2021/08/11 - 2021/08/11
33位(同エリア995件中)
かつのすけさん
- かつのすけさんTOP
- 旅行記482冊
- クチコミ1112件
- Q&A回答4件
- 912,839アクセス
- フォロワー145人
この旅行記のスケジュール
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
駒場にある駒場公園(前田侯爵邸)へ行ってきました
とても立派な旧百万石のお殿様のお宅で、無料で見学をすることができますが、訪れる人はぽつりぽつりほど
密を気にすることなく、ゆっくりと見学することができました
【表紙の写真】駒場公園の旧前田侯爵邸
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 私鉄
PR
-
ということで、昨日に続き、都内散策です
08時過ぎに新宿を出発新宿駅 駅
-
本日は京王線を利用します
特急高尾山口行で新宿から1駅京王線 乗り物
-
明大前で乗換えます
明大前駅 駅
-
駒場東大前で降ります
本日は家の近くの駅からずっと乗り継ぎが良く、全ての電車がホームに着いたら電車が来ており、すぐに出発と順調にきています駒場東大前駅 駅
-
乗って来た井の頭線
本日のカラーは白京王井の頭線 乗り物
-
西口に出てすぐそばの線路下のガードを潜る
-
吉祥寺寄りに進んだところにあった踏切を渡ると駒場野公園の入口
ちょっと寄り道してみます
駒場野公園は駒場農学校(帝大(=現東京大学)農学部・東京教育大学(=現筑波大学)農学部だった場所だそうで、教育大学が筑波に移転した跡地に造られています -
入ってすぐの場所に近代期における日本での肥料や土壌研究に関して功績を残したお雇い外国人であるオスカル・ケルネルが駒場農学校で教鞭をとっていた時に使用していた実習用の田んぼ「ケルネル田圃」が今でも残されています
駒場野公園 ケルネル田んぼ 公園・植物園
-
その向かいには池もあります
-
さて、先に進みますと現れた江戸時代のような立派な建物
日本民芸館は、名もなき職人が作った民衆の日用品に美を見出した思想家柳宗悦が「美の生活化」を目指して昭和11年に開館日本民藝館 美術館・博物館
-
お向かいにあるこちらの西館は創設者柳宗悦の旧宅で、この長屋門は宇都宮郊外から移築されたものだそうです
-
駅からぐるりと回り、駒場公園の正門から入ります
ここ駒場公園は加賀百万石の前田家の邸の跡地であるので、この立派な正門も旧前田侯爵邸の正門だった門なんです駒場公園 公園・植物園
-
金網の向こうに見えたこちらの建物も前田家の施設の一部ですが、非公開となっている尊経閣文庫
前田家に伝わるお宝を保存するために設立された前田育徳会(旧・育徳財団)の建物なので、中にはきっと古来から伝わるお宝が眠っているんでしょうね前田育徳会尊經閣文庫 名所・史跡
-
正門から進んで行くと旧前田侯爵邸洋館に到着
さすが百万石の財力だけあって立派なお邸です
しかも、無料で見学できるんです
こちら洋館は鉄筋コンクリート造地上2階地下1階建
建築面積は978.25平方メートル、延べ床面積は約2,930平方メートル
施行は竹中工務店旧前田候爵邸洋館 名所・史跡
-
反対側から
英国から帰国したのと同時に前田邸は江戸時代の上屋敷の時から住んでいた本郷(現東大の敷地)から関東大震災の復興計画のため交換したここ駒場に土地を取得して、昭和3年から5年にかけて加賀藩第16代前田利為侯爵の邸宅として建設されました
利為侯が昭和17年にボルネオ沖で戦死し、昭和19年には中島飛行機の本社となった(中島知久平社長が邸の一部を譲り受けた)そうで、戦後は一時期GHQ司令官の事務所として使用され、昭和28年土地と和館は富士産業(旧中島飛行機)の所有となり(後国が買収)、昭和32年接収解除となり、昭和39年洋館及び土地を中島源次郎氏より東京都が買収し、昭和40年国有部分を都が無償で借受け、昭和42年日本近代文学館・都立駒場公園が開館・開園、昭和50年に管理が東京都から目黒区へと移っています -
