2021/07/11 - 2021/07/12
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funasanさん
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2015年12月、北海道・キロロリゾート内の「ピアノ・ホテル」が『キロロ・トリビュート・ポートフォリオ・ホテル北海道』としてリブランド・オープンしました。
「トリビュート・ポートフォリオ」はスターウッドホテル&リゾート傘下(SPG)のホテルで、世界の独立系ホテルの中から厳選した高級ホテルで構成されています。『キロロ・トリビュート北海道』はアジア太平洋地域で初めてのトリビュート系ホテルとなりました。
マリオットとSPGの統合によってこのホテルはマリオット傘下になり、わざわざ泊まってみました。やはりホテルの会員制度は宿泊する強力な動機になります。事前にスイートナイトアワードを申請していたら宿泊の5日前に「スイートルーム」確定のメールがきました。以下、コロナ禍の7月上旬のスイートルーム宿泊レポートです。
注:最近(2021年6月)国内2軒目となる『HIYORIチャプター京都 トリビュートポートフォリオホテル』が開業しました。
私のホームページに旅行記・著書紹介多数あり。
『第二の人生を豊かに』
http://www.e-funahashi.jp/
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ニセコからキロロまでは車で1時間も走れば着いてしまいます。『キロロ・トリビュート・ポートフォリオ・ホテル北海道』(写真)の前に立った時、ゾクゾクッとしてきました。ホテルの外観は実に壮観です。お見事!
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そして、ホテル玄関を入ってみると再び驚かされました。上層階まで吹き抜けの大空間、天井から吊りさげられた巨大シャンデリア!地上14階、部屋数281室を誇る堂々とした豪華ホテルです。しかし、コロナ禍の影響はとんでもなく大きく、館内は空っぽ状態です。これではどうしょうもないですね。
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今の日本の資本力ではこれだけの豪華ホテルは造れないだろうな~、と思ってキロロリゾートの歴史をちょっと調べてみました。注:私は専門家ではないので、以下、単なるネット検索での記述・コメントです。もし間違っていたらご指摘下さい。
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北海道キロロリゾートの歴史は日本のバブル崩壊の軌跡を見ているようで地方での巨大リゾート生き残りの苦難が聞こえてくるようです。
写真:フロント -
キロロリゾートの歴史の第1弾はキロロのある赤井川村とヤマハによる開発(1984年~1990年)の時期です。日本のリゾート・スキーブームを背景にイケイケドンドンの輝かしい時期だったのでしょうね。
写真:エレベーターホール -
第2弾はバブル崩壊の1990年代以降です。恐らくバブル絶頂の時に計画したのでしょう1993年に「キロロゴルフクラブ」、「ホテルピアノ」「キロロタウン」が開業されます。この巨大開発とバブル崩壊によって経営悪化とヤマハの撤退となります。
写真:12階の廊下 -
第3弾は外資(タイ)による買収です。2012年、タイ王国の不動産会社「プロパティ・パーフェクト (PF) 」が、日本の企業再生コンサルティング「リプロジェクト・パートナーズ」との合弁会社「シェアグループ」を通じて、運営会社の「株式会社キロロアソシエイツ」を買収しました。
写真:1202号室入口 -
第4弾は2015年マリオット・インターナショナル(開業当時はスターウッド・ホテル&リゾート)と提携し、マウンテンホテルを「シェラトン北海道キロロリゾート」、ホテルピアノを「キロロトリビュートポートフォリオホテル北海道」にリブランドして運営しはじめました。
写真:独立したリビングルーム -
そんな歴史をしのびながら、宿泊レポートをします。本日の宿泊代金はシニア割引で2名利用総額16905円でした。食事なしの素泊まりです。
写真:リビングルーム -
残念ながらエグゼクティブラウンジはありません。リビングルームにあるコーヒーマシンで淹れたてのコーヒーを作ります。コーヒーカップは私の持参用です。
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リビングルームの尖った窓から外の景色が見れます。参考までに客室のグレードと広さを記しておきます。
スタンダードルーム (30 ㎡- 35 ㎡)
スーペリアルーム (38 ㎡ - 50 ㎡)
スーペリアトリプル (42 ㎡)
デラックスキングビューバス (36 ㎡)
デラックスルーム (51 ㎡ - 60 ㎡)
オリエンタルスイート (65 ㎡)
ジャパニーズスイート (65 ㎡)
ジュニアスイート (68 ㎡ - 84 ㎡)
