2017/12/16 - 2017/12/20
318位(同エリア1433件中)
Qかまさん
2017年ミャンマー鉄分補給紀行(後編)
~ヤンゴン臨港線&懐かしの路面電車に会いに行く篇
■行程■
12/16:福岡→羽田・成田→ヤンゴン
12/20:ヤンゴン→成田・羽田→福岡
こんにちは。毎度しょーもない旅行記を懲りずに書き続けている"Qかま"です(^^)/
前編では、ヤンゴン環状線に完乗してヘトヘトなったお話をいたしましたが、今回はまったりとヤンゴン市内を散歩した様子と、廃線になったヤンゴン臨港線を徒歩で辿ります。
そしてさらに、その廃線の奥に人目もつかずひっそりと眠る、日本から海を越えて渡った懐かしの路面電車に会いに行きました(^^)
ひたすら廃線になった無機質な線路跡の画が続く「廃線マニア」以外の方にとっては、それはそれは絵的にも地獄の回となっておりますので、お読みになる際は予めご覚悟ください(苦笑)
・・・とにかく暑かった。
これは旅行記ではなく、もはや"修行"の記録です(-_-;
・・・と言うワケで「ミャンマー鉄分補給紀行(後編)」はじまりはじまり~♪(^^)/
※なお、この旅行記は2021年に発生した軍事クーデター以前に書かれたモノです。ここでご紹介する内容は、残念ながら現在のミャンマーの状況とは全く異なりますので、予めご承知の上でお読みください(T_T)
【南の翼~South Wings】 http://hp1.cyberstation.ne.jp/southwings/管理人「Qかま」のドタバタ顛末記です~
どうぞお気楽にお読みくださいませ(^^)v
なお。。。
基本的に、セレブ旅・リゾート旅とはまるで無縁のポンコツ旅行記です。
まぁ、読者の皆様のご期待には添えないと思いますので、ヒマでヒマでやるコトのない時に読まれるコトをお勧めします♪
それでも「読む」という奇特なお方はどうぞいらっしゃいませヾ(^^;
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
●12月18日月曜日『ヤンゴン市内を散策』
さてさて。
鬱蒼とした車両基地の森のような風景から、クルリと首を振ると、都会的なダウンタウンの風景が目に飛び込んできます。
このギャップは凄いですな(笑)
まぁキホン、ヤンゴンは人口500万人超の大都会ですからね~
森のような車両基地を見過ぎて、オイラはその中心にいるコトを忘れておりました(^^;ゞ
さぁて~お待たせしました!
ようやくここからヤンゴンの旅行記らしいコメントが書けそうです♪ -
今さらですが、ミャンマー連邦共和国について(苦笑)
イギリスによる植民地支配からビルマ連邦として独立したものの、その後も内戦が後を絶たず、この国の人々は長い間強権的な軍事政権下に置かれていました。。。
そう言えば、ここヤンゴンでは日本人カメラマンが銃撃され、亡くなった事件もありましたモンね。
2015年に国政選挙が行われ、ようやく近代的な民主政治が始まった感のあるミャンマーですが、それでも山間部では宗教的な対立から不安定な状況が続いており、まだまだ旅行者は都市部以外にはなるべく立ち入らない方がよいみたいです(-_-* -
ただ、閉鎖的な社会主義時代が長かった分街並みや建物が趣深く、他の東南アジア諸国のように中途半端に近代化されていないので、ミャンマーに行くなら今しかないと思います(笑)
街の人々もとても穏やかでフレンドリーで、まだまだ"外国人慣れしていない感"があって、オイラはとても居心地の良さを感じました(^^)
こんな素敵な街並みを眺めながら歩くのは、いつでも気持ちいいモンです♪
物足らないのは、客引きが全然声を掛けてこないコトくらい(爆) -
街はとても整備されており、歩道が広くて平ら(!)で、とても歩きやすい(^^)b
歩道の真ん中に穴がフツウに空いてたり、側溝の蓋が所々フツウに無かったり、得体の知れない液体の水溜りがフツウにあったり、海外旅行で常に足元を注視しながら街を歩く癖を身に付いているオイラにとって、この綺麗な舗装は感動ですらあるのです(笑)
でもって「腹減ったなぁ~」なんて思いながら昼食処を探すオイラ。
すると、商店街の一角に昼過ぎても客で賑わっているレストランを発見!(^∀^)
迷うべくもなく、オイラはその店にスポンと吸い込まれたのでした(笑) -
中に入ると、ウェイトレスの女性に「ここに座って」とジェスチャーで指定されました。
当然のコトながらオイラ、ビルマ語はさっぱり分かりませんσ(^^;
店員さんも英語は出来ないようで・・・さて、無事に注文できるのだろうか?(汗)
とは言え、店内の雰囲気はいたって良好♪
地元のサラリーマン達の雑談(何言ってるのかさっぱり分かりませんが・・・)に耳を傾け、オイラもミャンマー人になった気分を楽しむコトにしましょう~ -
デジカメで店内を撮っていると、何やら後ろではしゃぐ子供たちの声が・・・?
おや!何だい?オイラに興味あるのかい(^_^*
彼らは店の手伝いをしているようで、店主のお子さんでしょうかねぇ?
オイラがカメラを向けると、きゃーきゃー騒ぎなら仲良くポージング(笑)
するとこの直後、お客のいる店内で騒いだのが悪かったのか、ウェイトレスのお姉さんに、二人とも思いっきり頭を叩かれておりました(^^;ゞありゃ~ゴメンな! -
イチオシ
中華のお店だったらしく、メニューにはビルマ語と共に中国語で書かれていたので、なんとなく漢字の雰囲気で注文できました(^^)
待つこと約5分、オイラの前にやってきた料理がコチラ!
ご覧ください、超美味そうじゃありませんか!
豚まんにまぜソバ、スープにお漬物まで付いて、さらにコーラを追加して全部で1900チャット(約190円)也~
しかも、この中で一番高価なのがコーラ(700チャット)という衝撃プライスでありました(嬉) -
それでは早速、まぜソバの方からいただきます(~人~)
ズルズル・・・う、美味~い!!
鶏そぼろが中華風に甘辛く煮付けてあって、あっさりダシのスープと麺に絡めて食べると、時々トウガラシがピリリと効いて、かなりイケます!
しかもこの中華麺がツルツルモチモチで、ヤバいくらい美味い♪
夢中であっという間に完食しそうになりながら、何とか自制(苦笑)して箸を止めて写真に収めました。
これがもし"餃子の王将"のレギュラーメニューにあったら、オイラ絶対に天津飯と一緒に注文するわ(^o^)/ -
続いて豚まんを実食~
あはは・・・こちらもまぁ~笑いが込み上げるほど美味いんだな(^^)v
豚肉、シイタケ、タケノコ、ネギに香草類が詰まった餡は、小籠包のような肉汁とおつゆをたっぷり含んでおり、何口食べても、到底飽きが来そうにない美味さなのであります。
タケノコの触感がいいし、何より餡を包んでいる包子がスゴイ!
"ふっくら"しているのに"しっとり"している感じ??・・・上手く表現できませんが(^^;とにかくこんな包子今まで食べたコトないくらい美味かったです♪
海原雄山氏も「中華まんは包子を食べさせるモノだ」と言ってましたし(笑) -
いやぁ~何も考えずに飛び込んだ食事処でしたが、大当たりでラッキーでした。
東南アジア飯に中毒性を感じているオイラ。
現地で美味しい食事に一つでも当たれば、わざわざその国に来た甲斐があったと思えるモノですなぁ(*^-^*)
さぁ、お腹も満たされたコトですし、再びぶらぶらダウンタウン観光を継続しましょう~
ミャンマーは、地理的に東南アジアと南アジアの境に位置しており、インド、中国、そして植民地支配していたイギリスの文化が歴史的に大きく影響していると言えます。
なので、他の東南アジア諸国と比べると、街の雰囲気がだいぶ違う気がしますな(^^)b -
ヤンゴン中央駅からひたすら南へ1kmほど歩くと、川幅の広いヤンゴン川にぶち当たります。
ここから海に近いコトもあり、港には対岸への渡船だけでなく、漁船や貨物船も多く停泊しております。
ご覧のとおり"コーヒー牛乳"色の川は、東南アジアで見慣れた風景(^_^;
そして、この辺り一帯は腐った魚の匂いが漂っており、魚嫌いの人が来たら、おそらく即死するほどの異臭を放っているのであります(苦笑)
ちなみに、オイラは「鮒ずし」が大好物なくらいの魚好きですので、この強烈な生臭い匂いも全然苦になりません。
そこらに捨てられた魚が、この気温の高さで発酵しているモノと思われます(笑) -
もしこんなコーヒー牛乳川に落ちたら、様々な病原菌やウィルスに臓器が侵されて、ライザップもびっくりの過酷なダイエットに成功しそうなのであります(-_-;
そんなコトを考えながら川を眺めていたら、防波堤の下から元気にはしゃぐ声が聞こえてきました。。。
驚いて覗き込んでみると、なんと桟橋の支柱の下で、数人の子供たちが貝や蟹を捕って遊んでいるではないか!!
