2021/05/29 - 2021/05/30
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2021年4月29日に開業したばかりの「直江津D51レールパーク」に行きました。
直江津駅前に本社を置く「えちごトキめき鉄道」が運営する
蒸気機関車D51827を主体とした施設です。
愛知県の個人が長年愛蔵して来た車体を復活させ、動態保存させています。
一時期、和歌山県の有田川鉄道公園に保存されていましたが、
「えちごトキめき鉄道」が5年契約で借り受けました。
直江津駅から徒歩5分。本線車庫の隣に、転車台と扇形機関庫があります。
営業時間が9:45開始なので、9時過ぎに直江津駅から歩いて行きました。
入口前の歩道で待っている間、レールパークの敷地が良く見えます。
そこへ、扇形機関庫からD51が出て来ました。おお!早く来るもんだなあ。
このD51の後ろに緩急車「ヨ」が2輌連結され、
そこに客を乗せて直江津駅まで往復走るのが一番の売りです。
片道250m。ゆっくりと移動するので、じっくり楽しませてくれます。
入場券に付いているエンジョイチケットで、
かの有名な「線路の石」缶詰を製作して来ました。
2回目のSL運行では、もちろん乗らずに撮影に励みます。
SLは駅まで往復して来ると、「ヨ」を切り離し、転車台で1回転します。
2回目の運行後は、一旦扇形機関庫に帰ります。
機関庫に入ったのを見届けて終わりと思ったら、
最後に予想外のプレゼンテーションがありました。
見学者が喜ぶポイントをよく考えているなあと思います。
直江津駅に戻ると、今度は入場券を買って2番線ホームへ行きます。
ここに「雪月花」が入線して来るのです。2輌しかないのですが、
まるでスイスのレーティッシュ鉄道のような赤い車体と大きな窓が特徴です。
一度は乗って見たいと思わせる魅惑的な車輛を見学しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
新潟県上越市にある直江津駅です。
JR信越本線の起点の駅であり、
えちごトキめき鉄道の起点でもあります。
2010(平成22)年に、北陸新幹線が2015年に開業すると
並走路線となり、JRから経営分離される区間を引き継いだのが、
えちごトキめき鉄道です。
直江津を基点に、JR東日本・信越本線の妙高高原駅~直江津駅間を
「妙高はねうまライン」とし、
JR西日本・北陸本線の市振駅~直江津駅間を
「日本海ひすいライン」として運営しています。
直江津は、3路線の起点と言う珍しい駅です。
直江津駅に隣接して、えちごトキめき鉄道の本社があります。直江津駅 駅
-
鉄印帳のバリエーションは豊富です。
2020年7月から開始された鉄印帳。
国内の第三セクター鉄道等協議会に加盟する40社が参加しています。
おもしろい企画なんですが、せめてあと5年早かったらと思います。
もう随分乗ってしまいました。
今から全国を回るのは新鮮な楽しみがないなあ。 -
えちごトキめき鉄道の時刻表です。とぐろを巻く時刻表は珍しい。
-
2021年4月29日に「直江津D51レールパーク」が
オープンしたのを記念して、記念乗車券が販売されています。 -
改札口から南口に伸びる跨線橋から、車庫方面を撮っています。
「直江津D51レールパーク」は、画面の右の奥になります。
えちごトキめき鉄道は、2021(令和3)年3月にJR西日本から413系B6編成とクハ455-701の4両を取得しました。
旧B6編成のクハ412をクハ455に入れ替えて、
塗装を交直流電車の急行色(赤13号とクリーム4号)に変更しています。
保安装置の交換や塗装変更などの整備は
JR西日本松任工場で行われました。
新たに設定する急行列車に使用する予定で、
2021年6月上旬に営業運転を開始します。
この車輛が、一番左の屋根が高い車庫の右側にいました。 -
日本海ひすいラインにはJR2社の車両が乗り入れています。
えちごトキめき鉄道の車輛は、この車体に青い波を描いた車輛です。
直江津駅~市振(いちふり)駅間は、
全区間が電化されているものの、えちご押上ひすい海岸駅~梶屋敷駅間にあるデッドセクションを境に電化方式が異なり、
富山方面は交流 20 kV 60 Hz 区間、
直江津方面が直流 1,500 V 区間となっています。
なお、直江津から北に向かう信越本線は、全線が直流方式です。 -
こちらは「妙高はねうまライン」で、JR東日本のE491系電車に、
緑色の山並みが描かれています。
「妙高はねうまライン」は、 妙高高原駅(妙高市)~ 直江津駅
(上越市)間 37.7 kmです。
全線が直流電化されていて、線内の旅客列車は基本的に
電車で運転されます。
開業時にJR東日本新潟支社が保有するE127系電車(0番台)