こちらの洋館は東京都近代文学博物館として利用されてきましたが、平成30年に総額11億円と2年の歳月をかけて修復工事を行い、一般公開されてます
玄関を入って階段広間があります
本当に立派なお屋敷です
利為侯が「わが国には外国からの貴賓を迎え得る邸宅がないこと」を嘆き建てた邸宅なだけありますね -
広間の階段下にはイングルヌック(炉隅の小さなスペース)
-
玄関を入ってすぐ右にあるサロンです
-
サロンから続く第1応接室は、サロンからしか入退室ができません
こちらの第1応接室は侯爵夫人や霊場のお客様が通されていた応接室だそうで、白いタイルでできた背の高いマントルピースが特徴で、床の寄木細工が華やかさを添えています -
その応接室の特徴ともなっているマントルピース
マントルピースとは居間やホールの壁につくりつけられた暖炉のまわりに行う装飾のことですが、実際には実用品ではなく装飾品であって、この暖炉を使ったわけではないそうです -
小客室から大客室を見る
-
大客室にはグランドピアノも置かれていますが、グランドピアノがあんなに小さく見えるくらい大客室は広い部屋です
-
窓からは外の芝庭を眺めることができますよ
-
大客室から大食堂、さらに奥に小食堂
大食堂は晩餐会のための部屋で最大26人までのディナーができたそう -
大食堂のマントルピース
これもイミテーション暖炉です -
大食堂
-
小食堂
ということで、小客室から大客室、大食堂、小食堂まで繋げて使うことができる大きな部屋になりますが、こちらの小食堂は基本的には家族のための食堂です -
食器棚には前田家が住んでいたころに使われていた食器類が展示されています
-
小食堂のお隣にも階段があります
あちこちに階段があって迷路のようです
この階段の下の奥へ進んで行き、渡り廊下を通って行くと和館へと行けるようですが、公開はされていないため通れません -
クラシックホテルのような立派な廊下ですね
-
続いて2階へ
1階がお客様をおもてなしをするスペースであるのに対して、2階は侯爵家の私的な空間になっています -
階段の踊り場からの階段広間
-
階段につけられたステンドグラスです
ガラスの向こう側は中庭になっています -
夫人室は邸内で最も華麗な部屋になるそう
絨毯は実際に前田家時代に敷かれていたものを修復しています -
夫人室のお隣にご夫妻の寝室
ベッドやキャビネット等の家具の多くはロンドンの高級家具店ハンプトン社で買った商品を船便で送ったそう -
寝室のベッドも小さく見えますね
枕もとのへきがんには前田家当主の守り刀が置かれていたそうです -
寝室に続く浴室
浴槽などは取り外されていました -
お隣は三女居室
三女とは彌々子さん
元々このお部屋は夫人の化粧室として計画された部屋ですが、三女の居室に転用されました -
廊下も長~~~い
-
展示室の展示
加賀の工芸品が展示されています -
英国から戻る際に使われたトランクだそうです
-
女中間(お溜り)です
前田家には使用人が136人もいたそう
奥女中が準備をする部屋だったそうです -
一番奥にあったこの広い部屋は会議室だそうです
-
中庭が見えます
-
再び前田家のプライベートエリアへ
-
こちらは従者室
-
三男居室
三男は後に大聖寺藩主前田家の養子となった利弘さん
元々は予備の客用寝室として計画されたようです
武家の男子は普段は他家で教育を受けていたそうなので、ここにいたのは週末ぐらいだったそう -
長女居室
前田利為侯の長女は昭和20年に従兄で雅楽頭系酒井家(旧姫路藩主)27代当主酒井忠元氏と結婚し、後にハクビ総合学院の学長を務めた評論家の酒井美意子さん
第一客用寝室として計画されたが、結局は美意子さんの部屋になったこちらのお部屋は2つに仕切ることもできる大きなお部屋です -
お隣の部屋は狭いと思ったら「次の間」
書斎に続くお部屋です -
で、こちらが侯爵の書斎となります
-
次女居室
次女は智意子さん(瑤子さんと書かれているものもあります)
元々は書斎の附属室(図書室)として計画されたお部屋なので、壁一面に書棚が造りつけられています -
