ひがし北海道フリーパスで行く大地の入場券と釧網本線冬の旅　（1日目：夕暮れの釧網本線、南斜里駅）【鉄道旅行】

2021/02/25 - 2021/02/28

北北海道に気を取られて気が付けば2月も末。近づくダイヤ改正の足音。
ダイヤ改正前に行かねば！無くなってしまうが！！！
と思い立ち、ひがし北海道も悔いなく行くぜ！

1日目：無人化なる前に音別駅！無くなってしまうぞ霧亭！
1日目：釧網本線、南斜里駅

エリア 北海道

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: タクシー JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

さて、ダイヤの薄さゆえかいつ乗っても混んでるような気がする釧網本線に乗って、まず目指すは清里町駅へ。
その前に明日の準備として釧路駅で干物を仕入れてと。。。

釧網本線の列車はキハ54。花咲線ラッピング色！
運用の摩訶不思議で花咲線じゃなくて釧網本線で乗ることになってしまったよ～。
ラッピングカラーは赤と白。
某JRQのいぶたまみたいに左右に分かれたカラーリング。

釧路駅 駅

逆側から見たらこんな感じ。目がバグりそうですわ。
早めに来て席をゲットし、ホームでひとり撮影大会～。

ついでに清里町駅からのタクシーに電話して予約完了。

外は花咲線ラッピングのキハ54、座席のモケットは流氷色？になってるし、座席は転換クロスシートですし、宗谷線のキハ54とは大分仕様が違いますな。
座席によって窓割無茶苦茶なのは共通仕様のようですが（笑）

1シートには1人以上が乗っているような混雑状態で列車は発車。
運転席をチラ見して気付いたのですが、網走まで約3時間ワンマン乗務なんですね…大変だ…
釧路川を渡って東釧路駅。正式にはここから釧網本線がスタート。
東釧路駅からは5人程度乗ってきました。おおにぎわい。

街が続いていたのも東釧路駅まで。
そこから先は釧路湿原の原野の中をひた走ります。
良い感じの平日列車なので、途中駅への荷物も一緒に乗せて鹿笛鳴らして進みます。
なんか長いからポスターですかね？

まっすぐだったりぐねぐねしてたりであまりスピードは出てないはずなのですが、時々エゾジカが出てきてホーンの音と共に急停車。

エゾジカもう慣れちゃってるんですかね。全然逃げないの。

さすがに夕暮れのこの時間では釧路湿原駅で降りる人もなく、列車は進んでいきます。
夕焼けと湿原。最高の景色じゃんね。
でもそんな風景が日常な人たちは景色はそっりのけで世間話に花が咲いておりました。多くがご老人なわけで、病院話に花が咲く。
列車で病院に行くために午前4時起き？ひょえ～～～

茅沼駅ではタンチョウヅルがお出迎え。
シカよりツルの方が逃げていきますね。

そして晴れていたはずなのに雪が降ってきた北の天気。
変わりやすいってレベルじゃないすわ。

茅沼駅 駅

標茶駅でどさっとご老人が降りて、代わりに乗ってきたのは高校生。
迷うことなく後ろ側のデッキに陣取るあたり、この観光客交じりの列車が日常の風景なんでしょうな。
各駅でぽつらぽつらと降りて摩周駅で半分くらい降りて、川湯温泉駅到着。
スーツケースを持った人たちが5人程下車し、車内は一気に閑散として来ました。

川湯温泉駅も行きたい駅なんですよね～。いつかいつかと思いつつ今日に至る。
この文字良いもじ～～～

エンジンをうならせ原野から山を上って下って再び平地に戻ったら右手には斜里岳が見えてきました。
下車する清里町駅はもうすぐ！

清里町駅到着！
無人駅なので一番前のドアに移動してと・・・
Fooooooooooooooo!!!!!!!!!!!
向かいの！！！対向列車が！！！キハ54とキハ40の3両編成！！！
釧網本線の知床斜里駅から先の区間での3両編成！！！

後ろ2両は流氷物語号用のキハ40でした。
あ～3両編成長い～至福～～～

清里町駅のホームに掲げられていた看板。
これは良いもじ！！！

清里町駅はちょうど上り下り共到着した時間帯だけあって人がぽつぽつ。
高校生は歩いて帰っていたり、お迎えの車を待っていたり。

清里町駅 駅

予約していたタクシーに乗って道の駅きよーるへレッツゴー。
タクシーの運ちゃんが駅で「〇〇さん待ってなー今1台呼ぶから～」と呼ぶくらいな、ちょっとした混雑時間帯だったようで、予約して正解でしたな。
（ましてや遠乗りだし）
小さいながらも色々揃えていたきよーる。名産の焼酎等酒が多かったのですが、残念下戸です。
冬の平日の夕方ではカフェもクローズ。買うものがないわ。。。
大地の入場券と駅スタンプをゲットし、次の目的地へGO！

