2度目のザ・リッツ・カールトン東京　さよなら東京タワービュー

2021/09/10 - 2021/09/12

東京エディション虎ノ門の全館貸切による旅程の変更の際に日程を譲れなかったのが、ガストロノミージョエル・ロブションでのバースデイディナーでした。きっかり2ヶ月前、０時を跨いだ瞬間に予約をしてようやく立てる（座れる？）憧れのレストラン。

そこで、その日に東京に滞在することを前提にまだまだ行ったことないホテルを色々考えましたが、立地と完全予約保証が効くという理由でザ・リッツ・カールトンに去年に続いて2度目のお邪魔をさせて頂くこととしました。
当初はエディションの担当の方がリッツの振替予約をして下さいました。エディションの予約はロフトテラスとやや高めのお部屋だったので、リッツはクラブフロアかなと一瞬期待しましたが、予約した料金が振替の基準となるのか同じくらいのお値段だった最もベイシックなお部屋となりました。しかし出発前にリッツのサイトを見ると、同じ部屋でシャンパンボトル付きのプランがより安値で出ていたので担当の方に断って自身で予約をしました。なお、それでも完全予約保証は適応されるようで200ドルの割引は効きました。（9万ポイントの付与は今の所まだです・・いつになるかは分からないそうです・・・）

エリア 六本木(東京)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

アアルトから3時間程でリッツに到着。
玄関からドアマンのアテンドを受けロビーへ、さすがスムーズです。

その時のドアマンとは滞在中良くお会いしましたが、名前も覚えてくれていて体調も気遣って頂き弱った心に染み入りました。

お部屋は東京タワー側にUGでした。お部屋まで案内してくれたスタッフが東京タワーも見えなくなるから部屋の名称変更（トーキョーデラックスルームに変わってました）やHP写真の撮り直しをしないといけないと少し寂しそうに仰っていました。

確かに昼間見ると東京タワーはもう分かりにくいです。

かわいい誕生日のお祝いスイーツです。
当日2個だけ食べて残りは翌日の楽しみにしていたら清掃の時に片付けられていました。とても残念。

このベッド好きだなぁ
この旅でリッツのベッドが一番安眠できました。

驚いたことに六本木の森タワーのすぐ上を飛行機が飛んでいくではありませんか。このルートを飛ぶ飛行機から東京を見てみたい。

お腹も回復してきたので夕食は、熱気の過ぎたオリンピックスタジアム近くのスリランカ料理・パンダラランカへ。入り組んだ路地を歩くのも楽しかったです。
スパイシーで、大量の汗を拭き拭き食べました。

お部屋に戻ってくると東京タワーがライトアップされ昼よりはっきり見えていました。まだかろうじて先の方が出ていますがもう少しで完全に見えなくなりそうです。見納めです。
目の前にできるアマンレジデンスからはどんな感じで見えるのでしょうか。

朝ごはんはザ・タワーズで。去年のクラブラウンジと特に遜色はない丁寧さとお味でした。美味しかったですがでもパンはやはり冷め気味。

妻は洋食が頼めるホテルではエッグベネディクト（オランディーヌソース別添え）を食べ比べしていました。

お水を飲むグラスの縁が少し欠けていましたとお手紙を書いていたら謝罪の手紙とともにチョコレートが置かれていました。逆に申し訳ない感じです。

今回、色々とルームサービスのお世話になりましたが、すごく丁寧で安心感ある対応でした。ホテルではよく寝れて憂いなく過ごせる、それが一番大切だと感じました。

いよいよクライマックスのジョエル・ロブションへ。軽く緊張します。。
レストランはノンアルコールなのでお部屋で補充していきます。乾杯！！

洋館の中はあらゆるところがキラキラしておりました。

パンまつり
一応食べ放題ですがまだまだ先があるのでセーブ・・

ジョエル・ロブションのシグネーチャー
（自分的副題をつけてみました：ツブツブがいくつあるかちゃんと数えてから食べること！）

お味も良かったのはもちろんですがそのプレゼンテーションに感動しました。
ドリンクはノンアルコール、シャンパン、赤白ワインをお願いしましたがやはりアルコールありとはお味が違いました。