2両編成10本を譲り受けました。 -
JRの「越乃Shu*Kura(こしの しゅくら)」が入って来ました。
「酒」をテーマにした観光列車で、快速列車として運行されており、
上越妙高~十日町を走る「越乃Shu*Kura」、
上越妙高~越後湯沢を走る「ゆざわShu*Kura」、
上越妙高~新潟を走る「柳都Shu*Kura」(りゅうと しゅくら)
の3種類が運行されています。
1号車は、びゅう旅行専用車輛になっていて、
2号車はサービスカウンターとイベントスペース。
新潟県内の地酒の"利き酒コーナー"を設置して、
常時5種類の銘柄を試すことが出来ます(有料)。
3号車は普通のリクライニングシートが指定席になっています。
運行日は主に金・土・日で、
びゅうでは、北陸新幹線または上越新幹線を利用して、
東京からの日帰りプランがあります。 -
企業の広告をラッピングした車輛がいます。
2輌編成で、後ろの車輛は赤からピンクのグラデーションでした。 -
南口のロータリーを東に歩いて行くと、マンションが途切れた所に
空き地が現れます。
その向こうに、車庫があります。車庫の隣に受付があります。
開園は毎週土日祝日の9:45~17:00です
(夏休み期間は平日も営業)。
3月上旬~12月初旬の季節限定です(雪が積もるからねえ)。 -
ここが入り口です。
まだ9時過ぎなので、待っている人は1人しかいません。
「当日受付もあります」と書かれているのは、
GW中は事前予約しかなかったからで、
今は、よほど混雑しなければ当日行っても大丈夫です。 -
道路からは、空き地と木越しに、ヨが2輌見えます。
その先に茶色い作業車がいます。 -
その作業車が単体で動き始めました。
車体の端に「ACHIHA」の文字が見えます。
アチハは、特殊輸送を得意とする会社で、
新幹線やSLの輸送で、毎度お馴染みです。
日本の鉄道車両は海外で重宝されるので、廃車となった車輛を
インドネシアやタイ、ミャンマーなどに輸送したりもしています。 -
なんと、そこに転車台があって、アチハの作業車は
くるっと方向転換をして、バックで右側の車庫に収まってしまいました。
おそらく、ヨ2輌を移動させていたのでしょう。
もう少し早く来るべきだったかな? -
幟旗は、黄色とピンクの2種類。
これがないとレールパークの場所がよくわかりません。
私が到着した時に、係の人が設置して行きました。 -
ヨの向こうの車庫から赤い車輛が出て来ました。「雪月花」です。
レールパークを見学した後で、見ようと思っていた「雪月花」に、
出勤途中のタイミングで会えるなんて。 -
「雪月花」の金文字が見えました。いい場所にいました。
この木がもう少し枝を上げてくれれば申し分ないのにな。 -
そうしているうちに、出ました!
右の車庫から黒い車体が顔を出しました。 -
D51が車庫から出て来ました。目の前は転車台です。
機関士が下を見ているのは、転車台の位置に合わせて
停車するためでしょう。 -
D51の大きな車体と炭水車が転車台にきっちり収まりました。
C11などとは違って、車長が長いのでギリギリなんでしょうね。 -
90度方向転換をして、止まりました。
D51が顔を出したのは、9:18でした。
もちろん、この後、転車台で回る姿は見られるのですが、
乗車体験のための位置に付くSLの様子が見られて、
なんだか「早起きは三文の得」な気分でした。 -
D51は後進して、さっきアチハの作業車が置いて行った
ヨに連結しました。
ああ、しかし、この木は邪魔だなあ。 -
実際に目で見えるのは、こんな風景です。
カメラはズーム出来るので、なんとか見えますが、
美味しい場面が木の向こうなのが残念です。 -
受付の人が出て来ました。そろそろ開園ですね。
私はネット予約をしておいたので、予約完了メールを見せて、
予約番号を確認出来ると、チケットをもらえました。
ネット決済済みなので、簡単です。
入園料は1,000円です。
これに、D51の乗り放題と体験チケットが付いています。
以前、北海道にある「三笠鉄道記念館」で動態保存されている
SLに乗ったのですが、記念館に入らなければ無料のため、
人はいてもSLに乗らずに過ごす人が多く、
ボイラーを燃やして動く貴重なSLなのに、収益は望めない様子でした。
初めから入園料に含んでおくのは、
維持のために必要なことだと思います。 -
チケットです。右側に「エンジョイチケット」が付いているので、
車庫内で、3種類のアトラクションの中から1つを選ぶことが出来ます。
残念なのは、1つしか選べないことで、
有料で他のアトラクションも出来るといいな。
(エンジョイチケットの回数券はありました) -
車庫の中に入ります。
意外なほど明るい車庫の中は、割と広々としています。
