三陸海岸ドライブ　その③　釜石～陸前高田～石巻

2021/07/21 - 2021/07/26

三陸海岸の美しい風景を見に出かけました。かつて石巻や釜石などを仕事で訪れたことがありますが、観光をする機会はありませんでした。大震災から１０年を経て、街も港もずいぶん変わったことと思います。花巻、宮古、釜石、石巻、仙台、に各１泊、６日間の旅程です。移動はレンタカーで。
旅行４日目、釜石を発って、大船渡、陸前高田を経て石巻まで。

エリア 陸前高田・住田(岩手)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

４日目、朝８時ホテル出発。ちょっとJR釜石線釜石駅に立ち寄りました。この駅舎の右奥に三陸鉄道の釜石駅もあります。

釜石駅から南に５分ほどのところに釜石大観音があります。開館が９時からなので入れませんでした。遠くからの写真だけ。

４５号線を南下、１時間ほどでＪR大船渡駅到着。東日本大震災により、JR大船渡線・気仙沼線は大きな被害を受け、不通となった。代替策として、線路跡をバス専用道路としてバス便を運行している。このシステムはBRT(Bus Rapid Transit）と呼ばれる。本数が増えたので、かえって便利という声もあった。

駅前にある大船渡市防災観光交流センター。１階に観光案内、２階に震災の記録展示、など。
ここで係の方にいろいろ話を伺えました。

”駅ピアノ”＠大船渡

そばにきれいな商業施設も整備されております。

大船渡駅から３０分ほどで碁石海岸。砂浜ではなく、丸っこい小石の浜辺。

アップで撮るとこんな感じ。

碁石岬の灯台。

碁石岬の展望台からの眺め。

同じく碁石岬から見た”穴通磯”。観光船が真ん中の穴を通過します。

碁石岬から陸前高田へ行く途中で見た巨大防潮堤防。かつては海を眺めながらのドライブができたのでしょうが．．．

正午１２時、高田松原津波復興祈念公園。正面左が震災伝承館、右が道の駅になっております。

とにかく広く、美しく、広島の平和記念公園に比肩する施設だと思います。
このあたり、もとは松原だった。堤防の海側に防潮林の植林が行われている。松が昔のように育つまではまだ時間がかかるでしょうが。

”奇跡の一本松”として有名な木。施設の脇にあります。後ろに見えている廃墟はもとはユースホステルだったようです。

フードコートで蒸し牡蠣と．．．

サンマメンチをいただきました。ソースはちょっとみそ味？　おいしいです。

高田松原津波復興祈念公園から数分のところにある”気仙中学校震災遺構”。凄まじい破壊の跡。

震災遺構から見た防潮水門。

陸前高田から気仙沼市唐桑半島、巨釜・半造エリアに入ります。南三陸を代表する景勝地です。

折石（おれいし）。高さ１６メートルもある大理石の石柱です。明治２９年の三陸大津波で先端の２メートルが折れてしまったそうです。

水取場。この入り江の奥においしい湧き水が出ており、漁師たちがここでのどをうるおしたそうです。

巨釜（おおかま）。ちょっと見えませんが、右に入り江があり、波が荒いときには、煮えたぎる御釜のように見えたことに由来する。

この半島自体が大理石ででておます。足元も大理石で滑りやすい。

半造の遊歩道。木片で整備された道です。このあたりアワビなどがよく取れて繁盛した。繁盛がなまって半造になったと書いてあるが、本当かどうか。

トド岩。トドがこの岩のうえで休んでいたと。

半造からの眺め。枯れて灰色になった松が多い。津波でやられたか？
午後２時半、巨釜・半造を出発し、更に南へ。

JR気仙沼駅に立ち寄りました。大船渡から来るBRTのバスはここで在来線に乗り換えることができます。

石巻に行く途中、ちょっと寄り道して登米（とめ）に向かう。現在NHKでやっている朝ドラの舞台のひとつだそうです。
見渡す限りの水田。仙台藩６２万石を支えた穀倉地帯です。

あまり時間がない中、登米の伊豆沼サンクチュアリーへ。ラムサール条約に登録された湿地のひとつです。湿地というより、大きな湖ですが、一面蓮に覆われております。

そばに行くと、結構蓮の花が咲いています。
午後５時、伊豆沼を発って石巻へ。

午後６時、ルートイン石巻中央にチェックイン。

お風呂に入ってから、夕食はホテルに併設された居酒屋”花々亭”で。

砂肝ねぎ塩焼き。

炙り〆め鯖。

牛タン。運転の必要がないので、ゆっくり飲めます。
４日目終了。明日は松島です。（続く）