サルタ市街を一望するサン・ベルナルドの丘

2021/01/19 - 2021/01/26

３度目のサルタ旅行。いつも他の観光地への拠点となっていて時間がなく、サルタ市内で未体験の、サンベルナルドの丘からの街の夜景とカンデラリア・デ・ラ・ビーニャの聖母教会を楽しみにしていました。

エリア サルタ(アルゼンチン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

11月下旬にマラドーナが亡くなった際の３日間の国葬状態からの12月のバカンスシーズン開始で、若者を中心にソーシャルディスタンスが守られにくくなり、新型コロナ感染者の第２波がやってきました。コロナ以前から経済がボロボロのアルゼンチン。2021年夏のバカンスシーズンに水をささないために、Certificado Verano (Summer certification) というシステムが整備されました。州をまたぐ旅行は申請制になり、１日おきの検温と体調のデータ入力を求められます。

飛行機での旅行には一家総出の見送りが多いアルゼンチン、今は搭乗者のみがターミナルビルに入れます。

３月中旬からのロックダウンに乗じて、ブエノスアイレス第２の空港のアエロパルケは滑走路とターミナルビルの拡張工事中。LCCの拠点の第３の空港のエロ・パルマールは商用便が廃止になり、コロナ禍での入出国はエセイサで一元管理されます。

２時間足らずのフライトでサルタに到着。眼下に田園風景が広がります。

７泊８日の旅行初日。ホテルについて荷物を整理して、まずは昼食。中央広場に面したヴァン・ゴッホ・カフェ。

バン ゴー カフェ バー

焼きたてのエンパナダスがおいしかったので、滞在中に何度か訪れました。別の日に食べた鳥のレモンがけ。

再びホテルに戻ってひと休みしてから、サン・ベルナルドの丘を目指します。登山道入り口に来ました。ケーブルカーがありますが今回は徒歩で登ります。ここまですでに30分ほど歩いています。どのくらいかかるのでしょう。サルタ自体が標高1200m。どのくらいしんどいのでしょう。

どんどん登ります。景色はずっとこんなかんじで単調。一度車道と交差します。

30分ちょっとで到着。

サンベルナルドの丘 山・渓谷

山道らしいルートを描きました。

見晴らし台には沢山の人が。

日の入りを楽しむには少し雲が多くて残念。

少しずつ街に明かりがともり始めます。

やがてしっかりとした夜景に変わりました。この時期の日の入りは８時過ぎです。

ケーブルカーは７時で営業終了なので、帰りも歩いて下ります。街灯がまばらなのでところどころ真っ暗になります。治安がどうかと思ったんですが、全く心配ありませんでした。たくさんのグループが今から登り始めています。

おりてきました。

登山道の入口前の広場にあるグエメス将軍の像がライトアップされています。アルゼンチンで銅像を見れば、サン・マルティン将軍かベルグラーノ将軍でだいたいあってるのですが、ここは違いました。

さて夕食。Google Map ではほとんどのレストランがテイクアウトやデリバリーのみとなっていましたが、実際に歩いてみるとちらほらイートインが可能で助かりました。