鉄道博物館などのように、ぎっしりと車輛が展示されているわけでは
ないので、空間に余裕があります。
右手奥には、エンジョイチケットの体験コーナーがあります。
手前のワフの前に矢印があり、その先に先程のアチハの作業車が
見えます。
その辺りにSL体験乗車の整理券を配るデスクがあります。 -
これがD51の乗車体験の整理券です。
SLは1日に4回走行します。
発車時刻は10:05、11:20、13:25、16:00です。
各回の10分前に整理券が配布されます。
これは予約はできないので、配布前に並んでおかなければなりません。
1・2回目は定員が48名ですが、3・4回目は96名です。
3・4回目は、48名の往復を2回行います。
6月からは、ネット予約が優先して
乗車体験の整理券をもらえるようになりました。 -
本当に使われていた古い車庫を転用しているので、
産業遺産の雰囲気が味わえます。 -
奥にいるのが413系です。
中は休憩スペースになっていて、一部が売店になっています。 -
車庫から出ると目の前が転車台です。
転車台に向かって四方から線路が集まっています。 -
おお、D51が煙を吐いています。
残念ながら、この煙は石炭を燃やしたものではありません。
D51レールパークのSLは、コンプレッサーで動くので、
ボイラーは使っていないのです。
でも、煙あってのSLですから、わざわざ出しているんですね。
見ていると石炭の香りがして来るようです。 -
集煙装置は長野式のようですね。敦賀機関区で考案された集煙装置は、
各地で改良され、形によって配属機関区がわかりました。 -
D51827は、1943年鷹取工場製。1973年廃車。
岐阜県や長野県など中央線を走っていた車両で、
愛知県の鉄道愛好家が自宅で保管していました。
アチハ株式会社がそれを譲り受け、コンプレッサーで動く状態にして、2017年から和歌山県の有田川鉄道公園で
体験乗車が行われていました。
2020年に、えちごトキめき鉄道が5年間のリース契約で
借り受けました。
「有田川鉄道公園」の旅行記は既に書いていますが、
2015年に訪れたので、
D511085が静態保存されているだけでした。 -
D51827は廃車以来、個人所有だったため説明板がありません。
レールパークで作ればいいのにと思いますが、
そもそもこのD51は5年リースです。
5年後、このD51はどうなっているんでしょうね。 -
左側のシリンダーの数字は12.0と9.0です。ちょっと両極端かも。
なかなかこれが付いている車体が少ないのですが、
これはしっかり書いてあります。 -
自力走行できる車体なので、当たり前なのですが、
無塗装の足回りは綺麗ですね。
一つ一つの部品がすべて手作りです。畏敬の念を抱かずにはおれません。 -
ちょっと斜めに縦に設置される銀色の加減リンクに、
心向棒が停止の位置に止まっています。
運転席の逆転機を回して、ギアを前進または後進に入れると、
心向棒は加減リンクの上または下に移動します。
動輪が回り、主連棒や連結棒が動くのを見るだけでなく、
車を運転するように、様々な装置の動きがあって初めて機関車は動くのだと実感できます。 -
車体の下部に見える赤い斜めの部分は「灰箱」で、
それからも想像がつくと思いますが、
真上が「火室」いわゆる「カマ」です。
「火室」の床は「火格子」となっていて、
燃えた石炭の灰が下に落ちるのです。
この灰は、運転が終わって水と石炭を補給する際に、
「灰箱」から下に落とされます。
機関士はまだ若く、運転中はずっともう一人と共同で
操作をしていました。
このD51を運転するために研修を受けて来た若者なのでしょう。 -
2輌の緩急車「ヨ6000」は、1962年から905輌が製造された
車掌車です。
それ以前のヨ5000に比べると、全長が短くなり、
窓が4つから3つに減っています。
次世代のヨ8000になるとさらに短くなり、
窓は2つになってしまいます。
後ろのヨ6314にはストーブが設置されていて、
通常は窓の下の妻板に白帯が付されるのですが、
全体が白く塗られた妻板が付いています。
緩急車は、機関車だけにしかブレーキが付いていないため、
長くなった車両編成を後ろから停めるために、
手動式ブレーキを持っていました。
緩急車は1985(昭和60)年に廃止されました。 -
右側のシリンダーです。10.5と11.0。こちらは差が小さいです。
左右のシリンダーで随分、性格が異なる機関車です。 -
如何にも手打ちという感じの刻印です。
最近、岐阜県にある「ヤマザキマザック工作機械博物館」で、
実際に鉄の部材に1文字ずつ刻印を打ち込みましたが、
全体がきっちり揃うようにするのは難しいです。
力を込めて、一息にカツンと打ち込むのは、楽しかったです。 -
これなんか、かなりお上手。打ち込む人の性格なのかな?