いやはや、確かに「秘密基地」的な場所ではありますが、大人としては色々と心配に思っちゃう遊び場ですなぁ(汗) -
堤防に腰かけてヤンゴン川を眺めながら少し休憩(~-~)
時折吹く乾いた涼しい風の心地良さよ。
リズムを刻む船のエンジン音、足元の子らの声、後ろの市場の声・・・
かつて子供の頃に聞いたような、どこか懐かしいノイズに囲まれながら空を見上る。
空を走る雲が、驚くほど早く流れていくように見えるのは、地上のヤンゴンの街が、呆れるほどのんびりと動いているからでしょうかねぇ?(笑) -
ヤンゴン川を後にしたオイラは、市庁舎方面へ歩き出しました。
すると川沿いの市場の一角で、ほんの少し前の日本なら山のように見かけた営業トラック界の雄、"タウンエース・トラック"を発見(笑)
うーん(-"-;つーか「株式会社ヨイ」ってなんだ?
助手席ドアには「株式会社商第」とか「ブンエア」とか、所狭しと日本語で溢れており。。。
日本に帰ってからネットで調べてはみるのですが、愛知県に「ヨイ株式会社」という不動産屋があるのみで、それ以外に車体に書かれた会社名は全くヒットせず(^^;ゞ
これって、日本の"会社名コスプレ"か何かですかね?(笑) -
ま、とにかくミャンマーの道路での日本の中古車遭遇率はほぼ100%でして。
「中西電機工業さ~ん!お宅の営業車は、今ヤンゴンで元気に頑張ってますよ!」・・・と、遠く日本に教えてあげたくなるくらい、見事に社名が車体に残っているのであります(^^;
さっきのトラックはコスプレでしたが、こちらは実在する会社名でありました。
一説によると、日本語は最先端と品質の良さをイメージするアイテムらしく、彼らにとってクールなアイテムと化しているのだそうです(苦笑)
まぁ、日本人が『超恥ずかしい放送禁止用語がポルトガル語で書かれたシャツ』を着て、何も知らずに平気で街を歩いているのと同じコトだろうと推測します。
ちなみにこの話題・・・以前、飲み屋で知り合ったブラジル人が、爆笑しながらオイラに話してくれました(´д`; -
・・・とは言え。
日本の中古車を購入して大切に乗ってくれているのは、車好きのオイラとしては大変嬉しいコトでして(嬉)
この20年落ちくらいのマークⅡとか、全然古さを感じないほど綺麗に乗ってくれてます♪
しかもスポイラーからリアウイングまで付けていて、なかなかカッコいい(^^)v
たぶん、日本のスポイラーメーカーではないですよね?このデザイン。
さすがにアルミまでは手が出なかったようですが、ミャンマーの車好きは侮れませんなぁ~ -
エアロパーツで固めていると言えば、こんな気合の入ったヤツも見かけました。
でた~アルファード(´д`*
日本ではヴェルファイアと共に"オラオラ系ファミリーカー"との印象ですが、ここミャンマーでもその傾向はしっかり引き継がれているようでして(苦笑)
たぶん中古でもそこそこ高かったと思うのですが、これを買える人はきっとココではセレブなんでしょうねぇ~
それにしても、この車高で凸凹だらけのミャンマーの道を、はたしてまともに走れるものなのか、他人事ながら心配になるのであります(^^; -
日本車だらけのヤンゴンで、ついに見つけた究極の商用車がコレ!
一瞬「ここまでコスプレするか?」と思ったオイラでしたが(^^;
後ろの建物をよく見ると、れっきとした病院でした(苦笑)
しかしこの病院、実はただ者ではありませんで、名前は「イスラム・フリー・ホスピタル」と言いまして、宗教や身分に関係なく、誰でも無料で診察を受けるコトができ、しかもその費用は全額寄付で賄っているという、とても崇高な精神の病院なのであります(^^)v
いやぁ~あまりにも凄すぎて、救急車がフツーに路駐してても全然気になりませんわ(笑) -
でもって。。。
オイラがヤンゴンを歩き回って見かけた日本車たちの中で、個人的ナンバーワンはコイツでした!
いやぁ~ホンダ・インサイトをセンス良く仕上げております(^^)
一つ一つのパーツも良いですが、とにかく車が断然キレイ♪
大切に乗ってる感がビンビンに伝わってきて、とっても好感が持てます。
オイラが写真を撮ると、店の中からオーナーさんらしき若い男性が出てきたので「いいクルマだね!」と声を掛けると、彼は親指を立てて微笑んでおりました(^-^)b -
ところで今さらですが・・・
実はミャンマーの道路って右側通行なんですよね(^^;
なのに日本の中古車だらけなので、ハンドルが逆で事故が絶えないんだそうです。。。
そこで最近、ミャンマー政府が日本車の走行を禁止し、今後は「左ハンドル車しか認めない」という法律を作ると言い出したモンだから、そりゃ~もう大騒ぎ。
実は政府のこの方針にはウラがありまして・・・中国と癒着した政治家による、中国産の車を国民に売らせるための施策であり、これにはさすがのミャンマー国民も怒り心頭(-"-*
ついに国民サイドの代表が「それならいっそ、ミャンマーの道路を左側通行にしよう!」と言い出して、対立しているんだそうです(苦笑)
確かに公共のバスは"左ハンドル"、一般車の殆どが"右ハンドル"というこの状況、いつかどこかで解消すべきなのでしょうケド。。。
まぁ~難しい問題ですねぇ(^_^;ゞ -
オイラが意気揚々と歩いている横を、黒々とした排気ガスを撒き散らしながら走るK国製のボロバス。
暑さでオーバーヒート気味なのか、エンジンカバー全開で走行しております(-"-;
まぁ~東南アジアでは"あるある"な光景なのですが、何しろブレーキランプもカバーに取り付けられているので、これではブレーキを踏まれても後ろの車には、ランプが全く見えないので危険極まりない(怖)
もしオイラが運転中にこんなバスを見かけたら、絶対に後ろにつきたくないのであります。 -
ミャンマーには乗合トラックも走っております(^^)b
荷台を改造してイスと屋根を付けただけの、東南アジアらしいオープンな乗合バス♪
若い女性が大勢乗り込んでいたので、思わずカメラを向けたところ、彼女たちは恥ずかしがって、キャー!キャー!と大騒ぎになってしまいました(´д`;
うーん・・・これって、オイラ完全に『ド変態カメラマン』と化してます?(汗) -
さてさて、気を取り直して。。。
ダウンタウンをテクテク散歩しながら辿り着いたのが、ヤンゴン市庁舎であります(^^)/
真っ白に輝く建物はヤンゴンでも一際目立っており、さすが「ミャンマー建築の粋を集めた建築物」と言われる、それはそれは美しい佇まい~
イギリス統治時代に建てられ、数年前にこの青みがかった白に塗り替えられたとのコト。
ホント美しい市庁舎で、しばらく見惚れておりました(*^-^*) -
そして、市庁舎のすぐ横にも黄金の寺院がそびえ立っております。
ヤンゴンの中心部にあるのは「スーレー・パゴダ」という寺院でして、昨夜訪問したシュエダゴン・パゴダよりも古い歴史を持つ寺院なんだそうです。
なんでも、この2つの寺院はヤンゴンを代表する2大パゴダらしいのですが、こちらのスーレーさんは、仏塔が八角形で角ばっているんですね~
丸い仏塔が主流のミャンマーの寺院の中で、極めて珍しいんだそうですよ(^^)b -
イチオシ
市庁舎前の広い公園の中心に建てられた、白い槍のようなモニュメント。。。
