2021/04/25 - 2021/04/26
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kirinbxxさん
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たいていは月曜日にもってきて3連休にするオーストラリアの公休日ですが、第一次世界大戦時のガリポリの戦いを由来とするANZAC DAYは、日付を大事にして変更をしない数少ない記念日の一つです。(あくまでも、追悼と記憶のための日であり、一部の日本語サイトが誤解しているような「祝日」ではありません。)
今年はちょうど日曜日にあたったため、月曜が代休となったので、州内一泊旅行に出かけました。目的地はワイアラ(Whyalla)、エア半島の東部、スペンサー湾に面した人口2万人強(これでも、南オーストラリア州では4番目)の町です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
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ANZAC DAYということで、自宅でドーンサービス(The Dawn Service)という鎮魂の儀式をテレビで見てから出発しました。例年だと多くの人が地元で集まるのですが、今年もその多くは中止。連邦政府主催の式典も小ぶりになっていました。
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南オーストラリア州は風力発電に力を入れていて、スノータウンという町の近くには大規模なウィンドファームがあります。この日はたくさんの風車が元気よく回っていました。
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スノータウンの近くにあるガソリンスタンドでトイレ休憩。遠くに風車が見えます。天気は良く、車内は暑いくらいですが、さすがに4月も下旬となれば風は冷たい。
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このあたりは線路と道路が接近することが多く、この日も遠くに貨物列車が見えました。
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鉱山や農場の生産品を運ぶ路線の多くは、高速道路網の整備とロードトレインの出現で廃線となりましたが、まだ生き残っている貨物路線もあります。
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途中の大きな町、ポートジャーメイン(Port Germein)に到着しました。現在は、オーストラリアでもっとも長い木製の桟橋を持つことで知られている海辺の小さな町です。
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ちょっと南国を思わせる雰囲気です。今は小さな町ですが、小麦ブームの頃は、南オーストラリア州でもっとも忙しい港がありました。その名残がこの中央分離帯を持つ広い道路です。
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日曜日恒例の小さな朝市が開かれていました。
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時計?それにしては文字盤が変です。
これは、潮時計と呼ばれるものです。帆船が座礁しないように水路の深さ示すために入っていた船のためのものだそうです。港が使われなくなり、潮時計も役目を終えましたが、有志によって復元されました。 -
こちらは1883年に建てられたポートロウリー灯台です。
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せっかくなのだから先まで行くと歩き出す人もいますが・・
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こちらから見るだけでいいような気もします。
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途中に階段があって降りることができます。確かに長い。
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遠浅なので、ボートを沖まで運ぶためのこんな車?がありました。
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しばし潮の香りを楽しんだあと、再びこのような荒野を走り続けて・・
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ワイアラ(Whyalla)の町に入りました。遠くに見えるのは・・
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黒と白の煙・・・さすが鉄と造船の町です。知らなければ、何か爆発事故でも起きたのかと思うかもしれません。
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こちらがビジターセンターの入り口。
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こちらが船のお隣にある海洋博物館。とても小さな博物館です。博物館の見学だけなら無料。ワイアラ号の見学は、ガイド付きツアーのみで毎日午前11時30分と午後1時30分です。大人15豪ドル、子供は9豪ドル、ファミリー割引もあります。階段とはしごを昇降できることが参加条件です。
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HMASとは、”Her/His Majesty’s Australian Ship”、今なら「女王陛下のオーストラリア海軍艦」ということです。英国の軍艦はHMSがついてますね。
1940年に建造が始まり、1942年に就役した HMAS Whyalla は、南オーストラリア州で建造された最初の近代的な軍艦です。 -
かわいらしいペナントです。
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こちらが設計図。
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この町で造船された船の模型たち。
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このあたり一帯を表す鉄道ジオラマもありました。
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ガイドツアーの時間が来たのでいよいよい本命のワイアラ号見学です。掃海艇ですから大きくはないのですが、展示場所が狭いので全景が入りません。
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こちらは機関室。船独特の、油と鉄のにおいがしています。
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こちらは厨房です。
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通信士の人形を使った展示もありました。
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こちらは艦長の部屋ですが・・・ベッドが変です。妙に背が高く、幅は狭い。現代のオーストラリア人男性ならこれでは横を向いて、寝返りもうてない人が多いのでは。
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小さな扇風機しかない狭い船室で、赤道付近での航海はさぞ大変だったことでしょう。
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狭い艦内から、甲板に出るとほっとします。
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操舵室です。やはり男の子には人気ですね。