-
加減リンクにも刻印がありました。これは滅多に見られません。
-
おや「D51208」。随分、お兄さんの部品をもらったのね。
-
こんな風に丸く打つのは難しいだろうなあ。
刻印一つでも、機関車はいろんなことを語ってくれます。 -
運行の最終確認かな?係員と話しています。
石炭を燃やしていたら、せっせと火加減を見ているのでしょうが、
コンプレッサーだと気楽ですね。 -
機関車の顔とも言えるナンバープレートと所属機関区名札。
「トキ鉄」は、新しく作ったんだろうな。
車庫の中の売店で売っていました。
「直」はもちろん「直江津」。 -
準備が整ったので、乗車の案内が始まりました。
ヨ2輌のどちらかに乗り込みます。 -
炭水車とヨの間には、こんなヘッドマークが掲げられていました。
アニメの影響で、どこも「無限」流行りですね。
でも、このヘッドマークはなかなか格好いい。 -
車掌車の中は、乗客が座れるように改装されています。
正面の窓の向こうにD51の尾灯が見えるのがいいですね。 -
窓に近付いてみると、ナンバープレートまで見えます。
右下の「無限」ヘッドマークがちょっと邪魔をしますが。 -
デッキの端にあるハンドルが、手動式ブレーキです。
蒸気機関車のブレーキは、上下2段のコックになっていて、
1つは機関車だけのブレーキ、
もう一つは炭水車を含めた全体のブレーキです。 -
天井の照明は嬉しい電球です。
ここにLEDが付いていたら、雰囲気ぶち壊しですものね。 -
後ろの車掌車のストーブです。結構小さいんですね。丸くて可愛い。
-
汽笛が鳴り、連結器がガチャンとぶつかりました。発進です。
往きは機関車が後進して押して行きます。 -
係員が両手で手を振ってくれます。
なぜ、列車に乗ると手を振りたくなるんでしょうね。
いや、飛行機でもそうです。
日本の空港では、飛行機がゲートを離れて方向転換をすると、
地上係員が並んで手を振ってくれます。
こちらも窓から精一杯手を振ります。
この習慣は失われないで欲しいなあ。 -
直江津駅の跨線橋が見えて来ます。
-
跨線橋の下をくぐり、本線のホームと並びました。
-
「越乃Shu*Kura 直江津」と書かれた看板が見えます。
扇形機関庫の前から約250m移動して来ました。
ここで停まった機関車は、逆転機を目一杯回して、
後進から前進に切り替えていることでしょう。 -
さあ、D51が牽引して車庫に向かいます。
ここで力一杯、汽笛が鳴って欲しいところですが、
ちょっとD51にしては控えめな気がします。 -
直江津は、蒸気機関車の運行を始めたばかりです。
京都の梅小路のように、長年ポーポーと汽笛を鳴らして来たところとは
違い、沿線住民への配慮も必要なのでしょう。
でも、1回くらいは、全力での汽笛が聞きたかったな。 -
D51は、ゆっくり走って戻って来ました。
悲しいことに雨が降って来ました。撮影しづらいなあ。
運転士が握っているのがブレーキです。 -
先輪のところにある部品ですが、
ここに60と書いたプレートがあります。
これは見たことがないなあ。 -
先輪には、D51619の刻印がありました。
長い年月を生き残って来た機関車は、
兄弟たちから、様々な部品を受け継いでいます。 -
若い機関士たち。SLを運転するために志願したのでしょう。
ボイラーを焚かないSLなので、機関士の仕事は運転だけです。
ずっと二人で話しながら運転をしていました。早くベテランになってね。
炭水車には大型のコンプレッサーが置かれています。
側面には目隠しのための黒い板が張られています。
空力で動く機関車で一番悲しいことは、
大きなモーター音がすることです。
こればかりは仕方がないのですが、
大きな機械音に違和感を禁じえません。 -
機関車は乗客を降ろすと車掌車を切り離し、前進して転車台に乗ります。
-
定位置に停まると、係員が線路の切り離し作業をします。
係員はトランシーバーで連絡を取っていますが、
昔は全部身振り手振りと大声だったんですね。
事故を起こさないために、様々な信号機があり、
たくさんの鉄道員たちが携わっていました。 -
ぐるんとD51が回って行きます。
-
アナウンスが「機関士に手を振ってあげてください。」と言うので、
機関士もこの時ばかりは笑顔で手を振ります。
彼にはこれからもっとサービスを勉強していって欲しいです。
東武鉄道の「大樹」をはじめ、「やまぐち号」などの