これは「ミャンマー独立記念塔」でして、文字どおりイギリスからの独立を記念して建てられたもので、現地の説明書きによると高さは46mあるんだそうな( ̄□ ̄*
近くで見ると結構高く見えて、かなり迫力があります(笑)
ちなみにミャンマーの独立は1948年1月4日とされています。
従って1月4日が独立記念日で休日となっているのでした(^^)
この画像から、記念塔と市庁舎とスーレー・パゴダの位置関係がよくわかりますね~ -
独立記念塔のある公園では、芝生の上で家族連れが集って弁当を食べたり、お喋りしたり、ゲームをしたりと、皆さんが思い思いに楽しんでおられました♪
平和になったミャンマーを象徴する光景です(^^)v
実はオイラ、独立記念塔のようなモニュメントがある国が、少し羨ましいんですよね。。。
日本には建国を祝うような塔などは存在しないし、国の誇りを心に刻めるような場所って日本には無いですからねぇ~ -
芝生に座って、楽しそうな人々の声を聴きながら休憩していると、歩き疲れた身体にまた元気が戻ってきました~
さてと・・・そろそろ駅にもどりますか。
道路に出ると美味しそうな匂いを漂わせた屋台を発見(・ω・*
プロパンの上にバーナーがあり、その上に油の入った鍋があり、その上にアツアツの揚げ物が置いてある、何と効率的なシステムなんでしょう(笑)
何か買おうか迷いましたが・・・結局、この日は暑かったコトもあって敬遠しました。
でも、後で「試しに買えばよかった」と少し後悔したオイラでした(^^;ゞ -
大都会ヤンゴンは見るからに人口密度が高そうで、高層アパートが所狭しと建ち並んでいるのであります。
駅に帰る途中、少し裏路地を散策してみたのですが(・ω・*
このパラボラアンテナの数(驚)
建物自体が共同アンテナを設置してないので、こんなコトになっちゃうんだと思いますが・・・
さて問題です、この画像の中にパラボラアンテナがいくつ写っているでしょうか?
・・・どうぞ、ヒマな人は数えてみて下さい(^^; -
それにしても暑い(´д`;A
日本は今頃、真冬で各地で凍てついているというのに、ヤンゴンは今日も日中30℃超えの真夏日。
駅まで20分ほど歩いただけで、額には汗が噴き出してきます。。。
そんな御仁に強い味方がコイツ(^^)b
冷えたビール!
なんつったって街中の至る所にあるコンビニにて、日本円で60円ほどで買えちゃうんですもの、これほど有り難いコトはありません(嬉)
ぷはぁ~ミャンマー最高ぉ!! -
市街地をくるりと散歩して、再びヤンゴン中央駅に戻ってきました♪
相変わらず駅構内は、ホーム上をワンちゃんが徘徊するほどのユルさで、実に東南アジアらしい雰囲気で、心なしかホッとするのであります(^^)
さて「これからどうしよう?」と少し考えた末。。。
日没までさほど時間がないので、オイラは鉄道の写真でも撮りながら、ここからホテルの最寄りの駅まで、列車で移動するコトにしました~ -
確か「Paryame(パラミ)」という駅がホテルの最寄り駅だったはず、さっき乗った環状線の途中にある駅です。
チケット売り場でパラミまでのチケットを求めると、やっぱり200チャット(約20円)でした(笑)
・・・というワケで、さっきとは逆回りの環状線に乗らないといけないんですけど、ホームには何も案内が無いので、案の定乗り場が全く分かりませ(´д`;
キョロキョロ見渡してみると、とあるホームにたくさんの人が待っていたので「多分ここだろう」と思い、オイラもなんとなく列車の到着を待つコトにします(笑)
つーかさぁ~ミャンマーの皆さんはホームをベンチ代わりにして腰かけて談笑しておりますが、そんなトコロに座ってて、入ってきた列車に踏まれても知らないからね(-_-; -
そんな心配をよそに、ほどなく列車が入線(^^)b
ホームに座っていた人たちは、ゆっくり入線してきた列車を一瞥すると、ワラワラと迫るウェーブのように立ち上がり、無事誰も轢かれるコトはありませんでした(ブラボー)
そして、彼らは列車が動いているウチに、我先にと車内に乗り込んでいきます。
「降りる人が優先」なんて概念は、ここには一切ありません(笑)
オイラも負けじと列車に飛び乗って発車まで車内で待つ。。。
実際に動き出すまでは、どっち方向に動くか心配でしたが、無事にパラミ方面へ動き出したので、ひとまず安心(^^; -
一抹の不安が拭えないオイラは、ヤンゴン中央駅を出てしばらくの間、注意深く窓の外を凝視おりました・・・が。
あや??何かおかしいぞ(-"-;
オイラを乗せた列車はパラミ方面へ動き出したものの、すぐに転線を繰り返し、複々線の外側の線路、環状線とは違う線路上を走っているではないですか(´д`*あれれ? -
さてはコイツ、環状線内回りの列車ではなく郊外向けの列車じゃないか?
要するに山手線に乗るつもりが、京浜東北線に乗っちゃったみたいな状況(苦笑)
分岐する前の駅に着いた時にホームを見渡してみると、明らかに環状線とは違うホームに着いているのを現認。
疑念が確信に変わったオイラは、すかさず列車を飛び降りたのでした(^^;
路線図で言うと、赤い線に乗らなくてはならないのを、緑か青の線に乗ったというワケ。
・・・って言うか、分かりやすいように列車の車体に色を塗ってもらえませんかね?(笑)
あやうくワケの分からない路線に迷い込むところでした(^^;ゞ -
ココは環状線との分岐点"MAHLWAGON駅"であります(笑)
・・・マヘルワゴン??はたして何て読むんでしょ??
まぁ~とりあえず、偶然にもここで下車することになったオイラ(^_^;
これも何かの縁ですから、少し駅を観察するコトにしましょう♪
画像の左側のホームが環状線、右側のホームが郊外向け。
ちなみに、この郊外向けの路線はこの先で右に逸れていき、さらにそのまま行くとミャンマーの首都ネピドーまで続いているのです(^^)b -
駅舎は立派な橋上駅舎で、利用客もそこそこ多そうです(^^)
ホームから見た雰囲気なんですが、何となく原宿駅に似てませんか?
ホームの屋根の感じも似ているし、右が明治神宮の緑地で、奥の橋が神宮橋みたいな・・・
うむむ、ちょっと例えに無理があったかしら(笑) -
ホームの端っこに何やら変なモノを持ったオッサン(・ω・*
「何やってんだ?」
何やら黄色くて丸いモノをクルクルと回しております。
最初、駅員かと思ったのですが、列車が来ても何食わぬ顔でクルクル回しているので、どうやら関係者では無いようですが・・・ -
オイラ不思議に思って、そのオッサンが見ている先を注意深く目で追ってみたトコロ・・・真相が判明しました。
このオッサンが駅のホームでやっていたコト、それはなんと・・・凧揚げでした(爆)
なんと!駅のホームで、いい歳したオッサンが、無邪気に凧を揚げてるだとぉ?
なんて大らかなんだ(*^-^*)・・・じゃないっ!なんて危険なんだ!!(笑)
非電化だから高圧の架線に引っ掛かる心配は無いかもしれないが、もし走ってる列車に引っ掛かって、その糸が人を巻き込んだらどうすんのよ?
しかもこの凧、なんか木に引っ掛かっているみたいだし(´д`; -
そうこうしているうちに、環状線の列車がやってきました♪
うーん、機関車の前に座っている輩どもは鉄道関係者かな?
・・・だとしても自由過ぎるだろ。
君たち、危険なのですぐに降りなさい!
