2017/04/06 - 2017/04/07
47位(同エリア81件中)
旅四郎さん
キューバの東端近くにあるバラコアは、1492年にバラコアにたどり着いたクリストファー・コロンブスが建てた十字架が残されているというので行ってみたいと思った。早朝、サンチャゴ・デ・クーバから東に235㎞の位置にあるバラコアにバスで行った。町自体は大きくないので歩いて回れるが、郊外には公共交通機関が発達していないのでタクシーで行くことになる。
4月6日(木)サンチャ・デ・クーバからバスで出発。午後バラコアに到着。ホテルにチェックイン後に昼食。バラコア教会、洞窟博物館、マタチン要塞博物館を見学。旧市街で夕食。
7日(金)旅行代理店でタクシーを予約し、ポカ・デ・ユムリに珍しいカタツムリを見に行く。昼食後、バスでサンチャ・デ・クーバに行く。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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4月6日(木)ホテルでの朝食後、写真のサンチャゴ・デ・クーバのバスターミナルに行き、午前8時発のバスでバラコアに行向かう。
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バスはセントラル・デ・キューバ自動車道を走る。海岸近くを走っていると、グアンタナモ湾が見えてきた。
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やがて山道に入っていくとラ・ファロラと呼ばれる曲がりくねった道に沿って走る。この道路の最高点である海抜550mのアルト・デ・コティラで休憩。
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周囲を見渡すと、キューバの松、マンゴーの木、ダイオウヤシ、グアペンなどが生い茂る素晴らしい景色を望むことができる。
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バラコアのバスターミナルに午後1時15分に到着。バラコアは初代キューバ総督ディエゴ・ベラスケス・デ・クエリャルによって1511年に建設され、キューバ最古のスペイン人居住区であり、キューバの最初の首都で「最初の町」と呼ばれている。
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バスターミナルから歩いて約8分、イデペンデンシア公園の近くにあるホスタル・ラ・ハバネラにチェックイン。1867年に建てられ植民地時代の建物を改装したホテル。
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写真はエル・ペルの銅像でホスタル・ラ・ハバネラの近くに建ってる。フランシスコ・ロドリゲスという名前でスペインのコルーニャからバラコアにやって来たが、ある時この地を去って、再び帰った時は髪は乱れ、ぼろぼろの服を着て、裸足だった。彼の奇妙な行動に恐れを持った人々から迫害された。追放される時に、この地を呪う言葉を発したという。エル・ペルはスペイン語で「髪」のこと。
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カルラーで昼食。カルラーはバラコアの郷土料理の名前で、これを店名にしている。
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眺めのよい2階の席で食事。
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野菜をココナッツミルクで煮込んだバラコアの郷土料理カルラーとビールを注文。料金はCUC12.50。CUC1=110円換算で約1375円。
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バラコア教会はベラスケスが最初に建てた教会で、ハリケーンや地震で破壊され、何度か建て直された。1905年に建てられたものが現在のもとになっている。
コロンブスの十字架 モニュメント・記念碑
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カトリック教会に属し、キューバのスペイン植民地時代に1807年に建てられた教会に起源があり、1886年にほぼ完全に改装された。現在の入り口の柱廊玄関は1905年に完成した。
コロンブスの十字架 モニュメント・記念碑
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1492年のコロンブスの2回目の航海の際にバラコアにたどり着いた。ポルト・サントと名付けた港に十字架を建てた。この十字架はコロンブスによってアメリカに建てられた29の十字架で中で唯一残っているもの。実際に建てた十字架は2mほどの大きさがあったが、少しずつ削って持ち帰られ、現在は高さ67㎝になっている。
コロンブスの十字架 モニュメント・記念碑
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町の高台にある洞窟博物館に行くには上り坂を15分ほど歩かなければならない。
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洞窟博物館の入口の前に先住民のタイノ族の像が建てられている。
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タイノ族の住んでいたという洞窟が博物館として公開されている。洞窟内にはタイノ族の土器や発掘された人骨などが展示されている。
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螺旋階段を上って行くと洞窟の上に出る。出口に先住民が作ったものと思われる興味深い石像が置かれていた。
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さらに階段を上がると展望台に出る。美しいバラコア湾とその周りに広がるバラコアの町が一望できる。
