2021/02/08 - 2021/02/09
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mitamita73さん
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後編は、標茶に着いてから冬の湿原号で釧路に向かい、翌日釧路から帰宅するまでです。
ここ数か月、ほぼ毎日家に引きこもっていますが、例外的に、厳しい自己条件を課して単独行をしています。2月は、釧網本線の廃止論が出たり、C11の引退が噂されるなか、それぞれの存続が心配になって出かけました。いつもながら、鉄道の在り方についてしみじみ考える旅でした。
会話は基本「○○ください。」「ありがとう。」のみで社交性まるでなし。何かに触れたらその場で直ちに徹底消毒。マスクを外すのは食べるために口を開ける時とホテルの部屋に限定、国際線機材(78M)+JRはグリーン車優先にするなど、自分なりに万全を期しての旅立ちです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- ANAグループ JR特急 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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網走から流氷物語号・快速しれとこ摩周号を乗り継いで標茶に到着しました。
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ここ標茶駅は、かつては急行も走る標津線の起点でした。北海道東部の開発に貢献したローカル線が次々と役割を終え、歴史の1ページとなっています。
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1番ホームには釧路発の冬の湿原号が到着しています。これから復路に向けての準備が始まります。
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駅を出たところに駅前に手作りの大きな看板がありました。歓迎されている感じがしてうれしいです。
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標茶で1時間20分ほどあります。
標茶町には、冬の湿原号で着いた人向けに、町のあちこちに無料で送ってくれるサービスがあって、とてもありがたいのですが、私は、蒸気機関車を眺めていたかったので利用しませんでした。町の活性化に寄与できなかったお詫びに、駅舎内の売店で乳製品を購入しました。 -
駅舎のなかには、懐かしい展示物がありました。
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1940年7月生まれの満80歳。引退後標茶町で静態保存されていたこの機関車が、いま、標茶町に遠方から客を連れてきます。
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JR北海道では単行ディーゼルが多くなりましたが、これは本当の「列車」、しかも機関車が客車を牽引する「列車」です。
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跨線橋から、連結された直後の機関車を撮りました。今の標茶駅には転車台がないので、後ろ向きで釧路に戻ります。
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先頭車両のデッキからは、機関車の正面が見えます。逆向きで走るときだけの限定画像です。
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これ買いたいです。
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蒸気機関車は、ずいぶん昔に新津駅から会津若松駅まで「SLばんえつ物語」号に乗って以来です。その前は、なんと1975年12月14日に、追分から岩見沢までC57-135 のけん引する客車に乗った時まで遡ります。そんな蒸気好きとはとても言えない私ですが、歳を取るごとに、蒸気機関車への郷愁はつのります。
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どの車両にもストーブがありま、スルメを焼くのが人気のようですが、時節柄、歓談は勘弁してほしいところ。
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客車はいずれも古い車両ですが、内装などはきれいにつくられています。もちろんパーティションでの感染対策も万全です。乗客は、各車両とも20名弱でした。
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標茶寄りの車両は、窓が小さく席間も狭めでした。寄せ集めだから仕方ないですね。
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14:00になりました。標茶町の人が見送ってくれるなか出発です。
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沿線にはエゾシカがたくさんいました。また、エゾシカが線路に入ったままで、何回汽笛を鳴らしても避けてくれないことがありました。ちょうど右カーブだったので、そのシーンが窓から見えて、ちょっと感動でした。
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標茶駅の隣の茅沼駅です。
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この駅では丹頂が迎えてくれます。例年、この列車は4千年の国からの来訪者で一杯だそうですが、彼らが喜ぶのもよくわかります。
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今では多くの人が歓迎する蒸気機関車ですが、昔は洗濯物が汚れるなどと嫌がられたこともあり、ディーゼル化が吉報として報じられたものです。
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冬の釧路湿原はなかなか風情があります。
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機関士が、釧路川のほとりで写真を撮っている人がいるのを知っていて数回汽笛をならします。晴天なのでいい写真が撮れたことでしょう。
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まだ着かなくていいのに、釧路に着いてしまいました。
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後ろ向き機関車の顔です。
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機関士の皆さんの、おそらく報酬度外視の努力が、この蒸気機関車の運行を支えているのだと思います。ありがたいことです。
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実にきれいな車体です。整備にあたる方々の努力と技術の継承が支えてくれているのだと思います。心からの感謝を申し上げたいと思います。
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インターコンチ系で分不相応なステータスをいただいている義理で、クラウンプラザに泊まります。駅でタクシーに乗ると嫌な顔をされそうだし、かといってバスを待つにも微妙な距離なので歩いて行ったのですが、さすがに釧路の寒さはなかなかでした。
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少し広めのコーナーツインにしてくれました。
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半分凍った釧路川が太平洋に注ぎ込むところに落ちる夕陽。苫小牧なら吉田拓郎?
