2021年最初の旅は、残念ながら?またもやカンクン? でもホテルは前より星1つ多いHyatt Zilara!

2021/01/03 - 2021/01/06

2020年は年初のパタゴニア旅行以降、コロナの影響でグズグズと終わってしまい、2021年こそは！と思っていましたが、結局年始早々の旅行は毎度のカンクンとなりました。
今回は前回9月のFiesta Americanaよりちょっとグレードが高いHyatt Zilara泊です。 前回と同じ様にオールインクルーシブですが、最も大きな違いはAdult Only（子供未成年18歳未満宿泊禁止）です。
４トラ読者の中にはかつて新婚旅行で宿泊された方も居るのではないでしょうか？確かに全室セミスイート以上でカップル向けです。
カンクンを含むキンタナロー州のコロナ指標が「オレンジ色」の現在、許可されたホテルの占有率は総キャパの３０％なので前回9月の宿泊時と同じでしたが、子供やティーンエージャーが居ないと随分静かです。（前回はオレンジから黄色になって直ぐでしたが直前までオレンジだったのでホテルの占有率は30％のままでした）当然ですが全館で徹底的なコロナ対策が施されています。
Facility、アメニティも前回よりも良く、全室シービューですしスイートでジャクージ付きなので快適でした♪
然し、食事については比較は微妙な印象でした。
メインダイニング（Spice）は料理の種類、質共にFiesta Americanaのメインダイニングよりもはるかに優れていましたが、カリブ料理のPelicanosで出たセビーチェとエビのカクテルにはガッカリ。完全にアメリカ人向けでした。米系のホテルでは時々こういう事があります。
アジア料理も微妙でした。メキシコ料理のMaria Mrieはギリギリ合格点と云う処ですがエビの処理がイマイチだったのは昼食のカリブ料理と同様でした。
中々全てに合格点はあげられませんね（笑）

エリア カンクン(メキシコ)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0

• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: アエロメヒコ航空

カンクン到着等前後等のロジス関係は前回の旅行記とほぼ同じです。
これは到着したホテル正面の車寄せ。
入館前に体温検査と消毒ジェル、靴底消毒があるのは今や新常識となりました。
また、館内（屋外は別）は要マスクです。

ロビーは3重構造、随分広く奥行きもあります。

入って直ぐの両側がレセプション、大きなデスクが6つあります。

高い天井にシーリングファンが回る吹き抜けのホールの奥にはロビーバー、その奥にはカリブ海の青い色が見えます。
このホールでは毎日何らかのイベントが行われます。
写真の外、左側にメインダイニングのSpice。右側にカフェ。あとスポーツバーもこのロビーに面しています。

今回の客室はセミスイート、7階の部屋でした。（総８階の内）
このホテルは全室シービューです。

バスルームには広めのシャワーブース。
まあ、新婚向けに2人でも入れる様なサイズです（笑）

普通のハンドシャワーとレインフォレストシャワーの両方がありました。此れは使い勝手が良いので得点高いです。
Fiesta Americanaではシャワーの水圧が少し弱かったですが、此処は強烈な水圧でした。上からのレインシャワーと壁からのシャワーの水圧でマッサージ効果も期待出来ます。

キングサイズダブルのベッドは普通より少し固めですが私的には好みです。エアコンの音は静かでした。

何と部屋の中に大きめの2人用ジャクージがデーン！とあります。
真上の天井にはライトの周りに小さな排気ダクトらしいものが付いていますが、一度使うと暫くエアコン強にして除湿が必要ですね。

バルコンからは紺碧のカリブ海を見渡せます。
これぞカンクン！

ホテル敷地の端の方にはこの写真の右外側になりますが別棟でレストランがあります。

プールの中にはマリアッチを模したオブジェ。
下の方に見えているのは数少ない宿泊客の頭（笑）
やはりキャパの３０％しか客が居ないとがら空き感がありますね。

部屋のドアの外はラグーンに面しています。
全室カリブ海ビューの為には反対側を犠牲にするしか無い事は判っていますが、それでもその決断に敬意を示します。
カンクンの殆どのホテルはカリブ海ビューとラグーンビューがあって裏側の空間にも客室を配していますので、此処は贅沢な造りです。

