ルッカから”Zaza”へ

2015/10/01 - 2015/10/03

今はもうお互い800キロ離れた地に住む。
ヘルシンキ空港で落ち合い、一緒にミラノに入り、
翌日彼女は、憧れのベニスに向かい、私はサルディーニャに飛ぶ。
1週間後、フィレンツエで待ち合わせる計画。

ジェノヴァから海沿い南下ルートは初めて。
私は念願のルッカに。

エリア ルッカ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

西海岸路線駅は、
ミラノからの到着駅プリンチペとは異なります。
メイン駅がもう一つあったなんて、さすが。
ジェノヴァファンは、うれしい。

Genova Brignoleブリーニョレ駅、初めまして。
こちらの方が年期が入っていそう。
少し小ぶりで女性的。美しい。
ルッカへの道にふさわしいなあ。

夜が明けて行きます。家並みが続く。
トスカーナ北上とは、異なる車窓。

ルッカへの乗換駅。
この不便さがたまりません。

ルッカは城壁に囲まれた町。
緩衝地帯は、芝生ですっきり。

トンネルをくぐります。

当時の刑務所？！
意表を突かれて
彼らのウエルカムににっこり。

上がっていけば・・・・いよいよ・・・
御対面～～～～。
あなたの夢見たルッカですぞ。

ルッカ、ルッカ、ルッカよ。
どれくらい心に留まったままだったかなあ。どこで、どこから
この町の名が入り込んだのかも記憶にない。
地図で場所を確かめたのもようやく数年前。
気になってはいた。

どの方向に人込み、小路があるんだろう。
予備知識もなし。素手で会いに来ましたよう～。

好みのお店に遭遇。鼻が利く自分をほめる。

行くべきか。この決断が分かれ目。

展覧会中？

わくわく
朝からいいですか。

どれどれルッカのビノのお味は？
もちろん赤です。

モザイク画発見。

広場の真ん中で深呼吸。
来たよおおおおお、ルッカあ～。

ここはおいしそう・・・・。
ダメダメ、Zazaが待ってる。

この街からは、バスでフィレンツエ入り。
急ごう。出発の時間が迫ってきた。

小路にひょっこり現れたブティックのショーウィンドーに目が留まり、
ルッカの街のイメージそのままのようなワンピースを手に入れた。

急ぎながらも、ショーウインドウで見かけたワンピースを素早く購入。
本屋さんにしろ、なんだか、とてもおしゃれな街であることわかったぞ。

友とドウモ裏側で無事に会え、今回の旅最大の合同ミッションZazaへ。
昔は、市場裏で1軒だけの大テーブル相席トラットリアだった。
今は、名前は同じだけれど、中も外も面影なし。地下にも客席で戸惑う。
客層も私たちとおんなじ大人観光客。少し失望。
お値段は・・・・確か５000リラ前後だったのが、今や3倍以上。
大衆食堂からリストランテに。白いテーブルクロスがない分許せる。
彼女にあのZazaに会わせてあげるつもりだったのに。
ごめんね。
でもおいしいに違いないと信じて、
迷って迷って、選んだ第一皿。

彼女が選んだ第一皿。
二人だときちんとしたお食事気後れしないだけでなく、シェアできるから、
ルッカで我慢したかいがあった。

お腹は満たされ、心も満たされ、ここで二人とも立ち止まる。
来たねえ、会えたねえ、フィレンツエ。

夜のお散歩
こんなところにと思う小路にリストランテ。
入り口は目だたず、角を曲がると厨房が明るく、数人の
料理人が立ち働いている。設備は最新ピッカピカ。

また玄関側に周り、木のドア外にショーケースがこれ。
ビフテッカ　フィオレンティーナですぞ。

昔々ZAZAで注文した時、親父さんが
「♪ビフテッカ　フィオレンティーナ～～～♪」と大声で
歌いながら、高々と自慢気に運んできたっけ。
当時パスタが中心の店。大テーブルで相席していた
若者たちも、そのお皿はみ出しぶりにあんぐり。
焼きあがってもこれより大きかったのは確か。厚さはもう少し薄目
・・・我ながらよく覚えてる。
メニューではこれだけリラの０が一つ飛び出して、目立っていたなあ。

私と叔母は、切って切って、周りのみんなに
「一緒に食べよう！」
幸せな思い出だ。