2010/07/17 - 2010/07/17
258位(同エリア1011件中)
TMBSさん
この旅行記のスケジュール
2010/07/17
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車での移動
ミレニアム ホテル シリー ジャカルタ →(タクシー)→スカルノハッタ国際空港
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飛行機での移動
スカルノハッタ国際空港→(ルフトハンザドイツ航空LH779便)→チャンギ国際空港
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車での移動
チャンギ国際空港→(タクシー)→イビス シンガポール オン ベンクーレン
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この旅行記スケジュールを元に
過去のヨーロッパ旅行記の執筆や手直しが一段落し、さて次はどうしようかと思っていたところ、ふと「ヨーロッパに行かずしてヨーロッパの航空会社を利用した」体験を綴ってみたくなりました。
かつていくつかのヨーロッパ系航空会社は、東南アジア発着の国際線の一部路線を以遠権を認められた経由便として運航していました。
こうした以遠権路線は、航空機の航続性能の向上や航空会社の経営戦略の見直しに伴い年々その数を減らしており、現在はKLMオランダ航空の2路線(注)のみとなっていますが、その安い価格設定と、アジア内でヨーロッパの航空会社を利用できるという物珍しさゆえ、地元の利用者はもとより世界各国の旅客機ファンから親しまれていました。
今回はまず、2010年夏に利用したルフトハンザドイツ航空のジャカルタ発シンガポール経由フランクフルト行きLH779便の搭乗レポートをお届けします。
(注)アムステルダム~クアラルンプール~ジャカルタ線とアムステルダム~シンガポール~デンパサール線。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空 ANA シンガポール航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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2010年7月17日。
ジャカルタ市内タナアバン地区のホテルでタクシーを呼び、16時頃にスカルノハッタ国際空港のターミナル2に到着しました。
現在は斬新なターミナル3が開業し、国際線の多くがそちらに移ったスカルノハッタ国際空港ですが、この頃国際線のフライトは原則として全てターミナル2に発着していました。ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港 (CGK) 空港
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手作り感が否めない、スカルノハッタ国際空港ターミナル2の発着航空会社案内。
ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港 (CGK) 空港
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パスポートとEチケットを見せてチェックインカウンターに入ります。
ルフトハンザドイツ航空のチェックインカウンターの脇には、オンラインチェックイン利用者向けの端末が。
この当時、スカルノハッタ国際空港発着のルフトハンザドイツ航空便は、シンガポール経由フランクフルト行きの1日1便のみでしたが、それでもこのような立派な端末が設置されているのにびっくりした覚えがあります。ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港 (CGK) 空港
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本日搭乗するのは、スカルノハッタ国際空港19時発のルフトハンザドイツ航空LH779便シンガポール経由フランクフルト行き。
この便で経由地のシンガポールに向かいます。
東南アジアの地で、ドイツに行くわけでもないのにルフトハンザドイツ航空のフライトを利用するというのは、考えてみれば不思議な話です。ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港 (CGK) 空港
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ちなみにこの時、ガラケーにルフトハンザドイツ航空のロゴ入りのネックストラップを付けており、地上スタッフの方から同社の関係者かマイレージ上級会員と勘違いされ、優先カウンターに案内されかけました。
さすがにそれは申し訳ないので、「No」と答えて一般のカウンターに並び直しました。ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港 (CGK) 空港
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さほど待たずに、シンガポールまでの搭乗券を受け取りました。
今回の搭乗券は、ANAマイレージクラブのスターアライアンス提携会社特典航空券の枠で予約したものです。往路のシンガポール→ジャカルタ間ではシンガポール航空のフライトを利用しました。ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港 (CGK) 空港
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隣のチェックインカウンターではエミレーツ航空のドバイ行きの搭乗手続きを行っていました。
エミレーツ航空は、いつか一度利用してみたい航空会社の一つです。ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港 (CGK) 空港
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エミレーツ航空の広告に登場する美人のCAさん。
同社のフライトにはイスラム圏諸国はもちろんのこと、日本や中華圏、韓国、欧米などさまざまな国籍のCAさんが乗務しています。ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港 (CGK) 空港
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さらにその隣はエティハド航空のカウンター。
スカルノハッタ国際空港は世界有数のイスラム教国であるインドネシアの空の玄関口とあり、中東系の大手航空会社がこぞって乗り入れています。ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港 (CGK) 空港