「茨城県産フルーツトマト　コンフィにしバジリックと共にマリネ、トマトとモッツァレラチーズのジュレを添えて」
（副題：太陽と漆黒の宇宙に輝く星々）

「茄子　さまざまな調理法で仕上げ　色とりどりの野菜のクーリと共に」
（副題：ここから始まるナスのシンデレラストリー）

今までナスを何となく軽く見ていました・・ごめんなさい・・

「シャラン産鴨　フォアグラとのデュオ　チェリーのコンポートを添えて」
（副題：最高の相棒見～つけた！）

最も品数の少ないコースでしたがここまででもうお腹いっぱいでした。

チーズ

何気にチーズの美味しさに感動しました。

（無料の）誕生日プレート
（副題：3Dメガネをかけて）

有料の可愛いケーキもつけている人もちらほらお見かけしました。

「パッションフルーツのスフレ　エキゾチックフルーツのマチェドニアとソルベと共に」
（副題：パッションさら、エヴィバディパッション♪）

これだけ食べに通いたい・・

デザートのおみこし　その１
デザートは別腹とよく言いますが、その別腹もいっぱいになるくらいのデザートの量でした。

デザートのおみこし　その２
あっという間の3時間でした。

下世話な話ですがトイレに一回も立たずに過ごした自分を褒めてあげたいです。

写真を見返すだけでも感嘆の溜息とヨダレが出てきます（笑）

サービスも堅苦しすぎず意外にも緊張せずに過ごせました。
初めてロブション。その感動体験後の感想は、料理の美味しさもさることながら6品とかのフルコースを注文して食べる人の胃袋の懐の深さ（もちろん財布の懐も深くないとダメですが）です。マジで尊敬します。

お部屋に帰ってきたら、あらかじめ送っておいたプレゼントとお願いしていた花束とともにタオルケーキ、タオルベアーがベッドの上にセットされていました。
ありがとうございました。

翌朝の朝食は和食にしました。

和食なのにオススメに負けて追加でフレチトーストもいただくという・・明らかに食べ過ぎ。

六本木ヒルズに行きました。
グランドホールフーズでお買い物、妻の目的地です。

お部屋からエディション虎ノ門が見えたので写真を撮ってみました。
実際にレンタル自転車で1階の玄関に行ってみましたが、「プライベートで貸切のため立ち入りできません」的な案内があり締め切られていました。
果たしてどこのどなたが貸し切っていたのでしょうか。謎のままです。

浴室の時計
クラブフロアではリッツのライオンマークが付いていましたがここではマークなし。他はアメニティーのサイズなどに少し違いがありました。

でもリッツに泊まっているという満足感は、快適なお部屋と安心のサービスの上にあるのでどのレベルの部屋でも同じな気がします。

名残惜しいですがシンデレレラタイムももう終わり、現実に戻らなくてはなりません。
でも最後に、特典の3000円ホテルクレジットもあったので無事に旅を終えることをワインで乾杯しました。

HNDにて

HND-FUK
宗像のあたりですかね。
空港でPCR検査を行い結果は陰性で、道中気をつけてはいたもののホッとしました。

各地のお土産の品。思い出とともに楽しんでいます。会津塗りのお箸が使い勝手良いです。

先日放送していた「マスカレイドホテル」を見ていたら、長澤まさみ演じるホテルマンが「ある意味お客様は仮面舞踏会を楽しむためにホテルに来ておられる、ホテルマンはその仮面を剥がそうとしてはいけない」と言っていました。本当その通りだと感じましたが、ホスピタリティーのあるホテルというのは、お客が最初被っていた仮面を滞在中に剥がすのではなく自ら外して素の自分に戻してくれる力があるのではと思います。

今回ラグジュアリーコレクション、エディション、リット・カールトン、アアルトとどれも素晴らしいホテルに宿泊させて頂きました。この中で、快適、安定、コストを考えると今の自分に一番しっくりきたのは2度目となるリッツ・カールトンでした。限られた日程の中で「初めて」と「2度目」のどちらを優先するか、、難しいしかし幸せな悩みです。

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独り善がりな旅行記を最後まで読んでいただきありがとうございました。伊良部島道の脇に咲いていた爽やかなお花の写真で締めさせて頂きます。