コロナに用心しながら、またまた温泉に。（でも２度と泊まらない安かろう悪かろうのホテルに宿泊）

2021/06/19 - 2021/06/20

何故か２ヶ月連続で温泉に行く事になった。何故だろうか、やはりコロナの影響で旅行に対する欲求不満が溜まっているのだろうか。
今回は、那須温泉のホテルおおるり。
とにかく２ヶ月連続なので予算を相当に切り詰めて、とにかく安～いホテルを探して行ってみた。
部屋や料理もさることながら、やはり良い温泉に入りたいものだ。
良い温泉て何だ？泉質が良い、お湯に色が付いている、露天風呂の雰囲気が良い等々あり、人によって様々だ。
でも、安かろう悪かろうじゃダメね。
古くても掃除が行き届き、ちゃんと管理されている様子が窺え、経営者・責任者・従業員の気持ちが見え隠れする宿でなければならいと思うが、如何でしょうか。
さて、このホテルおおるりは、おおるりグループとして多数のホテルを経営しているが、どうでしょう。いざ宿泊。

エリア 塩原温泉郷(栃木)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 1.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

那須に近づいた頃から雨が降り始め、最初の目的地に着いた時にはザーザーと降っていた。
雨で霞む正面には、なんだか見たような景色、いや看板に描かれた絵だな。
いやいやワーゲンは本物だな、おっと横断歩道は絵の中にもあるが、実際に絵の手前にもある。

ペニー・レイン 那須店 グルメ・レストラン

ここは何処かと言えば、ペニーレインという那須では超有名なパン屋さん。
パンが美味しい事で有名だが、ビートルズ１色でも有名な店だ。
初めて入るが、自分も音楽と出会ったのはビートルズの数々の楽曲なので、店内がどうなっているか非常に楽しみだ。

パン屋さんなので、当然パンが並んでいる。

リンゴスターなんていうパンもあるぞ。
リンゴが使われているのは間違いないだろう。

HELP!!という名のパンもある。
激辛チョリソーウィンナーのホットドッグなので、HELP!!なのだ。

この奥がパン工房で、自家製のパンを焼いている。

ビートルズに始まりBEATLESに終わると言っても過言ではない。

どこから調達したのか分からないが、店の何処を見てもBEATLES

もちろん写真もある。

中庭に出ようと１歩踏み出すと、ここにはIMAGINE
もちろんBEATLES解散後のジョンの代表作。

この日は生憎の雨だったので、中庭での食事はできないが、良い雰囲気を醸し出している。

もちろん食事もできる。

飲物だけでもいいのかな。

BEATLESが訪日した時に来たＪＡＬの法被。
たぶん本物だと思うけど、こんなのどうやって手に入れたのだろうか。

これは直筆のサイン色紙。
とにかく写真下部分の説明書きを読んでみるべし。

あまりにも貴重な品が多いので、これも何か特別な物だろうと観察してみると、BEATLESが後にも先にもこの１回しか日本に来ただけの武道館公演のチケットが展示されている。

雨で建物内の席しか使えないせいか、３０分ほど待ってやっと席に案内された。

BEATLESファンの自分としては、こんなペーパータオルでも記念になる。

まずは珈琲で一息。

奥さんがオーダーしたチーズフォンデュ。
ソーセージやパプリカ等の他に、チーズを入れたパンをくり抜いた部分のパンもある。
ボリュームがあり、２人でシェアしてとても美味しく戴きました。

自分は、ボロネーゼのパスタ。
これも美味しく戴きましたよ。

奥さんがカフェラテを注文すると、こんなのが出てきた。
てっきり誰かのサインが描かれているのかとよーく見てみたが、ただ単に一般的なラテアートのようだ。

４人が１列に並んで歩いたのは、PENNY LANEではなくABBEY ROADなんだけどなあ。
ま、いいか。
更に余談だけど、PENNY LANEはBEATLESの故郷リバプールにある通りの名前である事はビートルズファンなら誰でも知っている事だけど、何故か和訳はペニー・レインとなっている。
通りの名前ならレーンで、ＬＡＮＥも通常はレインではなくレーンと訳されるが、PENNY LANEの場合はペニー・レインとなっている事が殆ど。

さて、土砂降りの中を車で進み、やっと宿に到着。
おおるりグループのホテル？で、宿泊プランは素泊まりにしたので価格も安い。
安いので内容は期待していないが、温泉は白濁の濁り湯の硫黄泉が毎分１０００Ｌ（ドラム缶で１日８０００本分）が自噴していて、自然湧出の湯量豊富な温泉らしく、リピーターが多いらしい。

部屋は、リフォームされて何年も経っていないようで、まあ普通であった。
大人２人が１泊する程度なら十分耐えられる。

部屋からの眺めは、本来は山々が見える良い眺めなのだろうが、土砂降りのため景色も何もあったものではない。
確かに温泉のお湯は良かったが、大浴場の天井は今にも崩れ落ちそう。風呂の入り口に敷いてあるバスマットはグズグズに濡れたままで交換された気配はなく、１泊の間でも同じ物が敷かれていた。
床には虫の死骸が落ちていたり、髪の毛が落ちたままで掃除された気配が無い。
露天風呂は、確かに眺めも良く満天の星空が眺められるのだろう。
宿の全体の印象は、一言で言うと「２度と来ない宿」となってしまう。いくら安い料金であっても最低限の清掃とか手入れはするべきだろう。
自分は少し神経質かもしれないが、管理されているとは言えない宿で、食事の無い素泊まりにして本当に良かったと後で思った。どんな食器で、どんな調理方法で、どんな料理を食べさせられるのかと思うと気が滅入るからだ。

翌日は、早々にチェックアウト。料金は１人１泊（素泊まり）で４０００円。
さすがに安かろう悪かろうでは困る。奥さんに何度も聞かれたが、いくら安くても２度と泊まらない宿だ。
帰り道で立ち寄ったチーズガーデン那須本店。
ここでオシャレなスウィーツを見て、気持ちをリセットしよう。

チーズガーデン 那須本店 グルメ・レストラン

イートインコーナーもあるので、コーヒーと何かを食べながら休憩しよう。

オシャレな空間ですな。

今回の旅行で一番ホッとした瞬間かもしれない。