夕暮れのカリブ海

この日の夕食はメキシコ料理のレストラン、Maria Marie。
内装はホテルで一番でした。

最初に出て来たトスターダ。

Aguachile de Camaron
エビに火が通り過ぎていてパサパサでした、残念！
でも今の状況下、生エビのマリネを出すのは勇気が要ります。

サラダ。。。うーん？メキシコ料理のサラダはこの3倍ぐらいの量で「デーン！」と出て来る事が多いので、量の少なさにチョット目が点になりました。

タコス・コチニータ・ピビル。此れはOK、当たり前ですが・・・

羊肉のミショテなど

ポジョのモーレ、此れは普通に美味しいです。
モーレを知らない人に説明しますが、此れはローストチキンのカカオソース味です。
カカオソースとは甘くないチョコレートペーストに基本は塩味、チリを加えたソースです。チョコやカカオには甘い味が普通と思っている日本人には意外な味。
メキシコでは菓子のチョコ以外ではカカオは塩味が基本。当地では煮豆もポピュラーですが塩味が基本で、日本の様な甘い煮豆は有りません。

デザート、甘くて強烈です！
全般的にメキシカン・レストランとしては一応合格点だと思います。

ホテルのプールの夜景

部屋に入るドア前のラグーン側の夜景。

朝食のスープとフルーツ。パンの種類は甘いの甘くないの含めとても豊富で特にクロワッサンは良く出来ていました。
あとスモークサーモンやハム類も種類がそろっています。
自家製のグリーク・ヨーグルトは美味しかったがボリューミーでした。

朝食の後にカフェで美味しいエスプレッソ。
レストランで頼むコーヒーはイマイチです。
此処にはケーキやジェラート等も沢山あります。全てインクルーシブだからと云って頼み過ぎてはいけません。
此処でケーキなどを食べたい人はレストランでの食事をコントロールしないと絶対食べられない！ので要注意です。

カフェから眺めた景色がまるで切り取られた絵の様！
昔のお洒落系City-PopのレコードやCDのカバーみたいです。

今日は少し波が高いです。サーフィン向きですね。

ホテル前の海岸を北方向に見た処。

海岸を歩いていて見つけたこの建物は多分、今年のコロナ禍で倒産した小規模ホテル。
誰も居らず、補修もされず・・・。

大資本のHyattでもその実情は計り知れませんね。がんばって下さい。

プールの水は温く快適でした。Adult Onlyなので「多分」水中で「いたす」子供が居らず水質も良い筈。

波が多少あっても透明度が高いのがカリブ海。

さて本日の夕食はアジア料理レストランのContemporary Asian。
ロッキー青木並みの鉄板焼きパーフォーマンスが好きなのは米国人の常ですが、此処でもやはりチャンチャカ♪鉄板を鳴らす席がありました。我々は普通席でアラカルト。

マグロのたたきサラダ、此れはOK。

右からアスパラ肉巻き、鳥から揚げ等々、イマイチ。

鉄板豆腐、エビ、カニコロッケ、スズキ白菜等々。
全体的に似非ジャパニーズ料理っぽい。
カンクンである程度まともな日本料理を提供するYamamotoレストランでの経験者は居るの？と聞いたら厨房でもフロアーでも皆無！・・さもありなん！
Hyattさん少し考えてよ。

此処の海の美しさはやはり別格です。

子供が居ないので手前のプールでバレーボールをしていた集団以外では、比較的皆静かに水に浸っているかプールサイドで日光浴。

残念ながらスペシャリティ・レストランは全て期待外れ！Fiesta Americanaのアルゼンチン料理とイタリアンの方が遥かに上等です。
しかしこのメインダイニングのレストランの提供するサービスと料理、選択肢はFiesta Americanaよりもずっと優れていました。
特に目の前で肉、魚のローストやグリル、或いはパスタを茹でてくれるのは手間が掛かりますが秀逸です。