実際に営業運転をしているSLの機関士たちは、
素晴らしいプロフェッショナルで、
駅構内や沿線に常に気を配り、笑顔で手を振るのを忘れません。
あれは、とても感動します。
先月訪れた富山の観光列車のクルーたちも、車内だけでなく、
窓の外の乗客ではない人へのアピールが徹底されていました。
写真を撮って宣伝してもらうためには、いい方法です。
せっかく大手の鉄道会社がお手本を示してくれているので、
トキ鉄には、どんどん取り入れて行って欲しいです。 -
この転車台回しは、パフォーマンスだけなので、
D51は再び同じ位置に戻って止まります。 -
転車台回しは、結構見たけれど、転車台からバックして来るSLは、
あまり見ないかもしれません。
なにしろ、本来、転車台は、前進で乗って、方向転換して、
また前進して来るものなのですから。 -
転車台から降りて来た機関車は、そのままバックして、
置いて行った車掌車に再びドッキングします。
隣にもう1本線路があれば、転車台で前を向いた機関車が、
客車を追い越して、先頭にバックして連結することが出来るのですが、
直江津にはそれが出来ません。
250mを往復するだけなので、必要がないのですね。 -
雨が止み、現れ始めた青空をバックに、転車台越しのD51827です。
D51は、次の11:20の運行まで小休止です。
では、扇形機関庫に入りましょう。 -
直江津の扇形機関庫は、4編成が収容できます。
ただ、手前にも線路があることから、
かつては、もっと大きな車庫だったのかもしれません。 -
朝一番で、仕事をしていたアチハの作業車。
気の毒に、彼はレールパークの案内には登場しません。
展示品ではなく、あくまでも作業車なのでしょう。 -
作業車の向こうには、この横断幕が張られています。
これは、D51が2020年10月30日に有田川鉄道公園で
トレーラーに積み込まれた時に掛けていたものです。
SLは、ボイラー部分、動輪部分、炭水車の3つに分けられました。
この時、緩急車ワフと機関車DL(アチハの作業車)も
積み込まれました。
30日午後9時過ぎに出発し、全行程2泊3日の陸送で、
11月1日午前5時に、直江津運転センターに到着しました。
翌日から2日間掛けて、組み立て作業が行われました。
11月4日には初めての試運転が行われ、
転車台と扇形車庫の間を往復しました。 -
D51と共に、やって来たワフ29500です。
1955年から650輌が生産された有蓋緩急車で
国鉄最後の「ワフ」です。
貨物積載量を5tとし、車掌室もある程度の広さを確保、
デッキを備えています。
当初から車軸発電機を備え、石炭ストーブも備えられていました。
左右で窓の枚数が異なるのが特徴です。
こちら側は2枚ですが、反対側には3枚あります。 -
このワフは、建築家清家清氏の書斎でした。
-
ここで作品の構想を練ったのでしょうか。
居住性は良くなかったと思いますが、
清家氏にはお気に入りの空間だったのでしょう。 -
車庫の中央の主は外で勤務中なので、整備する油が滴るのを受ける
プラスチックの箱だけが並んでいます。 -
2021年3月までJR七尾線を走っていた国鉄型交直両用車両
「413系」が交直流電車の急行色に塗り替えて展示されています。
このクハ412と入れ換えで、JR西日本から取得したクハ455が
別の車庫に同じ色に塗られて、6月のデビューを待っています。 -
クハ412の車内では、座席に座って飲食ができる他、
鉄道グッズを販売しています。 -
今なら、2021年3月13日開業の
新駅「えちご押上ひすい海岸駅」の硬券入りキーホルダーがお薦めです。
周辺に糸魚川高校や糸魚川総合病院があるため、
長い間新駅建設の要望が強かったのですが、
駅の1km先にデッドエンドがあるため、
電車が止まりにくい場所になり、実現しませんでした。
えちごトキめき鉄道では、気動車で運行しているため、
この問題がなくなり、新駅開業となりました。 -
このような休憩場所があるのは、とてもいいですね。
駅弁を持ち込んで食べたら気分が盛り上がります。 -
直江津駅北口の目の前にあるホテルハイマートの1階部分に、
駅弁屋さんがあります。
列車の中で食べるのにちょうどいい底が深くて手のひらサイズの容器に入っています。
横に広くて持ちにくい今の駅弁と違うところが、
駅弁の老舗ならではなんでしょうね。
