紅葉の白山・・頂上まで

2021/10/04 - 2021/10/05

　10月4日から５日にかけてちょっと時間ができたので白山登山に向かった。コロナ発生前の５月に行ったきりなので２年半ぶりになる。
　体力的にだいぶ衰えているが、頑張って頂上まで登った。甚之助小屋あたりから上で紅葉が見ごろを迎えていた。この時期は涼しくて人が少ないので気持ちよく登ることができる。

エリア 白山・白峰温泉・一里野温泉(石川)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩

　緊急事態宣言やまん防などがすべて解除された。ワクチン接種者が増えて感染者が減ってきている。変異株の不安はあるが、日本は経済活動の活性化にかじを切った。本当に大丈夫かどうかは誰もわからない。今まで通り出歩かないというのが一番の安全策である。私はもう少し様子を見ようと思っていた。

　ところが、4日の午後から５日にかけて全くのフリーの時間ができた。いろいろと葛藤はあったが、４日は移動しふもとで眠る。５日の朝から白山に登って紅葉を楽しんで、その日のうちに帰宅するという計画を立てた。コロナになって以来の山行である。体が動くかどうかの不安もあるがともかく行くのみである。



　午前の用事を済ませてから名神高速に乗って久々の滋賀県。大津SA。こんな趣味の悪いものができているとは知らなかった。

　さらに走り、北陸道に入る。敦賀を過ぎると北陸新幹線の線路が見えてきた。完成まであと少しみたいだ。敦賀から米原へ行けばいいのになぜか小浜から大阪へつなぐという。まあ、生きているうちに完成したら乗りに行ってもいいかなとも思う。

　福井北ICで降りて恐竜博物館の前から峠を越える。この道がなかなか気持ちよい。

　白峰温泉で総湯につかる。ぬるぬるとしたお湯が気持ちよい。

　湯上りはこのサービス券を使う。

　このソフトが２６０円で食べられる。おいしいけれども元の値段が高く設定しすぎている気がする。

　とにかくぽかぽかとして市ノ瀬に着く。車は数台。ビジターセンターに行って様子を聞くとこの日の朝は別当出合の駐車場は満車だったそうだ。今日は平日だよ。

　翌朝、朝食後別当出会いに移動する。６時３０分過ぎなのに８割がた埋まっている。平日になぜこんなに人が集まるのだろうか。

とにかく、出発準備をして７時に出発する。まずこのつり橋を渡る。登りは砂防新道だ。

　山道をゆっくりと登るが、コロナ以来まともに登っていないのでペースがなかなかつかめない。歩いていて違和感がある。むずむずとしながら登る。なんとか７時３０分に中飯場に着く。まだ朝日が当たっていない。

　ここからひと踏ん張りで甚之助小屋に着く。８時３０分だ。もうしっかりと日が差している。この辺りから色づきがみられる。

　ここからのコースは、エコーラインを登ることにする。小屋からちょこちょこと登り、南竜へと進む。下のほうに甚之助小屋が見える。

　９時１５分にエコーラインの分岐に着く。

　ここからは尾根に取りつき登りまくる。石畳がしっかりと整備されていて歩きやすいが、整備しすぎている気もする。もっと自然のままでもとも思うがそうもいかないのだろう。

　南竜小屋とキャンプ場がよく見える。今年はトイレの改築でキャンプできないそうだ。

　弥陀ヶ原の紅葉。ナナカマドが紅葉している。赤い実が可愛い。

　五葉坂を登ると室堂に着く。１０時１０分。ここまでくると風が強くなる。長袖の上着を着て御前峰へ出発する。

登り始めて３分の1ぐらいのところが青石である。ここからの室堂がよく見える。ナナカマドの実がなかなかきれいである。

　さらに登る。半分ぐらいのところが高天原である。さっきより高くなっている。

　頑張って登ると頂上の神社に着く。久しぶりである。神社の扉は閉まっているが無事に登れたお礼にお参りをする。

　山頂の石碑である。１０時５０分に到着する。眺めは３６０度見渡せる。いつ来ても素晴らしい。

　室堂の向こうに別山が見える。

　別山方面がよく見える。別山も大きい山だがここから見ると低く見える。でも、この稜線歩きが楽しい山域である。

　山頂でのんびりしながらこれからの予定を考える。来た道を引き返すのも面白くないので、まずはお池巡りをすることにする。下の池に降りるのだ。
　奥のピークは大汝山。静かないい山である。右手の下の谷はお花松原といって紅葉がとてもきれいなところだ。行ってみたい気がするが、時間は１１時過ぎ。どうしようか。一人なのでどうとでも自己責任で決められる。単独行はこの自由さがいい。



　続きはまた……。