2021GW 東北湯治 【前編】山形・蔵王温泉

2021/04/30 - 2021/05/01

2021年ＧＷの湯治旅行記　前編です。

日程
4月30日(金)：東北道ー岳温泉(昼食)ー東北縦断道ー山形・蔵王温泉(泊)
5月1日(土)：ー山形空港(見学)ー湯舟沢温泉ー金山町ー道の駅おがち(車中泊)
5月2日(日)：ー院内(入浴)ー小安峡温泉ー道の駅鳥海郷(昼食)ー猿倉温泉(泊)
5月3日(月)：ー仁賀保ー三崎公園ー奥湯の浜温泉(入浴)ー関越道ー帰宅

蔵王では硫黄泉三昧。
東北ではまだ桜も見れました。

エリア 蔵王温泉(山形)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

2021年のGWは捻挫した足首とコロナ禍で傷ついた自律神経を
癒すための湯治旅です。

初日はまず岳温泉のティーポットでランチ休憩。
少しでも密にならないように、と11時半に来店しました。

やはりコロナ禍だからか、店内は他に一組のみ。
私どもの食べている部屋は他に誰もきませんでした。

夫はいつものビーフシチューセット、パイが少し変わったかも？
私はハンバーグセット。ハンバーグは和風かデミを選べます。
食後のコーヒーまで美味しく完食しました(^^)。

岳温泉は八重桜が見ごろでした。つかの間の花見。

安達太良山の山頂は雲の中。

土湯温泉を過ぎて福島郊外に下りると
こちらも八重桜が満開。

吾妻連峰を眺めながらのドライブ。

大笹生ICから東北中央自動車道に入り山形へ。
南陽PAで休憩しました。
トイレが折り紙やほのぼのメッセージで埋め尽くされていて
お掃除の方の愛を感じます(^^)。リピーターになってしまいそう。

かみのやま温泉ICで高速を下りて蔵王温泉へと向かうと
大きな鳥居が出迎えてくれました。

坂道をグイグイ上ると朝日連峰の白い山並みを遠望できました。

満開の桜が青空に映えます。

15時、今日のお宿に到着しました。
蔵王温泉の老舗宿のひとつ、おおみや旅館です。

蔵王温泉　おおみや旅館 宿・ホテル

玄関前には足湯もあって、誰でも自由に利用できます。

玄関を入ると畳敷きの清潔なロビー

右手にフロントがありますが、
こちらのテーブルでチェックイン手続きと説明を受け、
お部屋へと案内していただきました。

館内あちこちに竹久夢二の絵が飾られています。

畳敷きの館内、スリッパ要らずでとても快適でした。
ただ、館内はエレベーター無し、階段多数で非バリアフリーです。
温泉巡りのためにも足腰しっかりさせておく必要性を感じました。

お部屋はモダンダブルルームだったかな。
清潔で居心地の良いお部屋でした。

洗面所と奥のトイレもゆったりサイズ。

冷蔵庫の中にウェルカムフルーツが冷えていました。

こちらは２階にあるラウンジです。
お風呂上りに寛ぎました。

冷蔵庫には麦茶とレモン水、チョコレートも。
コーヒーやお茶もありました。

早速源泉風呂へ
男女別で夜7時にもう片方の玉子風呂と入れ替わります。
ここの内湯は熱かったですね~
ちょうどお宿の方が湯温を計りに来たので伺ったら45℃とのこと。

露天風呂は43℃でした。外気が涼しいので気持ちよかったです。
なんといっても白濁の硫黄泉（ｐH1.9）が最高です。

おおみや旅館に宿泊すると蔵王の風グループの他のホテルの温泉も
利用できるゆめぐり手形をいただけます。
歩いて20分、蔵王四季のホテルさんにお邪魔しました。

離れ湯108歩の湯はホテル敷地から少し離れたところにあります。
ホテル本館内にも別の泉質のお風呂があると受付で伺いましたが
こちらだけ入浴しました。

待合室があってその外には足湯あり。待ち合わせに便利。
こちらのお風呂もおおみや旅館と同じく硫黄泉源泉かけ流しです。
おおみや旅館より広い分、湯温も42℃程度で入りやすかったです。

湯上りのポカポカ気分を楽しみながら温泉街を歩いて戻ります。
お土産屋さんや共同浴場などが並ぶ狭い路地ですが、以前2年前に
来た時は人であふれていた記憶…。

温泉通りの最奥付近におおみや旅館があります。
先ほどの狭い通りを抜けてくると駐車場がこのあたりにあります。
駐車スペースは余裕ありました。

おおみや旅館前には上湯共同浴場があり、そのさらに先には
温泉神社が見えています。

ちなみに、共同浴場もお宿で入浴券(200円)をいただけます。
上湯共同浴場に入ってみましたが、適温で素晴らしいお湯でした。
白濁度合いが一番だったと思います。
共同浴場はあと2か所ありました。

蔵王温泉 上湯共同浴場 温泉

せっかくなので温泉神社(酢川温泉神社）に参拝します。
浴衣なので歩きにくいけど・・・（足元は下駄でなく靴でした）

酢川温泉神社 寺・神社・教会

急傾斜の長い階段(229段)でした。途中で立ち止まると怖いほど…
間に蔵王山碑、最上義光公の力石、薬師神社など寄り道できたようですが
追われるように登ってしまいました。

