TeamLab豊洲でインスタ映え？いや純粋に異次元体験っす

2021/06/11 - 2021/06/11

久々に美術展に行きたい。それも気分はモダンアート。ならば最先端中の最先端、電子アートで話題のＴｅａｍＬａｂを見に行こう。６月の平日なら予約しなくても大丈夫。ちょっとはアートに興味がある長女を、豊洲市場で寿司食わしてやるからと引き連れて豊洲に向かった。

いいですよ、これ。オヤジにはインスタ映えとか関係ないが、これは写真やビデオでは伝わらないわ。まさに異次元空間。
伝わらないのを承知で旅行記にしてみました。

エリア 豊洲(東京)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

今話題のTeamLabはお台場のTeamLab Borderlessに加えて、豊洲にTeamLob Planets ができた。と思っていたらその他にも銀座にあるわ六本木にあるわサウナまでつくるわ｡｡｡ｄｍｍかせぐなぁ。

で、やってきたのはゆりかもめの新豊洲駅。

新豊洲駅 駅

TeamLob Planets は2018.7月から2022年までの限定開催。開館当初はネットで予約しなければ入場できない人気ぶりだったが、さすがにもう大丈夫。木曜のこの日は各作品を独り占めできた。当然、入場も待ち時間０。入場料は3200円也。

チームラボ プラネッツ TOKYO DMM.com 美術館・博物館

ここの特徴は裸足で観覧する事。なので入場するとすぐに健康ランドのような下駄箱が並んでいて、靴と靴下を脱ぐ。なぜかと言うと、作品のいくつかにプール(?)が使われていて、ひざ下まで水に浸からなければ見る事はおろか、先に進めないのだ。
なのでロングスカートも不可。その場合はここでハーフパンツを借りて、着替えるのだ。うちの娘も知らずに長いパンツできてしまい、ハーフパンツを借りていた。

チームラボ プラネッツ TOKYO DMM.com 美術館・博物館

ロッカーを出ると照明が落とされた通路を進んでいく。
ここはもう立派な作品だ。

正式な作品としては最初のものがこれ。Waterfall of Light Particles at the Top of an Incline。

流れてくる水に足首まで浸かって坂を上がると、光と共に落ちる滝がある。

https://planets.teamlab.art/tokyo/jp/ew/lightparticles/

メインイベントの一つ、The Infinite Crystal Universe
小さ目の体育館ほどのスペースに、無数のLEDがちりばめられたコードが天から吊り下げられていて、それが様々なパターンで煌めく。たとえライトが一様であっても、人の見る位置、歩く速度によりその表情は変化する。

https://planets.teamlab.art/tokyo/jp/ew/infinite_crystaluniverse/

内部は光のカーテンの中の迷路になっていて、気を抜くと迷う。まあ、係員がそこここにいて声をかけてくれるのだけどね。

https://youtu.be/kDxcdmsoZqk

チームラボ プラネッツ TOKYO DMM.com 美術館・博物館

仕掛けとしてはスマホアプリを入れれば、自分で点灯パターンを変えられるのだが、そんな事はどうでもよい（子供には受けるかな）。時々刻々変化する表情と、自分の移動に伴う光の移ろいに見入ってしまった。
これは画像では伝わらないなぁ。ぜひ体験してほしい。

https://youtu.be/DVbsLnqFjYA

Drawing on the Water Surface
乳白色の水にひざ下まで浸かってバスケットコート大のエリアを歩くと、頭上からプロジェクターにより映し出されるコイが気ままに周囲を泳ぎ回る。

https://youtu.be/JIt-01xQr_A

チームラボ プラネッツ TOKYO DMM.com 美術館・博物館

コイ達の動きは人の動きにつれて変化する。
正直、私的にはイマイチ｡｡｡

水の乳白色はエリアの端にいくと分かる。この手前が次の作品、Universe of Fire Particles に通じる。

憑依する炎：Universe of Fire Particles
水面から湧き出す火炎は実は本物の映像ではない。CG的に作り出したもの。
ここにはベンチが置かれていて、一休みしながら鑑賞できる。ちなみに水の作品を過ぎると、タオルを貸してくれてきれいに拭けるエリアがある。

https://youtu.be/5oYoa5hTwb4

チームラボ プラネッツ TOKYO DMM.com 美術館・博物館

Expanding Three-Dimensional Existence
等身大のビニール製ボールで埋め尽くされた空間に、ボールを分け入って歩み入ると、ボール内部の照明がシンクロして変色する。
作品に堂々と触れる唯一の作品。ボールを押した重みや、そこで生まれる空間の感覚｡｡｡

