2016/08/18 - 2016/08/18
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エンリケさん
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2016年夏休みのスウェーデン~フィンランド旅行7日目後半。
フィンランドの首都ヘルシンキにて、世界遺産のスオメンリンナ島を訪問した後は、本土に戻って美術館巡り。
デザイン博物館、アテネウム美術館、現代美術館キアズマと回っていきます。
特にアテネウム美術館では、フィンランド独立前の民族主義が高まりを見せる時代に活躍したアクセリ・ガッレン=カッレラやエーロ・ヤルネフェルトらの作品を鑑賞。
どの作品もフィンランドの民族叙事詩カレワラや、静かな自然の風景が美しい筆致で描かれており、まさにフィンランド美術の殿堂というにふさわしい美術館でした。
<旅程表>
2016年
8月12日(金) 羽田(フライトキャンセル)
8月13日(土) 羽田→北京→ストックホルム
8月14日(日) ストックホルム
8月15日(月) ストックホルム→ヴィスビュー(ゴットランド島)
→ストックホルム
8月16日(火) ストックホルム→
8月17日(水) →トゥルク→ヘルシンキ
〇8月18日(木) ヘルシンキ
8月19日(金) ヘルシンキ→タリン→ヘルシンキ
8月20日(土) ヘルシンキ→
8月21日(日) →上海→成田
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 船 徒歩
- 航空会社
- 中国国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
8月18日(木)
13時45分、スオメンリンナ島にある軍事博物館の見学を終了。
これで島内の主要な観光スポットはあらかた見終わったので、これからヘルシンキ本土に戻ることにします。軍事博物館 博物館・美術館・ギャラリー
-
14時、タイミングよく入港してきた船に乗り、島を発ちます。
出発すると、島の姿はあっという間に遠くに。
さらば、スオメンリンナ島。スオメンリンナの要塞 建造物
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船が進んでいくに従い、ヘルシンキの街がだんだんと近づいてきます。
-
そして14時15分、ヘルシンキの象徴、ヘルシンキ大聖堂が近づいてきて、船は港に着岸。
さて、これからヘルシンキ本土の観光を楽しみますか。スオメンリンナ島行きフェリー乗り場 船系
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・・・と、その前に、腹ごしらえを。
14時20分、港に隣接するマーケット広場(Kauppatori)では、たくさんの屋台が立ち並んでいるので、ここで昼食。マーケット広場 (カウッパトリ) 市場
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早速シーフードを扱っている屋台に入り、魚介の盛り合わせ(Fish Mix)を注文(15ユーロ=約1,800円)。
こんなイカリングやサーモン、野菜の茹で物が山のように積まれて出てきました(笑)。 -
あわせてサーモンスープを注文(7.5ユーロ=約900円)。
さすが看板メニューになっているだけあって、とろけるような美味しさで、海風で冷えた体がだいぶ温まりました。
しかし屋台で合計2,700円とは、チト高いかな・・・。 -
15時、たらふく食べた後は、ヘルシンキ本土の観光開始。
まずは世界に誇るフィンランドデザインを集めたデザイン博物館を目指し、エスプラナーディ公園脇の通りを南下していきます。
さすがデザイン博物館に通じているだけあって、このあたりはデザイン性豊かな建物が連なる何とも洒落た街並み。 -
15時05分、目指すデザイン博物館に到着。
建物自体も洒落た感じのデザインですね。
ちなみに写真右下に停まっている車も、どこのメーカーのものなのか、何気にオシャレ。
【デザイン博物館HP】
https://www.designmuseum.fi/en/デザイン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
入館料10ユーロ(約1,200円)はヘルシンキカードで無料に。
早速館内を見学していきます。
こちらはフィンランドデザインの巨匠、アルヴァ・アアルト(Alvar Aalto、1898-1976年)がデザインした各種椅子(1930年代)。
