高級温泉旅館「伊香保温泉　諧暢楼」の100平米の広すぎる部屋でのんびり過ごす旅～

2021/08/21 - 2021/08/22

こんばんは。今夏は毎年恒例の北海道旅に行くことができず、結果旅の予算が余ってしまいました。そんな中伊香保温泉にある、1泊10万円前後するという超高級旅館「諧暢楼」さんに7万円程度と、この旅館にしては比較的安く泊まれることが判明。1部屋だけで100平米もあるという、余裕のある広さと洒落た雰囲気もあっていつか訪れたいと思っていましたが、それならということで急遽行ってみました。私が今まで泊まった中で一番高かった「雪あかりの路期間の3連休に泊まった、小樽運河が見渡せるスイートルーム（約5万円あまり）」をも上回る温泉旅館は、驚きと寛ぎに満ちている空間そのものといったところで、他の宿とは「別世界」でした。それではしゅっぱつ～

エリア 伊香保温泉(群馬)

伊香保温泉までの道中は、八高線で北上。

JR八高線 乗り物

★13:00
高崎駅からコンスタントに上越線に乗り換え。

高崎駅 駅

渋川駅までは20分強で到着します。

JR上越線 乗り物

そして渋川からはバスに乗り換え、更に移動します。

渋川駅 駅

発車間際の伊香保行きバスは誰も乗っていなかったので、とりあえず乗車しましたが…さらに直前に賑やかな若者グループが乗ってきてうんざり。更にこのレインボーはクーラーの音もとてもうるさく、かなり不快でした。

結局我慢がならなくなってしまい、途中のバス停で下車して少し歩くことに。

★14:25
本来乗るはずだった急行バスを捕まえ、伊香保温泉の石段下までやって来ました。

伊香保温泉の石段街 名所・史跡

ここは昨年5月に訪問済みなので今日はスルー。送迎車を呼びつけて、早く豪華な宿に向かいましょう。

伊香保温泉の石段街 名所・史跡

そしてやって来た宿の送迎車は、新車で買うと1000万円以上する高級車「アウディＡ８」でした。座席はゆったりしていて乗り心地も素晴らしく、超高級旅館らしい送迎車そのものですねぇ。

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

チェックインは部屋まで専属のスタッフさんが同行し、部屋で行われるのでとっても楽です。今回泊まった「茶室付き和室」は100平米の広さということなので、とってもゆったりしています。

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

ウェルカムドリンクの抹茶を頂き、まずはほっと一息…

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

部屋の雰囲気も流石高級旅館といったところで、とにかく落ち着いています。

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

こちらは和室と別に設けられた「茶室」。

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

急須と茶葉も別の場所にちゃんとあるので、ここでゆっくりお茶を頂くことが可能です。

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

そして和室の右手にはソファーのあるリビングスペース。床は石畳となっていて、冬季は床暖房まで入るそう。

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

こちらにはテレビとブルーレイのプレーヤーが備わっています。デフォルトでは自然界の癒しの音が流せるようになっていて、リラックスするのにピッタリ。

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

トイレは男女別等で使えるようにということで、1部屋に2か所あります。しかもそこにあったのはＴＯＴＯの高級ウォシュレット「ネオレストＡＨ１」。これまた高級宿の本領発揮といったところ。

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

洗面所は信楽焼でしょうか。洒落た洗面器が2か所あり、複数人で利用しても大丈夫。（この奥にお風呂がありますが、温泉露天風呂だけで充分だったので使っていません。）

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

そしてリビングの脇から外に出ると…そこはプライベート庭園となっていて、源泉かけ流しの露天風呂まで付いています。

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

時間の経過や天候等で、見る景色が変化していくプライベート庭園。ここに腰掛けてぼーっと過ごすのも最高の贅沢でしょう。

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

茶室の裏には石畳でできた、お洒落な通路までありました。最早部屋の中にあるとは思えないような雰囲気です。

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

石畳の通路を玄関方向に進むと、冷蔵庫とポット等、フリードリンクが置いてあるスペースがあります。

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

フリードリンクにはカセット式のコーヒーやジュース、ミネラルウォーター等があり、事前に飲み物を調達しなくても十分事足りそう。

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

早速風呂上りに桃ジュースを冷蔵庫から出して頂きました～

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

玄関周りの雰囲気も御覧の通りで、普通の旅館の3倍位はありそうな広さです。

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

この諧暢楼は伊香保温泉にある老舗旅館「福一」の別館という扱いになっており、諧暢楼の宿泊者は福一の売店や温泉といった施設も使えるようになっています。

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

ということで本館福一にも探検がてら、ちょっくら行ってみることにしましょう。

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

部屋番号はプライバシー確保の為はっきりとは書かれておらず、行燈に空けられたサイコロの目で判断するという徹底ぶり。諧暢楼の宿泊者以外はここに入ることができないので、とっても静かに過ごせます。