ちょっとゆっくり目に見ていたら、洋館を見るだけで1時間近くもかかってしまいました
無料で公開されていますが、かなり見応えはありますね
その後、中門を通ってお庭へと移動 -
とても広い芝生の広場です
-
芝生から見た洋館
-
建物に接近
-
芝生を囲むように木々に囲まれた散策路になっています
-
和館の方へと行く途中には日本近代文学館があります
この日はお休み(多分コロナの影響ではなく、お盆休みです)
前田家だったころはこの辺りに馬場や温室、厩などがあったそうです日本近代文学館 美術館・博物館
-
この薬医門の奥が和館となります
和館は当初計画にはなかったが、外国からの賓客に日本文化を伝えるものとして建築が決定したそう -
和館の玄関です
和館は木造2階 宝形造及び入母屋造
建築面積355.47平方メートル、延床面積約460平方メートルと、洋館に比べればだいぶ小振りです
施行は竹中工務店旧前田侯爵邸和館 名所・史跡
-
玄関を入ったところ
襖の奥右側に階段があり、その向こうに大廊下 -
畳敷きの大廊下
-
廊下の奥には御次之間(手前)と御客間(奥)で合わせて40畳近くある続き間
2階は御居間と御書斎があるそうですが、非公開となっています -
床の間と違い棚
-
とても広い客間です
和室にシャンデリアはちょっと・・・ -
透かし彫りの欄間も凝っています
-
入側も畳敷
-
御客間から見える日本庭園です
-
奥には滝もあります
-
カマちゃん発見でーす
洋館では何人かお客さんがいましたけど、それほど多くもなく、和館にいたのはこのカマちゃんだけでしたので、密を気にすることもなく安心して見学することができましたぁ
写真も撮りやすかったですしねぇっ! -
思った以上に見学に時間を費やしてしまい、駒場東大前駅へ
駒場東大前駅 駅
-
もうすぐお昼も近いので、井の頭線で渋谷に出て食事をしてから帰ります
京王井の頭線 乗り物
-
渋谷までは2駅です
渋谷駅 駅
-
岡本太郎さん作「明日への神話」
明日の神話 名所・史跡
-
ハチ公の前にこんなのあったっけ??
-
青ガエルが撤去されたり周囲が目まぐるしく変わりますが、ハチ公は健在です
忠犬ハチ公像 名所・史跡
-
駅前のスクランブル交差点を渡り
-
センター街 明らかにコロナ以前に比べれば人通りは少ないですけど
渋谷センター街 名所・史跡
-
こちらの米助さんでお昼にします
居酒屋さんなんかは特にこの長期化する緊急事態宣言で打撃を受けていることでしょうから、大変そうな居酒屋さんでいただくことにしました米助 渋谷店 グルメ・レストラン
-
地下へ
-
居酒屋さんのようですが、昼間はからあげランチやってます
定食は税込み680円と渋谷にしては良心的なお値段
で、ご飯は大盛・おかわり可だそう -
チキン南蛮定食です
からあげをベースに、チキン南蛮、甘辛揚げ、ねぎ塩ラー油、ヤンニョム、おろしポン酢がありました -
食後、昨年リニューアルしてからまだ来たことがなかったので、宮下公園に行ってみました
宮下公園 公園・植物園
-
ただの公園だった宮下公園ですが、リニューアルされて主に飲食店が入る建物に変身してました
公園らしさは屋上へと移動してます -
1階の通路に面しているところは渋谷横丁(すぐそばの渋谷のんべい横丁とは別物です)というそうです
全国の食市等が楽しめるお店が連なっています -
屋上は暑いからかあまり歩いている人いませんでした
-
ボルタリングやビーチバレーなどのスポーツ設備があって
-
スタバもあります
その奥に芝生ひろばも広がります -
屋上からは渋谷駅へ向かって走る電車が良く見えますよ
-
線路との間の狭い道にはのんべい横丁も健在でした
渋谷のんべい横丁 グルメ・レストラン
-
渋谷駅に戻ってきました
渋谷駅 駅
-
本日も暑いので、そろそろ帰りますよ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
渋谷(東京) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
91