フランスのローヌアルプ地方の旅で、エクス・レ・バン Aix Les Bainの町に滞在し、この町の他にシャンベリー Chambery及びアヌシー Annecy観光に出かけました。<br />スケジュールの概要は次の通りです：<br />6/25(土) 　空路で成田からジュネーブに飛び、ジュネーブﾞで一泊<br />6/26(日) AM ジュネーブより列車でエクス・レ・バンに移動 PM エクス・レ・バン観光 <br />6/27(月) 終日シャンベリー観光（エクス・レ・バンより日帰り） <br />6/28(火)終日ブルジェ湖対岸のサヴォア地区葡萄畑を巡るサイクリング <br />6/29(水) 　　　アヌシー観光（エクス・レ・バンを出発し、アヌシー立ち寄り後シャモニーに移動） <br />「エクス・レ・バン」は、フランス第2の温泉リゾートです。年間5万人もの湯治客が訪れるそうです。リューマチや骨粗しょう症などに効能があるそうです。<br />私は、その温泉保養施設のひとつである”Mercure Thalassa Aix les Bains Acquaviva 2M”と言うホテルに、4日間滞在しました。<br /><br />「シャンベリー」は、サヴォア県の県庁所在地です。<br />歴史をたどると、サヴォア公国がフランス、イタリア、スイスに跨るアルプス山脈の地域を支配した中世においては、シャンベリーが首府でした。シャンベリーの帰属がフランスとなったのは1860年だそうです。11世紀に建造されたサヴォイア伯爵家の城が今でも残っています。<br /><br />「アヌシー」は、オート・サヴォワ県の県庁所在地です。<br />ジュネーブの南約43kmに位置する観光保養地であり、美しい運河やアヌシー湖、アルプスの山々の風景が人気で、その光景から「フランスのベニス」という呼び名もあります。<br />アヌシーの高台には1219年に建てられたアヌシー城があり、内部は博物館になっています。<br /><br />今回は、アヌシー観光の体験談を綴ります。<br />

ローヌアルプ地方の旅（３）アルプスに抱かれた湖と運河の街、アヌシー

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2005/06/29 - 2005/06/29

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#お城めぐり

Masakatsu Yoshidaさん

フランスのローヌアルプ地方の旅で、エクス・レ・バン Aix Les Bainの町に滞在し、この町の他にシャンベリー Chambery及びアヌシー Annecy観光に出かけました。
スケジュールの概要は次の通りです：
6/25(土) 　空路で成田からジュネーブに飛び、ジュネーブﾞで一泊
6/26(日) AM ジュネーブより列車でエクス・レ・バンに移動 PM エクス・レ・バン観光
6/27(月) 終日シャンベリー観光（エクス・レ・バンより日帰り）
6/28(火)終日ブルジェ湖対岸のサヴォア地区葡萄畑を巡るサイクリング
6/29(水) 　　　アヌシー観光（エクス・レ・バンを出発し、アヌシー立ち寄り後シャモニーに移動）
「エクス・レ・バン」は、フランス第2の温泉リゾートです。年間5万人もの湯治客が訪れるそうです。リューマチや骨粗しょう症などに効能があるそうです。
私は、その温泉保養施設のひとつである”Mercure Thalassa Aix les Bains Acquaviva 2M”と言うホテルに、4日間滞在しました。

「シャンベリー」は、サヴォア県の県庁所在地です。
歴史をたどると、サヴォア公国がフランス、イタリア、スイスに跨るアルプス山脈の地域を支配した中世においては、シャンベリーが首府でした。シャンベリーの帰属がフランスとなったのは1860年だそうです。11世紀に建造されたサヴォイア伯爵家の城が今でも残っています。

「アヌシー」は、オート・サヴォワ県の県庁所在地です。
ジュネーブの南約43kmに位置する観光保養地であり、美しい運河やアヌシー湖、アルプスの山々の風景が人気で、その光景から「フランスのベニス」という呼び名もあります。
アヌシーの高台には1219年に建てられたアヌシー城があり、内部は博物館になっています。

今回は、アヌシー観光の体験談を綴ります。

エリア

アヌシー(フランス)

旅行の満足度: 4.5

観光: 5.0

グルメ: 4.5

交通: 4.5

同行者: 一人旅

一人あたり費用: 30万円 - 50万円

交通手段: 鉄道船徒歩

航空会社: オーストリア航空

旅行の手配内容: 個別手配

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旧市街 Vieille Ville沿いに流れるティウー運河 Canal duThiouです。

中州に建っている石造りの堅固な建物は、アヌシーのシンボルと言われるパレドリル Palais de l’Ileです。
パレドリルの最も古い部分は12世紀に遡るそうです。この建物は船の形をしていますが、過去には牢獄と使われたり裁判所となったりしたこともあります。

　　　
運河沿いには、おしゃれなレストラン街があります。

この町は中世の頃に栄えたサヴォア公国の首府でしたので、ティウー運河沿いには、中世のたたずまいを偲ばせる旧市街が残っています。

私は、この旧市街を暫らくブラブラしながらタイムスリップの幻覚を味わった後、運河沿いのレストランで昼食をとりつつ、異国情緒を楽しみました。
同じく旧市街です。
旧市街から見て丘の上に聳えるアヌシー城 Chateau d'Annecy

このお城のシンボルであるペリエールの塔 la Tour Perrièreの塔も見えますが、この塔は1445年に建造されたものです。
　　
アヌシー城の創立時期は判然としませんが、12世紀の始めには既に存在していた様です。当初はジュネーブ家の居城でしたが、15世紀初頭にサヴォア家の手に渡り、お城の増築が進みました。
（丘の上に聳えるラ・ヴィジタシオン寺院 Basilique de la Visitationの尖塔　
　　　
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近くから見たアヌシー城
アヌシー城は、現在は博物館となっています。

この地域の13世紀から近世に至る美術品、家具、家屋のモデルなどが展示されています
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アヌシー湖 Lac d'Annecyの遊覧船
私は、旧市街の近くにあるヨーロッパ公園の港に向かい、そこから出航する遊覧船に乗ってみました。

アヌシー湖」はヨーロッパで最も透明度が高くコバルトブルーの水面が美しいことから別名「サヴォワの宝石」と例えられているそうです。
　　　　
　　　
船上から見たアルプスの山々
アヌシー湖は、東西2.5kmの幅ですが、南北には16kmに亘って細長く伸びています。東側には、標高2,000m級の山々が連なっています。　
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船上から見た古城の景色。その古城は、デュアン城 Chateau de Duingtです。
デュアン城が創建されたのは11世紀ですが、現在の姿となったのは17-19世紀の時期だそうです。

アルプスの山々と落ち着いた調和をなす歴史的遺産を眺めつつ、約1時間のクルージングを楽しみました。