普段何気なく使う椅子でも、こうしてみると様々なデザインのものがあって、アアルト作品はいずれも、木の温かみや曲線がうまく表現されているものですね。 -
こちらは1937年から1948年にかけての食器類。
Arabiaのオルガ・オソル(Olga Osol、1905-94年)やミハエル・シルキン(Michael Schilkin、1900-62年)デザインのカップなど。
いずれも時代を感じさせない、普遍性を感じさせるデザインの製品ですね。 -
1952年から1958年にかけてのヌータヤルヴィ(Nuutajarvi)社のカイ・フランク(Kaj Franck、1911-89年)、そしてイッタラ(iittala)社のティモ・サルパネヴァ(Timo Sarpaneva、1926-2006年)デザインのグラスなど。
いずれもオシャレで生活を豊かにしてくれそうなデザインの製品です。 -
フィンランドの建築家、ヴァルター・ユング(Valter Jung、1879-1946年)の食器棚(Cupboard、1903年)。
北欧っぽさを感じさせるデザインの作品です。 -
この部屋にも様々なデザインの椅子がいっぱい。
手前は1968年に製作されたバブルチェア(Kupla(Bubble))。
こういうのを眺めているのも頭の中が刺激されていいものですね。 -
こちらはそのバブルチェアに座るフィンランド第8代大統領のウルホ・ケッコネン(Urho Kaleva Kekkonen、1900-86年)。
1956年から26年近くも大統領を続け、専制的とも評された人物ですが、こうしてみると、なかなかユーモラスなおじさんに見えますね。 -
ちなみにこのデザイン博物館、トイレ標識もこのようにデザイン性にあふれるものとなっています。
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・・・以上でデザイン博物館の見学を終了。
時刻は16時、ざっくりと見て約1時間の所要時間でした。
続いては、通りを北上して、ヘルシンキ中央駅近くにあるアテネウム美術館を目指します。 -
デザイン博物館の外へ出てきました。
目の前には、入館時には気が付かなかった二本の尖塔を持つ巨大な建物が。
1888年から1891年にかけて建設されたというルター派の教会、聖ヨハネス教会(Johanneksenkirkko)です。ヨハンネス教会 寺院・教会
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聖ヨハネス教会には立ち寄らずにそのままてくてくと通りを北に向かって歩いて行き、16時30分、アテネウム美術館に到着。
フィンランド民族運動が高まりを見せる時代の1887年に開館した、重厚な外観を持つフィンランド最大規模の美術館です。アテネウム美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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入館料13ユーロ(約1,560円)はヘルシンキカードで無料となり、早速作品鑑賞開始。
まず最初の間はこんな大広間。
広々としていて、照明も明るく、ゆったりと鑑賞できます。 -
作品はこんなふうに集中して掲げられていますが、中には有名な画家のものも混ざっているので、うっかりと見過ごせません。
ちなみに右から2枚目の紫色の服を着た女性の肖像は、ロシアの移動派の画家、イリヤ・レーピン(Ilja Repin、1844-1930年)の“ナタリア・ノルドマンの肖像”(Portrait of Natalia Nordmann、1900年)。
そして右下は、1903年に描かれた同画家とナタリアの2ショットでの肖像。
ヘルシンキ生まれのロシア人、ナタリア・ノルドマンは、1900年にレーピンと知り合い、彼のパートナーになったといいます。 -
フィンランドの写実主義の画家、ペッカ・ハロネン(Pekka Halonen、1865-1933年)の“カレリアの開拓者”(Pioneers in Karelia、1900年)。
彼はパリに出て美術を学び、タヒチから帰国したばかりのポール・ゴーギャンの指導も受けたそうで、この絵にもどことなくゴーギャンの影響が感じられるところです。 -
こちらはフィンランドで最も有名な画家の1人、アクセリ・ガッレン=カッレラ(Akseli Gallen-Kallela、1865-1931年)の“トゥオネラ川の畔で、ユセリウスの墓のフレスコ画のための習作”(By the river of Tuonela, study for the Jusélius Mausoleum Frescos、1903年)。