キロロスイート (140 ㎡)
マウンテンスイート (149 ㎡) -
マリオットのプラチナ以上の会員は以下の3つの特典から1つ選択することができます。「1,000ポイント」「朝食2名分」「キロロオリジナルクッキー」
写真:ウェルカムプレゼントと私へのレター -
コロナ禍でも朝食はお代わり自由のセットメニュー+ビュッフェ形式の素晴らしい内容ですので、朝食を選択するのがベストです。
写真:リビングルームとベッドルームの間の通路 -
この部屋はジュニアスイートで、部屋の広さは 84 平方メートルあります。
写真:ベッドルーム -
スイートルームだけあってバスルームは素晴らしいです。でも、私は滞在中に一度もここのバスタブに入っていません。
写真:ピカピカに磨かれた大理石のバスルーム -
ホテルに併設された「キロロタウン」内に日本庭園をモチーフにした「キロロ温泉:遊湯館」があります。マリオットの上級メンバーは無料で入館できます。
写真:バスルームアメニティ -
100%源泉の露天風呂やヒノキの香り漂うサウナ、そして岩盤浴もあります。極め付きは湯上りのリラクゼーションルームです。リクライニングチェアーやマッサージチェアーが多数置かれています。サウナ・岩盤浴はコロナのためクローズでした。
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「遊湯館」の営業期間:2021年6月25日 ~
営業時間:15:00 ~ 22:00 (最終入場 21:30)
8月7日 ~ 8月15日:11:00 ~ 22:00 (最終入場 21:30)
料金:ご宿泊者:大人 (12歳以上)1000円、子供 (6歳~11歳)700円、幼児 (4歳~5歳)400円*3歳以下無料
日帰り(タオル別料金):
大人:1,200円(温泉のみ) 2,000円(温泉+プール)
子供:800円(温泉のみ) 1,500円(温泉+プール)
幼児:600円(温泉のみ) 1,000円(温泉+プール) -
ホテルに隣接して「キロロタウン」があります。写真下の部分で、ここに各種のレジャー施設があり子供から大人まで(スキーシーズンでなくても)遊べるようになっています。
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キロロタウンから見たホテル(写真)はまるでヨーロッパのお城です。キロロタウン内には「リゾートプール」もあります。25mの本格プールで子供エリアやサウナ・ジャグジーもあります。
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キロロタウン内には大型店舗の「リゾートショップ」や各種の飲食店(寿司処 風雅、ポッケ カフェ&ラウンジ、ステーキハウス 旬彩)があります。今はオフシーズンでコロナ禍でもありほとんどが休業中です。写真はキロロタウン内の外壁に描かれた絵です。ここはまるでヨーロッパです。
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キロロタウン内には「フィットネスセンター」(写真)があり、しっかりトレーニングできます。トリビュートホテルの2階からアクセスできます。
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フィットネスクラブで汗を流し、キロロ温泉に入った後は、お待ちかねカクテルタイムです。ここでメンバー専用のラウンジがあれば申し分ないのですが…。1階ロビー前(写真)の奥にレストラン&バー「アルパインブラッセリー」があり、ここで多少のカクテルサービスがあります。
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アルパインブラッセリー(写真)に入ります。お客は少なく静かなレストラン&バーです。ここは一般営業ですので参考までに営業時間を以下記しておきます。
セルフコーヒー:5:00~7:00
喫茶:9:00~11:30
ランチ・アフタヌーンティー 11:30~17:00
ディナー 17:30~21:30
バー:~22:30 -
さて、お待ちかねのカクテルタイム!アルコール類はともかく食材は大失望です。これでは夕食どころか、ちょっとしたお酒のおつまみしかなりません。逆に言えば、これこそが本来のエグゼクティブラウンジのサービスかもしれません。夕食ではありませんよ、お客さん。
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飲み物はお酒を含めて無料なので、ここでコース料理の夕食をとることにしました。しかし、小食で倹約家の我々夫婦は1人分だけコース料理を注文し2人でシェアしました。これが正解でした。
写真:新鮮サラダ -
何しろサラダの量が多くて2人でシェアしてちょうどいいくらいでした。スープとパン(写真)は両方ともうまく、パンは何度もお代わりをもらいました。
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メイン料理は3種類からの選択で魚を選びました。とっても美味しく、本格フレンチ料理の感じです。