時折、上から風が沸き起こりボールを吹き飛ばすと、中央に大きな空間が生まれる。そして再びボールに埋め尽くされる。
おもしろい。

https://youtu.be/lv4iAgJFvFI

チームラボ プラネッツ TOKYO DMM.com 美術館・博物館

私的にはこれが一番。Floating Flower Garden
大きなドームの内側に投影される花や蝶が、動き揺らめき消えては現れる。床は鏡貼りで、地平がどこなのか分からなくなってくる。

花々が動き出すときの何とも言えぬ浮遊感。
そこに留まっているはずの人間が、すーっと動き出す感覚。
これもその場に立たなければ感じられない。

https://youtu.be/PXya_6oVS04
TeamLab やるな。

チームラボ プラネッツ TOKYO DMM.com 美術館・博物館

なんだかんだと２時間を過ごした。さっさと見て回れば１時間も掛からないが、The Infinite Crystal Universeで腑抜けのように立ち尽くし、Expanding Three-Dimensional Existenceで無邪気に遊び、Floating Flower Gardenで床にひれ伏している内に、時間は過ぎていた。

TaemLabはアーティスト、アニメータ、技術者等の集団であり、シドニー、アデレード、サンフランシスコ、ニューヨーク等の美術館に永久所蔵されている。
あいにくこのTeamLab Planetsは2022年までだが、お台場のteamLab Borderlessは常設になると言う。近いうちにそちらも訪ねてみたい。

言い忘れたが自撮り棒は禁止。当然と言えば当然だ。

遅い昼食は豊洲市場で寿司と決めていた。それで娘を釣ったんだし。私的にはどこでもよかったのだが、仕方がない。ゆりかもめで一駅の市場前駅に向かった。

駅を降りると目の前の巨大な豊洲市場の建物。あっちだあっちだと歩いていく。実はそれよりずっと手前に観光客向けの食堂街がある事も知らず｡｡｡

でも別に失敗ではなかった。なんたってここは水産卸売場。プロ達が腹を満たず場所なのだ。まずいはずがない。
食堂街はいたって地味。当然ながら海鮮料理を中心に10軒ちょいが並ぶ。金曜の14時、あまり混雑してはいない。

豊洲市場 市場・商店街

特に狙いを定めていた訳ではないので、そこそこの値段で客の入りがよさそうなこの店にした。丼匠という、築地から移ってきた店。
ちなみにこの時間でここには6,7人の客。他の店では客０という所もチラホラ。

豊洲市場 市場・商店街

私はマグロイクラサーモン丼 2300円也。娘は北海三昧丼 2600円。
値段なりかなぁ。刺身の量はたっぷりだったが飛び切りうまい訳でも、飛び切りお得な訳でもなかった。
まぁ観光客向けなのかな。市場の人もこの値段と内容なのかしら？

市場内はコロナの影響で見学中止。なので食堂街も閑散としていたのだろう。
ちなみにここよりぐっと観光客向けの江戸前場下町という施設が、駅のすぐ脇にあった。お土産屋街もあるらしい。ぜんぜん目に入らなかった。

2駅戻ってゆりかもめ豊洲駅へ。娘がららぽーと豊洲で買い物したいって。
船着き場の名物、カッコだけの刃根橋が誇らしげに開いている。

ららぽーとはいつも通りの賑わい、いつも通りの華やかさ。キッザニアには娘らを連れてよく来たなぁ。な？
こいつ、ぜんぜん覚えてないし｡｡｡

ららぽーと豊洲 ショッピングモール

ここから船で浅草や日本橋に行ける。いつか乗ってやろ。

美術鑑賞と言うよりは異次元体験のTeamLab。お勧めですよ！

ららぽーと豊洲 ショッピングモール