2012年3月に訪れたイギリス・オックスフォードの旅を振り返ってみました。<br />ハリーポッターのロケ地であるクライスト・チャーチやボドレイアン・ライブラリーを見学しました。写真に添えて、私の個人的な想いを綴った古い日記のようなもので、皆様の旅のご参考になるような記述はありませんが、よろしかったらご覧ください。<br />

煌めいていたあの日のイギリス～ハリーポッターにまつわるfamily story

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2012/03/18 - 2012/03/23

19位(同エリア301件中)

エリア

オックスフォード(イギリス)

旅行の満足度: 5.0

同行者: 家族旅行

旅行の手配内容: 個別手配

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ロンドンのパディントン駅から列車に乗ってオックスフォードへ向かいます。

パディントン駅駅
1時間ほどでオックスフォードに到着
バスで中心部に向かいます。
やさしい色の石で出来た町だ。
とても美しい。
オックスフォードを訪れることにした一番の理由は…
ハリーポッターの映画のロケ地を訪れてみたかったから。
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ホグワーツ校の食堂や回廊の舞台となった…

クライストチャーチ建造物
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オックスフォード大学のクライストチャーチと…

クライストチャーチ建造物
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ボドリアン図書館を訪れました。
膨大な数の価値ある書物が収められている図書館のガイドツアーにも
参加しましたが、説明はほとんど聞き取れませんでした。

ボドリアン図書館建造物
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ガイドツアーの参加者で私達に話しかけてきてくれた方がいました。
その方は、日本の大学で教鞭をとられたことのあるロシア人の紳士で
「ボドリアン図書館を訪れる事が長年の夢でした」と感激されていました。
もっと私に学があれば、ロケ地以上の価値を見出せたでしょうに残念なことです。

ボドリアン図書館建造物
そろそろ私の物語を始めましょう。
どうぞ読み飛ばしてくださいね。

私はふだん映画館へ行くことはあまりないのですが
ハリーポッターのシリーズは子どもと一緒に、
一作目からすべて映画館で見た唯一の作品です。
「賢者の石」の時の彼はまだ小さくて…
本の世界と…
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現実の世界を行ったり来たり
彷徨っているような子供でした。

クライストチャーチ建造物
「ここで火消しライター使うんだよ、火消しライターというのはね…」とか　
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「もうすぐハグリットくるよ」とか…

ボドリアン図書館建造物
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上映中に、読んだ本の内容を得意げに話してしまうので、
まわりのお客様を気にして、ひやひやしながら観たものでした。

クライストチャーチ建造物
その当時、まだサンタクロースを信じていた彼は…
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ハリーポッターも現実にいる魔法使いの男の子だと信じて疑いませんでした。
でも…

クライストチャーチ建造物
魔法の世界を信じた日々はあっけなく終わりを迎えたのです。
ラドクリフくんが映画のプロモーションで来日し
インタビューを受けているラドクリフくんをTVで観た彼は…
瞬時にハリーポッターは現実にはいない少年だと気が付き、
ひどくショックを受けたようでした。
それは魔法の世界が…
本と映画の中にしか存在しない事実に気がついた瞬間でした。
それでも、ハリーが現実にはいない男の子だとわかった後も、
新作が公開されるたび、二人で映画館に行く事は、
私達の暗黙のお約束になりました。
その時だけは、彼も私も魔法の世界の住人になれたのです。
物語は進み　ハリーは成長し…
私たちも関西から関東へと住む場所が変わり、
観に行く映画館も変わりました。
魔法使いとサンタクロースを信じていた彼は、
すくすくと大きくなり、私の背丈をあっという間に追い越して…
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母親と出かけることを嫌がるふつうの男の子になりました。

クライストチャーチ建造物
それでも、ハリーポッターの映画だけは、
反抗期真っ只中な時でも一緒に出かけてくれたのです。
いつしか私はこのシリーズがいつまでも続きますように…
と願うようになりました。
でも、物語には必ず最終章がやってきます。
最後の「死の秘宝 PART2」が　2011年に公開された時も
二人で映画を観に行きました。
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その時以来、彼と映画館に行ったことはありません。

クライストチャーチ建造物
ハリーポッターの物語は、私と子どもの成長と…
巣立ちの物語でもありました。
そしてそのハリーポッターとの別れから1年後に
ふたりでイギリスを訪れることが出来たのは…
今でも夢のように想います。
今は離れて暮らす息子と私の
ハリーポッターにまつわる物語は終わりましたが…
心がカサカサした時に　ふと想い出すとやさしい気持ちになれる
そんな旅でした。
個人的なお話を最後までご覧下さりありがとうございました。
あなたには、どんなファミリーストリーがありますか。
いつか私にも聞かせてくださいね。

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この旅行記へのコメント（2）

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sanaboさん 2021/03/29 23:40:55

とても素敵な"family story"

夏秋さん、こんばんは

私は夏秋さんの書かれる文章が大好きなのですが
今回の"family story"もとても素敵な作品に仕上がっていて
ジーンとこみ上げる想いとともに読ませていただきました。
第1作の「ハリー・ポッターと賢者の石」の公開から
今年で20周年だそうですね。
全作品を息子さんとご一緒に映画館でご覧になられたそうですが
サンタクロースや魔法の世界の存在を信じていた息子さんが成長されるにつれ
シリーズがいつまでも続きますようにと願われた夏秋さんの思いに
胸が熱くなりました。
シリーズ最終章をご覧になった翌年のオックスフォード訪問は
夏秋さんと息子さんにとって特別な意味を持つご旅行だったのですね。
大切な思い出を共有させていただき、ありがとうございました(#^.^#)

sanabo

夏秋さんからの返信 2021/03/30 21:04:45

RE: とても素敵な"family story"

sanaboさん、こんばんは

> 私は夏秋さんの書かれる文章が大好きなのですが
> 今回の"family story"もとても素敵な作品に仕上がっていて

ありがとうございます〜(*'ω'*)
私の回顧録のようなとりとめない文章を「作品」とよんで下さり
嬉しいやら、申し訳ないやらです。

> 第1作の「ハリー・ポッターと賢者の石」の公開から
> 今年で20周年だそうですね。

そうだったのですね！　20周年でしたか！

> サンタクロースや魔法の世界の存在を信じていた息子さんが成長されるにつれ
> シリーズがいつまでも続きますようにと願われた夏秋さんの思いに
> 胸が熱くなりました。

私も、実は…　書きながら　ちょっとうるっとしてしまいました。
近頃は、電話しても出ないし、メールしても返信してくれない
愛想のない息子にも、可愛い頃があったなぁと。。。
またいつか一緒に映画館や旅に行ける日はくるでしょうか…

> シリーズ最終章をご覧になった翌年のオックスフォード訪問は
> 夏秋さんと息子さんにとって特別な意味を持つご旅行だったのですね。
> 大切な思い出を共有させていただき、ありがとうございました(#^.^#)

はい。卒業記念のメモリアルな旅でした。
思い出を共有してもらえて嬉しく思います(#^.^#)

sanaboさんのfamily storyもいつか聞かせてくださいね。

夏秋

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