そして、代わりにオイラをそこに座らせろ~(*´Д`)o
陽が落ちて涼しくなってきた夕暮れ、機関車の前に座って風を受けながらの移動は、そりゃ気持ちいいでしょうなぁ~ -
オイラの希望も虚しく、おとなしく他の乗客と共に列車へ乗り込むコトにします。
でもって、車内に乗り込んでビックリ(^^;
マジで山手線並みに混んでいるのだが?(笑)
仕事帰りの人たちが、整然とつり革に摑まって静かに乗っている様はとても日本っぽくて、なんとも東南アジアの国とは思えないアンバランスさが、ミャンマーの良いトコロかも知れませんねぇ~ -
満員列車に揺られるコト約20分、5駅先のパラミ駅に到着です♪
この駅は、オイラの拠点としているスーパーホテル・ヤンゴンの最寄り駅でして、昨夜ホテルのWiFiに接続して得たネットの地図が正しければ、ここから歩いて10分ほどで帰れるハズ(笑)
列車を降りたら、すぐさま先頭車の前に回り込んで撮影。。。
発車のタイミングでベルが鳴るワケでもなく、車掌さんが笛を吹くワケでもなく、なんとなく人の乗り降りが済んだら即発車です(^^;
カメラを向けたオイラに、一斉にカメラ目線で応えてくれる地元民たち。
近頃そんな彼らが「カワイイ」とさえ思う、今日この頃なのであります(爆) -
列車が走り去った後、さっきまでの喧騒がウソのように静かになりました。
いやはや・・・夏草の香りがスゴイですな(笑)
とても暑かった夏の日の少しくたびれた感じの夕暮れ。。。
懐かしいような、胸が空くような、穏やかな空気に包まれております(^^)
このままホテルに戻るのはチトもったいない。
では、もう少し駅の雰囲気を楽しむコトにしますか~ -
ぐにゃぐにゃにウネってる線路の果てに沈む夕陽を、目を細めて眺めていたオイラ。。。
すると、遠くから線路上をゆっくり近付いてくるモノが・・・(・ω・*はて?
逆光に目を凝らして見てみると。
農作物を運ぶ貨物列車・・・ならぬ農民たちでした(笑)
はいはい~線路を歩いた方が近道なのですね~I see(^^)
おそらく、毎日歩いているからよく分かってらっしゃるとは思いますが、ちゃんと列車が正面から来るのが見える方向の線路を選んで歩かれているコトと存じます。
くれぐれも事故に遭いませぬよう。。。 -
イチオシ
思いがけぬ人間貨物列車が、無事に駅のホームに辿り着いたころ、オイラの後ろからディーゼルカーの唸り声が聞こえてきました。
環状線外回りのホームに、すっかりお馴染み元JR東海のキハ11が入線です♪
方向幕は見事に「回送」となっておりました/_ _)/
ところでこの列車、ヘッドライトとテールライトの両方が同時に点いてますね(^^)b
前照灯とか尾灯とかの概念はないようです(笑)
日本の鉄道でコレをやると「入換動力車標識」の掲出というコトになります(謎爆)
意味の分からない人は、近くの鉄ヲタに聞いてみよう~ -
3分ほどの長い停車のあと、列車は液体式ディーゼル車特有の出力音を発し、天井の排気口から黒煙を吹きながら走り去って行きました。。。
騒々しい列車が走り去るのを待っていたかのように、駅には再び静寂と夏草の匂い、僅かばかりの虫の声が鳴り響くのでありました~
気が付くと、もう辺りは暗闇に包まれようとしています(^^;
そして、列車が去った後の駅の風景は、相も変わらず自由奔放なのであります(笑) -
駅を後にして歩き出したオイラσ(^_^;
マップを頭に叩き込んできたので、たぶんこの道で合っているハズ(笑)
それにしても、夕焼けが綺麗な空ですな♪
不安を抱えながら夕闇の道を6~7分ほど歩いたところで、ホテルの近くにある"BOSCH"のショップが見えてきました。
大丈夫だとは思っていても、海外で夕暮れ時に独りでいると、少しだけ不安になります(^^;
でも、その日本では決して味わえない不安を感じるコトこそが、オイラが海外旅行を好きな理由でもあるんですけどね(笑) -
ホテルに戻り、汗を吸ったシャツを脱いでシャワーを浴びてホッと一息。。。
実はオイラ、スマホの充電器を日本から持ってきたのですが、何とあろうことか間違えて国内用の100V専用充電器を持ってくるという、"海外旅行初心者あるある"な恥失態を犯しておりました(笑)
昨夜はホテルの従業員さんの充電器をお借りして一晩充電したのですが、さすがに2夜連続借りるのは申し訳ないので・・・
さっき昼食を食べた店の近くの電器店で購入しました(^^)v
充電器とUSBケーブルと合わせて6500チャット(約650円)也!
香港製でしたが、なかなか日本ではお目に掛かれないデザインで気に入っておりまして、オイラ今でも日常で愛用しております(笑) -
さぁて、腹が減ったので晩飯でも食べに行きましょうか(^^)
ホテルのフロントマンに、周辺でお勧めのレストランを尋ねたところ、近くのタイ料理店を紹介してくれましたので、今夜はタイ料理にします(笑)
ホテルの横は池のある公園となっており、ライトアップされたド派手な東屋が、池に浮かんでいるのでありました。
その脇に店を構えるのが、ホテルから紹介されたタイ料理店であります。
・・・うーん、なかなか高級そうなお店ですな(苦笑) -
たぶん・・・ホテルのフロントマンはオイラが日本人というコトを忖度して、こういう高級店を紹介したんだと思います。
もちろんその忖度は決して間違っていない。
むしろ、オイラは"忖度"の出来ない人間は指示待ちの無能だと思っております、だから彼は非常に有能なフロントマンです(^^;
でも、一つだけミスを犯しました・・・それは、オイラが貧乏だというコトを見抜けなかったコト(爆) -
ご覧ください、実に美味しそうなグリーンカレーと空芯菜の炒め物でしょう?
そりゃ~美味しかったですとも♪
本場バンコクで食べたグリーンカレーにも劣らないくらい美味しかったです。
そして恐怖のお会計は、なんだかんだでミャンマーでは破格の4000円超!(-_-;
つーかオイラ・・・今日の昼飯は190円だったのになぁ(爆) -
●12月19日火曜日『ヤンゴン臨港線に思いを馳せる』
おはようございます。
ヤンゴン滞在最終日の朝を迎えました(´д`*
いよいよ22時10分発のANA814便で帰国します。。。
ヤンゴンは今日も良い天気♪
出国ギリギリまでヤンゴンを歩き回るコトにしましょう(笑) -
とりあえずチェックアウトを済ませて、ホテルに大きな荷物を預かってもらいました。
フロントのミャンマー人女性に流暢な日本語で「今日はどちらへ?」と聞かれたので「ヤンゴン川沿いの臨港線に行きたいんだけど・・・」と答えると「タクシーを手配しましょうか?」と言ってくれました(^^)
彼女はオイラを手招きして促すと、ホテルの前で警備員に油を売っていた(笑)タクシーの運ちゃんの元へ近づき、オイラの行先を告げてくれました。
仕事とは言え、彼女の親切心に「ホレてまうやろ~」と内心思いながら、お礼を告げてタクシーに乗り込んだのであります(笑) -
右側通行なのに右ハンドルの日本の中古車だらけのヤンゴンの道路は、今日もカオスな状態で平常運転。
確かに、このクルマの状況じゃ~道路を左側通行にする方が現実的かも(笑)
興味深く車窓を眺めていたら、見慣れた色のバスが停まっておりました(^^;
元大阪空港リムジンのバスでしょうか?
