2021/10/03 - 2021/10/04
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公共交通トラベラーkenさん
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2021年10月3日(日)~4日(月)の1泊2日で河口湖方面に行ってきました。
新型コロナの緊急事態宣言が解除されて最初の日曜日ということで、それなりに人出はあったようですが、富士山周辺は基本的にマイカー観光が多いので、徒歩旅行主体の私たちの周囲は宣言中と変わらず人影はまばらでした。
旅行2日目は電動自転車をレンタルして、富士吉田の町をサイクリングします。富士山と五重塔のインスタ映えスポットとして外国人観光客に一躍有名になった新倉富士浅間神社から、レトロな雰囲気を残す月江寺界隈の街並み、さらに新屋山神社と北口本宮冨士浅間神社、御師住宅(旧外川家住宅)と回って、最後に川口湖畔の冨士御室浅間神社まで足を延ばしましす。電動アシストのおかげで坂の多い富士吉田の町も楽に観光できましたが、やっぱり体力は消耗していたようで、帰りの電車ではぐったりして足が重かったです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ホテルの朝食です。スーパーホテルの売りは焼きたてのパンなんだそうです。
確かにとても美味しいパンでした。ご飯もおかずもすごく美味しかったです。
さらに容器が小麦から作られていて、使用後はそのまま土に返すことができるものを利用しているのだとか。 -
部屋の歯ブラシを使用せずにフロントに持っていくとこれもエコになるそうな。
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歯ブラシと引き換えにお菓子をもらえました。
環境とかエコとかSDGsとか、意識高い系アピールが鼻につくんだよ、と思っていたのですが、お菓子を貰えたのでうれしいです。
とても良いホテルでした。 -
ホテルから河口湖駅まで約20分、徒歩で移動します。なかなかのエコです。
駅前のレンタルサイクル屋で電動自転車を借ります。1台1日2500円でした。 -
高速道路の高架下にあった看板。
昨日河口湖畔にあった新倉掘抜です。山を掘りぬいてここまで続いているようです。
看板だけで実際の穴は見えません。 -
世界遺産富士山のふもとに暮らす人々の苦労の歴史です。
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新倉富士浅間神社までやって来ました。
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インスタ映えする富士山スポットとして一躍有名になった場所です。
現在は展望台の整備工事中で、五重塔と富士山を一緒に写す例の写真は撮れなくなっています。 -
五重塔のさらに上に登ると展望デッキがあります。
ここからの富士山の眺めも素晴らしいものでした。 -
ここまでしか入れません。
木々の間からかすかに五重塔が見えました。 -
月江寺方面に下りてきました。途中にあった月江寺公園の池の水があまりにもきれいなので自転車を止めて見てみます。
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おそらく地元の人には珍しくもない池なのでしょうが、よそ者の私にとっては驚くほど透明な池でした。
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立派な家がありました。
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どうやら病院だったようです。
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富士吉田は明治以降に織物産業で栄えた地域です。月江寺界隈は織物産業で働く人々の歓楽街としてにぎわった当時の面影を残すレトロな街並みが見所です。
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月曜日の午前中、快晴の秋空の下ではあまり歓楽街の雰囲気は感じられません。
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今でも営業している店があるみたいです。
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こんなゴチャゴチャした風景が残っているのも歴史ある町の良さだと思います。
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面白いデザインの建物が残っています。
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このチープさがいいですね。
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スナック、パブ、クラブetc.夜の町で飲み歩くという経験がほとんどないまま年を取ってしまいました。お酒は好きですが、店で飲むのは面倒くさくて駄目ですね。
こういう町も珍スポット観光としての楽しさを求めて昼間うろつくのが良いです。 -
昭和24年建設の月の江書店。
今の子供たちにとっては町の小さな本屋さんという存在自体が珍しいのではないでしょうか。 -
ハモニカ横丁という路地に入り込みました。
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ここは築70年程の6軒長屋で、地域おこし協力隊が中心になって行った改修をきっかけに街の人々が集まる拠点として生まれ変わったそうです。
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ユースホステルがありました。
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古風なつくりが外国人観光客に人気のようです。
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国道139号本町二丁目交差点からの風景。
レトロな商店が並ぶまっすぐな道の先に富士山があります。ここもインスタ映えスポットとしてよく紹介されている場所です。道の真ん中で撮影するなという注意看板がありました。交通量の多い通りなので確かに危険です。(もちろん青信号で横断歩道を渡る途中に撮影しています。) -
旧山市酒店。
昭和30年ころの看板が良い味を出しています。 -
絹屋町。
毎月1と6のつく日に市が開催され、全国から商人が集まって軒先で取引を行っていました。 -
今はもう営業していないのでしょうが、古そうな看板が残っています。
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この辺りを散策していると、やたらと学生服を着たマネキンを目にします。織物産業で栄えた町の名残かもしれません。
