2021/04/10 - 2021/04/11
11位(同エリア23件中)
Fuyuyamaさん
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陽気が春めいてくると桜の開花が気になるのは毎年のこと。昨年は緊急事態宣言で桜シーズンを棒に振っただけに、今年はより一層力が入る。狙いは一昨年初めて訪れた、福島県阿武隈高原を南北に貫く国道349号線沿線に点在する桜の名所巡りだ。前回の経験を基にインターネットで情報収集。効率良く一筆書きで回れるよう地図と睨めっこしプランを組み立てたが、果たしてどうなることやら。大いなる期待を胸に写友4人で福島へ向かった。
今回の旅行記も写真が多くなるので、前編(1日目)と後編(2日目)に分けてお届けする。
なお、1日目に回った桜の名所は次のとおり。
◇小野IC⇒⇒①夏井千本桜(小野町)⇒⇒②弁天桜(田村市)⇒⇒③永泉寺のサクラ(田村市)⇒⇒④是哉寺地蔵桜(田村市)⇒⇒⑤小沢の桜(田村市)⇒⇒⑥お伊勢様の鐙摺石ザクラ(田村市)⇒⇒⑦東円寺の桜(田村市)⇒⇒⑧強梨の桜並木(田村市)⇒⇒⑨松岳寺しだれ桜(田村市)⇒⇒⑩蛇盛塚のしだれ桜(田村市)⇒⇒⑪合戦場のしだれ桜(二本松市)⇒⇒⑫福田寺の糸桜(二本松市)⇒⇒⑬上石の不動ザクラ(郡山市)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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高速道路から見えた桜並木に誘われ、当初予定のなかった『①夏井千本桜』へ。事前の情報だと5分咲き程度ということだったが、どうしてどうしてほぼ満開の状態。土曜日にも拘わらず朝早かったこともあり、人出は少なく駐車場もガラガラ。
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その名のとおり、夏井川の両岸5kmにわたり1,000本のソメイヨシノが植えられている様は圧巻。桜に菜の花の組み合わせ多い中、ここは見事な水仙の行列。水仙の黄と桜のピンクが青空と相まって一段と華やかだ。
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土手の上にも遊歩道が延びている。根元を彩るのはレンギョウか。
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行く手に赤い橋が見えてきた。
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イチオシ
まだ蕾みが見えるので八分咲きといったところか。しかし個人的には、満開に向かうこの位の時期が一番美しいと感じる。
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目にも鮮やかな水仙。つい引き付けられる。
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赤い橋の所までやって来た。ここで折り返し駐車場へ戻ることにする。
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ちょうど磐越東線の電車が走ってきた。墓地にも立派な桜が植えられている。
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駐車場脇の橋の上からパチリ。薄いピンクに染められた回廊が続いている。
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次に向かったのは田村市にある『②弁天桜』。ちなみに「さくらの都たむら」というホームページには、市内のさくらスポットがマップコードで示されている。カーナビにこのコードを入力すればピンポイントで連れて行ってくれるので便利だ。
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今回巡った桜の中で、唯一この弁天桜がまだ3分咲き程度で見頃を迎える前だった。地元の方はあと5日から1週間後と言っていた。
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それでも諦めきれずに、日当たりの良い上部の枝をパチリ。
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イチオシ
次に向かったのは、弁天桜から車で5分程度の『③永泉寺のサクラ』。あの「三春の滝桜」の姉妹樹と言われる樹齢400年のシダレザクラだ。
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角度を変えて桜の全体像をもう一枚。
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本堂と向かう合うようにおられるお地蔵様を入れてパチリ。この桜の幹周りは4.1メートルあるそうだ。
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境内にあるもう一本の桜の枝越しにお地蔵様を一枚。
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『④是哉寺(ぜさいじ)地蔵桜』は永泉寺から約10km。長閑な里山の風景に佇む一本桜だ。
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イチオシ
根元には名の由来となった「お地蔵様」が祀られている。
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樹齢約460年のエドヒガンザクラが、空いっぱいに枝を伸ばしている。
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角度を変えてもう一枚。目の前は田んぼや畑といったローケーション。
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次に向かった『⑤小沢の桜』は、国道349号線沿いにあるのでよく目立つ。映画のシーンにも登場した桜とあって、大勢のカメラマンが入れ替わり立ち替わり来ていた。まずは駐車場からの一枚。
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小沢の桜は樹齢約100年のソメイヨシノ。写真的には遠くには移ヶ岳を入れたこちらのアングルの方が良さそうだ。
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次に向かったのは、小沢の桜から車で約15分の『⑥お伊勢様の鐙摺石(あぶみすりいし)ザクラ』。樹齢約500年、樹高25mという背の高いエドヒガンザクラだ。
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鐙摺石という名の由来は、坂上田村麻呂が賊を討伐しに向かう途中、鐙を岩に摺りながら通り抜けたところ、この桜が出迎えてくれたという伝説からきているとのこと。
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少し濃いピンクの花びらが木漏れ日を受けて輝いていた。
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次の目的地である「強梨の桜並木」に向かう途中、一本の桜に目を奪われ急遽立ち寄ったのが『⑦東円寺の桜』だ。山門を潜らず右に回り込むと...