この世のものとは思われないこの奇妙な情景は、幼くして亡くなった実業家の娘の墓碑として描いたものの習作。
川は死を意味しており、舟に乗ることは死出の旅を暗示しているのだとか。
日本でいう三途の川のようなものでしょうか。 -
こちらもガッレン=カッレラの“アイノ神話の三面画”(Aino Myth, Triptych、1891年)。
フィンランドの民族叙事詩カレワラを題材にしたもので、白い髭を伸ばした屈強な老人である主人公のワイナミョイネンが、乙女であるアイノに求婚し、彼女はそれを拒んで海に身を投じるというもの。
どんな知性や力を持っていても、人の心だけは思うままにできないという教訓でしょうか。
ガッレン=カッレラは妻Maryをモデルにアイノを描いたとか。 -
同じくガッレン=カッレラのカレワラを題材にした作品、“クッレルヴォの呪い”(Kullervo, Cursing、1899年)。
不幸な生い立ちの少年クッレルヴォは牧童として預けられたが、意地悪な主婦にパンに石を入れられ、昼になり飯を食おうとすると、パンの中に石が入っていて父の形見の小刀を折ってしまう。
彼は怒って牛を殺し、代わりに熊と狼を牛に歌い変え、それを連れて戻った。
主婦は牛の世話をしようとしたところ、姿の戻った熊と狼に襲われて死んだ・・・という話。
こちらも因果応報や子どもの育て方を誤らないようにとの教訓が込められた話となっているところです。 -
こちらはフィンランド人画家、ロバート・エクマン(Robert Wilhelm Ekman、1808-73年)の“イルマタル”(Ilmatar、1860年)。
同じくカレワラを題材にした作品で、イルマタルとは主人公の老人ワイナミョイネンの母のこと。
神的なものにあたる“大気の乙女”(a virgin spirit of the air)とされていますが、海に降りてワイナミョイネンを生むこととなります。 -
フィンランドの彫刻家、ヘイッキ・ヴィロライネン(Heikki W. Virolainen、1936-2004年)の“マリヤッタ”(Marjatta、1965年)。
民族叙事詩カレワラの最後に登場する人物で、彼女が処女懐胎して産んだ子どもに主人公のワイナミョイネンがなじられ、彼が海の彼方に旅立ったところで物語は終焉を迎えます。
名前から分かるとおり、“マリヤッタ”とはキリスト教の聖母マリアを指し、世界をキリスト教へと受け継ぐところで民族叙事詩カレワラの役目は終わることとなります。 -
こちら、中央の子どもをあやす白い衣装を着た女性は、フィンランドの写実主義の画家、アルベルト・エデルフェルト(Albert Edelfelt、1854-1905年)の“ブランカ王妃”(Queen Blanca、1877年)。
中世の北欧を舞台にしたツァハリアス・トペリウス(Zacharias Topelius、1818-98年)の童謡、“リダ・ランカ”(Rida ranka)に題材をとった作品で、ブランカとは現ベルギーのナミュール出身のノルウェー・スウェーデン王妃(在位:1335-63年)。
多くの説話や歌が伝わるなど活動的な王妃だったそうで、その息子ホーコン(Håkon)はデンマークの王女マルグレーテと結婚し、北欧諸国の同君連合である“カルマル同盟”(1397-1523年)につながっていくことになります。 -
フィンランドの象徴主義の画家、ヒューゴ・シンベリ(Hugo Simberg、1873-1917年)の“揺り椅子に座るアニ・ブレーメル”(In the Rocking Chair, Anni Bremer、1908年)。
象徴主義らしく、女性の表情にちょっぴり不気味さを感じる作品となっているところです。
しかし北欧人は昔から椅子が大好きなのですね(笑)。 -
フィンランドの風景画家、ヴェルネル・ホルムベリ(Werner Holmberg、1830-60年)の“クレ急流”(The Kyrö Rapids、1854年)。
若くして亡くなった彼の作品の中で最初に評価された作品で、フィンランドではとても有名な風景画だとか。 -
フィンランドの女性風景画家、ファニー・チャーベリ(Fanny Churberg、1845-92年)の“日没後の冬の風景”(Winter Landscape, after the sunset、1880年)。
こちらもまた、フィンランドの自然の豊かさを感じさせる作品となっています。
それにしても、トゥルク美術館でもそうでしたが、北欧では昔から女性の芸術家が活躍していると感じますね。 -
こちらは肖像画のコーナー。