現在の駅弁の多くは、見た目重視ですが、車内で手に持って食べるには、
この形が絶妙です。
ご主人一押しは「にしんめし」。リピーターは殆どがこれを選ぶそうで、確かに味がしっかり沁みていて、数の子と昆布巻きも入っていました。
鱈めしの方は、ニシンに比べて若干硬めの身で、たらこが入っています。
次に選ぶとしたら、はやりにしんになりそうです。
他に鮭めしもありました。 -
エンジョイコーナーでは、線路の石の缶詰めの制作コーナーや
スマートボールのゲームコーナーがあります。 -
「線路の石」は、えちごトキめき鉄道の鳥塚社長が考案しました。
発売当初は、えちごトキめき鉄道、銚子電気鉄道、天竜浜名湖鉄道の
線路の石をそれぞれ缶詰にして、
3個セットで販売したところ、たちどころに完売しました。
缶詰セット第2弾として、「えちごトキめき鉄道の石、銚子電鉄の石、
真岡鐵道のSLの石炭」を販売しました。
さらに、「令和2年7月豪雨」で被災した
「くま川鉄道のバラストの缶詰」の単品販売も始めました。
それぞれの売上は石の仕入れ先に還元され、
経営支援に充てられています。
鳥塚亮の地域を元気にするブログ には、
「 売るものがなければ夢を売れ!」という文句があるそうです。
「仕入れがいらないもので賞味期限がないもの。
売れ残っても痛くもかゆくもないもの。
そういうものを作んなきゃダメだよなーっていう話になって、
なんだろうと思ったら、あ、そうだ線路の石だと」
これで、「線路の石」の缶詰が作られたのです。 -
缶詰製作体験では、まず中に詰める石を自分で選びます。
石は2種類あって、旧関山駅ともう1カ所だったのですが、
忘れてしまいました。
旧関山駅は、1886(明治19)年開業の信越本線の
スイッチバック駅でした。
1985(昭和60)年に場所を移転して、
現在ではえちごトキめき鉄道の関山駅になっています。
隣の二本木駅もスイッチバック駅で「雪月花」がスイッチバックします。
もう1種類に比べて小振りで、赤みを帯びた石が気に入って
旧関山駅の石を選びました。
制作の補助をしてくれた人は、この駅のそばに住んでいたそうで、
喜んでくれました。 -
かつて国鉄時代には線路には玉砂利が使われていました。
以下は鳥塚社長のコメントを引用します。
「玉砂利が残っている線路って50年60年経っている。
半世紀以上にわたって鉄道の輸送を支えてきた石なんです。
缶を空けて石を見ると、少し赤くなってるんです。
昔の車両はブレーキをかけると
すごくわずかに鉄粉が飛び散ったんですね。
その石に雨が降ったり雪が降ったりして、鉄粉が錆びていく。
長い年月をかけて、石は少しずつ赤くなっていく。
銚子電鉄もえちごトキめき鉄道も昔から鉄道をやっている。
いまでも玉砂利が残っている線路です。
だから、つるんと丸くて、少し赤みを帯びた石を選んで
送ってきてもらって、それを缶詰にした。」
そう、私も鉄分を纏った石だと思ったので、これを選びました。
この缶詰には、鉄道の歴史が封じ込められています。
そして、その収益はこれからの鉄道を支えます。
すごいアイデアだと思います。
ただの石を買うのではなく、鉄道の過去と未来を買うのです。
トキ鉄だけでなく、同じようなローカル鉄道同士でタッグを組んで
取り組んでいるのが、素晴らしいです。
せっかく「エンジョイ回数券」4枚綴り2,000円があったのだから、
缶詰をたくさん制作して来れば良かったな。
現在、北海道の宗谷本線の維持のために、
ふるさと納税で「線路の石」を返礼品にしています。 -
11:20の運行が始まりました。
今度は外から動いているD51を見ます。
缶詰製作は人気があるので、順番待ちです。
D51の発車に間に合うように急がざるを得ませんでした。 -
D51は、後ろ向きに押して行くので、これは往きの写真です。
あれ?SLにも後進する時に使う赤いカンテラが
正面に付いていたと思ったけど、無いなあ。
本線を走らないから無くてもいいのかな? -
D51が帰って来ました。
運転室には黄色いヘルメットの係員の姿が見えます。
運転席は向こう側だけど、
こちら側はこの人がチェックしていたのですね。
おそらく運行の熟練者でしょう。
えちごトキめき鉄道には、JR東日本・西日本からの出向社員がいて、
技術の継承・移転に尽力しています。
自社社員143名に対し、出向者は106名(2020年3月現在)も
いるんだそうです。