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金鳥居からの富士山の眺め。やっぱ山頂に雪がないと絵にならないかも。
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富士山駅まで来ました。ハタオリマチ案内所という観光案内所があります。
特産の織物製品が置いてありましたが特に興味が無いのですぐに出てきてしまいました。 -
駅からのびる下り坂を少し降ります。
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お食事処 よしだ
ここで昼食を食べます。 -
観光客相手の高いお店で食べるのは嫌なので地元の人が利用する食堂を事前に探してから旅行に来ます。
ここは駅から近いのにかなり格安です。 -
野菜炒め定食770円。とても美味しいです。
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唐揚げ定食770円。
唐揚げのボリュームがすごいです。唐揚げと野菜炒めを半分ずつにしてバランスの良い定食にしていただきます。唐揚げは衣がカリカリで中はジューシーで柔らかく、とても美味でした。 -
お腹いっぱいになって午後の観光スタートです。昭和通りの長いダラダラ坂を登って、漣神社というところに来ました。観光の予定はなかったのですが、ちょっと面白そうなので寄り道します。
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正式名称は正一位漣神社、別名、”天狗の宮”と呼ばれているそうです。境内には背の高い杉の木がたくさん生えています。確かに天狗がいてもおかしくないかも。
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ご祭神は表筒男之命、中筒男之命、底筒男之命。航海の神とされている住吉三神がなぜ山梨県にあるのかよくわかりません。
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カラフルな彫刻が施されています。
よく見ると女神様のようです。これは宗像三女神でしょうか?
神道に詳しくないのでよくわかりませんでした。 -
続いて新屋山神社。
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背の低い鳥居が続く参道が独特の雰囲気を醸し出しています。
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鳥居に架かる縄が引っかかりそうで、腰をかがめて通ります。
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森に囲まれてひっそりとした雰囲気ですが、思ったより参拝者が多いのでびっくりしました。
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小さな神社ですが参拝の行列ができています。
新興宗教の信者並みに熱心にお祈りをささげています。ちょっと気持ち悪いなと思いながら、きれいな拝殿を観光しました。 -
帰ってから調べてみたら「日本一の金運神社」ということで大変有名な神社なんだそうです。神社の大きさに比べて無駄に広い駐車場が完備されていたのはそのためだったのですね。新興宗教並みの熱心な参拝者の姿も合点がいきます。
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さらに調べてみたら最近は境内撮影禁止になっているようです。
神聖な金儲け祈願の場を撮影するなんて、ずいぶんと罰当たりなことをしでかしてしまいました。クワバラ、クワバラ。 -
気を取り直して、北口本宮冨士浅間神社に行きましょう。
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長い参道の途中にあった角行の立行石
富士講の開祖角行東覚が極寒の中、裸で石の上に爪立ち三十日の荒行を行ったそうです。全身から血を噴き、里人の勧めで行を止めたとのこと。
里の人もさぞ迷惑だったことでしょう。 -
仁王門礎石
神仏混淆の時代に建てられていた仁王門の礎石が残っています。 -
たぶんこのうちのどれかが仁王門の礎石なのでしょう。
全部そうなのかも。 -
きれいな川が流れています。
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川にかかる橋を渡って境内に入ります。
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随神門
装飾が多くて華やかです。 -
手水舎。
富士山の溶岩から削り出された巨大な水盤石に立つ青銅の龍の口からは、富士信仰の霊場である富士八海の一つ、泉水から引き込んだ霊水が流れています。 -
豪華な屋根です。
竜や獅子がぎっしり彫られています。 -
冨士太郎杉。
樹齢1000年くらいあるそうです。 -
根の張り方がすさまじいです。
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拝殿も大変豪華です。
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大きな天狗のお面が飾ってあります。
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なんだか色々と飾ってあります。他の神社とはちょっと感じが違います。
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拝殿、本殿の裏側に回ると、恵比寿社があります。
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左側の鯛を抱えているえびす様は、左甚五郎の作と伝えられているそうです。
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井田浅行藤開翁之像
丸藤宮元講社という富士講の先達の方らしいです。丸藤宮元講社とは東京高田馬場に今なお残る富士講なんだとか。
ずいぶん老け顔の二宮金次郎だなと笑いながら写真を撮っていました。大変失礼いたしました。 -
富士夫婦檜の先には諏訪神社があります。
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入り口には真っ赤な富士山の形をした神輿がありました。吉田の火祭りで使うものらしいです。
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富士山信仰の持つパワーがそのまま形になったような、迫力満点の神社でした。
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参道を歩いて自転車置き場に戻ります。