右はアフロことイタリア人画家のアフロ・リビオ・バサルデラ(Afro Libio Basaldella、1912-76年)の“アイルートまたはヘラルド”(Airut or Herald、1949年)。
キュビスムの影響が見られる作品となっているところです。
中央下はフィンランドの女流画家、ヘレネ・シャルフベック(Helene Schjerfbeck、1862-1946年)の“自画像”(Self-Portrait with Red Spot、1944年)。
ここでも女性画家が登場です。 -
こちらはムーミンの作者としてもお馴染み、トーヴェ・ヤンソン(Tove Jansson、1914-2001年)の“不思議な風景”(Mysterious Landscape、1930年)。
ヤンソン16歳の時の作品で、既にシュールな雰囲気が漂う作品となっています。
後のムーミン谷の景色につながる・・・かな? -
こちら、上はフィンランドの女流画家、グレタ・ヘルフォルス=シピラ(Greta Hällfors-Sipilä、1899-1974年)の“聖ヨハネス教会”(St.John's Church、1918年)。
下はあのマルク・シャガール(Marc Chagall、1887-1985年)の“マンドリンを弾く人”(The Mandolin Player、1914年)。
ヘルフォルス=シピラはマティスやシャガールの影響を強く受けたそうで、どちらかというと上の作品の方がシャガールぽいですね。
シャガールの作品の方は、故郷ベラルーシのヴィテブスクで、兄弟のDavidをモデルに描いたものだそうです。 -
フィンランドの画家、イルマリ・アアルト(Ilmari Aalto、1891-1934年)の“ベル”(The Bells、1914年)。
こちらもキュビスムの影響を受けた作品となっています。 -
フィンランドの彫刻家、ヴァイノ・アアルトネン(Wäinö Aaltonen、1894-1966年)の“花崗岩製の少年”(Granite Boy I、1917-20年)。
少々不気味さの漂う作品となっていますね。 -
こちらはご存知、フランスのポスト印象派の画家、ポール・ゴーギャン(Paul Gauguin、1848-1903年)の“豚と馬のいる風景(ヒヴァ・オア)”(Landscape with a Pig and a Horse(Hiva Oa)、1903年)。
“Hiva Oa”とはゴーギャンが晩年に移住したマルケサス諸島の島のこと。
ゴーギャン最晩年の作品ですが、こんな絵がこんなところにあるものですね。 -
フランスの彫刻家、エミール=アントワーヌ・ブールデル(Émile-Antoine Bourdelle、1861-1929年)の“ペーネロペー”(Penelope、1905-12年)。
ペーネロペーとはギリシャ神話に登場するオデュッセウスの妻で、トロイア戦争に出陣した夫の帰りを20年もの間待ち続けた、貞淑の象徴としてみなされる女性。
ブールデルは上野の国立西洋美術館の庭にある“弓をひくヘラクレス”でも有名な彫刻家ですよね。
【国立西洋美術館~弓をひくヘラクレス】
https://collection.nmwa.go.jp/artizeweb/search_7_detail.php -
最初の大広間に戻ってきて改めて壁に掛かっている作品群を眺めてみると、たくさんの絵の中に混ざって、さりげなくムンク(Edvard Munch、1863-1944年)の作品が。
こちらは“水浴する男たち”(Bathing Men、1907-08年)。
バルト海沿岸に位置するドイツの保養地、ヴァーネミュンデ(Warnemünde)での一場面を描いた作品で、の裸の男たちは地元のライフガードだとか・・・。
何ともすごい格好で見回りをするものですよね(笑)。 -
こちら、上は先ほども出てきた写実主義の画家、アルベルト・エデルフェルトの“岸辺で遊ぶ少年たち”(Boys Playing on the Shore、1884年)。
下はスウェーデンの画家、アンデシュ・ソーン(Anders Zorn、1860-1920年)の“野外で水浴びをする少女たち”(Girls Bathing in the Open Air(Outdoors)、1890年)。
いずれも陽の光の当たり具合といい、雰囲気といい、夏らしい作品となっています。 -
こちら、上はフィンランドのポスト印象派の画家、ヴェルナー・トメ(Verner Thomé、1878-1953年)の“水浴する少年たち”(Bathing Boys、1910年)。
フランスの画家、ジョルジュ・スーラ(Georges Seurat、1859-91年)が編み出した“点描法”を用いた作品で、その直系とも言うべきポール・シニャック(Paul Signac、1863-1935年)の“アンティーブ”(Antibes)が下に参考として掲げられています。 -