出向者は、高齢化してきており、自社社員が熟達することが急がれます。 -
戻って来たD51は、車掌車を切り離して転車台に乗りました。
ぐるっと回って、また車掌車の所に戻るのかと思ったら、 -
扇形機関庫に入って行きました。
次の運行は13:25なので、お昼休みですね。 -
D51は、車庫の中央に収まりました。
石炭を燃やす機関車なら、ここで石炭と水の補給をするのでしょうが、
コンプレッサーならその必要はありません。 -
やはりD51は重量感があって、格好いいですね。
単なる展示物でない所が最高です。 -
ここで、予想外のパフォーマンスがありました。
機関士が前面によじ登ります。 -
煙室扉を開けて、入って行きます。
煙室の中なんて、滅多に見られるものではありません。
これもコンプレッサーが動力のお陰ですね。
ボイラーを焚いていたら大火傷です。
大丈夫とわかっていても、今動いていた機関車の煙室を開けるなんて、
ビクビクものでした。 -
機関士が二人、煙室に入ってしまいました。
煙突から煙を出すための補給をしているんだそうです。 -
イチオシ
これは他のどこでもやっていない、特別なパフォーマンスです。
普段、「登るな危険」の札があり、金属でがっちり閉じられた
煙室扉しか見られないのに、
目の前で、ハンドルをグルグル回して開けるのですから。
2回目の運行の最後まで居て、本当に良かったなあ。 -
煙室扉のハンドルに2つコックが付いているけど、
ちゃんと両方使うのね。
しかも、その締め方には注文があるようで、
下で見ている機関士から細かく指示が出ていました。 -
存分に「直江津D51レールパーク」を楽しんだ後、
直江津駅の南口に来ました。
ホームには、可愛い花のラッピング車両がいました。
ET122系「3市の花号」です。
主に日本海ひすいライン(市振~直江津)と、
イベント貸切列車で使用されています。
この車輛のKATO製Nゲージを、
レールパークで買って来たばかりです。
よもや、ここで本物に会えるとは。 -
直江津駅の2番線に「雪月花」が来ます。
午前便は、10:19に上越妙高を出発し、
二本木経由で妙高高原に到着。
ここで折り返して、12:11に直江津にやって来ます。
これを待ち構えます。
15分の停車の後、筒石経由で糸魚川に13:16到着です。
午後便は、糸魚川を13:59に出発。
逆コースを走って、16:44に上越妙高に到着します。 -
2番ホームに降りると、お向かいのホームにこれがいました。
「しらゆき」は、JR東日本とえちごトキめき鉄道が、
上越妙高駅での新幹線との接続列車として、
新井駅・上越妙高駅~新潟駅間を、妙高はねうまライン・
信越本線経由で運行している特別急行列車です。 -
定刻に「雪月花」が入線して来ました。
-
「しらゆき」とすれ違います。斜めったなあ。ちょっと失敗。
-
5周年を記念したサボを掲示しています。
このサボは色々なバリエーションがあって、全部で4種類あります。
4月23日から装着していて、限定受注販売しています。14,000円です。 -
2016年4月23日、妙高はねうまライン・上越妙高駅と
日本海ひすいライン・糸魚川駅間で、新型リゾート列車
「えちごトキめきリゾート 雪月花」の運行が開始されました。
この特異なデザインは、車内からの展望を第一に考えているからです。
こちらは2号車で、運転席のすぐ後ろには、展望ハイデッキがあり、
特別料金(15,000円)でダイナミックな展望を
独占できるようになっています。
午前はフレンチ、午後は和食が供され、料金は19,800円。
乗車当日は、同社全線の普通、快速、特急列車の自由席を、
自由に利用できます。 -
今日は展望ハイデッキの利用客はいなかったようで、
これが座っていました。
そう言えば、先月見たあいの風とやま鉄道の「一万三千尺物語」にも、
ご当地キャラが座っていたなあ。
このご時世なので、どこも苦戦していると思うのですが、
たいへん失礼ながら、なんと「雪月花」は、
去年733人のキャンセルがあったものの、
前年を大きく上回り、前年比で112.1%。
運行開始から最も多い6,151名が利用したのだそうです。
おそらく、これまでは海外旅行に行っていた人たちが、
国内のリッチな旅行をしているのではないかと思います。 -
2号車は原則、2名以上での利用となっています。
座席は、2人掛けと4人掛けテーブルが各3つずつで
