豪雨続きでヤキモキした北志賀高原の旅 4) 小布施観光～白桃狩り

2021/08/16 - 2021/08/20

最終日、空はすっかり晴れて高原に燦々と陽光が降り注ぎ山々がくっきりと姿を見せていました。3泊したホテルを発って山を降り小布施に向かいます。
葛飾北斎が晩年に度々訪れ地元の岩松院に迫力に満ちた天井画を残したことでも知られる町です。途中葡萄園や桃園など果物の栽培が盛んな町や村を通り豊かな実りを感じました。フルーツランドで捥いだ白桃の味は極上でした。

エリア 北志賀高原(長野)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 観光バス 新幹線 JR特急 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

此処はスイスかと思う雰囲気のホテル・ファサードを見上げ「又来ますね」とスタッフの皆さんに手を振って出発です。
　　「ホテル　グランフェニックス奥志賀」
　　〒381-0405
　　tel-0269-34-3611

ホテルグランフェニックス奥志賀 宿・ホテル

青い空に白い雲、申し分なしです。

志賀高原 自然・景勝地

車窓から白樺池が見えます

秋の紅葉を想像します。

ナナカマドは早くもうっすらと赤みをおびています。

途中「のぞき」と言われる深い渓谷を覗き込みました。
バスのスピードについて行けず最も深い谷は撮り損ないました。
（ガイドさん早めに予告しておいてよ~）

横手山から眺めた黒姫、妙高、斑尾の山々を低い視線で見つめます。

小布施の町が近づいてきました。

町の看板にレトロ感が、

北斎館です
381-0201　長野県上高井郡小布施町大字小布施４８５
ＴＥＬ　[phone]
Ｆａｘ　[phone]

北斎館 美術館・博物館

北斎漫画をあしらった解説をじっくりと読みます。

北斎は自ら画狂人と称して80才を超えてもその熱は衰えなかったそうです

東町祭り屋台の
霊力のありそうな龍はと

鳳凰は天宝15年（１８４４）北斎85歳の作

翌年、上町祭り屋台の天井装飾「男なみ」「女なみ」の怒涛図を描き上げました。

80才を超えて尚、迫力ある描写

ゆったりした館内の廊下」
この時期は幽霊をテーマに展示されていました。

富士のお山を取り巻く黒雲のごとく昇天する龍の90歳の迫真的筆致
北斎自身の最晩年の境地を現したともいわれる掛軸画「富士越の龍」

世界的にも知られている北斎の代表作・「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」
この絵は大好きです。はるかに富士を望み荒波に翻弄されながら必死の小舟、
波頭の描写などアニメの元祖とも思われます。

コンダクターさんを誘って「北斎亭」に入ります。

北菜亭 グルメ・レストラン

窓の外には昔の家並み

栗のたっぷり入ったソフトクリームを頂きました。
とっても美味しく味わいました。

「栗おこわ」も名物のようです。緑陰が広がっていい空間。

豪農.商家・田中屋敷の白く長い塀を眺めながら中野町から須坂町へとバスは走ります。

「お茶所」の看板が情緒を感じさせます。

目指すクラシックな料亭に着きました。

能登忠 グルメ・レストラン

打ち水された飛び石を踏んで老舗料亭「能登忠」にお邪魔します。
、

有難いことに椅子式のお部屋へ案内されました。

女将さんの献立についてコメントを拝聴、

丁寧な献立表がお膳に乗っています。

先付
枝豆豆腐　焼きなす　海老真丈　

八寸
白瓜とシラスの錦春巻き
氷室貝柱　小茄子　裏目椎茸

蓋物
南瓜真丈　冬瓜　ズッキーニの東寺巻き

向付
寿々木の昆布締め 生湯葉加減酢

焼物
鰆の味噌田楽　

小鉢
鱧の子千代ズイキ　糸瓜の辛し和え　

食事
お握り茶漬け

甘未
ブルーベリーのヨーグルト寄せ　白玉

どれもこれも滋味あふれるご馳走でした。

家並みからも豊かな地域といった感じです。きのこも多く生産されているとかで、
ママさんガイドから全国に広まった「えのき氷」の作り方など農協の取り組みも伺いました。

千曲川のが近づいています。

4日前に通過した千曲川に差し掛かります。

広い川です。

千曲川 名所・史跡

橋の中央に来ました。

長野オリンピックのスケート会場だった「Mウエーブ」の横を通り抜けました。

眼光するどく「白鷹号」がホームに滑り込んできました。
金沢でサンダーバードに乗り換えます。

長野駅 (JR東日本) 駅

ふと気がつくと虹が立っているではありませんか！

左手にも 連なって天空に大きな半円が描かれています。
何か良き事の前兆かも、

サンダーバードは予定通り新大阪に到着です
快い疲労感に包まれて帰路につきました。

新大阪駅 駅

翌日 スーツケースの宅配便が届きました。
心配していましたがしっかり包装して中に入れていた白桃は無事でした。
2日後には食べ頃となり思い出に浸りながら頂きました。