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薬師堂に続く参道階段脇に、桜の巨木が空へ向かって枝を伸ばしている。
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らせん状に捻れる幹は、まるで竜が天へ昇るようだ。勝手に「昇竜桜」と名付けよう。
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『⑧強梨(こわなし)の桜並木』は、樹齢約40年のソメイヨシノが約100mにわたって桜のトンネルを作っている。
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高台は公園にもなっているので、田園風景を眺めながらお弁当を食べるのも良さそうだ。
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次に向かったのは『⑨松岳寺のしだれ桜』。この桜は、正保元年(1644)に妹を亡くした僧侶がその供養のために植えたものとされている。
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違う角度からもう一枚。
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イチオシ
風に揺れる枝をスローシャッターで、お地蔵様と一緒に。
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次に向かったのは、松岳寺から車で約10分の距離にある『⑩蛇盛塚のしだれ桜』。このしだれ桜は、地域に災いをなす大蛇を退治し、その亡骸を供養したという言い伝えのある塚の斜面に立っている。塚の下には青いトタンの小屋が建っており、これが写らないよう撮るのには苦労した。
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違う角度からもう一枚。間もなく午後3時、光の具合が良くなってきた。
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当初計画では、次に向かう予定だったのが「新殿神社の岩桜」。ところがカーナビが暴走し迷走する羽目に。結局1時間20分無駄に走って偶然たどり着いたのは『⑪合戦場のしだれ桜』だった。陽が西へ傾いている状況の中で、この桜は東に面しているので既に陰っている状態。取り敢えず数カットシャッターを切り早々に引き上げる。
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次に向かったのはすぐ近くにある『⑫福田寺の糸桜』。樹齢300年、幹周り5mのシダレザクラは、三春の滝桜の子桜と言われているそうだ。ここの桜も半分以上陰っており、陽が当たっているのは上部だけだ。
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糸を垂らしたような枝が地表近くまで伸びていることから、「糸桜」と呼ばれているとのこと。
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境内の一画にある桜の枝に西日のスポット光が当たった。
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時刻は既に5時過ぎ、本日最後の撮影場所である『⑬上石の不動ザクラ』
へ向かった。この桜も三春の滝桜の子孫と言われる樹齢約350年、幹周り5.3mのシダレザクラだ。 -
イチオシ
350年間、この地で生き抜いてきた逞しい幹をモノクロで表現してみた。
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今度は手前に小枝を入れてもう一枚。
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桜の傍らに建つ不動堂は、幕末には寺子屋として使われていたそうだ。
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今夜の宿は『ホテルシーラックパル郡山(写真は翌朝撮影)』というビジネスホテル。まだ新しそうだ。このホテルを選んだのは、ビジネスホテルにもかかわらず大浴場があったからだ。
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部屋はこんな感じ。シングル利用には必要十分だ。朝3時起きだったのでもうくたくた。明日に備え早めに就寝...。
(後編へ続く)
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