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一応、対空戦闘のための装備も備わっています。1942年に最初の任務についてから、主にニューギニアで活動し、何度か日本海軍機の攻撃を受けたものの無事に終戦を迎えるまで、この砲も活躍したのでしょう。
戦争が終わった後は1984年まで別の船名で平和な航海を続けました。老朽化してスクラップとなることが決まったとき、ワイアラ市議会が5000ドルで購入し、博物館として余生を送ることになりました。 -
ホテルにチェックインしたあと、軽く市内を見学しました。町中にあるこちらの展望台には、マシュー・フリンダース(オーストラリアについて最大の業績を持つ英国の探検家)と、ルイ・ド・フレシネ(フリンダースよりも早くオーストラリア沿岸の地図を出版したフランスの探検家)の像があります。
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展望台から見るもう一つの展望台。
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こちらは海の近くにあるハンモックヒル展望台から見た夕暮れの製鉄所。製鉄所の見学会もあるのですが、祝日を除く毎週月曜日、水曜日、金曜日の午前9時30分からなので今回は参加できませんでした。費用は大人25豪ドル、子供15豪ドルです。
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これは2020年9月にオープンした、珍しい円形桟橋です。80年の耐久度があるそうですが果たして?夜になるとライトアップするそうです。
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ちょうど桟橋が入るように枠が用意されていました。
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ハンモックヒル展望台は、かっての所有者の世界最大の鉱業会社であるBHPが100周年を記念して整備し,1986年の女王ご夫妻の訪問に合わせてオープンしました。この展望台もそのときにつくられたものです。
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1954年にも訪問されていて、そのときの写真もありました。
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軍艦を作っていた、ということで第二次世界大戦中は四門の対空砲を備えた砲台として使われていました。今もそのうちの一門が残されています。まぁ、ダーウィンがせいぜいで、こんな奥まで日本軍が空襲をかけることなんてありませんでしたが。
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夕日を堪能して初日の旅程は終了です。
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コロナ禍で泊っているホテルのレストランが閉鎖されていたので外に出ましたが、大した店はなく手近なパブでバーガーを買ってきて部屋でビールで食べる、ちょっとわびしい夕食です。
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翌日の朝食は侘しくハングリー・ジャックス、こんな車を見つけました。こちらは独自でデリバリーをしているんですね。
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MOUNT LAURA HOMESTEAD MUSEUMというところに行ってみました。このあたりには30年間にわたって経営された大規模な羊牧場があり、土地が自治体に戻されたあと、そこにあった家屋や、BHPが従業員のために建設したコテージ、その他の展示物を集めて開かれた博物館です。
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こちらは、1914年に建てられた「監獄」です。
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1910年代に活躍したさまざまな機械たちが置かれていました。
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開館は午前10時からですが、それ以前でも敷地には入ることができ、外に置いてある物は自由に見物できます。
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こちらは洗濯場です。
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1902年にアイアンノブから鉄鉱石をハンモックヒルまで輸送した蒸気機関車です。
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蒸気機関車は1962年まで運行されていました。
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客車付きで展示されています。
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オーストラリアも日本と同様に軌道のサイズが混在しています。こちらは、標準軌と狭軌を繋ごうとしたものです。
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標準軌は、4フィート8.5インチ。なんか中途半端な幅ですね。
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ホテルのすぐ近くにこんな場所がありました。1951年まで運用されていた飛行場の跡地のうち、24.8haを使って整備されました。貴重な雨水をためるためと、地元の人たちのレクリエーションに活用するためのものです。
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車でやってきて、子連れで、あるいは犬連れでのんびりと散歩を楽しんでいる人たちがたくさんいました。カフェ、フライングフォックス、ハイブリッドトイレなどが備えられています。さすが、広い国ですね。
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ワイアラに行ったからには、そこで使われた鉄鉱石の産地も訪ねなくては、ということで50km北にあるアイアンノブにやってきました。1800年代後半から1900年にかけて、鉱山労働者の居住地として栄えた、オーストラリアの鉄鋼産業発祥の地とされているところです。アイアンノブでの鉄鉱石採掘は1998年に終了しましたが、鉱山を見学するツアーなどがあります。平日だけのツアーなので今回は参加できず。
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こちらがビジターセンター。本日は閉館。中は小さな博物館になっているようです。
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ここでもやはり、当時を偲ばせる機械類が屋外においてありました。
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古い鉱山労働者の独身者の居住地だったところには、現在はErrappaという青少年向けのアウトドアアドベンチャーキャンプがあります。学校、南オーストラリア州の救急隊などがこのキャンプを訓練に利用しています。
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これはわりとめずらしい標識です。なんと”エミュウ注意”。 ”カンガルー注意やコアラ注意”はうちの周りでもありますが・・・これらの動物や植物を観察するツアーもあるようです。
アイアンノブを見て、今回の「鉄と船」を巡る小旅行はおしまいです。COVID-19のおかげで南オーストラリア州の住民は、海外旅行はおろか州外への旅行もままならなくなっています。しかし、そんなことでもなければ、こういうところに来ることはなかったかもしれません。オーストラリアの歴史と自然に親しむいい機会でした。
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