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国道138号沿いを走ります。この通りは大型トラックなどがかなりのスピードで走っている道路なのでサイクリングには適していません。
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上吉田郵便局という古い建物がありました。1963年に開業したそうです。現在は別の場所に移転しています。
建物全体を写すには道路を渡る必要がありますが、交通量が多くて面倒ですからそのまま先に進むことにしました。 -
江戸・明治にかけて「御師(おし)の町」と呼ばれたエリアに来ました。御師とは、富士講信者たちの参拝の手配など、面倒を見る人達の事です。彼らは自宅を宿泊所として提供していました。
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所々に古い家が残っています。
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なんだかおもしろい飾りがありました。
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御師町 お休み処
お土産品なども少しありました。 -
その隣に御師住宅(旧外川家住宅)があります。内部見学ができるので入って見ます。
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入り口はせまいです。
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中に入ると奥行きがあって、かなり広いことがわかります。
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富士講で富士山を訪れた人はこのような御師の家に泊って参拝の準備を整えたそうです。
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今まで見た日本の古い建築とは少し感じが違います。
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とにかく奥へ向かって長細く続いています。増築を続けて大きくなったようです。
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なかなか見ごたえのある家でした。
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河口湖にやってきました。
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最後の観光スポット、冨士御室浅間神社にやってきました。
正面から入りたかったのですが、入り組んだ集落の道を進むうちに河口湖畔の方へ出てしまいました。
仕方がないので裏から入ります。 -
こちらは里宮。
村上天皇により天徳2年(958年)に氏子の祭祀の利便のため河口湖の南岸に創建されたものです。 -
現在の社殿は、1889年(明治22年)に再建されたもの。
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冨士御室浅間神社は富士山山中最古の神社といわれているようです。
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足元には「不老」と「長寿」と書かれています。
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完全に逆ルートでお参りします。
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百福の龍宝珠。
なんだかすごいご利益がありそうです。 -
牛
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馬
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こちらは本宮。
1973年に里宮へ隣接する地へ移されてきました。 -
もともと本宮は富士山二合目あったそうで、現在そこには奥宮が立っているとのことです。
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本宮は文武天皇3年(699年)に藤原義忠によって創建されたと伝えられています。
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入口の鳥居までやってきました。狛犬がとても大きくて立派です。
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鳥居もでかいです。
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境内の図
本宮は富士山を背に、里宮は河口湖を背に建っています。 -
随神門もカラフルで面白いです。
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一応鳥居から里宮まで歩きなおしてきました。
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自転車を置いた裏口まで戻ります。
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里宮の裏の林にいくつかお社が立っていました。
富士山エリアでは訪れる神社のほとんどが浅間神社なので、お稲荷様は隅っこに追いやられています。 -
旅の終わりは河口湖畔のサイクリングです。
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爽やかな秋晴れで楽しいサイクリングです。
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金ぴかの恵比寿様がいます。
あまり興味を引くものではなかったのでそのまま素通りしました。 -
本当に久しぶりの富士山観光でしたが、徒歩とサイクリングでじっくり観光してみると、案外面白い場所が多いということに改めて気づきます。
自然と歴史と文化がギュッと詰まったエリアでした。 -
サイクリングでかなり足が疲れました。
幸運にも帰りの電車は全部座ることができました。浅間神社の御利益があったのでしょう。 -
これにて1泊2日の富士山旅行は終了です。
次に富士山に来るなら、静岡県側を回ってみようと思います。
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旅行記グループ 2021年10月3日~4日 富士山・河口湖旅行
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