いわゆる西日本車体工業製のネオロイヤルという車種で、オイラ的にはかなりお馴染みのバスでした(笑) -
さらに走っていると、前からこれまた見慣れた黄色いマイクロバスが・・・(^^;
ハッキリクッキリ「園児バス」って書かれてますけど?(笑)
どこかの幼稚園か保育園で使われていたのは明白ですが、動物の絵とか描かれてあって、おそらくこっちでのウケはいいものと思われます(^^)
ただ、ここでは日本のバスは乗降口が車道側になるので、乗降にはかなり危険が伴います。
政府が調達したと思われる路線バスなどは韓国車が多く、一応右ハンドルですが、一般の皆さんにはやはり多少不便でも日本車の方が人気みたいですね~ -
東南アジアではどこもそうですが、信号の無い交差点ではクルマが四方八方から飛び込んでくるので、決して油断はできません。
ご覧ください、この無軌道無秩序っぷりを。。。(苦笑)
いったい、どこをどう運転したらこうなるのでしょう???
交差点の中はまさに戦争状態、頭を突っ込んだ者勝ちなのであります(^^;
後はひたすらクラクションを鳴らして、強引に進路をこじ開けていくのでありました。 -
対向車が途切れて、さぁ右折だ・・・なんて不用意に加速してはいけません。
右折を始めたかと思ったら、いきなりの急ブレーキミミミ/x_x)/ふぎゃっ!
クルマの後ろから、こんなのがのっそりと飛び出してきた(爆)
・・・コレ、車道のど真ん中だよね?
老婆心ながら言わせてもらうと、たぶん君、そのうち轢かれると思いますよ(´д`;ゞ -
ヤンゴンの道路は飽きが来ません。。。
たとえ渋滞にハマっても、オイラ達の斜め前には、こんなのがいたりします。
この8の字のライン、オイラはすぐに分かりました(^^)b
そう~日本の鈴鹿サーキットのコースです♪
つーか、こんなステッカーどこに売ってるのよ?(笑)
ただしカローラフィールダーなら、鈴鹿じゃなくて富士スピードウェイが相応しいでしょ!・・・って、裏拳でツッコミを入れたくなりますけどヾ(^^; -
さて、目的地に着いてタクシーを降りたオイラσ(^^*
ここは何処かと言いますと・・・
ボタタウンという、ヤンゴン川に面した臨港地区の東端付近にあたります。
実はかつて、この辺りから『ヤンゴン臨港線』という鉄道がありました。
その廃線跡にオイラは非常に興味を持っておりまして(笑) -
どういう廃線なのかという細かい話は、長くなるので歩きながらしましょう(^^;
丁度、今オイラがいるこの辺りから、当時の臨港線は西に向けて走っていたと思われます。
ちなみに、臨港線の後ろを振り返ると、線路は深い雑木林の中に伸びており、どうやらこの先でヤンゴン環状線につながっていたようです。
臨港地区の貨物列車が本線まで乗り入れていた名残りみたいですが、今となっては荒れ放題で、もう列車が走れる状態ではないようです(苦笑) -
廃線跡と言っても、そんなに古い路線でもなく、実は2016年の6月まで列車が走っておりました。
当時は臨港地区で働く人たちを乗せて、のんびりと走っていたんですね~
・・・おっ!(・ω・*
歩き始めてすぐ、オイラの目の前に架線が見えてきました!! -
実はこのヤンゴン臨港線、最初は非電化線で、日本の三陸鉄道から譲渡されたディーゼルカーが走っていたのです・・・
ところがその後、どういうワケか電化され、ミャンマー初の路面電車が走り出したのです(^^)
車両は日本の広島電鉄から譲渡された路面電車で、日本の関係者も積極的にプロジェクトに参加していました。
おそらく、ミャンマー国鉄の人たちが、電車の運行と維持管理のノウハウを蓄積できるよう、協力を惜しまなかったのでしょう(^^)
さらに歩くと、駅が見えてきました♪ -
・・・しか~し!
電車の運行はわずか6ヶ月で突如終焉を迎えるコトになります(-"-;
理由もハッキリせずにいきなり運行を停止してしまったミャンマー臨港線の路面電車。。。
協力してきた日本の関係者や、大切な車両を送り出した広島電鉄の関係者は戸惑いを隠せず、当局に運行停止の理由を聞いても「赤字だから」と答えるだけ。
何とも腑に落ちない理由でした(困)
それにしても、路面電車で三線軌条なんて珍しいですね(^^)v -
どうやら政情不安なミャンマーにあって、政策は時の政府の意向がモロに影響したらしく・・・
日本主導の鉄道電化プロジェクトを良しとしない勢力に、この路線は握り潰されてしまったというのが、コトの真相のようです(´д`;ハァ
当然ながら廃線後はメンテナンスも行われず、架線はご覧のような状態になっておりました。
架線は路面電車用で、当時は直流600Vが流れていたんです~ -
ちなみに、線路が三線軌条になっている理由ですが・・・
ミャンマー国鉄はメーターゲージで線路幅は1000mですが、広島電鉄からやって来た路面電車は標準軌で線路幅1435mmなので、新たに外側に線路を1本追加して走らせていたのです(^^)b
わざわざ三線軌条まで造って、たった半年で「赤字だから止める」とか・・・ほんまアホかと思いますわ(笑)
それにしても・・・廃止から2年少ししか経っていないというのに、酷い状況ですね(汗) -
臨港線というだけあって沿線には港湾施設が多く、船から下ろされたコンテナを運ぶためのトラックが、周辺には大量に停められております。
そのトラックを避けながら縫うように歩いていくのですが・・・
皆さん待ち時間を利用して、トラックを洗車したり、メンテナンスしたり、中にはタイヤ交換をしている作業員も(苦笑)
さすがにタイヤ交換の近くを通るのは怖いので、道路の反対側に避けるコトにします。
もし作業中に大型車のタイヤが直近で破裂したら、正直言って命はありませんから(´Д`;怖 -
線路上をトボトボと歩いていると、目の前に障害物が現れました(^^;
列車が走らない線路上は、屋台を設置するには打ってつけのスペースとまります。
周囲で働く港湾職員の昼食処として、かなり繁盛している様子でした(笑)
喉カラカラのオイラも、ペットボトルの7UPを1本購入しました。
周囲に日陰が無いので、熱中症になりそう(x_x*; -
スタートからおよそ1km地点。
臨港線の目の前に、何やらゲートのような建物が見えてきました(^^)
これは臨港線に沿って走る臨港道路の料金所です。
道路の中央分離帯にあるレールがどうなっているかと言いますと・・・
なんと!そのまま料金所をぶち抜いて敷かれております(笑) -
イチオシ
当時はこの料金所を列車が突っ切って走っていたんですね~
横のトラックから想像するに、おそらく列車はギチギチで通過していたと思われます。
はぁ~是非ともその異様な光景を見たかったですなぁ(´Д´*
世界広しと言えど、料金所を通過する列車なんて、ここでしか見る事はできないでしょう(笑) -
所々架線が切られているのであります(-_-*
おそらく、積載の上限を超えたトラック等が架線に引っかけてしまうので、安全のために切られたのでしょう。
せっかく張られた電線なのに・・・
何度も言いますが、ミャンマー初の電化路線が、わずか半年で運行を終える羽目になってしまう不条理さに、ブツブツと文句を言いながらウォーキングを続けるオイラなのでした(苦笑) -
かれこれ炎天下を1時間ほど歩いたところで、裁判所が見えてきました。
ちょうどヤンゴン中央駅に通じるメインストリートとの交差点になる場所で、昨日の市街散策でも通りかかった中心街になります~
ヤンゴン川対岸への渡し船の乗り場もあり、臨港線で一番賑やかな地区です(^^)b -
幹線道路を跨ぐように屋根付きの歩道橋があるので、そこに上って交差点を俯瞰して見ることにします(^^)
シェルターのような歩道橋の入口に入ると、あらビックリ!
なんと歩道橋にエスカレーターがついているではないですかぁ!