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日本に乗り入れていないサウディア(サウジアラビア航空)も、ここスカルノハッタ国際空港には乗り入れています。
ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港 (CGK) 空港
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トルコ航空(現ターキッシュエアラインズ)のチェックインカウンター。
2010年当時は同社のジャカルタ~イスタンブール線もシンガポール経由で運航されており、私がこれから搭乗するルフトハンザドイツ航空のジャカルタ~シンガポール~フランクフルト線と同様、ジャカルタ~シンガポール間のみで搭乗することも可能でした。ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港 (CGK) 空港
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トルコ航空の広告。
ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港 (CGK) 空港
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エアアジアグループの機内食の広告。
ルフトハンザドイツ航空やトルコ航空の以遠権路線にとってのライバルが、エアアジアグループをはじめとするLCC各社です。
以遠権区間という特性上、チケットが破格の値段で販売されており、それを武器に集客していたヨーロッパや中東の航空会社のアジア内以遠権路線ですが、相次ぐLCC各社の参入後は便数・運賃の両面で後塵を拝すようになり、最終的に路線廃止という転帰を辿った路線が少なくない印象です。ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港 (CGK) 空港
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エアアジアグループのチェックイン端末。
ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港 (CGK) 空港
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チェックイン終了後は、特にやることもなかったのですぐに出国。
2010年当時のスカルノハッタ国際空港ターミナル2は、現在ほど商業施設が充実していなかったように思います。ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港 (CGK) 空港
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搭乗予定のLH779便シンガポール経由フランクフルト行きですが、すでに搭乗待合室がオープンしている様子。
足早にD5番搭乗口に向かいます。ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港 (CGK) 空港
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イチオシ
D5番搭乗口の出発便案内。
行き先は経由地の「Singapore」と最終目的地の「Frankfurt」が交互に表示されています。ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港 (CGK) 空港
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ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港 (CGK) 空港
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右側のエコノミー客用のスペースで待機します。
ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港 (CGK) 空港
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隣のスポットには、JALのB777-200ERが待機していました。
深夜に成田国際空港に向けて折り返す機体です。ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港 (CGK) 空港
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左から順に、トルコ航空機、サウディア機、エティハド航空機の尾翼。
ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港 (CGK) 空港
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18時過ぎ、折り返しLH779便となるフランクフルト・シンガポールからのLH778便がようやく到着しました。
機材は「ジャンボジェット」ことB747-400です。ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港 (CGK) 空港
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フランクフルト国際空港からの長いフライトを終え、スポットインしたルフトハンザドイツ航空のB747-400。
ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港 (CGK) 空港
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慌ただしい機内整備の後、18時47分頃にエコノミークラスの乗客への搭乗案内が開始されました。
ジャワ島の宮殿をモチーフにした内装のスカルノハッタ国際空港ターミナル2の搭乗待合室とも、これで当分はお別れです。ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港 (CGK) 空港
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イチオシ
オレンジ色の照明に照らされた、ルフトハンザドイツ航空のB747-400。
ルフトハンザドイツ航空と航空連合「スターアライアンス」のロゴが誇らしげです。ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港 (CGK) 空港
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隣のスポットにいたJALのB777-200ER。
機会があれば、JALの東京~ジャカルタ線も利用してみたいものです。ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港 (CGK) 空港
