フォーポイントバイシェラトン函館（夜景ルーム）

2021/07/05 - 2021/07/07

久しぶりに夫婦で長期の旅行に出かけました。7月5日から15日までの10泊の北海道旅行です。函館から出発し、レンタカーを借りて大沼公園・ルスツ・ニセコ・キロロ・小樽・札幌、と初夏の北海道を満喫してきました。

７月上旬という北海道のベストシーズンですが、コロナの影響は甚大で、どこの観光地も閑古鳥が鳴いていました。コロナが収束して観光客（国内・海外含めて）が戻って来なければ北海道の再生は難しいと感じました。

旅のスタートは函館です。お泊りのホテルは「フォーポイントバイシェラトン函館」。マリオットの上級会員としては、どうしても第一選択としてマリオット系のホテルになってしまいます。このホテルに２泊しましたが、非常に満足のいく滞在になりました。

注：高齢者の我々夫婦は既にコロナワクチン２回接種済で、事実上の「コロナ開放旅行」になりました。勿論、従来同様に感染対策は十分にして旅を楽しみました。

私のホームページに旅行記・著書紹介多数あり。
『第二の人生を豊かに』
http://www.e-funahashi.jp/

エリア 函館(北海道)

7月5日（月）午前11時、中部空港発函館行のAIRDO（写真）に搭乗しました。今回は全日空の7500マイルを使って往路を「名古屋→函館」、帰路を「札幌→名古屋」にしました。

ANAマイルの使用期限が迫ってきていたので、在庫処分で夫婦で北海道往復２名分3万マイルを使いました。往路は函館行ということもあってガラガラでした。快適なフライトの後、12:30函館に到着しました。

函館空港からはシャトルバスに乗れば約20分で函館駅（写真）に着きます。運賃は450円と安く空港からアクセスが良いので助かります。

今夜の宿「フォーポイントバイシェラトン」（写真）は函館駅前にありす。本当に駅の前でこれ以上ない最高のロケーションです。しかも、堂々とした風格をしたホテルで、夫婦共に一気に盛り上がりました。
注：写真右の高層ビルがフォーポイントバイシェラトン

函館駅に着いたのが午後１時30分頃、ホテルにチェックインしていては間に合いません。重いスーツケースを引っ張って「函館朝市ひろば」（写真）に向かいます。この朝市は函館駅の横、フォーポイントの横にあり、ロケーション抜群です。

朝市は午後２時頃には閉店してしてしまうので、それまでに突入しなければいけません。急いで「どんぶり横丁」（写真）に入ります。

楽しいですね、このどんぶり横丁は！小さな飲食店が軒を連ね、北海道のうまい物のオンパレードです。どこの店に入ろうか迷ってしまいますが、妻がガイドブックに載っている店がいい、ということで「茶夢（チャム）」（写真）にしました。

小さな店で直ぐに満席になってしまいそうですが、今は、コロナ禍です。外国人は皆無でお昼の終わり頃だったためか、お客は１組だけ、我々が入って２組目になりました。おかげでコロナ感染を気にせず、いきなり「北海道のうまいもの」にかぶりつきます。

私は五色丼（1850円）にしました。うに、イクラ、甘えび、サーモン、ホタテ。「うに」なんて、いったいいつ食べたのだろうか？記憶がないくらい昔話です。

妻は函館丼（1800円）です。うに、いくら、カニの３種類の盛り合わせ。両方ともとってもうまく大満足です。

実はどんぶりを注文したら、みそ汁と突き出し（写真）が沢山出てきました。北海道の素材を使った一品料理でこれもおいしく、予想外の嬉しさに大満足のランチでした。

お腹が満たされた後、ホテルにチェックインします。フォーポイントはシェラトンホテルに比べると格下のホテルなのであまり期待せずに来ました。せいぜいビジネスホテルに毛の生えたくらいかな～、と。

ところが、外観といい、ロビー周辺といい、それなりの風格があり、中級レベルのシティホテルとして十分機能している感じを受けました。その理由をスタッフに聞いて納得しました。

このホテルは1988年、JTBグループが「函館ハーバービューホテル」として開業。20年間くらい営業した後、2008年4月にロワジールホテル函館にリブランドされました。
写真：ホテルロビー