なんともアンバランスな近代化っぷりに、ついつい笑いが込み上げてきます(笑)
思わず「そこじゃねーだろ」ってツッコミたくなるのですが(^^;ゞ
まぁ~炎天下を歩いてきたオイラにとっては、非常にありがたいのでした。 -
イチオシ
ここが多くの車が行き交う、ヤンゴンの交通の要衝地点であるのが分かります。
画像からはなかなか伝わりませんが、けたたましいクラクションの音とエンジン音、潮風に混じった排気ガスの匂い、大型トラックの振動で小刻みに揺れる歩道橋、それはもう五感をフルで揺さぶるカオス状態でありました(^^;
ただ、この場所から街を俯瞰すると、確かにヤンゴンという都市が猛烈な勢いで発展している、その息吹を感じることができます。 -
屋根付き歩道橋の上で、しばし風に吹かれて身体に溜まった熱を開放し「よ~し、また歩くぞぉ!」と、階段の途中で足がもつれそうになりながら下ると、目の前にはちょっとしたマーケットがありました~
ここから船着き場までの数十メートルに、パラソルを広げたお店が軒を連ねております(^^)
果物や野菜、日用品やジュースなど様々なお店があるようです。
なんでだろう?
日本のスーパーの冷蔵棚で清潔に整然と並べられている果物より、こんなにも不衛生で雑然と並べられた果物の方が、購入意欲をそそられるんですよねσ(^^; -
再び灼熱の臨港線跡を辿って歩き出したオイラ。
こうして線路上を歩いていると、時々線路が分岐している箇所があるのですが・・・
元々この臨港線は、船の荷揚げのための貨物線だったので、枝毛のように埠頭方面へと分かれているのです。
残念ながら今は使われておらず、鉄の扉で閉じられていました。
ちなみに。
扉の隙間から中を覗くと広いヤードは背の高い草でボーボーでして、貨物ヤードでの銃撃戦が見せ場の『あぶない刑事』のロケすら、出来そうもないほど荒廃しておりました(笑) -
この分岐器、鉄ヲタならその凄さが分かりますよね(爆)
三線軌条の複雑な分岐器が、こんなにも無造作に置いてあるなんて!
しかも三線のウチ、狭軌だけが分岐しているのもいとおかし。
実はオイラ、鉄ヲタの中でも"ポイントフェチ"(^^;でして(笑)
この何とも言えない機能美、造形美に心が奪われるのであります。
要するに私は自他共に認める「変態」ですσ(^^; -
頭上からピーチクパーチクうるさいなと思ったら、電線に小鳥たちが大量にとまって休憩中なのでありました。
電車のために張られた電線が、今や小鳥達の休憩場として第二の人生を歩んでいるのです。
何とも言えないセンチメンタルな気持ちになったのと同時に、鳥糞爆弾を避けるために、壁沿いの日陰を歩けなくなった理不尽さに軽い眩暈を覚えたのでした(-_-; -
線路の目前にガソリンスタンドが・・・
まだ列車が走っている時代は、給油の際のトレーラーの停め方にも気を使ったでしょうが、今ではこんなに自由奔放に停めておられます(笑)
冷静に考えてみると、こんなところにレールを敷く方が非常識なんですけどね(^^;
そして、そんな"非常識"を求めて、旅人は旅に出るのです。 -
炎天下の廃線跡を歩くコト、かれこれ2時間以上が経過しました(´Д´;
事前の下調べでは、そろそろ電化区間の終了地点の近くにある貨物ヤードが見えてくる筈なんですが。。。
もうこれが幾つ目の駅かすら覚えておりませんが、目の前にホームが現れ、その奥に貨物ヤードらしきモノが見えてきました\(ToT)/やたー
熱にやられてフラフラになって辿り着いたオイラの目には、もはや砂漠のオアシスにすら見えるのであります(笑) -
ようやく終わりが見えて小躍りしながら貨物ヤードの入口までやってくると、どうやらヤード内の線路は「生きている」ようです!
何の生存確認(^^;かと申しますと、レールに最近まで車両が走った跡があれば、現役の線路(生きている)という意味でございます(笑)
見分け方は簡単でして、レール表面の錆の具合とレール脇の草の状態が決め手となります(爆) -
ちょっと失礼して、入口から貨物ヤードを覗きこんでみると・・・
「あーやっぱいるじゃん!!*^^)σ」
線路上にはコンテナ車が鎮座し、これから積み込むと思われる荷物がホームに山積みされておりました♪
さらに奥からは、作業員らしき人の声が聞こえてきます(^^) -
貨物ヤードを左手に見ながら、線路沿いをさらに歩いていくと、道路側に飛び出して停まっているコンテナ車が見えてきました(^^;
どうやら、ここがヤードの反対側の入口のようです。
・・・というコトは、そろそろ電車線も終点となる筈ですが(゚Д゚≡゚Д゚)はて? -
ありました!
架線の終点を示す『架線終端標識』です(^^)
ここがヤンゴン臨港線の電化区間の終端です~
ついにヤンゴン臨港線跡の電化区間全長約6.5kmを、約2時間30分かけて歩き切りました!
いやぁ~妙な達成感が沸いてくるわぁ~(笑)
ところで、この架線終端標識って日本でも見かけますけど、世界共通なんですかね?(^^; -
それにしても・・・
誰でも歩ける道路なのに、こんな風に無造作にコンテナ車を放置しますかね?(-"-*
しかも今にも動き出しそうな状態で放置されており、うっかり線路上で立ち話でもしていようモノならば、音もなく動き出したコンテナ車にミンチにされる可能性大なのであります(怖) -
いえいえ、オイラは異国まで来て安全第一だのコンプライアンスだの、そんな野暮なコトを言うつもりはありません。
ただ。。。
三線軌条の超複雑なポイント上に、いい具合に車輪が乗ってる様子を間近に見られるなんて、興奮を通り越して萌え萌えなのであります♪(笑)
複雑に組まれたレールと隙間、そして鉄車輪とフランジとの関係美に、もう今にも"キュン死"しそう~o(>o<)o
今にも動き出しそうなコンテナの下に潜り込みたい危ない衝動を、懸命に抑えているオイラなのでした(笑) -
さて"ポイント萌え~"はさておき(笑)
この線路の先に、メインのお宝が眠っているハズ!
貨物ヤードへの入り方が分からないので、失礼を承知で線路沿いに中に侵入することにします。
・・・つーか、いきなり銃で撃ったりしてこないよね?(汗)
怪しい者ではございません、ただのニッポンの鉄ヲタでございますm(_~_)m
何卒、ご慈悲を。。。 -
どこかに潜んでいるかも知れない蛇に恐れ戦きながら、線路脇の鬱蒼とした草をかき分けて歩いていくと。。。
「あっ!あれはっ!」Σ(゚Д゚)
取って付けたような屋根の下に横たわっている、あの青い車体。
あれこそが、今回オイラが是非会いたかった車両なのです(^^) -
イチオシ
嗚呼~こんなトコロに放置されて・・・よよよ(涙)
オイラが車両の前でむせび泣いていると、警備員らしきオヤジが車内から降りてきた。
一瞬「ヤベー」と思ったのですが、自分は日本人で車両を見学させて欲しいと丁重にお願いしたところ、彼は「問題ないよ」と一言発して、イスに腰かけて犬と戯れておりました(笑)
この警備員に感謝しつつ、これで心置きなく見学させて頂くコトにいたします♪ -
この車両は、かつて福岡市内に路面電車があった頃、西鉄1000系として福岡市内を走っていた車両でして、その後、広島電鉄に譲渡されて広島市の路面電車として2015年まで活躍していた車両なのです。
さらに、ミャンマーに譲渡されてこのヤンゴン臨港線を走っていたのでした~
この子、オイラが小学生くらいの時、福岡市内を走っていたんですよね・・・
なので、ひょっとしたら子供の頃に乗ったことがあったかも知れない車両なのです(^^) -
外見は青く塗り替えられているものの、窓に表示された「出口」の文字など、当時のままヤンゴンでも使われていたようです。
この折り戸の雰囲気、なんとなく子供の頃に見た記憶が(^_^*
窓枠に張られた広告などは、広島電鉄時のモノで、比較的新しい広告コピーが貼られておりました。
そのままヤンゴンで運行されていたのですね(笑) -
警備員に「中に入ってもいいか?」と訊くと、無言のまま手で「いいよ」の合図が返ってきたので、遠慮なく乗り込むコトにします(^^;
うぉーーーーっ!
な、懐かしいぃ~(≧▽≦)
このホロの部分の曲線と連接車両、子供の頃の記憶がドミノが次々と倒れるように蘇ってきます!
