2020/07/05 - 2020/07/10
700位(同エリア2030件中)
K2さん
この旅行記のスケジュール
2020/07/06
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船での移動
石垣港(8:30)→西表島(9:10)
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シゲタ丸シュノーケリングツアー(9:30~15:00)
2020/07/07
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サガリバナカヌー(浦内川)5:30~8:00
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宇多良炭坑跡
2020/07/08
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造り工房く~る
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船での移動
上原港(14:00)→竹富島(14:40)
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自転車での移動
竹富島観光
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竹富島(18:20)→石垣港(18:35)
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車での移動
レンタカー(オリックス):石垣港→月桃の宿(平久保)
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月桃の宿泊
2020/07/09
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平久保サガリバナ植樹の森でサガリバナ観賞
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月桃の宿泊
2020/07/10
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飛行機での移動
石垣島(15:20発) → 羽田(18:15着) NH092便
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この旅行記スケジュールを元に
一夜だけ咲き、朝には散る妖艶なサガリバナを川面と陸から鑑賞するために、2020年7月に西表島と石垣島を5日間周遊しました。西表島では夜明けにカヌーで浦内川の支流に散って漂うサガリバナに、石垣島では朝・夜更けに平久保の森で満開のサガリバナに出会えました。また西表島では毎日シュノーケリングでサンゴに群がる美しい熱帯魚と戯れました。さらに思いもかけなく地元名士と会えて実り多き旅になりました。
[Part1 西表島]
7/5 羽田→石垣島着(14:20) 港近くのホテル泊
7/6 石垣島(8:30)→西表島
シゲタ丸シュノーケリング(9:30~15:00)
ペンション星の砂 泊
7/7 サガリバナ カヌーツア(6:00~8:00)
星の砂でシュノーケリング
宇多良炭坑跡
ペンション星の砂 泊
7/8 染め工房くうる訪問
石垣島(14:00)→竹富島 自転車で駆け足観光
竹富島(18:20)→石垣島着
石垣島のサガリバナはPart2をご覧ください。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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7月5日 晴れ渡った空の下の石垣島の鮮やかな色のサンゴ礁を飛行機から見て、これから降り立つ八重山諸島の旅に期待が膨らみます。ANAの特典航空券でとれた便が夕刻着のため、今夜は石垣島泊りで、翌早朝に西表島に向かいます。
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炎天下なので歩かずに、できるだけ港に近く素泊まりでコスパのに良いホテルを選びました。泊まったのはホテルククルアネックスの別館(2Fのみ)でしたが、本館に入れるので屋上から石垣港を眺めていました。海風が心地よくて、涼むのに最適でした。
ホテルククルアネックス 宿・ホテル
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なかなか予約ができない超人気の居酒屋ひとしで夕食です。定番のマグロ寿司のセットのトロは絶品、ウニソーメンちゃんぷるとイカスミチャーハンで、安くて美味しくてお腹一杯です。朝の軽食をコンビニで手に入れてホテルに戻りました。
ひとし 石敢當店 グルメ・レストラン
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7月6日 朝早く、石垣港からウォータージェット船で西表島上原港へ。海は凪いでいて40分程で西表島に到着です。
石垣港離島ターミナル 乗り物
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上原港で待っていたシゲタ丸連絡のバンに乗って、祖納港へ。同行のシュノーケリングツアーの客は私達入れて8名。クルーズ船は心地よく海原を、まず陸の孤島、舟浮集落を目指して豪快に航跡をのこして飛ばす。集落観光?の後は昼食をはさんで2ヶ所でシュノーケリングのスケジュールです。