ロワジールとして8年間運営された後、2016年9月、世界的ホテルチェーンのフォーポイントバイシェラトン函館としてリブランドオープンしました。30年以上の歴史のあるホテルです。
写真：ホテルロビー

バブル絶頂期のJTBグループだけあって、函館駅の真横という最高のロケーションのシティホテルを造ったのでしょう。しかし、もう30年以上も昔の話で客室がいかにも狭い！現代のマリオット・シェラトンホテルとして運営するなら壁をぶち抜いて2部屋を１部屋にする大規模リノベーションが必要でしょう。
写真：廊下

そのことをスタッフに聞くと、壁を抜くと耐震基準が低下するのでできない、という返事でした。なるほど、それで客室は狭いままにしてシェラトンの格下グレードであるフォーポイントにした。納得です。
写真：ホテル最上階の夜景ルーム

我々の部屋はホテル最上階13階にある「夜景ルーム」でした。この階にスパ施設と「夜景バー・エステラード」があります。
写真：夜景バー入口

いい感じのバー（写真）で、ここをマリオットのラウンジとして利用できれば最高なんですが…、ここは格下のフォーポイント・シェラトンです。上級メンバー向けの専用ラウンジは設定していません。

さて、期待を込めて我々の部屋に入ってみます。客室の広さは26㎡で、マリオットやシェラトンのフル装備のホテルに比べると狭い気がします。でも、十分満足です。

何しろ今回はシニア割引の格安レートで予約したのですが、直前に値下げもあり、１泊２名利用で総額7650円でした。１人3825円！

マリオットのシニア割引は62歳以上が対象で15％割引です。ただし、割引でも最低価格になるとは限らず割高なシニア割引や、そもそもシニア割引を出していないホテルも多数あります。

一般的に最低価格で予約しようとすると「前払いキャンセル不可」が多いです。一方でシニア割引はキャンセル可能（無料）です。よって私は基本的にシニア割を使います。

シニア割で予約しておいて旅行直前になって、もっと安い値段が出てきたら（キャンセル不可でも）乗り換えます。もう旅行直前でgogogoですからリスクはないです。

フェアフィールドでもコーヒーメーカー（写真）はしっかり準備されています。さっそくコーヒーカプセルをマシンにセットしてトライしてみました。

これが実にうまいコーヒーでUCCコーヒーでした。コーヒーカップは自宅で愛用しているもので、いつも旅のお供です。

淹れたての香りのよいコーヒーを飲みながら窓から外を見ます。目の前に函館駅と駅前ロータリ、左の建物はホテル「JRINN函館」、そして、その背後に海が迫っています。函館湾です。

朝食はメインダイニング「フォーポイント」（写真）で頂きます。ここは朝食、ランチ、ディナーに利用できます。

マリオットのプラチナ以上の会員であれば特典として500ポイントかコンチネンタル・ブレックファーストが選べます。

妻との２名宿泊ですのでコンチネンタル・ブレックファースト（写真）にしました。残念ながらフルブレックファースト（和食又は洋食）は有料になっています。

いつもビュッフェの朝食を無料で頂いているので、ちょっと残念なのですが、コスパを考えれば十分満足です。ただし、現在はコロナ感染と（恐らくお客激減のため）フルブレックファーストでもビュッフェではなくセットメニューになっています。

それにしてもお客が少ないです。ガラガラに近い状態なのでスタッフにコロナ以前の客室占有率を聞いてみると、「毎日大盛況だった、特にアジアからの外国人観光客が大勢やってきて、日本語が聞こえないくらいだった」と言っていました。

２泊目の朝、この日も無料の朝食を頂きにレストランに行きます。相変わらずお客は少なく体力勝負の我慢大会になっていますね。これでは弱小資本のホテルからつぶれていくでしょう。

２回目の朝食は卵料理を（スタッフの提案で）目玉焼きからオムレツに変えてくれました。函館は北海道のうまい魚介類がいっぱい食べられるので、朝食はこのくらいにして、ランチにディナーに食べ歩きしましょう。函館は魅力的な街です。フォーポイントバイシェラトン函館はいいホテルです。
→「函館観光」に続く

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