タクシーの運ちゃん曰く「道の駅まで行く人が多いなと思っていたらJRさんのキャンペーン（大地の入場券）がやってた」
めっちゃ周知不足ですやん。JR北海道！

「南斜里駅～何もないよ～www」と言われつつ道を進みます。
地元情報（ソース：タクシーの運ちゃん）ですが、南斜里駅もどうやら高校生が1人使っていた模様で、卒業のタイミングで廃止みたいです。
大きな道を右折して南斜里駅が見えてきました。
「うそぉ～～～～本当に人が居るよ！！マニアすげえ！！！」
タクシーの運ちゃん大はしゃぎ。
と言うわけで南斜里駅到着！
道の駅経由で清里町駅から約3,000円。
でも帰りの料金を取られなかったのでお得でしたな。

南斜里駅 駅

夕暮れの南斜里駅。
廃止間際らしく、また日のある時間に訪問できる時間帯とだけあって同業者は自分を入れて4人程。
それぞれが思い思いに目に刻んでいました。

道路が割と近いので車の音が聞こえるのですが、平原にポツンとある板張りホーム。
南斜里駅。夕焼けとのマッチングがとても良い。

逆側から。
踏み跡が多いのは廃止間際故か。

そこまで雪が多くなく全体像が見える駅。
雰囲気最高。
旅先で会った人が「めちゃくちゃ良いんですわ」と言っていた訳がわかる。
落ち着く場所だわ。

ホームの端から清里町駅側（釧路側）を眺めて。
夕焼けの時間で一刻一刻と変わる景色の色に目が離せない。

斜里岳の向こうに日が沈み、段々と夕焼けの色から夜の色へと。
遮る色がないせいか、グラデーションが綺麗で堪らない。

時間に換算したら1時間以内だったはずなのですが、目まぐるしく色が変わって辺りはすっかり夕闇。
夕日の代わりに月が輝く頃、戻りの列車が近づいて来ました。

ブレーキ音が響き、遠くまで照らすヘッドライトが一段暗くなり、駅名標を照らすとシューと音を立ててドアが開きました。
「整理券をお取りください」「整理券を」
最初で最後の南斜里駅の整理券を取って、この駅を後にします。

南斜里駅で一緒になった人達と分かれて隣の清里町駅で下車。
列車が去り、興奮も落ち着きました。

それにしても色が綺麗なんですよ、北海道は。

清里町駅の地図式運賃表からは南斜里駅は抹殺されていました（笑）
清里町駅の駅ノートは同じように入場券と南斜里駅のことを書いている人が多かったですな。

すっかり辺りが真っ暗になった頃、網走行きが到着。
寒いし、いそいそ乗り込みます。
この列車、知床斜里駅で25分程停車。
バカ停だー！！！
と言ってもこの時間では窓口はクローズ。

駅舎の綺麗なトイレで休憩して、こ線橋から1枚。
ちょうど満月の時期なのか月が綺麗で列車が映える。

暖かい車内でうつらうつらしていたら終点網走駅到着。
向かいのホームには接続取っている留辺蘂行きが待機中。

今日の行程はここまで！

網走駅 駅

宿にINNして夕飯とします。
夕飯は釧路駅でゲットしていた「いわしのほっかぶりずし」。
ノーマルタイプではなく、「さばのほっかぶりずし」「サーモンのほっかぶりずし」との詰め合わせタイプ。

それではいただきます！
いわしのほっかぶりずし：うまい
さばのほっかぶりずし：うまい
サーモンのほっかぶりずし：うまい（けどこれただのサーモン寿司では？）

次買うとしたらさばといわしの詰め合わせかな？
この大根？と青魚の組み合わせがおいしいんだわ。

明日は来た道を戻る！
冬の釧網本線臨時列車の旅！！！

------------------------------
ゲットした北の大地の入場券
清里町駅、（網走駅）

今日の行程
釧路14:16 →　清里町16:18　4730D　釧網本線　網走行き　キハ54-521
清里町～道の駅きよーる～南斜里　タクシー
南斜里17:48　→　清里町17:44　4731D　釧網本線　釧路行き　キハ54-515
清里町18:16　→　網走19:45　4732D　釧網本線　網走行き　キハ54-523