しげた丸 乗り物
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舟浮集落には約40人の住人がいて、陸路が無くて船のみが交通手段です。失礼だけど物珍しさで上陸するような気分です。港に面する通路に民宿や店が数件構えているので、観光客が結構訪れるようでちょっと意外でした。観光客が去れば、静かな孤島気分を味わうのには良いロケーションのような気がします。
船浮 名所・史跡
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集落観光と言っても、立派な船浮小中学校とイリオモテヤマネコ捕獲の地の碑がお目当てです。小中学校は生徒7名のみで、学校を維持するために子供がいる教員を招聘しているそうです。3年前に石垣島伊野田地区の小学校の運動会に飛び入り参加したことが有りましたが、生徒は18名で4公民館の住人が対抗競技を一緒になって盛り上げていました。ここは人口が少ないので、過疎化での学校維持はもっと大変と思います。
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サンゴ礁のシュノーケリングスポットに停船し、参加者が好き勝手に海に入っていきます。私は初心者なので、救命胴衣を着けて海面に浮かんで海底を覗くだけ。このところ環境保護が騒がれているサンゴ礁ですが、この地のサンゴは良く群生していて被害が無く見事でした。
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青サンゴの群生に黄色縞のツノダシや青色のスズメダイの仲間がたくさん泳いでいて見ていて楽しいです。
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シュノーケル常連者は潜ってウミガメがいたと叫んでいました。私は足がつかない外海に長時間浮いているのは不安なので、直ぐにボートの位置を探して戻って休み、また海に入るのを繰り返していました。でもエメラルドグリーンの海とサンゴ礁でのシュノーケリングは楽しく、病みつきになりそうです。5時間のツアーが名残惜しく終わり、祖納港から今夜の宿泊地、星の砂まで送ってもらいました。
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星の砂のビーチ高台に建つペンション星の砂が今夜の宿です。階段を降りればビーチで地の利は最高です。出発直前にキャンセルが出て、予約ができました。ここで2泊して、星の砂のビーチでシュノーケル三昧です。ペンションは朝食付きで、食事をレストランでとり、夕食は外に出かけずにレストランのメニューで済ませました。夫婦二人での一部屋料金は非常にリーズナブルでした。
ペンション星の砂 宿・ホテル
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部屋はレストラン本館の隣の連棟の平屋でしたが、窓の前が芝生ガーデンで、外に出て南国風に白い椅子に座ってサンゴ礁の海を見てのビールは格別です。バス・トイレが砂浜から上がってそのまま入れる、玄関サイドにあるので、非常に好都合でした。
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満潮になった星の砂ビーチに夕日が沈み込みます。ヤシの葉の影に南国の雰囲気を味わって贅沢な時を過ごしました。明朝は本名のサガリバナのカヌーツアーなので、早めの就寝です。
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7月7日 朝5時半にカヌーツアーの車が宿に迎えに来ました。浦内川の下流船着場からカヌーを曳航したボートで中流まで行き、そこでカヌーに乗り換えてサガリバナが待つ支流に入ります。私は下流からカヌーを漕いで行きたかったのですが、カミさんが疲れるから敬遠とのことで、かなり良いところ取りの2時間余のツアーになりました。浦内川を遡上するうちに夜空が明るくなり始め、マングローブの森もはっきり見えだしました。
浦内川観光 乗り物
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さあこれから、ボートからカヌーに乗り換えてサガリバナが待つ支流に漕ぎ入れます。カヌーも2人乗りの幅広のタイプで、初心者のカミさんもなんとか漕げるようで安心しました。時刻は6:10です。
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支流に入るや否や妖艶な甘い香りが立ち込めてきました。川面にはあのサガリバナが散って浮き漂っているでは有りませんか!この巡りあえた光景には絶句です。ミレーが描いた悲劇ハムレットのオフィーリアの絵画を彷彿させます。
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サガリバナが漂う絨毯の中をカヌーでさらに甘い香りが濃くなる支流の奥に分け入ります。この匂いにつられて、虫、蛾や蝙蝠までが群がるのもうなづけます。このように人間さえも引き寄せられています。
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ついに手が届く高さのところに、花が横に幾つも連なって垂れ下がっているサガリバナの自生林が現れました。花は短命で、開花翌日の午前にはめしべを残して散ります。川面に漂っているのは散った、花弁と多数の雄しべです。目の前でサガリバナ花が散って、耳を澄ますとポトンと軽やかな音を次々に立てて川面に着水していきます。
