2021.7　伊豆七島小さな旅　利島（夜行日帰り）と御船印に片足を踏み入れた旅

2021/07/19 - 2021/07/20

わたしにとっていわくつきの利島。
過去2回計画したものの、いずれも悪天候で行けず、うち1回は近くまで行ったものの、着岸できずに指を加えて大島から新島へと直行してしまいました。

3度目の正直。
特に何もしなくてもいい、離島は泊まってのんびりしてみたい。
しかし、今回は特に割引の格安チケットがあるということと、新たに御船印なるものをゲットしたかったので、夜行日帰りのあわただしい行程で行くことにしました。


■スケジュール　7/19（月）～7/20（火）
竹芝23:00（さるびあ丸）－利島6:35
利島11:10（フェリーあぜりあ）－新島12:10
新島14:25（セブンアイランド　結）－竹芝17:00

■チケット
就航一周年きっぷ　5,670円（竹芝－新島往復）

エリア 神津島・利島・式根島(東京)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 船 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

出発日限定での就航一周年きっぷ。
夜行日帰り限定ながら、ものすごくお得なんです。

もし、正規に購入すれば往復で15,000円以上するところが、5,670円。さらに御船印と東海汽船の御船印帳までおまけについているという太っ腹な企画。いろいろと検討した結果、設定最終日の7/19出発を予約しました。

電話予約の上で、当日竹芝桟橋窓口でクレジット決済。

竹芝－利島
新島－竹芝
のようなオープンジョウでは取り扱いないそうで、新島往復を予約して往路は利島で前途放棄をすることにしました。事前問い合わせでは、ツアー扱いのチケットなので原則変更はできないと言われ、当日相談してくれ、と言われました。

チケットとともに、御船印帳（1,430円）と御船印（300円）を手渡されました。私の前後にも、これをもらっている人がいたので、このツアーを利用している人も少なからずいたようです。

三宅島と御蔵島を経由して八丈島へと向かう橘丸は22:30出航。

22:40くらいから乗船開始、2020年6月から新たに就航したさるびあ丸に乗船します。今回はさるびあ丸就航一周年記念のツアーです。

2年前に、これも東海汽船のツアーで乗船したさるびあ丸は1世代前の船。
https://4travel.jp/travelogue/11544982

特2のベッドは、4人用の区画になっています。

ベッドの他、小さな鍵付きコインロッカー（100円投入、後で戻る）さらにカーテンもあり、1晩を過ごすには十分すぎるほどです。

贅沢言えばキリがないとはいえ
・カーテンを閉めると冷房が効きづらい
・窓がないから外の風景は全く見えない
これを考えると、窓のある2等桟敷席もまたいいような気もします。

案内所の係員に、利島で下船する旨をお話しておきました。

おそらく、船舶は乗下船の乗客数をチェックしているので、急に申し出ても迷惑をかけるかな、なんて思った次第。しかし、本来の乗り方ではないので、前途放棄はいけなかったかもしれません、反省。

大島を経由して、利島には定刻6:30過ぎには到着。
10数名が下船しました。

利島最高峰の宮塚山がまぶしいくらい。

利島への物資がコンテナでおろされました。

ようやく利島へ足を踏み入れることができました。

※東京都利島村
東京から約140km南に位置し、周囲約7.7km程度の小さな島。179世帯、人口310人（令和3年1月）

さるびあ丸は新島に向かって出航してしまいました。

利島の船客待合室。

下船時に係員からチケットをすぐに購入してほしいと言われ、ここで購入します。

新島までのフェリーあぜりあのチケットを購入します、右側に乗船名簿はすぐに記入して提出しました。
2等570円。

本日は全便就航。ジェット船は1分しか停泊しません（乗下船終わったらすぐに出航）。

4時間ほど滞在時間があります、外周約8kmだそうで2時間程度で歩けそうです、いざ出発。

利島のモニュメントを撮影して歩き出します。

駐在所、お住まいも同じ建物のようなのでご家族で赴任しているのかしら。しかし、離島での勤務は何もなければ平和だけれども、ありとあらゆる仕事もあり、気持ちの休まる時なんてないんじゃないだろうか。

郷土資料館、まだ開館前でした。

利島村役場

利島勤労福祉会館、ボウリング場があるとか。

近くの公園で持参したパンで朝食。
何か売っているお店は全くありませんでした。

大島がはっきりと見えます。

それにしても朝から暑い・・
関東内陸部に在住する私は、最高気温37～38度は日常のところなので、多少の暑さにはなんとか対応することはできると自負しておりました。

しかし、
まだ暑さが体に慣れていない
日差しが思いのほか強い
なんて言い訳を並べて、だらだらムードに・・。

ツバキ畑の中を歩いて行きますけれども、日かげはないし・・利島1周は断念。

せめて近くの見どころ（と言えるかどうか）あたりは行ってみないと・・・
神社仏閣よりは、遺跡かなぁ。

大石山遺跡

縄文・弥生時代の遺品が出土したそうで、古くから人が住んでいたようです。

利島ヘリポート
東邦航空の東京愛らんどシャトルのヘリコプターが大島から1日1便飛んできます。大島からは10分たらずなので、やはり空の便は速い（運賃はその分お高いです）。

利島港へ戻り、あぜりあの到着を待ちます。
所定は11:05着です、天候の状況によっては20分くらい早着することも多いらしく、早めに港に戻ってくるように言われました。