酢川温泉神社は大国主神をはじめ四神が祀られており、
殖産興業、家内安全、厄難消除、恋愛成就、学問上達
のご利益があるようです。

あの急な階段を下るのは足首捻挫持ちの私にとっては危険なので
ぐるっと大回りして旅館に戻りました。
お宿の近くには源泉地帯もあったりして楽しい散歩でした。

戻ってくると、ロビーに甘酒が用意されていました。
この甘酒が私の甘酒感を変えました(^^)
(帰宅後にいろんなメーカーの麹甘酒を試しましたが、おおみや旅館
で飲んだものがやはり美味しかった）

蔵王温泉　おおみや旅館 宿・ホテル

夕食は食事処で。春の蔵王山懐膳です。
山形の味覚いっぱいで満腹満足な内容でした。
夫のメインは山形牛、私は海鮮と陶板焼きの内容を選べるプランでした。

夜中と翌朝、もうひとつの玉子風呂も満喫。
外に露天風呂があります。源泉に近いからか熱めです。
滞在中お風呂場ではどなたとも会わず…

朝食も同じ食事処で。山形のあさごはんです。
陶板焼きは庄内産焼豚と温野菜でした。すべて美味しかったです。
ヨーグルトやパン、ドリンクはビュフェ台から自由にいただけました。
コーヒーは部屋に持ち帰りもできて至れり尽せり。

おおみや旅館、とってもいいお宿でした。
畳敷きの館内が心地よく、お湯が最高、食事も美味しかったです。
リピートするだろうな(^^)

2日目はまず蔵王温泉のゲレンデ内にあるホテルへ。
駐車場前はちょうど桜が見ごろ。

蔵王の風グループの蔵王国際ホテルで外来入浴します。
昨日いただいた湯めぐり手形利用です。
こちらは大型ホテルで家族連れの利用が多かったようです。
立派なロビーで高級感ありました。

大浴場前の待合スペース。足湯もありました。
こちらの八右衛門の湯も素晴らしかったです。
特に広い露天風呂が適温で気持ちよかった。
硫黄泉かけ流しを３つのお宿で満喫しました。

西蔵王道路で山を下りると川沿いに桃源郷が見えて
急遽散策を。

遠く雪を抱いた蔵王山が見えます。

桜、桃、菜の花とまさに春を満喫。

べに花トンネルを通ってべに花畑の中ドライブ。
鯉のぼりも元気に泳いでます。

天童に入ると果樹園が多くなります。

山形空港に立ち寄ってみました。
空港内で昼食にしようかと思ったのですが、朝食が多かったのと
コロナ禍にあることを鑑みて結局コンビニ調達の昼食にしました。

山形空港 空港

ちょうど空港内でやまがた百名山の写真展開催中でしたので
お邪魔して楽しませていただきました。
鳥海山、月山、飯豊連峰、朝日連峰、吾妻連峰…と名峰揃い。

雨の中13号線を北上し、地図で気になった温泉に立ち寄り。
湯舟沢温泉です。国道からは5分くらい山に入ったところ。

1軒宿です。秘湯感あり。宿泊もできるようでした。
入浴は一人500円。

湯舟沢温泉 温泉

ｐH9.6の単純硫黄泉です。
こじんまりだけど、湯温もちょうどよく長湯したくなる
気持ちよさ。

周辺にはいろいろ史跡もありそう。
そのうち時間ができたらゆっくり訪ねてみたいです。

その後は夫の希望で鳴子方面へと最上川に沿って走り
白川渓谷キャンプ場(無料）を下見。
雰囲気はよいのだけどいかにもクマが出そう…

再び元のルートに戻るべく走っています。
雨がやんで少し周りの景色が見えるようになってきました。

密にならないよう17時前に早めの夕食です。
新庄の「まるまつ」さんで。東北チェーンのファミレスですが
結構お気に入り。新庄店は2016年に続いて2回目の利用。
ちょうどこの間、土砂降りを回避できました。

和風レストラン まるまつ 新庄店 グルメ・レストラン

雨上がりの国道を北上します。
金山町で寄り道。

シェーネスハイム金山で立ち寄り入浴します。
ホテル棟はスイスのシャレーを思わせる建物です。
キャンプ場もあるようです。

付属の温泉施設で入浴させていただきました(300円)。
内湯だけですが、広い浴槽でｐH8.7のアルカリ性単純泉を堪能しました。

シェーネスハイム金山 宿・ホテル

温泉から国道に戻る際、山にポツポツと明かりが灯っているのが
見えたので、金山町に立ち寄りました。

金山城址の桜がライトアップされてました。
幻想的できれい。誰もいないので静かです。

手持ちなのでブレブレですが、コロナ禍を忘れるような
美しい景色に包まれて夢心地。

金山町全体をライトアップしているようで幻想的で素敵。
夜の散歩を楽しみました。

さらに北上して秋田に入った道の駅おがちで車中泊しました。