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LH779便の機体には2本のボーディングブリッジが接続されており、機首側の1本はファーストクラス・ビジネスクラスの乗客専用、尾翼側の1本はエコノミークラスの乗客用となっていました。
言うまでもなく、私が利用するのは尾翼側のボーディングブリッジです。ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港 (CGK) 空港
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ようやく、長年憧れたルフトハンザドイツ航空機の機内に足を踏み入れます。
乗客の多くは、バリ島やボロブドゥール、バンドンなどでバカンスを過ごした欧米系の方でした。ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港 (CGK) 空港
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指定された左窓側の37A席に着席。
機内オーディオのチャンネルをJ-POPの懐メロチャンネルに合わせると、ほどなくドアが閉まりスコールの中プッシュバックが始まりました。
それから離陸まではさほど時間がかからなかったように記憶しています。
写真は通路上のモニターにひょうじされたナビゲーションマップ。
シンガポール発着便ということで、ナビゲーションマップの表記はドイツ語と華語の2ヶ国語表記でした。 -
ナビゲーションマップですが、もう少し明るい画像がこちら。
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ルフトハンザドイツ航空のコーポレートカラーである黄色が生かされたデザインの座席。
枕カバーにも鶴のマークが入っています。 -
ほぼ満席だったエコノミークラスのキャビン。
写真をご覧になられた方はすぐにお気付きかと思いますが、この当時ルフトハンザドイツ航空のB747-400のエコノミークラスには個人用モニターが設置されていませんでした。
今回私が搭乗するのは以遠権区間のジャカルタ~シンガポール間なので、個人用モニターがなくても何ら不便を感じませんが、この機体でジャカルタやシンガポールからフランクフルトまで乗り通す人は少し大変だったかもしれません。 -
キャビンの後ろの壁面にも、ルフトハンザドイツ航空のロゴマークが。
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イチオシ
離陸後30分ほどして、お待ちかねの機内食が運ばれてきました。
飛行時間2時間に満たない以遠権区間ということで、エコノミークラスの機内食はサンドイッチとケーキ、サラダのみという簡素な内容でした。
飲み物もさすがにドイツビールというわけには行かず、ちょっと高めのペットボトルの水1本のみ。 -
水の銘柄はロスバッハ。
ルフトハンザドイツ航空というだけあって、ドイツ産の水を提供しているようです。 -
B747-400の安全のしおり。
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機内誌「magazin」2010年7月号。
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機内販売のカタログ「WorldShop」
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英語表示モードのナビゲーションマップ
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LH779便はスマトラ島の東岸上空を北上中。
もう間もなくすると、シンガポール・チャンギ国際空港への着陸態勢に入ります。 -
飛行高度や外気温が表示されています。
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シンガポール時間の21時30分過ぎ(インドネシア時間の20時30分過ぎ)、LH779便は1時間半強のフライトを終えチャンギ国際空港のターミナル2に到着。
写真は降機時に撮影した搭乗機。「Saarland(ザールラント)」なる地名にちなんだ愛称が付けられていました。
私は今夜はシンガポールで一泊しますが、同機はこの後チャンギ国際空港で小休止の上、引き続きフランクフルトまで10時間超のロングフライトに旅立ちます。降機の際、「気をつけて行ってらっしゃい」と心の中で一声かけました。シンガポール チャンギ国際空港 (SIN) 空港
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搭乗待合室では、シンガポールから先を担当する客室乗務員さんがスタンバイしていました。
紺色のジャケットに黄色のスカーフが決まっています。シンガポール チャンギ国際空港 (SIN) 空港
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現在時刻は21時57分。
足早にターミナル2の入国審査場を目指します。シンガポール チャンギ国際空港 (SIN) 空港
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イチオシ
深夜時間帯ですが、特に待たずに入国審査場を通過し、機内預け手荷物を引き取りました。
同じ時間帯に、ソウル・仁川国際空港からの大韓航空KE641便も到着していたようです。シンガポール チャンギ国際空港 (SIN) 空港
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今夜の宿泊先であるブギスのイビスホテルへはタクシーで。
車内からはシンガポールフライヤーが見えました。シンガポール フライヤー アクティビティ・乗り物体験
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ホテルに荷物を置いた後、「新源記」なる福建料理店でフライドホッケンミーの夕食。
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ブギスの福建料理店「新源記」
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締めのデザートとして、近くのスイーツ店でマンゴータピオカも味わいました。
5泊6日の東南アジア周遊旅行で、ヨーロッパに一歩も足を踏み入れないにも関わらず今まで一度も搭乗したことのなかったルフトハンザドイツ航空の以遠権フライトを利用するというのはなかなか新鮮な経験でした。
この旅行の数年後、東南アジア内でKLMオランダ航空やエールフランスの以遠権フライトを利用する機会にも恵まれたので、そちらについても追ってレポートさせていただく予定です。
※ルフトハンザドイツ航空とエールフランスは、すでに東南アジア内の以遠権路線を全て廃止しています。(2021年時点)
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