これが博多駅前や天神を走っていたんだよなぁ。。。 -
乗車扉の上に路線が!
運賃表も路線図も広島時代のまま貼りっぱ(^^;
日本からわざわざ見に来た私のような鉄ヲタには嬉しいですが、運行中のミャンマーの人たちには「?」でしょうなぁ~
しかも、運転系統図には中途半端にローマ字表記もあるので、現地の人にとっては「コレどこやねん!」状態だと思います(笑) -
そして運転台(^^)b
何と言っても、デカい水筒のような直接式のマスコンに目が行きますねぇ~
この車両は直流600Vで比較的低電圧なので、直接運転台に電流がきており、それを抵抗器でモーターを制御する仕組み。
座幅の狭い運転席が哀愁を誘います(笑)
よく見ると、計器類には日本語表記の横にペンで英語の説明が書かれてありました。 -
3000形の後方には、同じくミャンマーに渡った元広島電鉄750形電車が鎮座しておりました。
こちらのご出身は大阪市電であります(^^)b
「まだまだ走れるよ!」オイラにはそんな表情に見えます。
本当にもったいなさ過ぎて、今にも"もったいないオバケ"がでそうです。。。 -
さらに後方には、もう一編成の3000形が屋根の無い場所に放置されておりました。
高温多湿なミャンマーで、この保管状況はかなり過酷でしょう・・・
日本で活躍した車両が異国の地へ渡り、大した活躍もしないまま朽ち果てていく姿を見るのは、耐えがたい悲しみなのであります(泣)
オイラが金持ちだったらなぁ。。。
お願いですから・・・
誰か彼らを故郷の日本に帰してもらえませんか?m(_~_)m -
「電車の前でため息ばかりついて、お前ヘンな奴だな」
ワンちゃんはそんな顔でオイラを見ていました(笑)
動物好きのオイラとしては、近寄って撫でてやりたい衝動に駆られますが自重しました(^^;
兎にも角にも・・・
同郷の車両に会う目的を、オイラは果たせたのです。
警備員のオヤジに丁重にお礼を言って、オイラは同郷の車両たちに別れを告げたのでした。。。 -
出口に向かって、コンテナ車と草木の隙間に入って、身をよじるようにして歩いていたところ・・・
突然「ガコン!」と音がして、コンテナ車がすぃ~と動き出したではないかΣ(゚д゚lll
「ひ、轢かれる!」
コンテナ車に密着して歩いていたオイラは、咄嗟に身の危険を感じて出口へダッシュ!
後方から迫りくるコンテナ車のハンドルが、オイラの足をかすめて行ったぞ(怖)
・・・びっくらこいたぁ( ̄□ ̄;ゞ
動かすなら警笛鳴らすなり、何か警告してよー
もっとも、勝手に入って勝手にここを歩いてるオイラが悪いんですけどね(苦笑) -
ほらぁ~
来た時より1両分くらい手前の外に出てるじゃないのヾ(`Д´*ノ
しかもここ道路でしょ(笑)
ホント、もし人が歩いてたら危ないよ~
もう~この国安全管理はどーなってんのよ?
でも・・・(^^;
ミャンマーのコンテナ車に轢かれそうになるなんて、こんな美味しい経験は滅多にありませんな(笑)
"とれ高"あざーっす! -
夢中で廃線跡と路面電車を見学していたら、時刻はすでに午後3時過ぎ(^^;
お昼も食べていないので、猛烈に腹が減りました。
ヤンゴンの市街地へ戻り、何か美味しそうなモノを探しながら街を俳諧。。。
しかし、この辺りのレストランはお昼を過ぎると夜まで一旦閉める店が多く、なかなか良い食事処が見つかりません(空腹)
すると・・・ある交差点に差し掛かった時、なにやら揚げ油の良い香りが通りを漂っており、オイラの鼻孔センサーが即座に反応した!
香りの先には、ミャンマー料理とは程遠い、ド派手なフライドチキンの店がありました(^^; -
1階のカウンターで注文し、番号札を受け取って2階のイートインコーナーで待ちます。
オイラの家の近所のモスバーガーと何ら遜色ない清潔な店構え♪
ファストフード店らしい飾りつけも良い感じ。
天井からはクリスマスツリー、入口にはメリークリスマス・・・えっ?メリークリスマス???Σ(゚Д゚
あ!思い出した・・・今、12月だってコトを(笑)
あまりの暑さに、クリスマスという概念はもはや頭の片隅にもありませんでした(^^;
ちなみに、昼時間を外しているので、店内はオイラ一人でしたん。 -
ほどなく店員さんが、トレイに載ったオイラの昼食を運んできてくれました~
フライドチキンとサフランライスのセットをチョイス。
要するに「唐揚げ定食」であります♪
いやぁ~サフランライスは、サフランとジャスミン米の香ばしさが、とてもよく合いますなぁ!
フライドチキンは、あまり脂っこくなく歯ごたえのあるしっかりとした肉質で、鶏肉の味が濃くて美味い(^^)
合わせて300円ほどだったと思います。
いやはや、よき昼食でした~ -
食事を終えて店を出ようとした時に見送ってくれた女子スタッフ。。。
図々しくも、ダメ元で写真を一枚お願いしてみたところ、快く撮影OKを頂きました♪
菊地亜美さん似の美人さんであります(^^)
いやぁ~ミャンマーって、日本人が好みそうな美しい女性が多いんですよねぇ~
色んな意味で、ごちそうさまでした(笑) -
さて、出国時間のギリギリまで、ヤンゴンの街並みを目に焼き付けながら、ウロウロと散歩したいと思います(^^)b
アテもなく歩いていると、足元にはずらりと並んだ行商人の皆さま。
美味しそうな野菜がぎっしりと盛られております~
実は聞いた話、ミャンマー人って他の東南アジア人と比べて、あまり外食をしないんだそうです。
理由は定かではないのですが、割と日本並みに家庭で料理している人が多いと聞きました。
昨日は列車の窓から大量に野菜を積み込まれて、ヤンゴン市街地まで売りにくる人達に圧倒されましたが(笑)
それだけ野菜を自分で買って自炊している人が多いという証拠なのかもしれませんね(^^; -
続いて干し肉のカーテン(^o^*
どうやら山羊の干し肉のようです。
冷蔵庫の一般への普及が遅れているミャンマー人にとって、日持ちする干し肉は貴重なタンパク源なのです。
地元の方は、炒めたり煮たりそのままかじったりと、万能食材として使っているらしいです~
オイラはそのまま食べる勇気はありませんが(笑) -
そしてそして次の店は・・・
ザルの専門店です~(^^)b
カラフルなザルがトコロ狭しと並んでおりますね~
色も形も大きさも、選び放題なのであります!