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この後、フィッシャーマンズワーフに行ってみました。
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中はとても寂しい状況。頭のなかで「負けんなよ。」と呟くことしかできません。
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幣舞橋は、2月の釧路らしい本格的な寒さでした。
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ホテルに戻りました。普段ならコンビニで買ったもので夕食を済ませることが多いのですが、この状況下で出かける以上、お金を使うのが一つの責務と思い、ホテルで夕食をとることにしました。
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イタリアンレストランというだけに、ちゃんとしたパスタでした。
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これも美味しい。
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少ない需要下で、よくまあこんな美味しいステーキを用意できるなと感心しました。
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デザート・コーヒーまでついて税サ込の5,500円。しかもスーパーフライヤーズ特典で飲物1杯ついて、その上10%引。妙な義務感で入ったレストランなのに、とっても満足な夕食でした。コロナ収束までなんとか耐え忍んでほしいです。
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翌朝起きると、零下20℃近くで、川が凍っていました。
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朝食は、洋食セット、和食セット、カツカレー、鮭親子丼の4種類から選択に、希望すると小ラーメンがついてきます。
飲物は、何と、ガラスケースに入っているなかから、スタッフに頼んで取ってもらいます。最初は面倒だなと思いましたが、宿泊客とスタッフともに手間がかかるけど、それでもリスク軽減を優先しようと考えたのでしょう。その方がうれしいです。 -
8:21発のおおぞら4号で南千歳に向かいます。
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この消毒液も売ってほしい。
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釧路駅ではいくつかの店舗が奮闘していて、厚岸のカキ弁当など、駅弁も充実しています。
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どっさりかに弁当を購入しました。どっさりという言葉と、1,380円という価格に期待してしまいましたが、それほどほどではないかも。
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JR北海道の悲しい公告。
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編成が短くなるのは仕方ありませんが、特急の運休は数少ない収入源に影響を与えそうで心配です。
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昔は、ここで駅弁を売っていたのでしょうか。
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振り子式の高速気動車おおぞら4号です。
いろいろあって高速運転を控えていますが、私は、それでいいと思います。速度追求は技術革新には不可欠ですが、一方で耐久性も大切です。所要時間をわずか数分短縮するために無理をすることはありません。 -
グリーン車は釧路から帯広まで私だけの貸切状態。帯広から南千歳が4名でした。密とは無縁です。
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高速道やバイパスの「充実」で海沿いの交通量はかなり減ったようです。
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あまりに多くの煙が出ているので、火事かと思いました。釧路周辺は大きな工業が多く、この辺りの人口を支えてきましたが、日本製紙(旧十条製紙)の撤退は大打撃となりそうです。
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その後しばらく海岸線を走ります。
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北海道東部には、自然のままの川がたくさんあります。
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太陽光パネルの設置に際しては、節税になるとか、儲かるからという甘言を弄する輩が少なくないようです。気を付けてほしいと思います。
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新得駅に着きました。
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音威子府のそば屋さんにも行けないままでした。新得駅のそば、必ず食べておかないと、と思います。
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新得駅にはキハ40がたくさん停まっていました。
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健在なうちに乗らなきゃと思います。
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まもなく南千歳です。このあたりは、日本で一番大きなレンタカー村。各社の営業所が並んでいます。大企業系が多いとはいえ、レンタカー業界も世界的に壊滅状態。コロナ収束まで何とか耐えて延びてくれることを祈ります。
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新旧含め、ここまで人のいない千歳空港を見たことがありません。
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今回周ってみて、あらゆる施設が高レベルの感染対策を講じ、そして、みんな極限まで耐え、かつ努力していることがわかりました。でも、この状況に、政治は何をしているのか、そんなことを考えた3日間でした。
1年以上に亘る、GOTOでの巨額投入と人流抑制要請という極端な政策の狭間で、北海道は極限まで疲弊しています。北海道が、もはや観光なしでは生きてはいけない地であることが自明ななか、立ち直れなくなる前に何とかしてほしい。沿線人口3万人の土地の新道に3千億円をかけることができるなら、これから作るトンネル1本、橋一つを見送って、今困っている人たちに振り向けられないのか、そう思います。 -
ラウンジでは軽食飲物コーナーの入口にスタッフが立っていて、消毒をしない客は例外なく注意を受けます。文句を言われるリスクより、安全を優先しているわけです。このように、感染対策に万全を尽くす事業者と、そうでない事業者を分けないままの「人流抑制」には限界がきているはずです。決定権のある方々には、ぜひ考えてほしいと思います。
他人との接触がほとんどない3日間の最後は、よりリスクの低い国際線機材を選び、さらに、国際線のために貯めたアップグレードポイントを使用して、広めの席で帰りました。座るなり、ひじ掛けやテーブルを消毒する私の様子は、以前なら気持ちの悪い神経質な客に見えたでしょうが、でも、1時間前にどこの誰だか知らない人が触ったのですから、リスクは冒したくありません。
早く、そんなことを考えなくていい状況になり、この機材でバンコクやSIN・KLに行きたいものです。
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