こちらもアルベルト・エデルフェルトの“子どもの葬送”(Conveying the Child's Coffin、1879年)。
子どもの棺を運ぶという悲しみの中にも、フィンランドの美しい自然を感じさせる名作となっていますね。 -
先ほどもあった象徴主義の画家、ヒューゴ・シンベリの“傷ついた天使”(The Wounded Angel、1903年)。
作者自身も解釈を拒否していて、どことなく人を不安にさせる絵画ですが、フィンランドでは最も人気がある絵のひとつだとか・・・。
皆、誰しも心に傷を抱えていることの証なのでしょうかね。 -
こちらはフィンランドの写実主義の画家、エーロ・ヤルネフェルト(Eero Järnefelt、1863-1937年)の“賃金奴隷(焼畑農業)”(Under the Yoke(Burning the Brushwood)、1893年)。
リアリズムに立って貧しい人々を描いた、ヤルネフェルトの最も有名な作品のひとつと言われています。 -
さて、別フロアでは、米国の女流画家アリス・ニール(Alice Neel、1900-84年)の企画展が開催されていたので、そちらにも入ってみます。
こちらは企画展のポスターにもなっていた、“エランカ”(Elenka、1936年)という人物を描いた作品。
人物の目や構図など、あえて“非対称性”を強調した作品となっています。
このほかにも、妊娠中の女性のヌードを描いた作品など、独創性あふれる絵画が多数あり、彼女は、“20世紀の最も偉大な肖像画家の一人”とも評されているそうです。 -
続いて現代美術のコーナー。
イタリアの画家、マリノ・マリーニ(Marino Marini、1901-80年)の“白髪頭の霜が・・・(真夏の夜の夢)”(Hoary-headed frosts...(A Midsummer Night's Dream)、1977年)。
シェイクスピアの喜劇、“真夏の夜の夢”を題材にした作品とのことですが、わたしは読んだことがないのでよく分かりません・・・。 -
こちらはフィンランドの女性彫刻家、カイサ・サイッコネン(Kaisa Saikkonen、1925-1981年)の“侍女”(Abigail、1966年)。
ここでも女性アーティストをフィーチャー。
このほか、ヨーロッパの現代女流画家の企画展も開催されていて、あわせて2時間たっぷり、美術鑑賞を楽しむことができました。
このアテネウム美術館、水曜日と木曜日は20時まで開館しているのがうれしいところですね。 -
アテネウム美術館での美術鑑賞を終えて外に出ると、18時30分。
まだまだ、北欧の夏は明るい時間帯です。 -
通りの一角では、クラシックな楽器の演奏隊が。
ヨーロッパではよく見かける光景ですね。 -
18時50分、もうひとつくらい入館できる施設はないかと探して見ると、近くにある“現代美術館キアズマ”がやはり水曜日から金曜日までは20時30分まで開館しているようだったので、行ってみることに。
ヘルシンキ中央駅の西側、マンネルヘイム元帥像の隣に位置する、米国の建築家スティーヴン・ホール(Steven Holl、1947年~)の設計により1998年にオープンした美術館です。
【現代美術館キアズマ】
https://kiasma.fi/ja/ヘルシンキ現代美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
早速入館してみると(入館料12ユーロ=約1,440円のところ、ヘルシンキカードで無料)、最初に出てきたのはこんな羽根の生えた豚(?)。
やっぱり現代美術館というと、こういうところなのね・・・。 -
こちらは韓国人アーティストのチェ・ジョンファ(Choi Jeong Hwa、1961年~)の作品で、“コスモス”(Cosmos(We Are All Flowers)、2014年)。
立体的で巨大な作品が続きます。
【現代美術館キアズマ~Choi Jeong Hwa】
https://kiasma.fi/en/exhibitions/choi-jeong-hwa/ -
こちらのナメクジのようなものは、リオデジャネイロ出身のアーティスト、エルネスト・ネト(Ernesto Neto、1964年-)の“そして愛の精神、ユーベ”(And the Love Spirit yube、2016年)。
ネトはアマゾンの先住民族の文化からインスピレーションを得ることが多く、その作品は生物の形態をとっているのが特徴とのこと。
やはりこの作品はナメクジがもとになっているのでしょうかね・・・。
