海が見えた。海が見える。ひたちなか海浜鉄道

2021/04/09 - 2021/04/10

丘陵に広がる住宅街の通りを抜けてしばらくすると道は下りにさしかかり、やがて海に突き当たるのでした。
なだらかな丘から見下ろす海は単線と踏切で切り取られたフレームの中にありました。

ひたちなか海浜鉄道は、名前にこそ海が入っているものの海岸が見えるところは意外にも少なく、それだけに那珂湊駅近くの踏切から望む「海」は旅人を惹きつけます。

エリア ひたちなか(茨城)

• 旅行の満足度: 4.5

• 交通手段: 自家用車

那珂湊駅から住宅街を抜けて坂を下りながら線路を横切ると、その先には海が見えてきました。

海が見えた。海が見える。
那珂湊を訪れたのは約40年振り。
私の中で「ひたちなか海浜鉄道」のイメージといえば昭和のディーゼル列車が走る「茨城交通那珂湊線」でした。

踏切が鳴り始めたと思いきや、阿字ヶ浦方面から勝田行の1両が軽やかにやってきました。

ひたちなか海浜鉄道はJR常磐線勝田駅と阿字ヶ浦駅の14KMを結ぶローカル線。
今でものんびりディーゼル列車が走ります。
この踏切で海を見ていると列車が通りかかりました。

ひたちなか海浜鉄道 乗り物

近づいてきたディーゼル音は昔と変わらず、心地よい懐かしい響きでした。

すぐに阿字ヶ浦方面に2両の列車が通り過ぎました。

日中は通学として地元の学生に利用されています。

那珂湊線は、採算悪化を理由に撤退を申し出た茨城交通から第3セクターが引き継ぎました。

ひたちなか海浜鉄道は、阿字ヶ浦駅から先にこれから延伸が予定されているとのことです。
阿字ヶ浦から伸びていく最終目的地は「ひたちなか海浜公園」。
今後も希望のあるとのことで安心しました。

那珂湊駅から勝田駅に向かう列車

阿字ヶ浦の海水浴場は、夏場に行楽客で大変賑わいます。
阿字ヶ浦駅は、ひたちなか海浜公園へのアクセスポイントになっています。

阿字ヶ浦海水浴場 ビーチ