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そして、全く手抜きのないデザート(写真)。これらを妻と2人でシェアするともっと食べたい、というところで終わりになるので美味しさが引き立ちます。
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食後のコーヒーはillyの本格的カプチィーノ(写真)を注文しました。ここのバーカウンターでillyのマシンから1杯ごとに丁寧に作ってくれます。濃厚で実においしいコーヒーでした。ご馳走様でした。マリオットのプラチナ以上の会員はレストランメニューは20%引きになります。コース料理の支払いは4000円程度でした。
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夜明けの朝、トリビュートホテル8階に宿泊者専用の「喜多の湯」があります。まずは朝風呂です。お客もごくわずかしかいなく最高の朝風呂でした。
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2019年12月、トリビュートホテルの隣に高級コンドミニアム「YU KIRORO」がオープンしました。参考までに公式ホームページを以下にリンクしておきます。
https://yukiroro.com/stay/ja/ -
1ベッドルームスイートから4ベッドルームペントハウスまで目がくらみそうな客室が載っています。このコンドミニアムは1泊ごとに宿泊ができますが、実は現在コンドミニアムの販売もしています。
参考までに来年の正月明けの1月の平日の1 ベッドルームスイート(部屋サイズ:62m㎡)の1泊の素泊まり料金は約10万円でした。 -
キロロリゾートを買収したタイ資本がバンコクの富裕層又は東南アジアのニューリッチ層を狙って販売活動しているのかもしれませんね。家族で常夏の国から雪の北海道に来て高級コンドミニアムでロングステイする。彼らにとっては異次元の夢のスキーパラダイスになるでしょう。そのお値段は?もう普通の日本人では手の届かないレベルにいってしまったのでは?
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朝食はホテル2階にある「ワールドビュッフェ POP」(写真)に行きます。朝食の営業時間は6:45~9:30。
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コロナの感染対策で現在の朝食はハーフビュッフェになっています。メイン料理はアラカルトメニューで、サラダ等のオードブル類はビュッフェになっています。
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まずはビュッフェカウンターから私の定番のオードブルセット(写真)を作ります。たっぷりの新鮮生野菜に焼きサケ、ハム、チーズ、フルーツ…
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朝食のアラカルトメニューの充実ぶりに驚かされます。まずは卵料理としてオムレツにしました。出てきたのは単なるオムレツではなくアメリカンブレックファーストの見事な一品(写真)でした。
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北海道らしくアラカルトメニューの中に海鮮丼(写真)がありました。これも注文しました。朝から海鮮丼です。ネタが新鮮で実にうまい。
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私はエッグベネジクト(写真)が好きなので、これも注文しました。実は、アラカルトメニューから何を何回でも注文していい、という太っ腹です。
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しかも、デザートまでアラカルトメニューに載っています。最後には見事なワッフル(写真)で終了です。勿論、カプチィーノと共に。もう100点、満点、これ以上ない最高の朝食でした。有難うございました。
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新著出版しました。
『翼よ その先へ! 旅好きシニア4人の 痛快旅人生: ~旅から旅へ~ 最高のシニア人生を目指して!』
https://www.amazon.co.jp/dp/B0932QPZWZ/ref=sr_1_3?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E8%88%9F%E6%A9%8B%E6%A0%84%E4%BA%8C&qid=1619010819&s=books&sr=1-3
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