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イチオシ
淡いピンクと白い無数の雄しべが一夜で務めを果たして短命で散るところに、サガリバナの美しさがあるのでしょうか。いつまでも見つめていたかったのですが、カヌー探検の短い時間が終わり、ボートに戻って下流船着場までの帰路に着きました。途中で沢山のカヌー隊や撮影クルーの船が遡上して行ったので、私達が一番手で、このツアーの選択は正解でした。船着場からはペンション星の砂まで送ってもらい、8時をまわる遅い朝食になりました。
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ペンションのレストランで朝食を取っていると、星の砂のビーチの潮が引き始めて、ところどころにサンゴの岩が海中に影のように見えています。今日は天気が良くて絶好のシュノーケリング日和です。夜明けのカヌーツアーで多少寝不足ですが、早速、朝食後に潜りに行きました。ここのビーチは他の同名ビーチと違い、ほとんど全部が星状の砂で裸足の感触が心地よいです。
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潜ると直ぐにサンゴの岩ににコバルト色の多数のルリスズメタイとアミメフェダイが群がっています。ツノダシやムラサキモンガラも現れました。
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サンゴ礁に囲まれた星の砂のビーチは干潮になると、取り残された熱帯魚のプールになり、絶好のシュノーケリングポイントです。特に岩場で背が立てる海の深さは、初心者の私には安心で長時間潜っていられます。調べて分かっただけで熱帯魚は15種類近くになりました。孫にも安心して泳がせて、自然の熱帯魚を見せたいところです。
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泳ぎつかれたのでレンタカーを借りて、昼間は島めぐりです。今朝の浦内川の船着場に近い所に宇多良炭坑跡の看板があり、西表島で石炭堀?とは不思議なので訪れました。熱帯ジャングル的な小道を進むと、その謎を解いてくれる林野庁の優れた看板が立っていました。西表島は約1500万年前に隆起した第三紀中新世の地層で八重山層群と言われる砂岩や頁岩から成り立っていて、その中に薄い石炭層があるとのことです。
宇多良炭鉱跡 名所・史跡
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20分程歩くと立派な木道が現れて宇多良炭坑跡に辿り着きます。
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宇多良炭坑は敗戦前まで昭和期の西表の代表的な炭坑で、数百人の炭坑夫が働いていたとのことです。今やその建造物は樹木に絡まれて面影は伺うことができません。日本の近代化に貢献したことから、「日本近代化産業遺産群」の一つとして認定されていることを初めて知りました。
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イチオシ
7月8日 朝食前にスケッチを描いていた時に、サンゴ礁の海を上手なクロールで泳いでいる女性を見つけました。ペンションの隣の部屋の方です。この女性が朝食に素晴らしい藍染めの服で現れたので思わずカミさんが声をかけたところ、インドに染物工房を所有していて、この期間は西表島の草木染を手伝っていると話してくれました。それは家内が知っている有名な染織家の石垣昭子さんの工房紅露(くーる)で、嬉しいことに工房の見学に誘ってくれました。
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訪れた工房では石垣昭子さんは新しい草木染めの仕事の最中でしたが、快く会っていただき、草木染めや西表島についてのお話をいろいろ伺うことができました。草木染めの原材料は薬草が多く、染めた生地が体に良いのは当然なことと、この歳で当り前の基本的なことを教えてもらいました。
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工房の中には機織り機が何台も並んでいて、素晴らしい草木染めの生地が陳列されていました。頑強な体躯をした年配の方が新しい草木染めの原料を釜で煮詰めていて蓋を開けたところを写真に撮ったところ、企業秘密だと叱られ(半分冗談?)ました。その方が西表の金星人と呼ばれるご主人の金星氏でした。沖縄返還からの西表島おこしの活動を続けている代表者で、三線の奏者としても全国コンサートをするほど名高い人で、後で知って恐縮すること限りなしです。
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念願のサガリバナにカヌーで出会え、シュノーケリングで熱帯魚と十分に戯れ、いろいろな事を教わった、素晴らしい西表島紀行が終わり、離島する時が来ました。もう午後2時になりますが、竹富島に渡ってチャリで駆け足観光をした後、石垣島へ渡ってから一路、北端の平久保サガリバナの森に近い民宿月桃に夕食までに駆け付ける計画です。
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