絶海の孤島　南大東島へ　その２

2021/02/14 - 2021/02/17

２０２１年２月１５日、南大東島２日目。
本当はこの日は那覇～南大東島～北大東島の船で北大東島に日帰りの予定だったのですが、海が荒れて船は欠航。
北大東島には行けなくなってしまいました。
なので、宿で借りたレンタサイクルで南大東島をのんびりサイクリングです。

動画　南大東島（４K）
https://www.youtube.com/watch?v=dfSLvbhrC8Y&feature=youtu.be

エリア 北大東・南大東島(沖縄)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: JALグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

南大東島の空港裏の宿をレンタサイクルで出発します。
まずは近くにあるシュガートレインの線路跡。

月桃ムーンピーチ 宿・ホテル

南大東島にはシュガートレインの線路跡が４か所残っており、説明板があります。
ここは集積場の跡。
この集積場でサトウキビが貨車に積み込まれました。

次に島の北にある本場海岸
かつては港だったようです。

船が欠航になるのも無理もないほど海は荒れていました。

ここからは北大東島が見えます。
平らな島のようでした。
ここまで来たのだから、あの島にも行きたかったな。

北大東島 自然・景勝地

本場海岸の近くにあるバリバリ岩。
南大東島は北西方向に毎年７センチのスピードで移動しているそうです。
その結果巨大な岩が真っ二つになってしまったのがバリバリ岩です。

バリバリ岩 公園・植物園

密林ジャングルのような岩の間を抜けて、さらに洞窟。
ちょっとした探検気分が味わえます。

歩いて１０分ほどでここが終点。
この岩は最初御嶽と思いましたが、特にそういうわけでないようでした。

バリバリ岩から南大東港（北地区）、通称「北港」。
南大東島には、「北港」「西港」「亀池港」の３つの港があり、船はその時の天気や波の状態により、発着する港を使い分けています。
それでも波の高さから接岸はできず、クレーンで人や荷物を陸揚げしているそうです。
うーん、クレーンで島に上陸を経験したかったな。

南大東島の名物、「大東寿司」と「大東そば」。
これを食べられる大東食堂は今はランチしかやっていないので、いったん市街地へ。

大東そば 伊佐商店 グルメ・レストラン

大東寿司は八丈島由来のづけ寿司です。
素材はサワラとのことでした。
さっぱりしたいいお味でした

昼食後、サイクリングを再開します。
サトウキビ畑の中のサイクリング。
天気もよく、いかにも南大東島の風景です。

ここにもシュガー鉄道の線路跡。

こちらにもシュガートレイン線路跡。
南線３号集積場跡と説明板にありました。
この線路跡はよく整備されていました。

日の丸展望台へ。
ここからは南大東島が一望できます。
サトウキビ畑が美しく見えました。

日の丸展望台 名所・史跡

日の丸展望台から近くの亀池港へ。
この港の海はやや穏やかで、釣りをしている人が多くいました。

透明度の高い美しい海の色です。

亀池港から星野洞へ向けて北上します。
途中、最後のシュガー鉄道の線路跡。
水たまりのようになっていました。

この島の一番の観光地、星野洞。
鍾乳洞です。

真っ白な鍾乳石の多い美しい鍾乳洞です。
本州の有名な秋芳洞や龍泉洞にも決して負けない見ごたえのある鍾乳洞です。

星野洞 自然・景勝地

黒い岩と白い鍾乳石の組み合わせがとても不思議。

高さが１０ｍ以上積みあがった白い鍾乳石もありました。

星野洞の近くにある南大東島の漁港へ。

南大東漁港 名所・史跡

小さな島にしては、スケールの大きな漁港でした。

南大東島は多くの池沼がありますが、その中でも一番大きな大池。

大池とオヒルギ群落 自然・景勝地

大池にはオヒルギというマングローブの群落があります。
植物やマングローブについてはよくわかりませんが、学術的には貴重な植物だそうで、天然記念物になっています。

夕食は居酒屋で。
この島の名物の１つ、ナワキリを使った魚汁の定食。

ナワキリのバター焼き、１０００円。
本当はナワキリの刺身を食べたかったのですが、ここ数日海が荒れていて、ナワキリが獲れなかったようで、刺身は無いとのことでした。

翌２月１６日。
結局北大東島への船は欠航。
とてもいい天気なのに。
１日余ってしまったので、南大東島でのんびり過ごすことにしました。

まずは宿と空港のそばにある海軍棒へ。
紺色の海が美しく見えるところです。

海軍棒プール 自然・景勝地

海軍棒には岩をくりぬいて作ったプールがあります。

南大東島には砂浜、ビーチがないので、岩をくりぬいてプールを作りました。
こどもたちや家族ずれはここで水遊びをしています。

今日は波が荒れていて、プールにも大きな波が。
小さな子供だと波にさらわれてしまいそう。

昼ごはんは昨日と同じ大東食堂へ

昨日は大東そばと大東寿司だったので、今日はやはり沖縄名物の豚肉丼ぶりと大東寿司の組み合わせ。
ミニ大東そばもついていました。

大東そば 伊佐商店 グルメ・レストラン

サトウキビから作るラム酒の工場、販売店、グレイス・ラム。

昔の南大東島空港を使っています。
「搭乗口」なども案内もそのまま残っていました。

株式会社グレイス ラム 専門店

工場見学ができると聞いていましたが、予約制とのことで断念。
ラム酒カステラをお土産に購入しました。

事務所内には昔の南大東島の地図が張ってあり、シュガー鉄道の路線も載っていました。この地図があれば廃線めぐりには便利だったな。

その後はシュガー鉄道廃線跡を通り塩屋海岸へ。
今日は快晴なのでここから見る海も美しい。

ここにもプールが作られています。

塩屋プール ビーチ

でも、ここの波は海軍棒よりさらに荒れた波。
ここでプール遊びは命がけ。

塩屋プール ビーチ

シュガー鉄道の廃線跡の遊歩道を自転車で行きます。

フロンティアロード (松並木) 名所・史跡

西港へ。
おとといと違って今日は快晴なので夕日が美しそうです。

西港 (南大東港 西地区) 名所・史跡

西港にあるかつてのボイラー小屋。
夕日に染まり、古代ローマ遺跡のように美しく見えました。

南大東島西港 旧ボイラー小屋 名所・史跡

さらに夕日の広場へ。
漁港を作るときに掘り出したサンゴ礁の岩で造られた「城壁」。
まるで城跡のよう。

雲１つのない今日の夕日は素晴らしかったです。