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

そして連絡通路を通り、本館福一旅館に行ってみました。華やかさが売りの諧暢楼よりも高い位置にある為、「眺望」については福一の方に軍配が上がります。

伊香保温泉 福一 宿・ホテル

尚、福一の温泉は消毒ありなので、かけ流しの諧暢楼のお湯には遠く及ばず。移動も面倒なので福一の温泉には1度しか入りませんでした。

伊香保温泉 福一 宿・ホテル

★18:15
夕食は専属のスタッフさんにエスコートされ、7階にある諧暢楼専用の食事処「茶寮」へ。周囲とは完全に隔離された個室なので「3密」とは無縁。
まるで部屋食のようにゆったりと食事を頂けます。

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

まずは前菜からスタート。最初に出てきたのはウニのスフレ。ウニの身を取り出しｔ、そこにスフレを入れるという実に洒落た料理。

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

続いて上州牛のたたき等が登場。肉が美味しい上州ならではのメニューです。

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

お造りはハタや鱧など、普通の旅館ではなかなか登場しない珍しいものでした。

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

こちらは北海道産マス「鱒の助」のムニエル。日本各地から美味しい食材を厳選して取り寄せているようで、見た目にも味にも素晴らしい物ばかりで最高。

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

そして高級食材の「伊勢エビ」を使ったチリソース煮。エビの味がふんだんに溶けだしていてこりゃ美味しい。

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

食事は飯ではなく奈良産の素麺でした。さっぱりとした気分になれますね。

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

食後のデザートは梨。「なし」の縁起が良くないので「有の実」と表現して登場してきました。宿のこだわりが詰まった豪華な夕食、ごちそうさまでした。

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

日が暮れた後の庭園露天を見てみると、これまた素晴らしい雰囲気に変化しているではありませんか。

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

誰にも気を遣わずに、源泉かけ流しのお湯と庭園の景色を独占する最高の贅沢が、ここにあります。

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

ここで一息着こうと「茶室」でお茶を入れて頂いてみることにしました。
茶室の和の雰囲気は、不思議と気持ちが落ち着くもの。のんびりお茶を楽しんでリラックスできました。

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

★8:50
翌朝の朝食は、急ぐ理由もないのでゆっくり堪能。スタッフさんから評判が良いと伺っていたその朝食には、朝にピッタリなあっさりとしたおかずが盛りだくさん。
新潟産無農薬米を使ったごはんが進みました。

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

食後は１１時半のチェックアウトまで、温泉に入ったりお茶を飲んだりしながらまったり。

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

なかなか思い切った遠出が難しいこのご時世。こうして近場にある高級旅館に行って「密」を避けてゆっくり過ごすのも良いことなのかもしれませんねぇ。又機会があったらお世話になりたいところ。

奥伊香保 旅邸 諧暢楼 宿・ホテル

★１２:００
後ろ髪を引かれる思いで宿を後にし、バスに乗り換え帰宅の路へ着きます。

昼食をスーパーで調達した後、渋川駅から特急草津に乗車。

渋川駅 駅

折角なのでグリーン車に乗車しました。

特急列車 リゾート草津 (上野駅 - 万座・鹿沢口駅) 乗り物

青空の広がる外の車窓を、大きな窓からじっくり満喫。

特急列車 リゾート草津 (上野駅 - 万座・鹿沢口駅) 乗り物

昼飯を頬張りながら旅を楽しんでいるとあっという間に首都圏へ。

特急列車 リゾート草津 (上野駅 - 万座・鹿沢口駅) 乗り物

★１４:００
そして大宮駅に到着。後は列車を乗り継いで帰宅したのでしたとさ。

大宮駅 駅