モンテネグロの首都ポドゴリツァから夜行バスでボスニアヘルツェゴビナの首都サラエボへ行きました。時間がなくて1日観光して帰宅というハードスケジュールでした。オーストリア→セルビア→モンテネグロ→ボスニアの長旅もいよいよ佳境へ。事件は気が緩んだ時に起こりました。

2度目のサラエボ初めてのスリ

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2020/03/01 - 2020/03/01

173位(同エリア370件中)

エリア

サラエヴォ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

旅行の満足度: 5.0

観光: 5.0

ホテル: 2.5

グルメ: 4.0

ショッピング: 3.5

交通: 4.0

同行者: 一人旅

一人あたり費用: 1万円未満

交通手段: 鉄道徒歩

旅行の手配内容: 個別手配

モンテネグロのポドゴリツァからバスで7時間ほど。霧立ち込めるサラエボ東バスターミナル（ルカヴィッツァ）へ到着しました。ボスニアヘルツェゴビナ連邦、スルプスカ共和国のサラエボ。緊張はしませんしここがどこだか寝ぼけててもはっきり分かります。バスターミナルの写真は寝ぼけていて撮り忘れてしまいました。
サラエボ東バスターミナルから5分ほど歩くと国境を超えてボスニアヘルツェゴビナ連邦へ入ります。1本道なので非常に分かりやすいです。ここら辺は市街地よりも高地にあるため雪が残ってます。
ここが市街地へ行くバスターミナルです。トロリーバス103系統に乗れば中心街（ラテン橋バス停）まで行くことができます。乗り方は売店で切符を買うか車内で買うかです。私は以前ボスニア旅行した際に残ってた兌換マルクがあったので問題なかったです。けど、もし無かったらどうすればいいんだろう…サラエボ東バスターミナル（長距離バス乗り場）では両替できると思うけど、こんな朝早く絶対やってない…旅行者の人は気をつけた方がいいかも。。。
バスの車内からの景色です。中心街までは30分くらいかかります。途中には多数の団地があり、中には内戦の痕跡が残ってるものもあります。乗客もたくさん乗ってきて通勤時間ということもあってか次第に満員バスになりました。
ちなみにサラエボはヨーロッパ屈指の大気汚染都市です。IQAirという大気データベースでは世界最悪の数値を叩き出したことも。
終点につきました。ラテン橋です。空気は綺麗なので安心してください笑
朝日が気持ちいいい～～
さて、寒い寒い。お腹もペコペコ。こんなんじゃ活力湧かんわ。ということで朝早くからやってるカフェへ。
ここはホテルヨーロッパに併設のカフェ（viennese cafe)。非常にエレガントな造りで客も誰もおらずゆっくりと過ごせました。
カフェオレもクロワッサンもおいしい
英気を養い、いざ観光。今回の目的は前回行けなかったところへ行くこと。ただ、バシュチャルシヤには行かないとね。サラエボの象徴的な場所。観光はここから始まる。見どころはこの付近に集中してるし遠くに行くとしてもここからバスや路面電車に乗ればどこへでもいける。
最初の目的地はボスニアヘルツェゴビナ歴史博物館。ここで脇汗びっしょり事件が発生。
館内の展示を見ていたら急に警備員が私に向かってきて、私に要求しました。「スマホを見せろ。スパイ？盗撮したでしょ？」

いやいやいや！撮ってないよ！！

まぁとりあえず言われるがままスマホを見せて写真フォルダーを開きます。

警備員はどうやらこの博物館の隣のアメリカ大使館勤務の人で私がアメリカ大使館を盗撮したのでは？と疑ってるようでした。博物館を外から撮った所を見ていて私の後を追ってきたようです…

とりあえず盗撮してないしスパイでもないと言ってパスポートも見せて解放して貰いました。ちびったのはここだけの話。
気を取り直して博物館から徒歩5分ほどのところにあるカフェへ。ここの名前は「チトー」。私が好きな人物の1人で彼や社会主義時代のユーゴスラビアに関する本は大学時代に一通りは読みました。
チトーオタクにはたまらない展示が多数
日本じゃ見れないような写真も多数ありますが、店内はバーのような雰囲気です。そこまで居心地がいいとかではありません。ただ店の前にはガーデンもありいい雰囲気です。
路面電車で中心街まで戻ってきました。
左のビルには「スレブレニツァを忘れるな」
通りの上にはボスニアヘルツェゴビナ国旗が。
ここでしか見れない光景にテンションが上がります。
バシュチャルシヤから徒歩10分くらいのところにある戦争と子供博物館。
子供目線での内戦を記録しています。〇〇ちゃんの使ってた玩具、〇〇君の日記等が展示されてます。
時間は正午を周り、飛行機に乗る時間も大分迫ってきました。サラエボは何度来ても素晴らしいな、1日で離れるのは惜しいと考えいました。満員の路面電車に乗り、打刻をして、ドア付近で立っている時に事件は起きました。電停に停車した際に男と肩がぶつかりました。「痛いな～、、ん、、違和感、、、あれ、、財布どこだ？財布盗られた、あ財布盗られたんだ、アイツ降車したけど追う？いや、違ってたら申し訳ないしどうする？？」と思っていたらドアが閉まりました。
これが第二次サラエボ事件です。
ゆるせん、、許せんけどサラエボはいいところなんです。
これも、
これも現地の人に奢ってもらいました。笑

優しい人が多くていい街なんです。アジア人は全くいないから物珍しいのかなとも思います。
前回行けなかったイゼドベコビッチ博物館です。バシュチャルシヤから急勾配の坂道を登ること10分ほどで着きます。イスラム系からしたらヒーローですがセルビア系からしたら悪人でしょう。どのような展示のされ方をしてるのか非常に気になってましたが、今回も入ることが出来ませんでした。また、サラエボに行く理由が出来ました。
さらに坂を登るとサラエボ市街が一望できます。ちょうど中国でコロナが大流行して日本でもコロナが流行りだした頃でアジア人への風当たりを感じることもあった旅ですが、この景色を見たらそんなことどうでもよくなりました。
サラエボはこのように山の斜面が宅地化されていて、谷底の中心街から斜面を見上げると住宅の灯火で綺麗な夜景を見ることが出来ます。が今回は空港に向かう時間が迫っており、この後はお土産買ってカフェでトルココーヒー飲んでサラエボ市街を後にしました。バシュチャルシヤから1日数本空港へ行くバスもありましたが私はタクシーで行きました。