ロビーバーでのお酒の選択肢はスコッチ、バーボン等はまあまあでしたがテキーラの優良銘柄が少ない。
やはり米国人比率が影響しているようだ。
此処では9割近くが米国人、Fiesta Americanaでは精々半分くらい。
どうしても米国人向けの選択になる。米国人はテキーラをストレートで飲む人はほぼ皆無で大体カクテルにするのでAnejoの良いテキーラは不要らしい。

ランチを食べたカリビアン料理のPelicanos。
セビーチェ、エビのカクテル共に駄目！
前回のFiesta Americanaの昼食で食べたセビーチェと見比べて頂きたい！
https://4travel.jp/travelogue/11647368
やはり米国人が多いと料理に手を抜くようになるのだろうか？全然美味しくない。
料理しているメキシコ人はどう考えているのだろう？

正午過ぎ、太陽が真上にある頃の海の色が一番綺麗です。

空を舞うグンカンドリ！喉元に赤いポイント！

部屋から青いカリブ海を眺めながら終日ダラダラと過ごす。

これ！ジャクージにお湯を溜めた処。
かなり暖かいお湯を張ったにも関わらず湯気が見えないのは周りの気温が高く湿度も高いから。
バスソルトを入れてカリブ海を眺めながらユッタリと浸かるのは天国です！
ジャクージのスイッチを入れると音が煩くなるのと、体が熱くなりすぎるのでスイッチは入れずに静かに浸るのが正解！

昼食。野菜サラダをタップリ。

昼食からリブアイのステーキ！柔らかい！
その他サーモン、スズキのグリルなどお好みで。
その他料理の選択肢はかなり多いです。

デザートの質についてはFiesta Americanaと比較して絶対的に此方が上です。
デザートではHyattの矜持を見せました！

本来はブッフェスタイルなのだろうが、今は全てスタッフに頼んで調理又は取り分けてもらうスタイルになっている。

ラグーン側の素晴らしい夕焼け。

カリブ海側のプールサイドにも明かりが灯り始めます。

翌朝のカリブ海、

最後の晩の夕日。

明日は昼前に空港へ向かいます。
往復の飛行機内では前回同様、マスク2重に今回はファイスガードもして徹底防護の上、消毒用アルコールスプレーガンガン使いました。

この旅行記へのコメント （3）

• ふらどくさん 2021/03/25 20:06:32

  カンクン

  ご無沙汰しています。
  カリブ海きれいですね。
  ホテルのテラスから１日海を眺めていたい気分です。
  良い写真をありがとうございます。

  polodaddyさん からの返信 2021/03/26 06:19:32

  Re: カンクン

  お元気でしたか？
  ほーんっとテラスから眺めているだけで心が和みましたよー。
  次のターゲットは日本への一時帰国なんですが、PCR検査陰性証明で入国して成田で再度抗原検査して陰性確認した上で又2週間東京近辺で自主隔離しなければならない我々は国内の普通の人よりもよっぽど「安全」な筈ですが地方へ行くと白い目で見る「自粛警察」がウロウロしているらしくて、ホント日本は怖い怖い！
  知り合いの四国に実家がある人は「東京から来たらもう2週間隔離ね！」と云われてキレたそうです。
  

  ふらどくさん からの返信 2021/03/29 23:36:08

  Re: カンクン

  レスポンスをありがとうございます。
  お蔭様で、何とか無事に過ごしております。
  首都圏の競馬場も今週末から観客を入れるので、ライブで馬を見られるのを楽しみにしています。制限はありますが、牧場も見学開始のようです。でも北海道に行けるのかどうか・・・
  
  日本に一時帰国は、大変ですね。友人が欧州から帰って来た時に、ホテルでの隔離は大変で、ストレスフル！と言っていました。別な友人に聞くと、ビジネスで中国に行く人の話を聞くと、隔離の状況が厳しく、もっと大変なようです。日本の自主隔離は、まだゆるい感じがするそうです。どちらにしても大変ですが。ご帰国される時は、色々とお気を付け下さい。