これなら用途ごとに買って使い分けるコトも可能ですね~
・・・ってか。
ザルってそんなに需要有るんスか?( ̄□ ̄;
ミャンマーの方がこんなにザル好きだとは思いませんでした(笑) -
「美味しそうなジャックフルーツだな~」そんな顔で眺めてオイラ。。。
すると、その様子を見ていた店のオバちゃんが、オイラに「買ってけ~!」と猛アタック(笑)
「いやいや~美味しそうだけど、こんなにたくさんいらないよー」と両手を広げて苦笑いしていると、さすが商売上手「1個でもいいから買ってよ!」と、断りにくいご提案(^^;
ジャックフルーツとは、大きな実の中に画像の黄色いピーマンのような果肉がギッシリと詰まった、まるでバラエティパックのような果物であります(笑) -
ま、しゃーなしですわ(^^;
買わない理由を「数が多い」と言った以上、「1個でいいから買え」と言われれば、完全に詰みなのであります(苦笑)
1個だけ持ってても仕方ないので、歩きながらサクッとかぶりつきました。
おおっ!美味い(^^)
味のイメージとしてはリンゴ味のパプリカ(爆)
爽やかな甘さに瑞々しさもあり、食後のデザートとして申し分ありませんでした。
屋台のオバちゃん~強引に売ってくれてありがとう。
これならもっと買っても良かったかな?(笑) -
嗚呼~陽が沈む(´Д`*
モワッとした熱風、人々の活気と会話、鳴りやまないクラクション、排気ガスと香草の入り混じった香り。
理解し難いでしょうが、オイラにとって、それら全てが快楽以外のナニモノでもないのであります。
もちろん、年がら年中この喧噪に飲み込まれたいワケではありませんが(笑)
でも年に何回か、確実にこのゆるい世界が恋しくなるのは、オイラが完全無欠な「東南アジア中毒」に侵されているからに他なりません(^^) -
さて、名残惜しいですが・・・
そろそろ一旦ホテルへ戻ることにします。
タクシーを拾おうかと通りでキョロ(・д・ ≡ ・д・)キョロしていたところ。。。
「へい!お待ち!」と言わんばかりに、人ごみの中からタクシーがにゅっと現れた(笑)
・・・にても、よくこんなところを車で通ろうと思ったな(^^;
「運ちゃん~『スーパーホテル・ヤンゴン』までヨロヨロ!ハウマッチ?」 -
ホテルはすでにチャックアウト済ですが、温泉にはまだ無料で入れるそうなので、ヤンゴンを歩き回って汗だくになったオイラには、とても有難い話(^^)v
身体を洗い流してサッパリできますし、服も着替えられますし、まさに一石二鳥ですなぁ~
古き良き東南アジアの雰囲気が残るヤンゴンの街並みを、車窓から食い入るように見ていたオイラm(^^)m
またいつか、ここに来ることができるかなぁ? -
ホテルに着いたら、早速フロントでバスタオルを借りて、最上階ある温泉へGO!
おおっ!風呂だぁ~(^o^)
まだ誰も入っていなかったので、失礼して写真を撮らせてもらいました。
窓が開いているので、夕方の心地よい風が駆け抜けて行きます。
まさかヤンゴンで、こんな立派なお風呂に浸かれるとは・・・(笑)
あ~極楽ですなぁ_( ̄o ̄*)_ -
汗を洗い流して新しいTシャツに着替えて、心身共にリフレッシュしたオイラ。
無性にビールが飲みたくなり、本能の赴くままに1階の日本食レストランに飛び込みました(笑)
もちろんビールだけで済むはずもなく・・・
風呂上り&ビール&ラーメンの黄金セットであります(^^;
ぷはぁ~美味ぇ♪
ラーメンも美味ぇ♪
もはやミャンマー旅行記であることすら忘れてしまうほどの絵力なのです(爆) -
すっかりいい気分になったオイラは、ホテルのフロントにお礼を言って、タクシーを捕まえて空港へ向かいました。。。
それにしてもヤンゴンは良き街でした(^^)
急速に進む東南アジアの近代化の流れの中で、若干取り残された感があるミャンマー。
だからこそ、素朴で屈託のない彼らの笑顔や仕草に癒されるのですね~
もちろん油断は禁物ですが、心からリラックスできる場所に出会えた気がしました。
空港まで送ってくれたタクシーにカメラを向けると、なぜか運ちゃんが直立不動でポージング(笑) -
真新しい空港にANAのカウンター。
これまでの喧騒が嘘のように静まり返った空港ロビー(^^;
「旅が終わったんだな」と実感させられる瞬間です。
あとは出国を待つのみ。
これまで訪問した国を思い返すと、出国の時が名残惜しい国もあれば、一刻も早く帰国したいと思った国もありましたが、今回は圧倒的に出国が名残惜しいのであります。。。 -
そして最後のお楽しみ(^◇^)
ヤンゴン国際空港のエアラインラウンジです♪
乗入ている国際線キャリアが共同運営しているようで、アライアンスの垣根を越えて利用できるようです。
ちなみにラウンジは、航空会社が設定するステータスを獲得するか、ビジネスクラスに搭乗することで利用できます。
オイラのようなド庶民でも、ツラいSFC修行(T_T)を一度でも積めば、たとえ徳を積んでいなくても生涯ラウンジが利用可能となります。 -
おおっ!しゃれとんしゃ~やね!
思わず山本カヨさん(知らない人は福岡の知人に聞いてね~)のようなコメントが出たばい(お洒落なモノを見ると九州人に戻るオイラσ(^^;)
近年、新興国では玄関口と言える国際空港の建て替えが進んでおり、エアラインラウンジが、まるで競い合うようにどんどん豪華になっております。
利用者としては、本当にありがたい話でして、ラウンジの充実は「また来たいな!」と思う大切なバロメーターになるのであります(^^)
とりあえず、ビール頂戴! -
「まだ食うのか!」
・・・ええ、食べます(笑)
だって、こんな美味そうな料理見たら、腹一杯でも手が出るっしょ(^^;
いやぁ~初日のコンビニ弁当を食べた時は「この国の食事はハズレか?」と愕然としましたが、その不安は見事に打ち砕かれました。
ミャンマー美味いなぁ~
帰りたくねぇなぁ~
ところで、ビール何杯目だっけ?(^^* -
搭乗時間となりましたので、千鳥足でフラフラとゲートへやって来ました。
もうこの辺まで来ると周りは日本語だらけ(-_-*
搭乗客には日本人ビジネスマンが多く見えます。
東南アジアで"最後のフロンティア"とも呼ばれるミャンマーに対する期待は高く、多くの日系企業がチャンスを求めて進出しており、その背景があってANAの直行便が設定されたワケです。
まだ観光地としての知名度は低いですが、多くのポテンシャルを秘めている魅力的な国だとオイラは思うのです(^^) -
帰国もB767-300ER君のお世話になります♪
ヤンゴンを夜に離陸して成田には早朝に到着と、完全にビジネスを意識したダイヤ設定となっておりますな。
というワケで、機内では爆睡モードに入る必要があります。
ただし、時差で日本の方が2時間30分進んでいるので、熟睡できるかどうかは微妙ですね(^^; -
今日は朝から散々歩いたので、酒の力も借りて機内で爆睡しようと思っていたのですが・・・
でた!また食事だ(笑)
・・・もう~食ってばっかり(^^;
仕方ないなぁ~機内で3次会(?)といきますか♪
普段、日本ではこんなに立て続けに飯を食うなんて有り得ないのですが、何故か満腹でも機内食には手が出ちゃう。
あ~うめぇ(笑) -
●12月20日水曜日『帰国』
機内食を肴にさらにワインでアルコールを補充し、結果的に日本まで完全爆睡しておりました(笑)
目覚めたら成田空港にファイナルアプローチ中。
窮屈な座席で強引に寝ていたモンだから身体の骨の至るところが痛い。
ミャンマー旅行は実は夢だったのではないかと思うほどの、寝覚めの悪さなのであります(-"-*
機体が止まりベルトサインが消えて背伸びをしたとき、他の乗客が上着やコートを羽織っているコトに気付いた。
オイラはこの期に及んでも南国ウカレ気分のTシャツ姿(笑)
・・・そうだ、日本は真冬だ(^^; -
成田空港では国内線の搭乗時間まで、アライバルラウンジでシャワーを借り、寝覚めのコーヒーを飲みながらまったり。
意外と知られていませんが、ステイタスホルダーなら、国際線到着後にこれらの施設を無料で利用できるのです(^^)b
とりわけ、シャワーが利用できるのは本当に有難いですね。
ラウンジ内には盲目のピアニスト『辻井伸行さん』のCDが流れておりました♪ -
さて、今回の旅の総括。。。
主たる目的は日本から渡った鉄道車両達に会いにいく旅でしたが、街を走る車やタクシー、ホテルから日本食まで、想像を遥かに超えるモノやサービスが、日本からミャンマーに渡っておりました(^^)
東南アジア最後のフロンティアと言われ、ますます発展する期待が高い一方、個人的には今のままのミャンマーであり続けて欲しいという願望もあり少々複雑な心境です(笑)
ただひとつ言えるのは、実際に行ってみてミャンマーという国が好きになったというコト。
またいつか、再訪できる日を楽しみにしています(^^)
・・・というワケで。
『2017年ミャンマー鉄分補給紀行(後編)~ヤンゴン臨港線&懐かしの路面電車に会いに行く篇』でした。
最後までお読みいただきましてありがとうございました(^^)/
おしまい~
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