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洞窟博物館から坂を下りて、町の中心にあるマルティ公園に出た。公園にはホセ・マルティの像が置かれている。
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海岸沿いを南に歩いて行くとクリストファー・コロンブスの像がある。
マタチン要塞博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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この像の後ろにマタチン要塞博物館がある。バラコアの市立博物館でタイノ族の暮らしに関する遺品や自然史などの資料が展示されているようだが、着いた時には残念ながら閉館していた。写真の建物はもと火薬庫だったもの。
マタチン要塞博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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要塞の中庭は見学できたので、歩いていると海に向かって据えられた大砲があった。18世紀から19世紀にかけて、海賊の攻撃から街を守るために建設された3つの要塞の1つ。
マタチン要塞博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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マタチン要塞を出ると、目の前にバラコアの防波堤がある。波が打ち寄せる美しいバラコア湾とその先にラマ岬が見える。
マタチン要塞博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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旧市街に戻ってカサ・デル・カカオでちょっと一服。国営のカフェでバラコアのチョコレートスイーツが味わえる。
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バラコアは、キューバのチョコレート産業の中心地。ここで栽培されたカカオを地元の工場でチョコレートにしている。店内にはキューバ東部のカカオの歴史とカカオからチョコレートへの製造工程などが紹介されている。
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ホットチョコレートを注文。
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店の奥の中庭にはテラス席があり、ここてもカフェを楽しむことができる。
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宿から歩いて3分ほどのカサ・デ・ニルソンで夕食。
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3階の席で食事。ます、スープが出てきた。
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メインのロブスターと野菜のココナッツ和えを注文。根菜と緑豆の入ったライスが付いていた。
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小さなケーキがデザートとして出てきた。
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4月7日(金)ホテルは吹き抜けの中庭があり、2階は吹き抜けの周りに客室が配置されている。朝起きて部屋を出ると吹き抜けから明るい光が差し込んできて気持ちがある。1階に食堂があり、そこで目玉焼き、パン、フルーツ、コーヒーの朝食だった。
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近くの旅行代理店に行ってタクシーを予約。アレハンドロ・デ・フンボルト国立公園に行くつもりだったが、カタツムリの写真を見せると、西に進んでラマ岬の方向に連れて行かれ、この海岸でタクシーは止まった。
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タクシーを降りて、写真の家に行った。ごく普通の民家の庭に案内された。
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この家の庭にバラコア地域だけに生息するポリミータというカタツムリがいた。さまざまな色のポリミータがいる。
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殻に模様があるのが特徴で、絶滅の危機に瀕しているが、バラコアの周辺ではその姿を見ることができる。行きたかったアレハンドロ・デ・フンボルト国立公園ではなかったのは残念だが、ポリミータを見ることができたので良しとした。バラコア旧市街に戻ってからタクシー料金を支払ったが、CUC18だった。
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午前10時45分頃に旧市街に戻る。イデペンデンシア公園の横にあるカフェテリア・エル・パルケで昼食としてサンドイッチとビールを注文。料金はCUC2.55だった。
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イデペンデンシア公園にはアトゥエイの胸像がある。彼は西インド諸島に定住していた原住民アラワク語族に属するタイノ族の伝説の首長。キューバでスペインの征服に最初に抵抗した勇敢な人物で、スペイン人に捕らえられて火刑に処された。
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午後、バラコアのメインストリートで革命家の名前が付けられたアントニオ・マセオ通りを通り抜けて、バスターミナルに行きサンチャゴ・デ・クーバに向かう。
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