止中のゲイシール。
他にも小さなものがいろいろあるようで、さらに奥にビューポイントがあるとのこと。

レンタカーだから時間気にしなくていいし、歩いてみることに。

遊歩道が所々凍っているのですべらないように注意・・・。
周囲は熱湯が噴出しているというのに不思議です。

突如目の前で轟音が！

慌ててシャッター切るも、指がかじかんでてうまくボタンを押せず、痛恨のピンボケ・・・。
次の機会を待ちます。

この活発なのがストロックルです。

普段はこのようにシュワシュワと湯気を上げているのですが・・・。

突然沸き立ちます！
しかし、これはほとんどが水蒸気でお湯の柱が見えませんでした。

冬はお湯の柱が見えた次の瞬間には水蒸気で包まれてしまうので、撮影は本当に一瞬を切り取らないといけません。

そんなことを言っている間に水蒸気がモクモクと消えてしまいます・・・。

別角度で狙ってみました。
一直線で形がきれい！

ダイナミックな感じ！

噴き出す前に一瞬シュワシュワするような予兆があるので、見逃さなければ撮影成功できるのかも。

こちらは本家のゲイシール。
残念ながら休眠中。

このゲイシールはゲイザー（間欠泉）という英語の語源になったというから驚きです。

丘を登って、展望台まで来てみました。
遊歩道は完全に雪に埋もれてしまっています。

良い眺め！
ゲイシールエリアが一望できます。

グトルフォスの方向も見てみます。
滝自体は見えませんが、一面の雪景色！

反対側はこぢんまりとしすぎな集落があり、とても絵になります。

アップにするとまるで作品のようです。

ゲイシールのビジターセンター内にあるカフェで軽くランチをテイクアウト。

車内でいただきます。
いかにも観光客向けの見た目だったLava Salmonというサンドにしてみました。

サーモンは肉厚なのですが、マヨネーズの主張が強く、味はマヨネーズ・・・。
パンは寒いからか非常に硬い・・・嚙むことで血流がよくなってあったまるかも！？


LAVA SALMON＠Gaysir Center内カフェ
ISK 1,690（1,509円）

15:00

およそ1時間ほどでシンクヴェトリル国立公園に到着しました。

ここは駐車場が有料です。
この機械で操作して支払います。


シンクヴェトリル国立公園
駐車料金 ISK 750（672円）

冒頭でも書きましたが、ここは世界遺産です。
世界最古の議会が行われた場所として登録されています。

朝に見たシンクヴァトラヴァトン湖が見えています。

こちらがこの後散策する範囲。
プレートの境目も最古の議会もこちら側です。

遊歩道に沿っていくと、崖の真ん中を歩くような感じに。
ここがプレートの境目「ギャオ」です。
ここから北アメリカプレートとユーラシアプレートが互いに反対方向に生まれています。

なんてことない崖にしか見えませんが、ここで大地が裂けていっているというのはとても不思議です。

やがてアイスランドの国旗が見えてきます。
このあたりが930年に世界最古の議会アルシングが行われた場所とされています。

シンクヴェトリルは「議会広場」という意味で、デンマークから独立してアイスランドを樹立した際もここで宣言を行ったそうです。

ここからの眺めもきれいです。ユーラシアプレート側です。

もう少しギャオ沿いに歩くとDrekkingarhylurなどの見どころがあります。

川の対岸には小さな教会がありました。
西暦1000年のアルシングで公式にキリスト教化したときにすでにあったといいます。

首相の夏の別荘は工事中・・・。

暗くなってきたので切り上げてレイキャビクに戻りました。