隠岐　西ノ島　国賀めぐり～大地の力と悠久の時のしわざに出逢った

2021/07/27 - 2021/07/29

隠岐の旅2日目は島前諸島へ、まず西ノ島で「国賀巡り遊覧船」を楽しみ、午後は中の島（海士町）にわたり、後鳥羽天皇を祀る隠岐神社をたずねる計画。そして島後・隠岐の島にもどり、1日目と同じ宿に泊まります。
　圧巻は国賀巡り。270ｍもの崖（摩天崖）など火山島の成り立ちや悠久の時間の流れなど、ジオパーク隠岐のすごさに感動。さざえのつかみ取りのおまけもありました。
　海士町の隠岐神社では夏の暑さにくじけ、早々に帰ってきましたが二つの島めぐりができました。

エリア 隠岐諸島(島根)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船
• 旅行の手配内容: 個別手配

〇二日目　今日はフェリーしらしま　に乗って島前に向かいます。
・隠岐の島　西郷港　８：３０発　　西ノ島　別府港　１０：０５　着

海の色があまりにもきれいで！

空の青、海の青、雲の白、波の白。どれも、たすこともひくことも出来ない美しさ。

西ノ島　別府港　１０：０５　着

島前の3つの島も一つの火山島。カルデラが沈没して海の水が入り込み、残った外輪山が西ノ島、中之島（海士町）、知夫里島となった。まずは西ノ島の浦郷港へ。
・路線バス　別府港　１０：１９発　　浦郷港１０：４２　着
　　　運転手さんにお願いすれば、観光船の乗り場まで寄ってくれますが、地元の方の要望にも応えるバスなので到着時間が遅れ、ひやひやものでしたが船もバスの到着までまっていてくれました。

〇国賀めぐり。船引運河から外海に出ていく。豆腐岩、鬼が城、摩天崖，通天橋、乙姫御殿など巡っていく。大地のエネルギーととてつもない長い時間の一瞬を今見ているのだと感慨深い。
まず、豆腐岩。白っぽい火山岩。アルカリ成分の多い280万年前の粗面岩か？

鬼が城。角が目印

黒い玄武岩？岩石の違いは波からの削られ方にも違いがあるため、複雑な地形を産む。

次々に絶壁が現れます。

摩天崖遠景。近くでは大きさに圧倒され、写しきれませんでした。残念。

小さな小屋のような「乙姫御殿」

通天橋。

観音岩

国賀の赤壁。鉄分の多い岩石が見えます。

白い岩が貫入し、滝のように見えます。貫入した時っていったいどんな事態だったのでしょうか？

明暗の岩屋（あけくれのいわや）真っ暗な洞窟の中に入り、向こうに向けることができすそうですが、この日は波が高く流木も入っているようで危険だとの判断。残念でした。

西ノ島を貫く船引運河を通り、外海から浦に戻ります。港に帰ったら、さざえのつかみ取りにチャレンジ。無料で二人で計12個ゲット。宅配便で自宅に送りました。

島前の島めぐりには「隠岐観光」の小さなフェリーを1回300円で利用できます。
別府発　「いそかぜ」１４：１０　菱浦港着　１４：１７

中の島・海士町の菱浦港。センスが良くあか抜けています。向こうに見えるのはホテル「Ento」

海士町町営バス　１４：３０　隠岐神社　１４：４４　着
後鳥羽天皇を祭神とする隠岐神社。崩御７００年にあわせて建てられたもの。

行在所跡、かつては仮御所としたお寺があり、崩御までの19年間を過ごしたといいます。

火葬塚。遺骨を京都に納めるため火葬。その一部がここにも納められています。

暑さのため海士町後鳥羽院資料館はカット。巡回してきた同じバスに乗って菱浦に引き返しました。

西の島に戻るフェリーまで時間があるため、観光案内所で教えてもらったホテルに向かいました。

ホテル　Ento　本館

地下1階、地上2階の別館。地下にジオパークについて学べる展示室があると聞き、やってきました。

ホテル　Ento　の別館地下1階のラウンジからの景観。

ジオパーク隠岐について学べる展示室がありました。道前の見どころが白のオブジェで紹介されていましたこれは、絶滅危惧種のクロキズタ。

菱浦港から別府港に戻ったフェリーどうぜん
菱浦　１６：２２発　　別府　１６：３７着。

フェリーしらしまで島後・隠岐の島に戻りました。
別府　１７：１５発　　　隠岐の島　西郷　１８：３０着
明日は、隠岐の島北部のしらしま展望台にも行く計画。