【現代美術館キアズマ~Ernesto Neto】
https://kiasma.fi/en/exhibitions/ernesto-neto/ -
以上、1時間少々で現代美術館キアズマの作品鑑賞をざっと終え、20時過ぎ、ヘルシンキ中心部に戻ってきました。
この日は乗ることがありませんでしたが、ヘルシンキは緑色をしたトラムが縦横無尽に走る“トラムの街”。 -
20時を過ぎてもヘルシンキは明るく、ヘルシンキ中央駅はまだまだたくさんの人々で賑わっています。
ヘルシンキ中央駅 駅
-
さて、このあたりで夕食にしようとお店を探しますが、駅周辺のフィンランド料理のお店はどこも満席だったり、ほかはイタリアンなどのありふれた料理だったりで、なかなか決めきれずに街をぐるぐる・・・。
-
そうこうしているうちに21時を過ぎてしまい、結局ホテル近くにあった、ネパール料理のお店、“Mount Everest Vilhola”に決定。
この年のGWにネパールを旅行して、ネパール料理にハマっていたことから選んだものでした。
【Mount Everest Vilhola HP】
https://everestyeti.fi/mount-everest-vilhola/ -
まずはネパールのものではありませんが、黒ビール(Tumma Olut)を注文(6.9ユーロ=約830円)。
うーむ、一日観光した後のビールはやはり最高・・・。 -
カレー一品(16.9ユーロ)では物足りないと思い、何となくもう一品(15.9ユーロ)注文すると、でてきた料理はこんな感じ(合計32.8ユーロ=約3,940円)。
ネパールとは比べようもないほどのフィンランド価格でしたが(笑)、食べ切れないほど満腹になりました。 -
最後にチャイ(Nepalilainen Tea)も頼み(3.5ユーロ=約420円)、食事を終えると22時30分。
さすがのフィンランドでも外はすっかり暗くなって、この日はこれでおしまい。
さて、翌日は再びタリンクシリヤラインのフェリーに乗り、エストニアのタリンまで国境をまたぐショートトリップです!
(スウェーデン・フィンランド旅行8日目~エストニアのタリン観光に続く。)
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この旅行記へのコメント (3)
-
- とらぶらあさん 2021/10/26 15:47:33
- ヘルシンキ(。・ω・。)ノ♡
- エンリケさま
アテネウム美術館・軍事博物館、たぶん同じ頃に行きました。
地政学的にも厳しい地域性ゆえの歴史と現在があることを展示から
感じられました。
今のフィンランド人のシャイで穏やかな生活ぶりに触れる旅を又したいなぁとエンリケさまの旅行記を拝見して感じました。
- エンリケさん からの返信 2021/10/31 17:47:28
- 心残りは・・・。
- とらぶらあさん
こんばんは。
ヘルシンキ旅行記にご訪問ありがとうございます。
とらぶらあさんもアテネウム美術館や軍事博物館に行かれたのですね。
フィンランド、現在ではマリメッコやイッタラなど、かわいらしいデザインで女性人気の高い国になりましたが、隣接する強国に長い間支配されてきたことや、現在でも徴兵制があるなど、現地を訪れてふと気づかされることも多かった旅でした。
心残りはサウナに入れなかったことで、またいつか、フィンランドを訪れるようなことがあれば、今度こそは、本場のサウナというものを味わってみたいものですね。
- とらぶらあさん からの返信 2021/10/31 23:58:50
- RE: 心残りは・・・。
- エンリケさま返信ありがとうございます。
サウナですが、宿泊した(高級ではない)ホテル2か所ですがどちらにもありました。
なんだか日本のホテルに大浴場があるように、ヘルシンキではサウナが
あるのが普通なのかと思いました。
とらぶらあさん
>
> こんばんは。
> ヘルシンキ旅行記にご訪問ありがとうございます。
>
> とらぶらあさんもアテネウム美術館や軍事博物館に行かれたのですね。
>
> フィンランド、現在ではマリメッコやイッタラなど、かわいらしいデザインで女性人気の高い国になりましたが、隣接する強国に長い間支配されてきたことや、現在でも徴兵制があるなど、現地を訪れてふと気づかされることも多かった旅でした。
>
> 心残りはサウナに入れなかったことで、またいつか、フィンランドを訪れるようなことがあれば、今度こそは、本場のサウナというものを味わってみたいものですね。
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