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 戸塚界隈には月山、湯殿山、羽黒山と刻まれた出羽三山碑が多く残っている。戸塚宿の沢邉本陣の裏には羽黒神社が鎮座しており、江戸時代になると出羽三山を詣でたのであろう。<br /> 今日は3基の出羽三山碑を見た。<br /> 西林寺鐘楼前にある出羽三山供養塔(建立年は不明)が道標を兼ねており、「東 かまくら ぐめうじ 江戸 道」、「西 あつぎ ほしのや 八王子 道」と刻まれている。したがって、東西に延びる街道沿いに建立されていたと思われる。おそらくはここ岡津地区、たとえば、阿久和川沿いの街道とか、が道路拡張や護岸工事などで近くの西林寺境内に移されたものであろう。明らかに江戸時代に建立されたものである。<br /> 戸塚大船線の上倉田南バス停傍には出羽三山碑(寛政10年(1798年)銘)がある。正面に「右賀まくら道」と刻まれており。これも道標を兼ねている。戸塚大船線は鎌倉道であるが、道路拡張などで少しずらされた可能性もあろうか?<br /> 栄区飯島町の谷の奥に旧街道跡が残っており、光長寺の手前から山に上る道である。その三叉路に出羽三山「供養」碑(文政5年(1822年)銘)と不動明王の庚申塔(明和4年(1767年)銘)がある。<br /> 他には三嶋神社(飯島町)にも「月山・湯殿山・羽黒山 供養」(安政6年(1859年)銘)がある。<br />(表紙写真は倉田南バス停傍には出羽三山碑(寛政10年(1798年)銘))

今日見た3基の出羽三山碑

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2021/03/25 - 2021/03/25

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ドクターキムル

ドクターキムルさん

 戸塚界隈には月山、湯殿山、羽黒山と刻まれた出羽三山碑が多く残っている。戸塚宿の沢邉本陣の裏には羽黒神社が鎮座しており、江戸時代になると出羽三山を詣でたのであろう。
 今日は3基の出羽三山碑を見た。
 西林寺鐘楼前にある出羽三山供養塔(建立年は不明)が道標を兼ねており、「東 かまくら ぐめうじ 江戸 道」、「西 あつぎ ほしのや 八王子 道」と刻まれている。したがって、東西に延びる街道沿いに建立されていたと思われる。おそらくはここ岡津地区、たとえば、阿久和川沿いの街道とか、が道路拡張や護岸工事などで近くの西林寺境内に移されたものであろう。明らかに江戸時代に建立されたものである。
 戸塚大船線の上倉田南バス停傍には出羽三山碑(寛政10年(1798年)銘)がある。正面に「右賀まくら道」と刻まれており。これも道標を兼ねている。戸塚大船線は鎌倉道であるが、道路拡張などで少しずらされた可能性もあろうか?
 栄区飯島町の谷の奥に旧街道跡が残っており、光長寺の手前から山に上る道である。その三叉路に出羽三山「供養」碑(文政5年(1822年)銘)と不動明王の庚申塔(明和4年(1767年)銘)がある。
 他には三嶋神社(飯島町)にも「月山・湯殿山・羽黒山 供養」(安政6年(1859年)銘)がある。
(表紙写真は倉田南バス停傍には出羽三山碑(寛政10年(1798年)銘))

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  • 西林寺鐘楼前にある「月山・湯殿山・羽黒山 供養塔」。

    西林寺鐘楼前にある「月山・湯殿山・羽黒山 供養塔」。

  • 「東 かまくら ぐめうじ 江戸 道」。

    「東 かまくら ぐめうじ 江戸 道」。

  • 「西 あつぎ ほしのや 八王子 道」。

    「西 あつぎ ほしのや 八王子 道」。

  • 上倉田南バス停手前に「天下泰平 國土安隠」、「左 …」。これも道標だ。

    上倉田南バス停手前に「天下泰平 國土安隠」、「左 …」。これも道標だ。

  • 「月山・湯殿山・羽黒山」、「右 賀まくら道」。道標だ。

    「月山・湯殿山・羽黒山」、「右 賀まくら道」。道標だ。

  • 「東叡山御持 羽黒山別当…」。

    「東叡山御持 羽黒山別当…」。

  • 「寛政十…」。

    「寛政十…」。

  • 先達の山伏名か?

    先達の山伏名か?

  • 光長寺手前にある「月山・湯殿山・羽黒山供養」塔(文政5年(1822年)銘)。

    光長寺手前にある「月山・湯殿山・羽黒山供養」塔(文政5年(1822年)銘)。

  • 「天下泰平 國土安隠 萬武康… 五穀成就」。

    「天下泰平 國土安隠 萬武康… 五穀成就」。

  • 「東叡山御持 羽黒山別当 三山先達長慶坊 講中」。

    「東叡山御持 羽黒山別当 三山先達長慶坊 講中」。

  • 「文政五年 壬午 冬 十一月天赦日」。天赦日とは日本の暦の上で最上の吉日。

    「文政五年 壬午 冬 十一月天赦日」。天赦日とは日本の暦の上で最上の吉日。

  • 不動明王の庚申塔(明和4年(1767年)銘)。

    不動明王の庚申塔(明和4年(1767年)銘)。

  • 「明和四丁亥十一月吉日」。

    「明和四丁亥十一月吉日」。

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