定期船の入出港時にはお巡りさんもかけつけお手伝い。
力仕事なので1人工として頼りにされているのかな、島へ入ってくる人々の確認の任もあるようです。

数名が下船、そして私を含め3人が乗船して利島を出航します。

デッキに出て潮風を浴びて、島は暑かったけれども、海上は風もあり爽やかな気分です。

船上から眺める利島、山がそのまま海に落ち込んでいるようで、港湾もできず、もちろん海水浴などを楽しむ海岸もありません。

案内所で御船印を購入します、300円。
あまり購入する人も少ないようなことを話していました。

2等船室はじゅうたん敷きの桟敷室。
全体で20名程度かな、下田発なのでそれほど乗船客が多いとも思えません。

新島近くの無人島かな、鵜渡根島

1時間ほどの乗船で新島到着。
下田から乗っていた乗船客もほとんどが新島で下船していました。

東京竹芝からの東海汽船は客船、下田からの神新汽船はフェリーなので車も運搬できます。

そんなに需要も多くなさそうで、この日は新島から1台トラックが乗船しただけでした。

新島も日差しがつよき、ターミナルまで歩いて行きます。

レストランで昼食でも、と期待していたところ、月曜日と火曜日は休業だそう。そうか、自分は休んで遊んでいるけれども、世間は平日なんだなぁ。

歩いて20分くらい行けば飲食店もあるようだけれど、ちょっと面倒・・。

ターミナルの売店で売っているカップ焼きそばがこの日の昼食。
たまに食べると美味しく感じました。

新島の発着は5本、利島と同じです。
式根島と新島を結ぶ村営船は近くの別の場所から発着しています。

焼きそばを食べ終わってもまだ時間あるので、港の周辺をブラブラ、前浜海岸までお散歩。

荷物は待合室に放置しておきました。
離島はたぶん持っていくような人はいないはず。

日本のベストビーチらしい。

モアイならぬ、モヤイ像。

道路の脇にもモヤイ像がたくさんあって、これを見ながら歩くのもまた楽しい。

港に戻って、ジェット船のセブンアイランド結に乗船。
1人客は隣を開けているようで、3人席の真ん中空席が多く、グループ客はまとまってアサインされている様子でした。

シートベルト着用で座席に座ったまま、やることないからいつの間にか寝落ち、利島と大島を経由して竹芝へ、夜行日帰りの島旅もおしまい。

到着後、さるびあ丸の御船印は竹芝桟橋の案内所で購入しました。
乗船しなくても購入できます。

同時に、東海汽船の来港記念、セブンアイランド結の御船印も購入して、これで御船印収集への足掛かりができてしまったかも・・しかしまだ2社だし、まぁゆっくりと進めて行こうかと思います。

東京の離島は、伊豆七島南部（大島・利島・新島・式根島・神津島）へ行っただけ。その先はまだ未踏だし、いずれ行ってみたいと思います。
そして、「としま」はもう一つ、鹿児島県の十島列島、コロナで観光としては訪問できず、いつの日か機会を見て訪れてみたいみたいものです。

この旅行記へのコメント （2）

• 多良さん 2021/10/04 10:29:16

  懐かしい～♪

  tanupamさん、こんにちは～♪
  
  ワタシは、下田～神津島便（あぜりあ丸ー東海汽船）で、経由する利島を船上から何度も眺めていました。
  （10年前まで神津島に二十年ほど3泊4日くらいの日程で磯釣りに行っていました＾＾）
  
  3度目の正直、ワカリマス！ほんと、小さな島で、波があると汽船、スルーしていました(>_<)
  （神津島さえ、引き返したことが・・・）
  
  島の暮らしは、物価も高く、新聞は一日遅れ。。。
  
  外から見ればほのぼのしていても、厳しい一面がありますね～。
  
  利島、簡単に一周されていましたが、ちょっと興味津々です。
  
  ワタシの旅行記にお立ち寄りいただきいいねまでありがとうございました。
  
  　　　　　多良

  tanupamさん からの返信 2021/10/05 22:54:10

  RE: 懐かしい?♪

  多良さん
  
  
  こんばんは
  いつもありがとうございます。
  
  >> ワタシは、下田?神津島便（あぜりあ丸ー東海汽船）で、経由する利島を船上から何度も眺めていました。
  > （10年前まで神津島に二十年ほど3泊4日くらいの日程で磯釣りに行っていました＾＾）
  
  おぉ、釣り人なんですね。
  羨ましいです。
  
  私は子供の頃は池や沼で鮒や雑魚など釣っていましたけれども、海釣りは
  一度も経験ありません。大海原で釣りしたい・・って思います。
  
  
  
  > 3度目の正直、ワカリマス！ほんと、小さな島で、波があると汽船、スルーしていました(>_<)
  > （神津島さえ、引き返したことが・・・）
  >
  > 島の暮らしは、物価も高く、新聞は一日遅れ。。。
  >
  > 外から見ればほのぼのしていても、厳しい一面がありますね?。
  
  ほんとおっしゃる通り
  外から見るだけではわからない厳しさがあるのは事実ですよね。
  
  私は単なる外様の旅人としておじゃましているだけなので、好き勝手
  なことを言えちゃいますけれども、実際に生活の拠点とされている方々
  のご苦労は並大抵ではないでしょう。
  
  
  
  > 利島、簡単に一周されていましたが、ちょっと興味津々です。
  >
  > ワタシの旅行記にお立ち寄りいただきいいねまでありがとうございました。
  
  簡単に一周〜〜
  と言うよりも、暑さに負けて　3分の1周ってところでしょうか（笑）
  島はやはり、泊って夜空を見たり、海の音を聞きながら寝たり・・
  そんな旅をしたいと思います。
  
  今後もよろしくお願いします。
  
  tanupam