定員22名です(ハイデッキが4名)。 -
2号車の半分は、さくらラウンジで、沿線の地酒やワインなどを
提供するバーカウンターになっています。
沿線にもちなんだ桜と樺桜の木を用い、安田瓦を敷き詰めています。
右側に並んでいるボトルは、新潟市西蒲区のワイナリー「Fermier」の
スパークリングワインで、ウエルカムドリンクとして供されます。
食後のコーヒーは、新潟市の鈴木コーヒーが作る「雪室コーヒー」で、
さくらラウンジで販売もしています。
他に、雪下人参ジュース、ル・レクチェジュースなどもあります。
ル・レクチェは、新潟特産の甘い洋梨です。 -
「雪月花」の設計デザイン統括は川西康之氏が行っています。
「all made in NIIGATA」を掲げる「雪月花」は、
車体の製造・設計を「新潟トランシス(株)」が行いました。
一般フロアより3段高い展望ハイデッキは、特別料金が必要ですが、
かつてのトワイライトエクスプレスやカシオペアの先頭にあった
ロイヤルスイートを取ることを思えば、安いものかもしれません。 -
もう1枚のサボです。
えちごトキめき鉄道からのメッセージが綴られています。
「登場時、私は期待と不安を乗せて走り始めました。
決して楽な道ばかりではありませんでしたが、
私はお客様と地域の皆さまに喜んで頂くことが使命。
地域の皆さまの応援のおかげで成長出来ました。
本当に、ありがとうございます。」 -
1号車には、大きな「雪月花」のロゴが描かれています。
この部分の内側はトイレです。 -
1号車はカウンター席中心のラウンジタイプです。
1名での利用は原則、こちらになります。定員は23名。
座席は、日本海側と妙高山側を向いています。 -
「雪月花」には、専属のアテンダントがいます。
この日の乗客は少ないようなので、アテンダントを独り占め出来ますね。 -
1号車の先端にもデッキがあり、
こちらはフリースペースになっています。 -
デッキからの運転席の眺めは、殆ど遮るものがありません。
-
先頭の「雪月花」のロゴです。
「雪月花」という名前なのに、モチーフは4つなんですね。
「雪」が一番最初に来るのは、豪雪地帯の新潟らしいです。 -
直江津での停車時間は15分です。存分に見させてもらいました。
客席部分の窓は横幅2300mmの1枚板です。
使われているガラスは紫外線透過率0.01%以下&遮熱性も備えた
機能性タイプ。
前面のゴールドの金属部分は燕三条の金物を使っています。
「豊かな実りの黄金色」をイメージしたという車内は、
越後杉をはじめとした木材が使われています。 -
そろそろ出発時刻と言う時に、彼らが現れました。見送り隊です。
-
12:26に「雪月花」は、出発して行きました。
進行方向は、手前です。
妙高はねうまラインの妙高高原から来て、直江津で方向転換して
今度は日本海ひすいラインで糸魚川を目指します。
ホームの奥に、懐かしい駅弁屋さんの姿が見えます。
この人が、北口にあるホテルハイマートの駅弁屋さんです。 -
「雪月花」5周年のポスターです。
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ホテルハイマートの駅弁屋さんです。
どうかこれからも、美味しい駅弁を作ってください。
トキ鉄には乗らなかったけれど、買って行きました。
販売員のおじさんの「ありがとう!」が、やけに耳に残りました。
観光客相手の商売は、どこも苦しいですね。宣伝はしましたよ。ホテルハイマート 宿・ホテル
-
さて、ついでに足を延ばして立ち寄った所があります。
日本海に沿って、直江津から西へ、糸魚川の手前にある
「道の駅マリンドリーム能生(のう)」です。
ここは、ベニズワイガニをその場で食べることが出来るので、
人気があります。道の駅 マリンドリーム能生 道の駅
-
このベニズワイガニが1杯2,000円です。
しかも、2杯で3,000円になりました。
テーブル席があるので、ハサミを借りて、誰もが食べています。
時間が掛かるので、余裕をもって行きましょう。
他に、海産物を売る店も並んでいます。氷は無料で付けてくれるので、
保冷バックか発泡スチロールを用意して行くといいです。
それでは、たいへん長くなりましたが、今回はこれで終わります。
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