Suenos de Salta ステーキ・グリル

お腹が空きまくっていたので、ブエノスアイレスでも食べられますが、カツにポテトを添えて。

別の日に食べた別のカツ。サラダの野菜の色が濃いです。

翌朝。ホテルの屋上にはテラスがあります。

Hotel Inkai ホテル

遠くの山の稜線がきれいです。

中央広場前のゴージャスな建物

7月9日広場 広場・公園

サルタ市内でもう１か所行きたかった、カンデラリア・デ・ラ・ビーニャの聖母教会へ。お菓子のような配色です。

イグレシア ヌエストラ セノーラ デ ラ カンデラリア デ ラ ビーナ 寺院・教会

午前中は正面が逆光になるので裏へまわります。またあとで来よう。

サン・マルティン公園にやってきました。

サン マルティン公園 広場・公園

そのままケーブルカーの麓駅まで歩いて、再びサン・ベルナルドの丘へ。ソーシャルディスタンスのため、一台にひとグループのみ。一人だと貸し切りです。わーい。

ゴンドラの前後に小窓があるのできれいな写真が撮れます。

頂上駅に到着。

撮影スポットの地名のオブジェ、午前中だからか人が全くいない瞬間を撮れました。

サンベルナルドの丘 山・渓谷

意外に大きなサルタの街。人口は60万弱です。

頂上駅には滝のある公園が。水を引くために大掛かりな工事が行われたそうです。

さて下ります。

先程の広場の上を通過。

もうすぐ到着。赤瓦の屋根がきれいです。

下りてきました。

前回訪れてファンになったPeikaで昼食。ツーリストメニューの前菜はエンパナダス。もちろんできたて。ピリ辛ソースを少しだけつけていただきます。

Peika 地元の料理

野菜のコロッケに野菜サラダと野菜づくし。

デザートはキノアのプディング。スプーンが通らないほど超みっちりとつまっています。

別の日には定番のロクロを食べました。

昼食後、中央広場へ。

7月9日広場 広場・公園

ショッピング街のアルベルティ通りを通ってふたたびラ・ビーニャの聖母教会へ。黄色い花が鮮やか。

午後２時で太陽がほぼ真上にあるので、もう少し日が傾いて正面に日光が当たるのを待ちます。暑い。

イグレシア ヌエストラ セノーラ デ ラ カンデラリア デ ラ ビーナ 寺院・教会

雲ひとつない快晴です。

夕食後に夜のライトアップも見に行きました。

再び中央広場。ピンクのカテドラル。

サルタの大聖堂 寺院・教会

レンガ色のサンフランシスコ教会。

サン フランシスコ教会 寺院・教会

サンフランシスコ教会の向かいにあるエンパナダス専門の食堂。

La Tacita (Tacita Cafe) カフェ

チーズのエンパナダスとともに、とうもろこし味の蒸しパンのような食べ物も。自然な甘さがよかった。

別の日。ホテルを出てしばらく歩くと、サルタの州議会の建物が。

前回ティルカラへの旅行で見つけたブランド、フマフアのサルタ店で買い物。ブエノスアイレスから来たというと、やはりサルタはとても良いところで、ブエノスアイレスはひどいところと言う。地方に旅行したときの、地元の人々のブエノスアイレス下げはもはや定番で旅行の楽しみのひとつ。

将軍様に虹が。

その将軍像の前の大通りには大きな十字架が。通り沿いには高級そうな邸宅が並んでいました。

グエメス通り沿いにはビアパブが立ち並び、夜はすごい賑わいでした。

そのかたわらにあったキオスクがヴィノテカを兼ねていたのはワイン処のサルタならでは。

サッカースタジアムに併設のレストランで昼食にステーキBife de chorizoを。写真は撮りませんでしたが500グラムくらいある見た目のゴツさとは裏腹に、絶妙な焼き加減でとろけるような柔らかさ。アルゼンチンではステーキは飲みもの。

ラ モニュメンタル 地元の料理

鉄道駅の南、ホテルのすぐとなりのバルカルセ通りには、民族音楽フォルクローレを楽しめるペーニャが並んでいます。

中央広場に面した州立劇場。週末なのでイベントが開催されて入場客が並んでいます。

音楽パフォーマンス。

7月9日広場 広場・公園

民族舞踊のパフォーマンスが。地元の人と観光客が入り混じって、夏の夜を楽しんでいました。

街歩きで唯一見かけたネコ。サルタは断然イヌ派でした。７泊８日のうち、カファヤテとサリーナス・グランデスへ一日ずつ、あとはサルタ市内でのんびりしていました。ホテル滞在は１週間外食になるので、これからはバケーションレンタルでアパートを借りて自炊がよさそう。ロックダウン中はテレワークでじゅうぶん時間があったので、さらに自炊が苦にならなくなりました。

１週間の滞在を終えて、サルタ空港から出発です。この滞在中、ブエノスアイレスは猛暑でした。サルタは朝晩が涼しいのでいい避暑になりました。

サルタ空港 (SLA) 空港

ブエノスアイレスに到着。都会だなー。

飛行機を降りて、接続バスの密が気になります。

ブエノスアイレスに入る際にはPCR検査が義務付けられています。細い綿棒を鼻の奥にグリグリとされました。痛くはなかったけどひじょうにヘンな感覚。翌日にメールで結果が送られてきて、無事陰性でした。